Tour Special Feature.
トルコの南、地中海に浮かぶキプロス島。美しい自然と先史時代からの歴史を持つ島ですが、実はその歴史的背景から「キプロス」と「北キプロス」では全く異なる文化を持ちます。同じ島でありながら国境を越えるとそこはもう別世界!
町全体が世界遺産のパフォスや、世界遺産のキッコー修道院、地中海を臨むビーチリゾートなど、さまざまな魅力を併せ持つ両国。未知の国キプロス&北キプロスは観光資源の宝庫とも言える国なのです!
町全体が世界遺産のパフォスや、世界遺産のキッコー修道院、地中海を臨むビーチリゾートなど、さまざまな魅力を併せ持つ両国。未知の国キプロス&北キプロスは観光資源の宝庫とも言える国なのです!
CONTENTS
キプロス・北キプロス特集
1
キプロス・北キプロスについて
キプロスと北キプロス
地中海にある四国の半分ほどの面積を持つこの島ですが、北と南で全く異なる文化を持ちます。実は北キプロスを国として認めているのはトルコのみ。トルコの後ろ盾でキプロス島の北半分を「北キプロス・トルコ共和国」として独立をさせた北キプロスですが、結局今でもトルコ以外からの国家承認は得られないままなのです。現在は停戦中で行き来が自由になった両国。せっかくならそれぞれの違いを楽しみながら周遊するツアーがオススメです。
キプロスと北キプロスの違い
オスマン帝国の影響を強く受けた北キプロスは、今でも当時の名残でトルコ系の住民が多く、一方キプロス側にはギリシャ系住民が暮らしています。そんな歴史的背景もあって両国は同じ島にありながら言葉や文化、宗教、そして通貨にいたるまで異なります。しかしながら料理に関しては、それぞれギリシャ料理とトルコ料理で違いがありますが、同じ地中海料理で共通点も多いです。またオリーブも両国で採れるほか、ワインの生産も盛んなのです。
アクセス
キプロス政府は北キプロスの空港や港を経由してキプロスへ入国することを違法としているため、旅行者はまずキプロス側に降り立つことになります。世界中から国家として承認され、各地から国際線が出ているキプロスに対し、国家として認められていない北キプロスからはターキッシュエアラインズしか飛んでいません。またキプロスから北キプロスへと渡る際は、国境に数か所のチェックポイントがあってパスポートの提示を求められます。
ベストシーズン
地中海性気候に属するキプロス島は年間を通して晴れの日が多く、四季もあります。日本の九州地方と似た気温ですが冬はこちらのほうが暖かく、過ごしやすいです。一般的に5月中旬から10月中旬までが夏で、気温も高くほとんど雨が降らない、青空の広がる乾燥した日が続きます。冬は大体12月から2月くらいまで。夏は40度を超える日もあるので、キプロス島へ行くなら狙い目は春です。
出入国について
グリーンラインによって隔てられている両国ですが、特に北キプロスから入国しキプロスへ移動するのはトラブルが多いです。2国を周遊する際には、必ずキプロスで入国してから北キプロスへ移動しましょう。ただ、キプロスで入国して北キプロスへ行き、再度キプロスに戻って来る分には問題ありません。北キプロスは国際線もトルコからのみなので、日本から訪れるならキプロス側のラルナカ空港に降り立つのが一般的です。
通貨や物価
中東地域にありながら、実はEU加盟国であるキプロス。と言っても加盟しているのは南側のキプロスのみで、トルコ系の北キプロスは本国同様EUには加盟していません。そのため現在キプロスではユーロが、北キプロスではトルコリラが使用されていて、ユーロを使うキプロス側のほうが物価が高くなっています。北キプロスでもユーロは使用可能な場合がほとんどなので、旅行の際はユーロを用意して行きましょう。
言葉や宗教
トルコ系住民が暮らす北キプロスと、ギリシャ系住民が暮らすキプロス。人種が違えば環境も違うのは当然。キプロスがギリシャ正教でギリシャ語を使うのに対して、北キプロスではイスラム教が信仰され、公用語もトルコ語です。しかしその一方で、両国ともイギリス領だった歴史的背景から英語がよく通じ、意思疎通に困ることはないでしょう。同じ島にありながら北にはモスクが、南には教会が建ち並ぶ…なんともユニークな場所なのです。
2
キプロス・北キプロスでできること
キプロスと北キプロスでは街歩きをして両国の違いを楽しんだり、遺跡を訪れる旅が楽しみです。
地元の人とふれあえる料理教室もひと味違った魅力があります。
ギリシャとトルコ両方の雰囲気を楽しめる!
グリーンラインを越えるとまるで別世界!ギリシャ風のキプロスと、トルコ風の北キプロス
キプロス&北キプロス周遊ツアーでは、やはりその文化の違いを体感するのが1番の醍醐味。島の南側・キプロスではギリシャ正教の教会が立ち並び、街自体もどこかギリシャ風。一方の北キプロスでは街の至る所にモスクが点在し、空を突き抜けるようにそびえるミナレットにイスラム系の国に来たのだと実感させられます。お土産物屋を覗くとトルコランプが売られ、トルコアイスのお店まであって非常にユニーク。せっかくなら両国合わせて訪れたいですね。
地中海料理のクッキングレッスン
アットホームなプチホテルで北キプロスの名物料理「ボレック」のクッキングレッスン
北キプロスのプチホテル「ラピダガーデンホテル」はアットホームで素朴な雰囲気が魅力。敷地内に様々なハーブを栽培しており、緑に囲まれた静かな空間です。ここではママさんとの料理レッスンが可能で、キプロス名物「ボレック」を作っていきます。ボレックは鉄板で焼く平べったい挟み餃子のような料理。ミルクの入った柔らかな生地を薄く伸ばし、鉄板の上で具材を挟んでいきます。出来立てのボレックは絶品!現地の人との温かなふれあいも醍醐味です。
レースの村でお土産をGET!
レオナルド・ダ・ヴィンチも訪れたレフカラ村で伝統工芸「レフカラレース」を購入!
ヨーロッパ美しい村30選の一つにも選ばれたレフカラ村は中世の面影を残すかわいい村。伝統手芸「レフカラレース」が有名で、かのレオナルド・ダ・ヴィンチもこの村を訪れ、ミラノ大聖堂の祭壇布としてレフカラレースを持ち帰りました。「最後の晩餐」に描かれているテーブルクロスはレフカラレースだと伝えられています。その技術は今も親から子へ受け継げられ、今やこの国を代表する文化ともなり2009年にレフカラレースはユネスコ無形文化遺産にも登録されました。
世界遺産パフォスの町で遺跡を鑑賞
古都パフォスでローマ時代の遺跡や美しいビーチを楽しむ!
かつてキプロスの首都として繁栄したパフォス。この町をひと言で言い表すなら「遺跡とビーチ」という言葉が相応しいでしょう。ローマ時代のモザイク画が残るパフォス考古学公園や、要塞として活躍したパフォス城など、パフォスに点在する遺跡群。それらは歴史的価値から世界遺産にも登録されており、なんと今でも考古学的な発見が続いています。またパフォス近郊はヴィーナス生誕の伝説の地とされていて、古代より多くの巡礼者がこの地を訪れています。
フェニキア時代の港町ギルネ(北キプロス)
トルコの雰囲気が漂う北キプロスの港町ギルネでフェニキア時代の歴史を辿る
トルコ人の間で人気の高いリゾート地ギルネ。元々フェニキア時代より長い歴史の中で海上交易の要衝として栄えた場所です。まるでトルコの田舎港のような趣があるギルネは、町にケバブ屋さんがあったりどこかトルコの面影を感じずにはいられません。9世紀に建てられたキレニア城には2300年前の難破船が展示されていて、当時の地中海貿易を物語る品々に驚かされます。また高台にあるベッラパイス修道院へ行けばギルネの町と真っ青な地中海が一望の元です。
キッコー修道院
キプロスで最も有名な修道院で美しいイコンを鑑賞する
トロードスと呼ばれるキプロス中央部の山岳地帯は、世界遺産の教会が多く点在しているキプロスでも特に魅力的なエリアです。ここで外してはいけないのが、キッコー修道院の存在。何度も火事に見舞われたため現在の姿は19~20世紀にかけて建て直されたもの。世界遺産には登録されていませんが、回廊にはいくつもの美しいイコンが描かれ、巡礼者を見守ります。1番の目玉は聖ルカが描いた聖母マリアのイコン。本物は厳重に保管されているのですが、完全再現されたレプリカも必見です。
3
キプロス・北キプロスのおすすめホテル
サンレモ・ホテル San Remo Hotel
スタンダード
キプロスのラルナカ湾のビーチから徒歩5分ほどの場所にある「サンレモ・ホテル」。屋外プールやフィットネスジムなど設備も豊富でバカンスを過ごすのにピッタリです。レストランでキプロスの郷土料理を味わったり、バーでゆっくり過ごすのも良いですね。
ラピダ・ガーデン・ホテル Lapida Garden Hotel
スタンダード
北キプロス・ラプタ村のプチホテル「ラピダ・ガーデン・ホテル」。家族経営のこの宿は広いガーデンやプールもあり、何よりも温かな家族とのふれあいが感動的です。イギリスのTVや雑誌でも紹介された宿のママさん・メリエムさんの地中海料理クッキングレッスンも楽しみです。
セントラム・ホテル Centrum Hotel
スタンダード
中世の面影を残す旧市街の一角にあるホテルで、観光の拠点としても便利なロケーションです。お部屋はいたってシンプルですが木目調で温かみのある空間。モダンなつくりなので快適に過ごすことが出来ます。オープンテラスでの朝食も楽しみです。
5
キプロス・北キプロスへの旅モデルコース
[ 3CZ91 ]
モデルコースのポイント
地中海料理レッスンも!北キプロスの心温まるプチホテルに泊まる!
ギルネから海岸沿いを西へ16km行ったラプタの町にあるラピダホテル。レモンやアーモンド、オリーブの木々が植えられた広い庭のある21部屋の家族的なホテルです。ここに泊まれば、優しい北キプロスの家族と触れあい、ママさんの地中海料理のレッスンが受けられます。キプロス伝統料理のひとつが「ボレック Borek」と呼ばれる鉄板で焼く平べったい挟み餃子。皮から手作りでどれも香ばしくてもちもちです。家族の人たちとの楽しいひとときが待っています。
分断された首都レフコーシャ
円形の城壁に囲まれた北キプロスの首都レフコーシャ。南部は国連のグリーンラインで分断された特殊な町です。最大の見どころ1325年建造のセリミエ・ジャーミー。かつてはフレンチゴシック様式の聖ソフィア大聖堂だったのが、外観をそのままに、1570年オスマン朝占領後モスクとして使われるようになったユニークな教会です。モスクなので中に入る時は勿論土足厳禁。教会のなかに絨毯が敷かれている様子はなんとも面白い光景です。
北キプロスとはどんな国?
「北キプロストルコ共和国」。キプロスの北部、島の約37%を占め国連のグリーンラインを挟んで、南部キプロスと分断されています。かつては出入りもできなかったのが、今では両国国境はパスポートチェックのみで比較的自由に行き来できるようになりました。首都レフコーシャはギリシャ名ニコシア。町の真ん中にグリーンラインが敷かれ分断された特殊な町です。今までその素顔に触れることは少なかったものの、自然豊かで長い歴史を持つ北キプロスに今こそ足を延ばしてみませんか?
モデルコースの行程
キプロスと北キプロスを周遊するツアーです。北キプロスではラプタ村という美しい村でプチホテルに滞在。家族経営でアットホームな宿で、ママさんと一緒に北キプロス料理のクッキングレッスンを体験します。一方キプロスではニコシアへ送迎後フリータイムを楽しめます。キプロス観光で外せないパフォスのモザイク画、山岳地帯にあるキッコー修道院などは必見。またレフカラ村を訪れてキプロス土産の代表とも言えるレフカラレースを買って帰るのも良いかもしれません。
1日目
22:00~23:00:東京発
【機中泊】
2日目
午前:ラルナカ着
午前:ラルナカ→国境(=グリーンライン)→ギルネ近郊/ラプタ村
キプロスのラルナカ空港到着後、送迎車で国境を越え(=グリーンライン)、北キプロスへ。
このツアーではラプタ村のプチホテル「ラピダ・ガーデン・ホテル」に2連泊します。家族経営のこの宿は広いガーデンやプールもあり、何よりも温かな家族とのふれあいが感動的です。
着後、レモン農家訪問と地中海料理クッキングレッスン
イギリスのTVや雑誌でも紹介された宿のママさん・メリエムさんの地中海料理クッキングレッスンをお楽しみ下さい。
夜:ホテルのディナー
【ギルネ近郊泊】
キプロスのラルナカ空港到着後、送迎車で国境を越え(=グリーンライン)、北キプロスへ。
このツアーではラプタ村のプチホテル「ラピダ・ガーデン・ホテル」に2連泊します。家族経営のこの宿は広いガーデンやプールもあり、何よりも温かな家族とのふれあいが感動的です。
着後、レモン農家訪問と地中海料理クッキングレッスン
イギリスのTVや雑誌でも紹介された宿のママさん・メリエムさんの地中海料理クッキングレッスンをお楽しみ下さい。
夜:ホテルのディナー
【ギルネ近郊泊】
3日目
終日:首都レフコーシャ観光・ギルネ観光
セリミエ・ジャーミィ、ビュユック・ハンとキレニア城、ベッラパイス修道院
夜:ホテルのディナー
【ギルネ近郊泊】
夜:ホテルのディナー
【ギルネ近郊泊】
4日目
午前:ギルネ→国境(=グリーンライン)→ニコシア
ギルネよりグリーンラインを越えてキプロスのニコシアへ送迎
【ニコシア泊】
【ニコシア泊】
5日目
終日:フリータイム
【ニコシア泊】
6日目
夜:ラルナカ発
出発までフリータイム
ご自身で空港へ移動をお願い致します。
【機中泊
ご自身で空港へ移動をお願い致します。
【機中泊
7日目
17:00~19:30:東京着
6
[ YS081 ]
モデルコースのポイント
ヴィーナス生誕の地・キプロス
パフォス近郊のペトラ・トゥ・ロミウという場所は、ギリシャ神話において重要な意味を持つ土地。あの愛と美を司る女神アフロディーテ(ヴィーナス)生誕の伝説の地とされています。古代よりアフロディーテ信仰の中心として多くの巡礼者が訪れるこの場所では、「ハート形の石を見つけた人は愛に恵まれる」という伝説も。パフォスに訪れた際にはその伝説に倣ってハートの石を探してみると面白いかもしれません。
世界遺産の巨石神殿や青の洞窟へ
青の洞窟といえばイタリアのカプリ島が有名ですが、マルタにも美しさで引けを取らない素晴らしいグロッタがあり、天候次第で舟に乗って洞門に近づくことも可能です。またマルタでは紀元前3600年の巨石神殿の遺跡ハガール・キム神殿や、紀元前3000年から2400年ほどのムナイドラ神殿も見どころです。今から5000年も昔ですから、石を積み上げた祭壇などの立石建造物としてはかなり古いものです。巨石神殿はいずれも世界遺産に指定されていて必見です。
毎週日曜日は地元の人も訪れる朝市に行ってみたい!マルサシュロック
マルサシュロックはマルタ南部にある最大の漁村。カラフルで伝統的な青い船・ルッツが湾内に浮かび、南部エリアを観光する際に地中海のシーフード料理を目当てに立ち寄る人も多いです。日曜日の午前中にはマルタ島近郊で採れた魚や野菜をはじめ香辛料などを売るサンデーマーケットが開催され人で賑わいます。また近くには地元の人に人気のロックビーチ・セントピーターズプールもあり海水浴を楽しむには絶好の場所です。
モデルコースの行程
青き美しい地中海の島、マルタ島とキプロス島の2ヵ国を巡るコースです。マルタ島には3連泊してのんびりとリゾートライフを楽しみます。青の洞窟は天候が良ければ舟に乗って近づくことも出来るので、3日間の滞在中に是非ともトライしてみましょう。またキプロスではギリシャ・ミケーネ文明時代の遺跡や教会が残るラルナカに2連泊。美しいビーチもすぐそこで、歴史とリゾートを一緒に楽しめるのが魅力です。
1日目
22:30~23:30:成田発
【機中泊】
2日目
午後:マルタ島着
到着後、英語ドライバーの出迎えを受けてホテルへお送りいたします。
【マルタ島泊】
【マルタ島泊】
3日目
終日:フリータイム
【マルタ島泊】
4日目
終日:フリータイム
【マルタ島泊】
5日目
午後:マルタ島→ラルナカ
英語ドライバーが空港へお送りいたします。
到着後、ご自身でホテルへ移動をお願い致します。
【ラルナカ泊】
到着後、ご自身でホテルへ移動をお願い致します。
【ラルナカ泊】
6日目
終日:フリータイム
【ラルナカ泊】
7日目
夜:ラルナカ発
出発までフリータイム
ご自身で空港へ移動をお願い致します。
【機中泊】
ご自身で空港へ移動をお願い致します。
【機中泊】
8日目
17:00〜18:00:成田着