イタリアの観光・旅行スポットについて
イタリアは旅して観光すべき見どころの宝庫!美しい海岸や山々、何とも珍しい家々、歴史を凍結して残してくれたような遺跡など、様々なポイントが世界中の人々を魅了しています。
中でもとっておきの旅行スポットを、中部イタリア・北イタリア・南イタリアの3つのコースに分けて15選ご紹介していきます。
イタリアに訪れたら外せない、おすすめのグルメやアクティビティについてもピックアップしていますので、是非参考にしてみて下さいね。
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中部イタリア編
世界遺産と共存する美しい街、ローマ
ローマの象徴とも言える、世界遺産のコロッセオは欠かさず訪れたい観光名所。約2,000年前にヴェスパシアヌス帝とティトゥス帝によって建てられた闘技場で、名前の由来は諸説ありますが、”巨大な”を意味するコロッサーレという言葉から来ていると言われています。
コロッセオは直径約188メートル×高さ約48メートルの楕円形をしており、アリーナと呼ばれるステージの周りには約5万人もの観客を収容していたスペースがあります。
また、地下には猛獣をアリーナまでスムーズに移動させるエレベーターのような仕掛けが設置されている他、剣闘士を登場させる際に使っていた跳ね上げ式の出入り口があったりと当時の技術力の高さを物語っています。
コロッセオを見学する際は外観だけでなく、是非内部にも入場してその圧倒的なスケールの大きさや現代にも劣らない驚きの文明を肌で感じてみましょう。
住所 | Piazza del Colosseo, 1, 00184 Roma, Italy |
電話 | +39 06 2111 5843 |
開園時間 | 8:30〜16:30(1月1日〜2月29日) 8:30〜17:30(3月1日〜3月30日) 8:30〜19:15(3月31日〜9月30日) 8:30〜18:30(10月1日〜10月26日) 8:30〜16:30(10月27日〜12月31日) |
休み | 1/1、12/25 |
アクセス | Colosseo(バス停)より徒歩3分 |
フォロ・ロマーノは世界遺産に指定されている古代ローマ時代の遺跡の1つ。コロッセオと隣接しているため、同じ日にセットで巡るのが人気のコースです。
フォロ・ロマーノは街の中心の場という意味で、紀元前6世紀から紀元3世紀にかけて政治・宗教・経済の中心地として発展し、百万人もの人々が住んでいたと言われています。
現在はペディメントや柱の一部のみ残されている状態ですが、当時はプリスクス王がエトルリアから派遣してきた職人による最新の土木技術を利用して、石造りの神殿や凱旋門の他、ローマ市民がより快適な状態で過ごせるよう下水道なども整備していたそうです。
フォロ・ロマーノには日影が殆どありませんので、観光する際はサングラスやつば広帽子などのUVカットアイテムを持っておくと良いでしょう。
また、イタリア・ローマ方面への旅行の時期をまだ特に決めていないのであれば、ベストシーズンの春(4~6月)もしくは秋(9~10月)に訪れるのがおすすめです。1年の中でも特に穏やかな気候で、夏の繁忙期ほど混雑していない場合が多いため、のんびりとご自身のペースでローマ観光をお楽しみ頂けます。
住所 | Via dei Fori Imperiali, Largo Salara Vecchia 5/6, Roma Italy |
電話 | +39 06 2111 5843 |
開園時間 | 夏季 8:30~19:00頃、冬季 8:30~17:00頃 (時期により異なる) |
休み | 1/1、5/1、12/25 |
アクセス | Celio Vibenna(バス停)より徒歩4分 |
フィレンツェはまるで街全体が美術館のよう
世界でも有数の観光都市として知られているフィレンツェ。ウフィツィ美術館やジョットの塔など多くの見どころがありますが、中でも人気なのはフィレンツェの展望所として有名なミケランジェロ広場です。
ミケランジェロ広場は小高い丘の上にあり、アルノ川越しに広がるフィレンツェの美しい街並みを一望することができます。
特におすすめのタイミングは夕方から夜景に変わる時間帯。ヴェッキオ橋などが黄金色にライトアップされていく姿がとてもロマンチックで、昼とはまた違うフィレンツェの表情を楽しむことができますよ。
住所 | Piazzale Michelangelo, 50125 Firenze FI, Italy |
アクセス | Piazzale Il David(バス停)より徒歩1分 |
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(ドゥオモ)はフィレンツェで最も高い建造物!人類の財産とも呼ばれているほど美しく、街の至る所でその存在を感じることができます。
同建造物はイタリアンゴシックでもある初期ルネサンス建築の代表作で、設計したのはヴェッキオ宮殿やサンタ・クローチェ教会なども手掛けてきた建築家兼彫刻家のアルノルフォ・ディ・カンビオです。
外壁にはフィレンツェ近郊で発掘された三色の大理石が施されている他、ジョルジョ ヴァザーリ作のフレスコ画『最後の審判』が天井一面に描かれていたりと華やかで荘厳な空間に心奪われること間違いありません。
また、礼拝をしている時以外は自由に入場できるようになっており、内部見学の所要時間は30~40分もあれば十分に回ることができますので、フィレンツェ観光の際は是非訪れてみると良いでしょう。
住所 | Piazza del Duomo, 50122 Firenze FI,Italy |
電話 | +39 055 230 2885 |
開園時間 | 10:15~15:45 |
休み | 日曜、祝日 |
アクセス | Oriuolo Duomo(バス停)より徒歩5分 |
中世の雰囲気が息づく街、サン・ジミニャーノ
フィレンツェから南へ約57㎞に位置する、トスカーナ地方のサン・ジミニャーノは中世の姿を留める世界遺産の街で、まるでタイムスリップしたかのような景観が広がっています。
サン・ジミニャーノはローマへの巡礼の道であるフランチジェナ街道と、ピサ~フィレンツェを結ぶピサーナ街道の合流地点であったことから、流通の主要拠点として9~12世紀にかけて発展。
更には当時、金のように貴重だと言われていたサフランの生産と貿易によって大いに繁栄しました。
サン・ジミニャーノと言えば、雄大な自然の中にいくつもの塔がそびえ立つ、風情溢れる街並みが大きな特徴の1つ。かつてこの街に住んでいた貴族たちは権力を象徴するシンボルとして高い塔を競い合って建築し、全盛期には70本以上もの塔が立ち並んでいたそうです。
今でもそのうちの14本の塔が現存しており、中でもグロッサの塔は54メートルと1番の高さを誇っています。
また、街の西側の小高い丘の上にある城塞はサン・ジミニャーノの塔が最も綺麗に見える場所!統一感のある赤瓦と緑豊かな風景が美しく、街全体をカメラに収めることができますのでこだわりの1枚を撮影したいという方は必見です。
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北イタリア編
水上都市『ベネチア』でノスタルジックな景色を堪能
アドリア海の女王という異名を持つベネチアは約120の小島が150もの運河と400の橋で結ばれている、世界的にも珍しい水上都市。海抜わずか数メートルという他には例を見ない、特殊な立地条件と絵画のような街並みが印象的で、イタリアでもトップクラスの人気を誇る観光スポットです。
運河に囲まれているベネチアの地上は狭い小道が多く、自動車やバイクの利用が禁止されていることから、徒歩もしくは水上バスのヴァポレットが主な移動手段です。
ヴァポレットは24時間、年中無休で運行している便利な乗り物で、海上から情緒溢れる景色を眺めつつ効率良く観光できるため、ツーリストの間ではヴァポレットそのものがアクティビティの1つとして楽しめると定評を集めています。
ベネチアは美しい運河だけでなく、陸地部分も見どころ満載!サンマルコ広場はサン・マルコ寺院、ドゥカーレ宮、大鐘楼や時計台などの観光名所が集まっている街一番のホットスポットです。
周辺には数々の著名人が訪れた老舗カフェが点在しており、世界最古のカフェと言われている『Caffe Florian』などもありますので、ベネチアの長い歴史を感じながら美味しいコーヒーやフードに舌鼓するのもおすすめの過ごし方です。
住所 | P.za San Marco, 30100 Venezia VE,Italy |
電話 | +39 041 5298711 |
アクセス | Fermata S. Marco(フェリーターミナル)より徒歩2分 |
イタリアの文化と経済の中心!ミラノのニ大名所
国宝級の絵画を展示しているスポットが豊富なミラノは、まさにアート天国!中でも外せないのはレオナルド・ダヴィンチの『最後の晩餐』です。
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会に併設されている、ドメニコ会修道院内の食堂に壁画として描かれたもので、1980年に教会の敷地全体が世界遺産に認定されました。
また、レオナルド・ダヴィンチの数少ない完成作品である最後の晩餐は、最も損傷が激しい絵画としても知られており、過去には20年もの年月をかけて大規模な修復作業が行なわれたことも。
現在は良好な状態を保つための予防対策として、見学時間は1グループ(最大25人)15分に制限されています。常に満員状態で地元の方でも中に入ることが難しいと言われていますので、早めに予約を取るかチケット付きのオプショナルツアーを利用することをおすすめします。
住所 | Piazza Santa Maria delle Grazie 2, 20123 Milan, Italy |
電話 | +39 02 467 6111 |
開園時間 | 8:15~19:00 |
休み | 月曜日、1月1日、12月25日 |
アクセス | Unità(電停)より徒歩3分 |
ドゥオーモ広場の北側に位置するヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアはショッピングモールの先駆けとして有名なアーケード街で、プラダの本店やルイヴィトンと言った世界的なハイブランドから昔ながらの本屋にレストラン、カフェまで様々な業種の店が軒を連ねています。
イタリアの建築家ジュゼッペ・メンゴーニによって1865年から1877年の間に建てられたヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアの天井や床、柱には美しい装飾が施されており今も当時の趣を感じることができます。
特に人気のスポットは十字路付近の床に埋め込まれた雄牛のモザイク画。この装飾の中の窪んでいる部分にかかとをあててクルリと一回転すると、願いが叶うという言い伝えが残されているそうです。
ヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアに訪れた際は是非、ショッピングや飲食を楽しみながら幸せの雄牛を発見してみて下さいね。
住所 | Piazza del Duomo, 20123 Milano |
電話 | +39 02 8845 5555 |
アクセス | Teatro Alla Scala(電停)より徒歩2分 |
ボローニャで至福の美食体験
ボローニャは産業や経済活動が盛んで、イタリアの中でも特に裕福な都市。ハム・ソーセージなどの肉加工品の生産量や、牛肉の消費量も他のエリアより多いと言われています。
古くから美食の街として名高い、ボローニャで生まれたのが日本人の間でも大人気のボロネーゼ!
フランス料理のラグー(煮込み料理)を元に、ボローニャの富裕層が作らせたことが起源というだけあって本場のボロネーゼは粗挽き肉がたっぷり使われており、お肉そのものの旨味やゴロッとした食感を贅沢に味わうことができます。
ボロネーゼ以外にもカツレツやラザニアなどイタリアの郷土料理を種類豊富に体験することができ、お店によってそれぞれ違った特色がありますので、お時間に余裕がある方は是非色んな料理を食べ比べしてみて下さいね。
中世の建築様式を残した旧市街地は赤レンガ一色の街並みが特徴的で、昼夜問わず多くの人々で賑わっています。レストランやカフェの他、有名なファッションブランドにギフトショップなど幅広いジャンルのお店が集まっていますので、家族やご友人へのお土産選びにも困りません。
また、他の都市への便も良いため北イタリアの主要都市のみならず、フィレンツェなどの中部イタリア方面にも気軽に訪れることが可能です。
ドロミテの真珠、コルティナ・ダンペッツオ
コルティナ・ダンペッツオは、登山やスキーなどのウィンタースポーツが盛んなイタリア屈指のリゾート地。70年ぶりの開催となる2026年の冬季オリンピックを前に、ツーリストの間で再び大きな注目を集めています。
コルティナ・ダンペッツオは1997年にユネスコ世界遺産に登録されたドロミテの山々に囲まれており、緑豊かな草原や花で飾られた山小屋風の建物が広がる街並みは、まるでアルプスの少女 ハイジの世界!
元来、畜産農業の街として誕生したこの地は乳製品や肉加工品が美味しいと評判で、酪農場やハム・ソーセージの工場を巡るフードツアーなども開催されています。
コルティナ・ダンペッツォ滞在中に是非体験して頂きたいのが、トレ・チーメ・ディ・ラヴァレードのハイキング。サマーシーズンになると、各国からその絶景を求めて数多くの観光客が集まり、『ハイキングの聖地』と呼ばれているほど大人気のアクティビティです。
トレ・チーメ・ディ・ラヴァレードは約4時間で回ることができ、歩きやすいよう整備された緩やかなコースとなっていますので山登りというよりも、ピクニック気分で楽しむことができます。
澄んだ空気と雄大な自然をのんびりと堪能しながら、大切な方と共に一生の思い出に残る素敵なひと時をお過ごし下さい。
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南イタリア編
とんがり屋根がカワイイ!アルベロベッロのトゥルッリ
この十数年、南イタリアで注目を集め世界中の観光客を呼んでいる、かわいいトゥルッリの町アルベロベッロ。トゥルッリはこの地方の伝統家屋で、白壁に平たい石を積んで作った円錐形の屋根を載せた家です。アルベロベッロは小さな町ですが、このトゥルッリが密集して立ち並んでいるので、おとぎ話に出てきそうなその景観に誰もが目を奪われます。
街の中心から北西方向に歩いていくと、現在はトゥルッリの博物館となっている「トゥルッロ・ソヴラーノ」がありトゥルッリの生活風景などが展示されています。
ここに泊まるなら、やっぱりトゥルッリがおススメ。グレーの石造り屋根に白い壁が冷たい感じで部屋は小さく狭いように見えますが、泊まってみたら大違い。普通の一軒家ほどの広さがあって、自炊が出来るキッチン付きも多く、家庭的な温かさを感じられる居心地の良さです。
巨大なすり鉢状のマテーラは洞窟住居が並ぶ不思議な町
マテーラ旧市街はサッシ(石・岩の意味)と呼ばれる洞窟住居が、巨大なすり鉢のような斜面に広がる、少し奇妙で不思議な景色が見られる町です。
ここの洞窟には旧石器時代から人が住むようになったのですが、中世頃には多くのギリシャ正教の修道僧が暮らすようになり町の姿を現しました。しかし時代を下ると、洞窟住居は貧しい人々ばかりが住む地区になっていき、1950年代には住環境が悪化、衛生状態もひどいことから住民は強制移住させられました。
しかし、現在は洞窟の住居や教会などが歴史的文化的に見直され、世界遺産にも登録されて他にはない魅惑的な住居群として観光客が集まる町になりました。
この町ではサッシホテル(洞窟ホテル)に宿泊することがおススメ。洞窟住居の雰囲気を味わえますし、傾斜地に広がる町並みが夕陽に照らされ赤く染まっていく風景も楽しめることでしょう。
情熱的であきれるほど明るく、しかも歴史的な街ナポリ
ローマ・テルミニ駅から特急列車で1時間あまり。ナポリは南イタリアの陽光のように情熱的で、あきれるほど明るい人々が暮らす町です。
ナポリ歴史地区は世界遺産に登録され、王宮とプレビシート広場、大聖堂(ドゥオモ)、サンタ・キアラ聖堂、ヌオーヴォ城など見どころがそろっていて観光には何日かかることか。また卵城やサン テルモ城から眺めるナポリ湾とヴェスヴィオ火山の景色や、ショッピングモールのウンベルト1世のガッレリアも見逃せません。できれば国立考古学博物館やカポディモンテ美術館も見学されることをお勧めします。
忘れてならないのがナポリはマルゲリータの発祥地でピザの本場だということ。ポモドーロのパスタもさることながら、街じゅうにたくさんあるピッツァリアで、目の前の専用窯で焼き上がったばかりのおいしいピザを味わうこと、必須です。
カプリ島は楽園の島。日帰りではなく宿泊を。
ナポリ湾に浮かぶカプリ島の「青の洞窟」は、イタリア全土でも屈指の人気観光地。世界中から絶大な人気を誇っている見どころです。
青の洞窟は、島北西部の崖の海面にある洞窟で、強い日差しが透明な海水を通して洞内に差し込むため、神秘的な青い光となって洞窟を満たし幻想的な青の世界を創り出す絶景です。
カプリ島へはナポリから高速船で約45分なので簡単に日帰りできますし、ローマからでも日帰りのツアーが出ていて、忙しい日本人旅行者は青の洞窟を日帰りで訪れる人が多いです。
しかし、洞窟入り口の高さは1mほどで満潮時や海が荒れて波が高い時には危険で入ることができません。運次第です。
そこで、日と時間帯を変えて何度もトライできるよう島に宿泊することがお勧めです。カプリ島は高級リゾート地。島を一望できるリフトや船で島を周遊するツアーなども人気です。
アマルフィ海岸で最も華やかなリゾート地ポジターノ
世界遺産アマルフィ海岸の西端に位置するポジターノは、ティレニア海を見下ろす山の急斜面に家々が張り付くように広がり、その間を縫って狭い坂の通りが走る高級リゾート地で、アマルフィ海岸では最も華やかな町です。
通りにはレストランやおしゃれなブティック、カジュアルな土産物屋などが軒を連ね、リゾートファッションや色あざやかな小物などを店先に並べています。
高台に上がれば、かわいくてパステルカラーの家が並ぶポジターノの街と、広がるアマルフィ海岸、紺碧の海、空の青、雲と水面に浮かぶボートの白が一望でき、まるで絵から抜け出したようなコントラストで目を楽しませてくれます。
ビーチにはパラソルが並び、水遊びを楽しむこともできます。
町や海を眺めながらレストランやカフェでシーフードの食事を味わうこともおススメです。
世界遺産アマルフィ海岸の中心地、アマルフィ
ナポリ湾を囲む南側のソレント半島。その南岸にそれは美しい景観の海岸が続いています。世界遺産アマルフィ海岸。長い海岸線に景色の良い展望ポイントが点々と続きます。
観光の拠点となる中心地にして最大の町がアマルフィです。海岸沿いに急斜面が広がり絶壁に積み重なるようにカラフルな建物が建ち並ぶ美しい街です。
バス停もある港から市街地に入るとすぐに町で一番にぎわうドゥオモ広場。ここから細い曲線の石畳の道が延び、名産のレモンやレモンを使った商品が並べられています。
ドゥオモ広場から目の前の石造りの大階段を見上げると、その上に、ドゥオモ(サンタンドレア大聖堂)がそびえています。10世紀頃から中世の海洋共和国として栄えたアマルフィ。最初、11世紀頃に建てられたドゥオモはその後、19世紀まで何度も改修を加えられ、いつの世も象徴であり続けました。
火山灰に埋め尽くされ時間が凍結したポンペイ遺跡
ポンペイはローマ帝国の支配下にありましたが、西暦79年に起きたヴェスヴィオ火山の大噴火で一瞬にして全滅し火山灰に埋め尽くされた古代都市です。逃げ遅れた市民約2千人も町と共に犠牲になりました。
しかし、降り積もった火山灰は乾燥剤のように湿気を吸収、建物、壁画、その他の美術品などが劣化を免れ、18世紀以降に遺跡の発掘が進んだ際に、とても良い保存状態で蘇ってきたのです。
ポンペイ遺跡はナポリから南東約20km。ヴェスヴィオ周遊鉄道で簡単に行くことができます。
遺跡内にはフォロと呼ばれる広場周辺に往時の神殿、邸宅、浴場、商店街跡などが並び、更に進むと大劇場や円形闘技場も見られ、かつての繁栄が見て取れます。
最大の見どころは西北端の秘儀荘。壁一面に描かれたフレスコ画が「ポンペイ・レッド」と呼ばれる鮮やかな色彩を残していて、古代ローマの栄華を伝えています。
住所 | Via Marina, 6, 80045 Pompei NA, イタリア |
電話 | 081-8575111 |
開園時間 | 4/1-10/31 09:00(土日08:30)-19:30(入場18:00迄) 11/1-3/31 09:00(土日08:30)-17:00(入場15:30迄) |
休み | 1/1,5/1,12/25 |
料金 | €16、共通券€18 |
アクセス | 鉄道でナポリからポンペイ・スカーヴィ・ヴィッラ・ディ・ミステリ駅、約40分。 |
Webサイト | http://pompeiisites.org/ |
地中海最大の島!シチリアで魅惑のバケーションを満喫
シチリア北部・メッシーナ県にあるタオルミーナは、リュック・ベッソン監督の映画『グラン・ブルー』の舞台になったことでも有名なリゾート地。標高200メートルの高台に位置することから、周りに広がる景色は絶景!メインストリートの4月9日広場からはまるで絵画のように美しい、青い海とエトナ山のコントラストを楽しむことができます。
人口は約11,000人程度の小さな町で、観光は半日あれば十分に巡ることができますが、タオルミーナは泊まってこそ真の魅力がわかる場所!小鳥のさえずりを聞きながら山から朝日が昇る様子を眺めたり、夜はワインを片手にイオニア海の水面に映る幻想的な夜景に見とれたりするのが本当の味わい方と言えます。
世界各地のセレブに愛されているスポットということもあり、タオルミーナには屋外プールやスパ、高級レストランなど快適な環境が整っている宿泊施設が多数点在しています。是非あなたも映画には収まりきらないほどの美しい絶景を、お部屋の中から思う存分堪能してみませんか?
タオルミーナから列車で約2時間半ほどでアクセスできる、パレルモはシチリア最大の都市。アラブ時代に受けた影響が今もなお色濃く残っていて、どこかエキゾチックなムードを感じることができます。
パレルモには9つの建造物が世界遺産として登録されており、その中でも長く複雑な歴史を学べるとして人気のスポットが『パレルモ大聖堂(Cattedrale di Palermo)』です。
パレルモ大聖堂はノルマン王国のシチリア統治時代に建てられたアラブ・ノルマン様式の建造物で、内部には初代シチリア王ルッジェーロ2世、シチリア王・神聖ローマ帝国皇帝フェデリコ2世の石棺やフェデリコ2世の妻コスタンツァの王冠が展示された宝物館など、貴重な歴史遺産が保管されています。
また、パレルモの街並み全体を一望できるパレルモ大聖堂の屋上テラスは時間制で入場可能となっていますので、こちらも併せてご覧になってみて下さいね。
住所 | Via Vittorio Emanuele, 490, 90134 Palermo PA,Italy |
電話 | +39091334373 |
開園時間 | 【月曜~土曜】7:00~19:00 【日曜・祝日】8:00~13:00,16:00~19:00 |
アクセス | Calatafimi Porta Nuova(バス停)より徒歩6分 |
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絶景の宝庫、イタリアでしか体験できない至高の旅を!
数多くの魅力溢れた場所が点在するイタリア。心に余裕を持ってのんびりと過ごすことがイタリア旅行を満喫するためのポイントですが、イタリアの観光名所ランキングにも上位にランクインしているコロッセオやミケランジェロ広場など、見どころが多い故にあっという間に時間が経過してしまい、全ての目的地へ上手く辿り着くことができなかった!なんてことも。
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