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イランと聞けば「行っても大丈夫?」、「何だか怖い」とネガティブな反応が多数かと思いますが、一度行ってみるとイランの魅力にハマること間違いなし!かつてペルシャと呼ばれ世界を支配する勢いがあった国は、シルクロードの時代から日本とゆかりがありました。圧倒的規模の遺跡、美しいイスラム建築の数々、また人々は優しさにあふれ、実はとっても旅行がしやすい国なんです。そんなイランで特におすすめする5つのポイントをご紹介します。
正式国名 | イラン・イスラーム共和国(Islamic Republic of Iran) |
面積 | 164万195㎢(日本の4.5倍) |
首都 | テヘラン |
言語 | 公用語はペルシャ語 |
宗教 | イスラム教 |
通貨 | イラン・リアル(RIs、IRR)。町中では「トマン」も使われ、表記が混在しているので要注意。 |
気候 | 春と秋が過ごしやすく、旅行のベストシーズン。 |
イランといえばやっぱりイスラム建築
イランでまずイメージするのはペルシャブルーのタイル細工がすばらしい、イスラム建築の数々。正面玄関はもとより、ミナレット(尖塔)やドーム部分の天井まで、どこをとっても絵になるものばかりで、どこを切り取って写真にしようか、迷ってしまうという贅沢な悩みがでてくるでしょう。これらはほとんどが15~17世紀ごろに建てられ、現在でもその輝きは衰えていません。
ブルーのタイルが多いイスラム建築の中でピンクのタイルが際立つ、マスジェデ・ナスィーロル・モルク、別名ピンクモスクはSNSの広まりで、最近人気が上がってきました。中でも午前中の光さすステンドグラスは夢の中の世界のようで、これを撮るため静かに場所の取り合いが行われています。
エリア | シラーズ |
住所 | Fars Province,Shiraz,Loft Ali Khan Zand Street |
電話 | +98 71 3224 1661 |
開館時間 | 7:00~17:00 |
休館日 | なし |
公式サイト | ttp://nasiralmulk.ir/ |
買い物好きにおすすめ、イランのバザールは楽しい
バザール(市場)は工芸品などのお土産、アクセサリー、衣料品、日用品など、所狭しとモノがあふれ、見て歩くだけでも楽しい場所です。大きなバザールはまるで迷路のように入り組んでいて探検気分も味わえます。工芸品で目を引くのは、ミーナーカーリーと呼ばれる、銅のお皿や花瓶などにエナメルで彩色されたもので、お土産に最適。一つ一つ模様やデザインが違うのでお気に入りの一品を見つけられます。
伝統工芸は他にも象嵌細工や、刺繍などさまざま。またスパイスやドライフルーツ、チャイ(紅茶)もおすすめで、通常高いサフランもお求めやすい価格で買うことができます。お店はたくさんあるので、あちこち立ち寄って気に入ったお店を発掘するのも楽しいものです。
エリア | テヘラン |
住所 | Teheran Province,Teheran,District 12,Panzdah-e-Khordad St |
電話 | +98 21 3654 0584 |
開館時間 | 9:00~18:00 |
休館日 | 木曜日の午後、金曜日 |
入場料 | なし |
アクセス | イマーム・ホメイニ広場から南へ徒歩5分 |
備考 | とにかく巨大で迷路のようなバザール。ガイドさんと一緒に歩くのがおすすめです。 |
イランの女性はおしゃれ上手
イランを旅行するにはまず髪を隠す黒いスカーフと丈の長い服装・・・と心配があるかもしれませんが、服装のルールは徐々に緩くなっています。地方へ行くと黒いチャドルの女性が多いですが、テヘランなどの都会ではスカーフや服装もカラフルでそれぞれ自分の好きなおしゃれを楽しんでいます。若者はスキニーやレギンスなど足の形がでているものをはく人も増えてきています。
髪は隠すとされていますが、頭をすっぽり隠す人、頭の真ん中から隠す人といろいろ。なのでイランを旅行するときは自分が好きなスカーフで好みの巻き方で、イランでしかできないおしゃれを楽しみませんか。きっとイラン気分が盛り上がります。
イランでの食事ってどんなカンジなの?
旅の楽しみは食!という方は多いはず。中東の食事は辛いと思いがちですが、イラン料理は日本人の口に合うものが多く、お米もよく食べられます。主にお肉ですが、南のほうではシーフードも食べられます。豆や野菜も多く使われヘルシー。その日の気分でいろいろ試すことができます。ただしメイン料理に添えられるお米は日本人にとってはかなりの量なので、頼むときに少なめにするといいですね。
またイランはフルーツも充実しています。観光に疲れたらジューススタンドで季節のフルーツジュースを飲んだり、八百屋さんでフルーツを買って、ビタミンをチャージしましょう。休憩にはチャイハネで甘いチャイをご賞味ください。イランで食事の心配はないと言ってよいでしょう!
花と水で癒しのひとときを
イランには緑豊かな庭園が多くあります。その中には四季折々の花々、張り巡らされた水路があり、訪れる人をなごませます。特にシラーズはエラム庭園、ハーフェズ廟、サアディー廟など、庭園や緑が多く、夕方になると涼みに来る人でにぎわいます。庭園で緑や水路を見ながらチャイを飲む、ゆったりとした時間を過ごすことができ日ごろの忙しさを忘れることができます。
エリア | シラーズ |
住所 | Fars Province,Shiraz,District 1,Eram St. |
電話 | +98 71 3227 2538 |
開館時間 | 8:00~18:30(冬季は17:30まで) |
休館日 | なし |
イスファハンに流れるザーヤンデ川には、16世紀ごろに架けられた石橋がいくつか残っていて、夕方になると橋のたもとには市民が訪れ憩いの場になっています。水があるとほっとするのはどこの国も同じですね。スィー・オ・セ橋は夜になるとライトアップされ日中とは違った幻想的な姿を見せてくれます。
まとめ
光が射すとピンク色に染まるモスクや、ブルーのタイルが輝く寺院。イランは、想像以上に色彩豊かな国です。そして、女性はとにかくおしゃれ。スカーフの色もホントにカラフルで個性的なのです。実際に行ってみると、イランという国のイメージがガラッと変わると思います!未知なる国イラン、ぜひ訪れてみてくださいね。