セルビア SERBIA
激動の時代を乗り越え、活気と魅力に満ちた国
長く悲惨な民族紛争の末に、いくつもの国々に分裂しやっと落ち着きを見せる旧ユーゴスラビアの国々。その本家のユーゴスラビアの首都・べグラードを現在、首都としている国がセルビアなのです。美しいベオグラードの町を取り囲むように流れるドナウ川とサヴァ川の合流点に位置し、バルカン半島の中でも交通の要衝として栄えてきました。町中にはバロック風のセルビア正教大聖堂や、東方正教会の中では世界一の規模とされるセルビア正教の中心的教会のサヴァ教会が迫力ある姿を見せています。
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ABOLI JABARO
絶景、悪魔の町アボリジャバロ
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セルビア南東部ラダン山の斜面にある、岩が搭状に202本も林立している景勝地です。アボリジャバロとはセルビア語で「悪魔の町」という意味で、尖塔上の奇岩が広がる様にまるで悪魔の住むところのようなところから、このうな名前が付けられ、「世界の自然七不思議」の候補にもなりました。岩の高さは2メートルのものから15メートル、根元の直径は4~6メートルほどと大小まちまちです。数千年前に火山の激しい噴火活動があり、火山灰などの柔らかい土が積もり、雨などの浸食により形成されたようです。「赤の煮え湯」「悪魔の水」と呼ばれる、2つのとても強い炭酸の湧き水も出ており、周辺には温泉もあります。
CAPITAL BELGRADE
二つの川の合流点、バルカン半島の要衝、セルビアの首都ベオグラード
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かつてはユーゴスラビアの首都として知られるベオグラード。今ではいくつもの国々に分断されたその中の、セルビアの首都なのです。町を取り囲むように流れるドナウ川とサヴァ川の合流点に位置し、バルカン半島の中でも交通の要衝として栄えてきました。かつてはオスマントルコの勢力下にあったため、トルコ風の町並みだったベオグラード。第2次セルビア蜂起の立役者ミロシュ公が、後に都市計画によってヨーロッパ風の町並みに変貌させたのです。町中にはバロック風のセルビア正教大聖堂や、東方正教会の中では世界一の規模があるとされるセルビア正教の中心的教会であるサヴァ教会が、迫力ある姿を見せています。
THE HISTORIC TOWN OF NIS
952個のガイコツでできた塔にびっくり!歴史ある町ニシュ
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バルカン半島最古の町のひとつであるニシュは、最初のキリスト教徒のローマ皇帝コンスタンティヌス1世の生誕地として有名ですが、セルビア人軍勢が始めてオスマン帝国に対して蜂起した「チェガルの戦い」があった歴史的に重要な場所でもあります。1809年、トルコからの解放を目指した蜂起の中、チェガル丘で1万人のトルコ軍に対し3千人で戦いに挑みました。トルコ軍はオスマン・トルコの圧制に反旗を翻した反乱軍を容赦なく惨殺し、後世への見せしめのため、なんと反乱軍の頭蓋骨952個で塔を築かせました。その塔は「チェレ・クラ(ガイコツの塔)」と呼ばれ、ニシュの町はずれに今も残っています。
MOKRA GORA PRESERVED RAILWAY
モクラ・ゴラの保存鉄道、蒸気機関車体験が楽しい!
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セルビアの町モクラ・ゴラはボスニアとの国境に近い町。保存鉄道である「シャルガンスカ・オスミッツァー鉄道」の発着地です。木製でアンティックなムード漂う車両の蒸気機関車は鉄道ファンならずとも要体験です。木の硬い椅子は座り心地がいいとはいえないものの、のどかな田舎の風景が続き、緑の絨毯に白いアンズの花をはじめ色とりどりの花が咲く2時間半の車窓風景はとても癒される時間です。その名のオスミッツァは数字の8を意味するだけあって、起伏の激しい線路が8の字の形に続いていくのが特徴的。途中30分間停車するJATAPEの駅は小さな滝を見学したり、可愛い蒸気機関車を背景に記念撮影をしたりするのに最適な場所です。
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基本情報
- 首都
- ベオグラード
- 言語
- セルビア語(文字はキリル文字とラテン文字)。都市部であれば英語もたいてい通じます。
- 宗教
- セルビア正教、キリスト教、イスラム教
- 時差
- 日本との時差は-8時間。※サマータイム時は-7時間。 (日本が正午のとき、セルビアは4:00)
- 通貨・両替
- 通貨単位はディナール(RSD)。補助通貨はパラ。1ディナール=100パラ。日本円からディナールへの両替は都市部の大きな銀行などでない限りはできないので、日本からユーロを持参し、ユーロからディナールへ両替するのが一般的です。イギリスポンドやアメリカドルからの両替も可能です。
- 物価・チップ
- ヨーロッパの中では物価が安く、ミネラルウォーターは500mlで50RSD(約50円)ほど、フードコートの食事は300RSD(約300円)前後です。チップは必須ではありませんが、良いサービスを受けたら渡すと良いでしょう。レストランなら合計金額の10%程、枕元には80RSD程が目安です。また、ガイドさんへのチップは1日20ユーロが目安です。
- 気候・ベストシーズン
- 大陸性気候に属しており、セルビアは山がちなので標高の高い町が多いです。このような地域では、特に季節の変わり目の春と秋には朝晩に急激に冷え込むことがあるので特に注意が必要です。日本と同じように四季があります。夏でも、重ね着できる服を持っていったほうがよいでしょう。冬は厳しい寒さになるので完全防寒が必要です。雪も多くスキーも楽しめます。
- 服装・マナー
- 都心部でも石畳や舗装されていない道があるので、ヒールの高い靴では苦労します。歩きやすい靴を選びましょう。水はけが悪い道が多く、雨が降るとぬかるむ場所が多いので、防水性のある靴をおすすめします。冬は雪が降る地域があり、道も凍結することがあるので、冬に行くなら暖かい服装と滑りにくい靴だと動きやすいです。
- 治安
- 旧ユーゴスラビアの内戦のイメージが強いですが、現在の治安は悪くなく、落ち着いた国です。ただし、観光地や繁華街など人の集まる場所では置き引きやスリ、ひったくりの被害が増えています。貴重品の管理には十分注意しましょう。夜の一人歩きは避けることをおすすめします。また、車の運転マナーが悪いので、道を渡る時やバス・トラム乗車時の急ブレーキには注意しましょう。
- 病気
- 都市部であれば医療水準は低くはありませんが、地方では建物や設備の老朽化が進んでいます。治療のために地方から都市部の病院に移動するとなると、高額な費用がかかる可能性があるので、十分な保障のある海外旅行保険に加入しておきましょう。また、都市部であれば水道水も飲めますが、慣れない硬水で体調を崩す場合もあります。安価で購入できるミネラルウォーターがおすすめです。
- 食事
- セルビア料理は、周辺のトルコやギリシャ、ハンガリーなどの影響を受け、様々な食文化が混在しています。内陸国のため、魚介類ではなく肉料理が多く、特に豚肉が良く使われます。物価も安いので、10ユーロもあればボリューミーな肉料理をおなかいっぱい食べられます。また乳製品も豊富で、ヨーグルトやチーズの他、カイマックというミルクから分離したクリームが有名です。
- 飲み物
- セルビアの国民的なお酒に、プラムや桃などの果物やハチミツを発酵させて作ったラキヤと呼ばれる蒸留酒があります。アルコールは40%前後、高いものでは60%にもなるので、ショットグラスなど少量で飲みます。また、ローマ帝国時代から盛んに製造されてきたワインも有名です。ぜひ現地で味わってみましょう。