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近年、女子旅の目的地として人気上昇中のマレーシア。首都クアラルンプールでのグルメ天国に始まり、マラッカやペナン島での楽しいアートな街歩き、さらにコタキナバルでは海と山のコラボレーション、はたまたマレー鉄道に乗ればお隣・シンガポールとの2国周遊プランまで…、その魅力は尽きることがありません。今回は絞りに絞って10個のおすすめ観光スポットをご紹介したいと思います。それでは早速レッツゴー!
クアラルンプールの【チャイナタウン】で腹ごしらえ
マレーシアは、マレー系・中華系・インド系など、多民族の集う国。そのため、食文化もバリエーションに富んでいます。特に首都クアラルンプールのチャイナタウンは美味しいものだらけ!それでは早速、皆さんに是非訪れていただきたい名店をご紹介します。
チャイナタウンの名店、それは南香飯店(Nam Heong)。「チキンライス」のお店です。チキンライスとは、ねぎや生姜と共に蒸されたプリップリの鶏肉と、鶏の出汁とともに炊き込んだご飯がワンプレートに盛られた料理のこと。シンガポールでは海南鶏飯、タイではカオマンガイの名称でお馴染みですね!
南香飯店は外装・内装ともに白を基調とした明るいデザイン。全体的にとても清潔感があるので、女性の一人旅でも入りやすいと思います。
卓上には、生姜ソース・チリソース・中華醤油が並びます。お好みのソースを1つ選んで蒸し鶏にかけたり、あるいは3種類混ぜてかけたり。店員さんに尋ねると、おすすめの配合や分量を親切に教えてもらえます。ジューシーすぎる蒸し鶏と、クセになるソースの味、そして止まらないご飯。はぁ、思い出すだけでお腹が減ってきちゃう…、クアラルンプールで一番記憶に残っているmy BESTグルメです!
乙女のモスク?プトラジャヤの【ピンクモスク】
マレーシアの国教はイスラム教。そのため、マレーシア国内にはモスクがいくつも存在します。
特に最近、観光スポットとして人気上昇中のモスクが「ピンクモスク」。クアラルンプールから電車でプトラジャヤ駅まで約20分、さらにバスやタクシーに10分ほど乗って到着した先にピンクモスクはあります。
このピンクモスク、正式名称はプトラモスクと言いますが、その可愛らしいピンク色の外観から「ピンクモスク」という名で呼ばれるようになりました。
優しい桜色の外壁に、少しくすんだピンク色のドーム屋根。見上げると、天井には丁寧に施された幾何学模様。どこを切り取っても絵になるモスク。
なお、見学の際、女性は髪や肌の露出を避けなければいけません。無料貸し出しのローブを頭からすっぽりかぶりましょう。ちなみに、そのローブも可愛いピンク色、、、ますます気分が上がりますね!
カワイイをたっぷりチャージできる、女子大満足の観光地です!
住所 | Persiaran Persekutuan, Presint 1, 62502 Putrajaya, Wilayah Persekutuan Putrajaya,マレーシア |
電話 | +60 3-8888 5678 |
見学時間 | 土-木09:00-12:30,14:00-16:00,17:30-18:00/金15:00-16:00,17:30-18:00 |
入場料 | 無料 |
Webサイト | http://www.masjidputra.gov.my/ms/ |
歩いているだけで可愛い街【マラッカ】
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マラッカはマレー半島西海岸の南部に位置する港湾都市。15世紀にマラッカ王国が栄え、その後、中国との交易により中国文化が入り込んできました。さらに16世紀にはポルトガル、17世紀にはオランダ、18世紀にはイギリスの植民地としての歴史を歩んできました。そうした背景から、旧市街にはモスク・中国寺院・教会が混在。独特の文化と景観を残すマラッカは、とにかく散策が楽しい、そんな街です。
中でも散策にぴったりのスポットは「マラッカ川沿い」です。市内中心部を流れるマラッカ川沿いの建物には、ダイナミックなウォールアートが描かれています。カメラを片手にアートを探して街歩き…、マラッカのアートな街並みはマレーシア旅行の思い出に彩りを加えてくれえること間違いなしです!
【コタキナバル】からさらに離島へ!
近年、東南アジアのビーチリゾートとして、そして子連れ旅行の行き先として大人気なのは「コタキナバル」。ボルネオ島・サバ州の州都です。
人気の秘訣は、成田から直行便(マレーシア航空で約6時間)が飛んでいて便利なこと、そして、何よりビーチの美しさにあるでしょう!写真の通り、本当に透き通っていて美しい海なのです。
コタキナバルの滞在だけでも十分に楽しめますが、マレーシアの魅力にもう一歩踏み込むためにも、そこから更に離島へ出かけてみましょう!
離島は近くにいくつかありますが、コタキナバルの港からボートに乗ること約15~20分で到着するサピ島が特に人気です。もう少し落ち着いた静かな島が良い…という方には、同じくコタキナバルの港から15分ほどでアクセスできるマヌカン島がおすすめです。
シュノーケルをつけて海に潜れば、クマノミやスズメダイ、美しい珊瑚に出会うことができます。船着き場などでライフジャケットのレンタルもおこなっているので、泳ぎに自信が無い方も楽しめます。コタキナバルから更に透明度の増した離島のビーチで、思う存分、バカンスを満喫しましょう!!
ジャングルの中に露天風呂!?【ポーリン温泉】
ビーチの美しいコタキナバルの街から車を走らせること約3時間、辿り着いたのはキナバル自然公園。
…なんと、この公園内には温泉があるのです!!
湿度も気温も高い東南アジアで、まさかの温泉。それだけでもちょっと驚きですが、こちらの「ポーリン温泉」、歴史を辿ると第二次世界大戦中に旧日本軍が掘り当てた源泉なのだとか。そんな歴史にさらにびっくり。
実際に足を運んでみると、思いのほか(?)、きちんと整備されていました。写真の通り、温泉というよりは温水プールのような雰囲気です。ちなみにポーリン温泉は水着着用(あるいは普通の衣類を着用)が必須。くれぐれも素っ裸で入らないようにご注意ください!(笑)
また、キナバル自然公園には、ポーリン温泉の他に「キャノピーウォークウェイ」と呼ばれる5つの吊り橋があります。その高さは最高で地上41m、橋の長さは5つ合わせると170mに及びます。ぐらぐら、ゆらゆら…、スリリングな吊り橋で冷や汗をた~っぷりかいたあとに入る温泉はたまらない!入浴前にぜひ訪れたいスポットですね。
住所 | 2PW3+78 Kundasang, サバ マレーシア |
電話 | (088)878-801 |
営業時間 | 08:00-18:00 |
入場料 | RM15(12歳以下RM10)/カメラ持ち込みRM5、ビデオ持ち込みRM30。 |
アクセス | コタキナバルからラナウまでバスで約2時間半/RM25、ラナウからミニバス(1時間ごと)でRM6。 タクシーで行く場合は、コタキナバルから所要時間約2時間半、1台RM160-300です。 |
備考 | 屋内個室を利用する場合は管理事務所に申込が必要です、1時間RM15-20の入浴料で利用できます。(入場料とは別途) |
リゾートもアートも楽しい【ペナン島】
かつて東西貿易の港として栄えたペナン島には、イギリス統治時代の面影を残すコロニアル建築が今も残ります。さらに、マレー系・中国系・インド系の文化も加わって、多文化を感じる街並みが楽しい島です。
ペナン島の中でも、とびきり写真映えするのが「ブルーマンション」です。この建物は、今でこそフォトジェニックなスポットとして人気ですが、もともとは「東洋のロックフェラー」と呼ばれた大富豪チョン・ファッ・ツィーが1880年に娘のために建てた邸宅でした。
「ブルーマンション」の名に相応しい、目の覚めるようなコバルトブルーの壁がお見事…!さらに、中に入ってみると、建物の中心は太陽光が降り注ぐような吹き抜けの造りとなっています。他にも、繊細な装飾の施された柱や、細かい紋様が連なる窓枠など、どこをとってもエキゾチックな美しさがあります。しかも、ただ美しいだけでなく、これらは全て厳密な風水に則ってデザインされているのだとか。
…美的センスをくすぐられるだけでなく、パワースポットとしても一役買ってくれるブルーマンション。これは女子旅でハズせないスポットですね!
綺麗な海にこだわるなら、断然【レダン島】
海の美しい島が多いマレーシアですが、中でも「レダン島」のビーチの美しさは断トツです。マレーシアで一番美しい島ともいわれています。
さらさらの白い砂、ふりそそぐ太陽の光、キラキラと輝くエメラルドグリーンの海。潜らずとも魚が泳ぐ様子を確認できるほどの透明度です!遠浅なので、ファミリー旅行や、泳ぎに自信が無い人にも向いていますね。
レダン島に泊まるなら、おすすめはターラスホテル(THE TAARAS BEACH RESORT&SPA)。レダン島随一の高級五つ星ホテルです。
客室の快適さはもちろんのこと、ホテルが日々開催するアクティビティの充実ぶりも大きな魅力です。シュノーケリング・ダイビング・タートルウォッチングなどの有料アクティビティから、ロックトレッキングなどの無料レクリエーションまで…実に豊富なラインナップ!せっかくなら2泊以上の連泊ステイで「今日はどのアクティビティに参加しようかな?」と迷う贅沢を味わって♪
マレーシアの高原リゾート【キャメロン・ハイランド】
常夏ビーチのイメージが強いマレーシア。しかし、そんなマレーシアにも年中涼しくて快適な高原リゾートがあることをご存知ですか?
クアラルンプールから車で約5時間、それまでの暑さや湿度がスッと無くなります。ここ「キャメロン・ハイランド」は年中20度前後で過ごしやすいことから、避暑地として人気です。マレーシアの軽井沢、、なんて例えられることも。
キャメロンハイランドは、この涼しい気候のために、お茶・イチゴ・薔薇の産地としても有名です。
中でも、マレーシアで最も有名な紅茶メーカーBOHが経営する「BOH TEA CENTRE(ボー ティー センター)」は是非訪れて頂きたいスポット。茶葉が紅茶へと加工される様子を見学したら、雄大な茶畑を眺めつつカフェで一息。最後に、紅茶をたっぷり買い込んで…、これで女子旅のお土産もバッチリです!
オランウータンに会いに【クチン】へ!
ボルネオ島サラワク州に位置する街・クチン。
クチンの市街地から車で約40分のところに、オランウータンのリハビリ施設「セメンゴ・ワイルドライフ・リハビリテーションセンター」はあります。ここでは、森の中で傷ついたり孤児となってしまったオランウータンを保護し、リハビリをして森に帰すという活動をおこなっています。
狭い檻の中ではなく、自然保護区のジャングルの中で生き生きと動き回るオランウータンたち。午前9時・午後3時の食事時間になると、彼らはどこからともなく餌場に現れます。目の前にオランウータンが現れると、つい「ワーッ」「キャーッ」と歓声を上げたくなりますが、そこはぐっと我慢!オランウータンを驚かせないように、出来る限り物音は立てずにひっそりと…さらにカメラのフラッシュはOFFにしましょう。
さらに、オランウータン以外にもテナガザル・ワニ・サイチョウ・リスなど、たくさんの動物が同じ保護区内に暮らしています。大自然の開放感、そして愛くるしい動物たちとの出会いを求めて、ぜひ「セメンゴ・ワイルドライフ・リハビリテーションセンター」を訪れてみてはいかがでしょうか?
<番外編>【マレー鉄道】でお隣のシンガポールにも!
「せっかくの海外旅行。1か国だけでは物足りない!」「訪問した国の数を増やすのが生き甲斐!」「パスポートに出入国スタンプが増えていくって、なんだか快感…♪」そんな、なかなかストイックな旅好きのあなた。せっかくマレーシアを訪れるなら、ぜひ「マレー鉄道」に挑戦してみてください!
マレー鉄道は、マレーシア国内を縦断するだけでなく、北はタイ、南はシンガポールまでアクセスすることが出来る路線です。
出発駅はマレーシアの「KL(クアラルンプール)セントラル」、到着駅はシンガポールの「ウッドランズ・トレイン・チェックポイント」です。
東南アジアの鉄道と聞くと、身動きのとれない満員電車、車内や座席はオンボロ仕様…を想像してしまいますが、マレー鉄道に乗ってびっくり!なんじゃこりゃ!日本の特急電車のような造りです。なんとも快適。安心の指定席制なので、「乗ったはいいが大混雑!座れない!」なんてこともありません。
クアラルンプールからシンガポールまで所要時間はおよそ9時間。スケジュールにゆとりのある時に是非ともチャレンジしたい、旅の浪漫を感じる2国周遊アレンジです!
まとめ
多民族が集い、たくさんの島々からなる豊かな自然あふれた魅力的なマレーシア。
多彩な文化に触れ、島まで足を伸ばして極上リゾートでマレーシアでの女子旅を満喫しましょう。
美味しい食事、美しい海、歴史とアートが感じられる街並み…、魅力てんこ盛りのマレーシアを是非実際に訪れてみてください!