Country

ブルガリア

ブルガリア BULGARIA

他国からの干渉により
独自の文化を育んだ国

この国は常に異民族からの干渉を受け、オスマントルコには14世紀後半からおよそ500年間も支配され続けていました。山奥の僧院や岩窟教会が今も多く残っているのは、そのような歴史的背景が大きく影響しています。より現地の人たちとの触れ合いを楽しみたいという方は、民宿に泊まり、家庭料理の講習を受けることができます。静かで美しいバルカン半島の田舎町に滞在し、彼らの生活文化をより深く、理解することができるでしょう。

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ブルガリア BULGARIA

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Reccomend SPOT ブルガリア旅行のおすすめ観光スポット・ツアー

VELIKO TARNOVO

バルカンの古都
ヴェリコ・タルノボ

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01

バルカン山脈の東部に位置する古都ヴェリコ・タルノボは、町を蛇行する川といくつもの丘の緑に彩られた、自然美に満ちた地方都市です。旧市街の古い町並みの美しさには息を呑むほどで、東欧でも指折りの情緒溢れる町なのです。中世のような赤レンガ色の瓦屋根が密集した風景が緑の中で独特の風景を生み出しています。石畳の小道を散策していると、宗教画イコンが飾られた古い教会や、美術館、博物館などが見つかります。

PLOVDIV

古い歴史が残るブルガリア第2の都市 プロブディフ

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ブルガリア中部のトラキア平原に位置するプロブディフ。長い波乱に飛んだ歴史が、この町にさまざまな遺産を残しています。旧市街の断崖に位置するローマ円形劇場跡は壮大で必見。また緑色の鐘楼が目を引く聖コンスタンティン・エレナ教会は、中に入ると花や鳥の壁画で飾られ、美しいイコンも貼り巡らされています。街中ではこの地方独特の2階3階が張り出したユニークな木骨組みの家が印象的です。

SOFIA

高原にある歴史ある首都
ソフィア

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03

周囲を山々に囲まれた標高550mの高原都市ソフィア。ブルガリア正教会やロシア正教会をはじめ、数多くの教会や美術館、博物館などが町中に点在しています。12ものドームと収容人員5,000人規模の大きさから成るアレクサンダル・ネフスキー寺院は、バルカン半島最大にして最も美しい寺院といわれています。またブルガリア正教の総本山である世界遺産のリラの僧院も必見のスポットです。

RILA MONASTERY

ブルガリアのシンボル
リラの僧院

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標高1147mの山奥に突如として現れるリラの僧院。総面積8800ヘクタールの敷地に立つ、ブルガリア正教の総本山で、これほど辺鄙な場所にあっても、長い間宗教や文化の中心であり、ブルガリア人の誇りであり続けてきたのです。中心的な建物である聖母聖堂は、その外部と内部が全部で1200ものフレスコ画で埋め尽くされているのが壮観。2階部分の回廊を歩いて回ると、さまざまな角度から僧院の姿を堪能でき、その姿は限りなく神聖で、いくら眺めても飽きることがないほど魅力的です。

RUSE

ルーマニアとの国境の街
ルセ

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ルーマニアとブルガリアの国境をなすドナウ川。その岸辺に広がるドナウ平原地方の歴史ある町ルセ。かつてからオーストリアやルーマニア、ハンガリーと交流があったため、各国の影響を受けた独特の優美な街並みが広がります。また、世界遺産に指定されているイヴァノヴォ岩窟教会も見どころのひとつで、中世時代に描かれたといわれているフレスコ画は必見です。

ROSE VALLEY KAZANLAK

甘い香りに包まれる
バラの谷カザンラク

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ブルガリアでは、ヨーグルトと並んでバラの生産が有名だということはご存知でしょうか。実は、世界のバラ香水生産の70%をブルガリアが占めているのです。バラの生産をしているのが、バルカン山脈の南にある「バラの谷」。その中でも一番大きな町がカザンラクで、バラの栽培は300年以上も前から行われていました。毎年5月になると、この地域一帯バラの花が開き、甘い香りに包まれます。ただし、バラの花は気温があがると香りがなくなるため、朝の日が上がる前には摘み取られてしまいます。香水、石鹸、クリームなどの化粧品に使われるローズオイルだけではなく、芳しいジャム、リキュールや酒(ラキヤ)等様々なバラ製品が売られています。

PICTURESQUE TOWN KOPRIVSHTITSA

町全体が美術館!のどかで絵になる
コプリフシティツァ

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ブルガリアで最初に「美術館都市」宣言をした町、コプリフシティツァ。石畳の道に赤い瓦屋根の民家が並び、のんびりとした雰囲気が漂います。そこにはバロック様式と民族復興様式が融合した屋敷がたくさん保存されています。ハウスミュージアムめぐりの形で一般公開されているお家は6軒で、共通券を利用して見学できるようになっています。中には住居として使われているお屋敷もあり、運が良ければお庭や家の中を案内してもらえることも。かつてこのエリアは商業が盛んで、租税の免除により裕福な商人が多く、競って豪華なお屋敷を建てたそう。そんな素敵なお屋敷にうっとりし、町を歩いているだけで時間を忘れてしまいそうになります。

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基本情報

首都
ソフィア
言語
ブルガリア語。ホテルやレストランでは、英語も比較的通じます。
宗教
ブルガリア正教
時差
日本との時差は-7時間 ※サマータイム時-6時間 (日本が正午のとき、ブルガリアは午前5時) 
通貨・両替
通貨単位はレフ。複数形はレヴァです。日本円からは両替できる場所が限られているため、ユーロを持参することをおすすめします。クレジットカードも流通していますが、利用できるところは多くはないため注意が必要です。
物価・チップ
物価は日本と比べると安いです。コース料理のあるレストランで夕食を食べても3000円、カフェでコーヒーを頼んで50円ほどです。チップの習慣があるため、タクシーではおつりの小銭をチップとし、レストランでは料金の10%程度を上乗せして渡しましょう。
気候・ベストシーズン
日本と同様に四季があります。ベストシーズンは春から秋です。特に5月~6月は、ブルガリア最大のお祭りである「バラ祭り」を始め、各地で様々な催し物が開かれます。ただし、国土を横断するバルカン山脈の以北と以南で気候が異なります。以北は冬の寒さが厳しく夏は高温多湿、以南は温暖多湿な気候です。
服装・マナー
軍事施設はもちろん、多くの教会や、僧院内も写真撮影が禁止されています。現地の人を撮影する際は、承諾を得てから撮影する方がよいでしょう。
治安
首都ソフィアの他、北部の国境地域、観光客の多いヴァルナなどでは、犯罪が多発しており注意が必要です。スリや置き引きに注意し、親しげに声をかけてくる人にも注意してください。また、法外な料金を請求してくるタクシーもあります。流しのタクシーは利用せず、予めホテルなどで予約をしたタクシーを利用するように心掛けることが大切です。
病気
水道管が老朽化しており、水道水を飲むことは推奨されていません。ミネラルウォーターを購入してください。また、衛生管理を徹底していない飲食店もあるため、生ものは避け、熱の通ったものを食べるようにしましょう。常備薬はもちろん、整腸剤や頭痛薬などもあれば安心です。
食事
トルコやギリシャの影響を受けています。ただ、チーズやヨーグルトを多用する料理が多いのはブルガリアならではでしょう。有名な料理は羊のチーズのかかったサラダ「ショプスカ」や、ヨーグルトのスープ「タラトゥール」です。屋台にある「ケバブチェ」はひき肉の炭火焼きです。首都ソフィアには日本料理店や中華料理店もあります。
飲み物
ワインが有名ですが、ブルガリアならではというお酒だと「ラキヤ」があります。スモモなどの果実で造った蒸留酒で、国民酒とも言われます。アルコール度数は40度~60度と、かなり高いです。食前酒としてよく飲まれ、ブルガリアの男性たちはサラダをつまみにしながらラキヤを楽しみます。
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