エストニア ESTONIA
歴史的街並みの中に人々の生活が息づく、美しい国
エストニアの一番の見所はヨーロッパ文化首都に指定されているエストニアの首都・タリンです。かつて閉ざされたソ連の一地方都市だった時代は遠く去り、北欧に開かれたバルトの窓となったタリン旧市街は明るい空気に満ち溢れています。800年の歴史が今も息づき、石畳の通りの両脇に中世と変わらぬ建物が軒を連ねています。おとぎの国に入り込んだような中世の街並みに出会いに行ってみては?
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エストニア ESTONIA
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TALLINN
童話の町のような中世都市タリン
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01
タリンはエストニア語で「デンマーク人の城」を意味し、旧市街は主にドイツ商人が築いた町でハンザ同盟の都市として発展しました。ぐるりと城壁に囲まれ、石畳の街並みは丸1日あれば見どころは周れる小さな町ですが、歩けば歩くほど細い路地や階段があり新しい発見が沢山あります。伝統的な模様を使用した布製品や陶器などの可愛い雑貨に出会えるメルヘンタウンです。
KIHNU ISLAND
暮らしそのものが世界遺産
伝統に生きるキフヌ島の人々
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02
幸せのスカートが舞うバルト海のキフヌ島。島には600人ほどの人々が住み、女性はいまだに伝統的な模様の赤いスカートを履いて暮らしています。歌や踊り、手工芸など、本土ではすでに失われた生活文化が残っています。長期間海に出かける男たちの代わり社会と家庭の役割を担うようになった女性たちは、日々の仕事に勤しむ一方で体調によって履き分ける赤いスカートが独自の文化を彩るようになったのです。こうした伝統的な暮らしを営むキフヌの人々の暮らしそのものが世界遺産に指定されているのです。
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基本情報
- 首都
- タリン
- 言語
- エストニア語。英語は若者を中心に話せる人が多く、ホテルやレストランなどでも通用します。
- 宗教
- キリスト教
- 時差
- 日本との時差は-7時間 ※サマータイム時-6時間 (日本が正午のとき、タリンは05:00)
- 通貨・両替
- 通貨単位はユーロ(€)またはEURと表示されています。ユーロは日本で両替していくと便利です。クレジットカード(特にVISA、MASTER)はほとんどのレストランやカフェ、ショップに加えて、トラムなどでも幅広く利用されています。1枚以上は持っていき、現金と上手く使い分けるのが良いでしょう。AMEX、JCB等は使える場所が限られています。
- 物価・チップ
- 物価はヨーロッパの中でも少し安めです。そのため日本での金銭感覚と大きくは変わりません。例えば水1.5リットルのペットボトルが約0.8ユーロ(100円程度)、ランチセットは約8ユーロ(1,000円程度)です。チップの習慣はありませんが観光地では受け入れられつつあります。カフェなどで食事をしたときに+1ユーロほどで端数が出ないように支払うとスマートです。
- 気候・ベストシーズン
- 四季はありますが春と秋が短く冬が長いのが特徴です。夏季の日中は過ごしやすいですが、朝晩は冷え込みますので羽織るものが必要です。白夜の影響で夏至の時期は23:00頃まで明るいです。天候が変わりやすいので雨具を持ち歩きましょう。一方冬季は緯度の割には寒くありませんが、それでも平均気温-5℃、時には-20℃程まで下がることがあります。16:00頃には暗くなります。
- 服装・マナー
- 夏季の日中は20℃前後と快適で過ごしやすいですが、朝晩は冷え込みますので羽織るものを持っていきましょう。また、天候が変わりやすいので折りたたみ傘や雨具を持ち歩くと安心です。冬季は平均気温が氷点下となりますので防寒対策はきちんとしていきましょう。1~3月は積雪で覆われますので、靴の選択にも注意が必要です。
- 治安
- 治安は比較的良いですが駅や公園周辺は気をつけてください。夜間に一人で出歩かない、人通りの少ないところを通らない、貴重品の管理を怠らないなど最低限の注意は必要です。ひったくりやスリに狙われないよう注意しましょう。街中や駅、バスターミナルにある公衆トイレはほとんどが有料です。紙が設置されていないところもありますので、使用する際には気をつけましょう。
- 病気
- 特別気をつけなければならないような風土病はありませんが、長距離の移動や旅の疲れなどで体調を崩す場合があります。念のため常備薬を持っていくと安心です。また、森に生息するダニの中にダニ脳炎やライム病のウイルスを持っているものが稀にいます。ハイキング等で森林に入る場合は、長そで長ズボンを着用するなどして肌を露出せず、咬まれないように注意しましょう。
- 食事
- バルト三国の主食といえばライ麦パンとジャガイモで、スープや肉料理によく合います。エストニアを訪れた時に食べたいのがVerivorst(血のソーセージ)とSültと呼ばれる豚のかかとが入った煮こごりのゼリーです。また、レストランやカフェではドイツやロシアの影響を受けたソーセージや揚げた肉、グリルチキン、スープなどの料理をよく見かけます。
- 飲み物
- 水道水はそのまま飲めるくらいの品質に向上していますが、かなり硬度の高い硬水です。また、河川や海洋の汚染、古い水道管からの錆など問題がないわけではありませんので、飲料水としてはミネラルウォーターをおすすめします。ペットボトルのミネラルウォーターは炭酸ガス入りとそうでないものが売られていますので、購入の際は誤って買わないように注意しましょう。