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アゼルバイジャン

アゼルバイジャン AZERBAIJAN

新旧の魅力に包まれた、発展し続ける国

アゼルバイジャンはカスピ海に面した小さな国です。世界最古の文明のひとつにも数えられ、ゾロアスター教とキリスト教、そしてイスラム教が出会った国でもあります。首都バクーは歴史的建造物が残る異国情緒漂う旧市街と、近未来的な現代建築が点在した新旧の魅力に包まれています。かつてシルクロードの要所として栄えたこの国に残るキャラバンサライ(隊商宿)や、旅人の無事を祈る言葉が綴られたシェマハ門などが旅情を誘います。

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Reccomend SPOT アゼルバイジャン旅行のおすすめ観光スポット・ツアー

CAPITAL BAKU

バクー、中世の町並みと融合する斬新なモダン建築

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01

コーカサス3国の中で唯一のイスラム教国アゼルバイジャン。首都バクーの旧市街には細い路地を歩いてモスクやミナレットが姿を見せてくれます。中でもシルヴァンシャフ宮殿とバクーのシンボル乙女の望楼は世界遺産に指定されています。近郊の見どころは拝火教寺院や天然ガスが燃え続けている炎の山ヤナル・ダグなど。かたやバクーで見逃せないのが近代建築です。カスピ海で採れる石油で潤うお国柄、斬新で美しい建築物が次々に登場して中世の建物との不思議な融合を見せています。新市街に聳え立つビル群も、現在建設中のビルもまるでドバイのよう。でも旧市街はそのまま時間が止まったような世界。そんな新旧の融合こそこの町の魅力なのです。

WORLD HERITAGE BAKU OLD TOWN

バクー旧市街は世界遺産

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「風の町」という意味を持つ港町バクーの旧市街には、シルヴァンシャー宮殿や乙女の塔、殉教者の小路など見どころがいっぱいあり、世界遺産に指定されています。また見逃せないのが国立絨毯博物館です。中世の時代から現在までアゼルバイジャンの国中で織られたさまざまな技法の絨毯が6000枚近くも展示されていて壮観です。またバクーの近郊には、ゾロアスター教(拝火教)の聖地に訪れるアレンジ手配も可能です。拝火教は火を崇める宗教なので、この地にはいつも火が燃え続け、決して消えることがないように守られているのです。

RURAL TOWN SHEKI

アゼルバイジャンの美しき田舎町シェキ

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シェキはシルクロードの中継地として栄えたコーカサス山脈を望む町です。ここの最大の見所は2つあります。1つ目は現在ホテルとしても利用されているコーカサス最大の隊商宿であった「キャラバンサライ」。中庭を囲むように造られた客室、沢山のアーチ型がとても印象的な建物です。ここはまるで時間が止まったような場所でかつての歴史をそのままに感じることができます。2つ目はかつてシェキを支配した「シェキ・ハーンの夏の宮殿」。木を使って細工された飾り窓と、ベネチアングラスと木を使ったパズルのような窓。内部に入ると花の描き方が特に美しいフレスコ画とガラス窓の光が独特な空間を作り出しています。

ANCIENT CITY OF SHEMAHA

アゼルバイジャンの静かなる古都シェマハ

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首都バクーから約110キロのところにある、かつてシルヴァン朝時代に都であったシェマハ。ここには西暦743年に建てられたジュマ・モスクがあります。長い歴史の中で天災の被害や、アルメニア人による紛争の中でモスクは燃やされてしまうという悲しい歴史がありますが、現在は2013年に再建され静かに佇んでいます。またシェマハの街を見下ろす丘の上には、7つの墓と呼ばれるシルヴァン王朝シェキ・ハーンの家系の墓所があります。ドーム型の霊廟と墓地から成っています。残念ながらここもアルメニア軍の攻撃によりドームは3つしか残っていません。でもドームの中に残る墓石の墓標には男性の権力など時代の片鱗を感じることができます。

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Knowledge アゼルバイジャンを知る

基本情報

首都
バクー
言語
アゼルバイジャン語。英語はホテルや観光地では通じやすいです。
宗教
イスラム教、ロシア正教
時差
日本との時差は-5時間(日本が正午のとき、アゼルバイジャンは7:00)
通貨・両替
通貨単位はマナト(Manat)。補助単位はケピックがあり、100ケピックが1マナトです。1マナトは約65円です。日本からはアメリカドルかユーロを持って行き、現地空港や市内銀行等で両替できます。クレジットカードはビザとマスターなら多くのお店で使用可能です。物価は日本と比較して全般的に安めになっています。
物価・チップ
基本的にチップの習慣はありませんが、高級なレストランでは要求されることもあります。個人的に特別なサービスを受けた場合や、感謝の気持ちでチップを渡す場合には、ホテルのポーターへは1ドル程度、送迎ドライバーには1日10ドル程度も渡せば良いでしょう。500mlのミネラルウォーターが約65円、フードコートの食事が約500円、お酒も日本より安い事が多いです。
気候・ベストシーズン
首都バクーをはじめ、カスピ海沿岸は、乾燥した気候で雨が少ないです。強風の日が多く、バクーはペルシャ語の意味から「風の町」の異名があります。夏は最高気温が40℃近くになる事もありますが、夜は冷え込むこともあり、羽織るものがあると便利です。冬はあまり厳しい寒さになりません。ベストシーズンは4~10月頃です。
服装・マナー
基本的には日本と同じ時期くらいの服装で対応できます。強風や朝晩の冷え込み対策に上着があると良いでしょう。イスラムの国である事や、写真撮影禁止地域があり、宗教面でのトラブルを避ける為にも撮影前に確認をとる事などに気を配りましょう。交通マナーもあまり良くなく、歩行者優先の考えが無いため、外出時は車に充分気を付けるようにしましょう。
治安
治安は比較的良好で、安心して旅行ができます。しかし、スリや置き引き等の軽犯罪はどこの国でもおこりえるため、貴重品には気を付けるなど、基本的な注意は欠かさずにしたいところです。夜の単独での不要な外出もできるだけ避ける方が無難です。アルメニアとの国境付近やアルメニアの占領地域は情勢が不安定なため、渡航の際には最新の情報を確認するようにしてください。
病気
特に気を付けるべき病気は見当たりませんが、慣れない土地であることや寒暖の差を考慮して体調を整え、無理のない範囲で観光を楽しみましょう。水道水は飲まずに、ミネラルウォーターを購入して下さい。頭痛薬や下痢止めなど、飲み慣れた常備薬を日本から持って行く様にして下さい。万が一、現地で病気になってしまった場合に備え、日本出発前に海外旅行保険に必ず加入しておきましょう。
食事
アゼルバイジャン料理はイランやトルコ料理に似て、日本人の口に合いやすいです。主食には釜で焼くナンに似た円盤状のチョレーチと呼ばれるパンが食べられます。プロフというピラフもよく見られます。羊肉とひよこ豆のスープ・ピティや、米と肉団子、ヨーグルト、ほうれん草のスープ・ドーヴァも人気です。香草を様々な料理に使うことが特徴です。フードコートでは日本食や中華もあります。
飲み物
イスラム教国ですが、レストランやバーなどでビールやワインも気軽に飲むことが出来ますし、スーパーでも購入できます。特産物であるワインは1本約330円と、日本に比べて破格に安い値段で手に入ります。ビールで一番人気がある「XIRDALAN」は、あっさりとしながらもコクのあるビールです。カフェでは名物のチャイがよく飲まれています。

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