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スーダン

スーダン SUDAN

広大な砂漠と古代文明の遺跡をもつ、魅惑の国

スーダンは地中海エリアおよびアラブ世界とアフリカを結ぶ十字路として栄えた国です。エジプトの影響を脱しブラックアフリカ的な文化を強めた国で、2つのナイル河(青ナイルと白ナイル)が合流する政治・経済の中心であるハルツームをはじめ、なんと言っても見所はバユダ及びヌビア砂漠が広がる北部スーダンの古代文明の遺跡群です。メロエやカリマを中心にエジプトとは異なった独特のシャープなピラミッドが印象的です。

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基本情報

首都
ハルツーム
言語
アラビア語、英語。
宗教
イスラム教、伝統宗教。
時差
日本との時差は-7時間(日本が正午のとき、スーダンは5:00)
通貨・両替
通貨単位はスーダンポンド。持参通貨は米ドルまたユーロの現金が便利です。田舎の町などでは米ドルの現金もそのまま使用できます(ただし、小額紙幣が必要)。基本的に日本円からの両替はできません。高級ホテル、航空会社、空港、土産物屋など含め、スーダン国内でのクレジットカードの使用は一切できないので、利用する分プラスアルファの現金持参が必要です。
物価・チップ
日本に比べて物価の安い国にはなりますが、インフレが急激に加速している為、価格が年々上がっており、特に食料、衣料や交通費が高騰しているので、旅行者にも影響があります。庶民的なレストランでの食事が1食400円程度。水が1.5ℓで60円程度になります。 チップの習慣があります。ガイドさんには1日につき15~20米ドル程度を最終日にまとめて渡すのが良いでしょう。
気候・ベストシーズン
四季はなく、ハルツームより以北は砂漠気候でとても乾燥しており、朝晩の寒暖の差が大きいです。季節によりはっきりとした違いがあり、冬の気温は夜間には4℃位まで下がります。逆に、夏の気温は40℃以上になる事も多く、暑さを実感します。赤道に近くなる南部は湿度も高くなり、年平均気温で29℃にもなり、年間降水量は、1000mmを超えます。
服装・マナー
服装は暑さ対策だけではなく、強い日差しを避けるための帽子・サングラス・日焼け止めなどが必需品であるとともに、朝晩の冷え込みに備え、厚手のセーターやフリースなども持参する必要があります。スーダンは厳格なイスラム教国のため、半ズボンやミニスカート、ノースリーブなどの極端に肌を露出した服装はお控えください。
治安
首都ハルツームを始め、北部の砂漠地帯は比較的問題なく旅行ができます。南西部は外務省が高い危険度情報を発令している地域が多いため、観光旅行には適していません。北部でも、スリや強盗には備えて車に乗る際は、タクシーを含め必ずドアロックをし、窓を閉めて、不必要な貴重品は携帯せず、荷物には常に注意を払うようにしましょう。
病気
北西部の地域に黄熱病が流行していることもあり、黄熱病の予防接種をお薦めします。衛生状態が悪く、コレラ等感染症も多いので、衛生管理を徹底するように心がけましょう。 スーダン国内で治療が困難な場合、近隣の医療先進国へ緊急搬送する必要が生じます。海外旅行傷害保険に必ず加入するとともに、その限度額を、医療搬送を充分にカバーできる額に設定することを強くお勧めします。
食事
スーダンでも近年はパン食が多く浸透していますが、伝統的な主食には、きびの一種の「ソルガム」と呼ばれる雑穀を粉にして、水に溶き、クレープのように薄く焼いて作られる「キスラ」や、ソルガム粉を溶いて餅のようにして、火を加えて、型に入れて形成する「アシーダ」などがあり、焼いた肉の「ケバブ」、仔羊の肉入りスープの「ショルバ」などのおかずと共にいただきます。
飲み物
クローブなどのスパイスをきかせたアラビアコーヒーの「ガハア」や、お茶「チャイ」がよく飲まれています。酒類の持込みはこれまで禁止されていましたが、2020年7月に法改正が行われイスラム教徒以外の飲酒が認められることとなったため、持込みも認められることになりました。しかし空港当局に対して正式に通達されるまでに時間を要する国の為、酒類の持込みはお控えください。

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