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アフリカ大陸とインドの間のインド洋に浮かぶ島々セイシェル。日本からは遠く、アラビア半島のドバイやアブダビで乗り継いで約20時間かかります。それでも、これ程透明度が高く手付かずの自然が残る島々へ行くためであれば、そんなに不便ではないのかもしれません。110以上の島を持つセイシェルで観光客が訪れるのは、マヘ島、プララン島、ラ・ディーク島の3島で、それぞれが特色ある魅力的な島。時間をかけてセイシェルまで行ったのであれば、島の周遊が絶対おすすめです!
セイシェル唯一の町首都ヴィクトリアのある≪マヘ島≫
国際空港のあるセイシェル最大の島、マヘ島。全長27キロの細長い島の海沿いにリゾートホテルが点々と建てられ、その他あるのは自然のみ。首都ヴィクトリアにはいくつかのオフィスビル、マーケット、教会がありますが、そこで感じられるのは人々の生活感。セイシェルではショッピングを楽しむのではなく、長閑さを楽しむ島国なのです。
マヘ島にもリーズナブルなホテルはありますが、オンザビーチではないリゾートもあります。おすすめしたいリゾートの一つが「コンスタンス・エフェリア・セイシェル」。2つの美しいビーチに面しており、広大な敷地には大きなリクガメも飼育。触れ合いの時間もあり、大きな体に小さなつぶらな瞳がに癒されます。また「ヒルトン・セイシェル・ノートルム・リゾート&スパ」は小規模ながら絶景を楽しめると人気です。
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世界遺産の森とコバルトブルーの海に囲まれた≪プララン島≫
マヘ島からフェリーで約1時間、中央部に世界遺産ヴァレ・ド・メ国立公園があるプララン島は、ラグーンに囲まれ、透明度の高い海と白砂ビーチの美しい島です。ヴァレ・ド・メ国立公園は、セイシェルにしか自生していないココ・ド・メール(双子椰子)の森。なかなかその神秘の果実を見つけるのは難しいですが、ガイドさんの案内で宝物探しをするような散策は楽しいものです。
プララン島のビーチはどこも美しいのですが、中でも北東部にあるアンス・ラジオは「世界一美しいビーチ」と言われる絶景ビーチ。海の色は空の色によってブルーやエメラルドグリーンに変化します。白砂ビーチの周りには丁度よく木陰となる木々もあるので、そこから表情を変える美しい海を眺めお昼寝、なんてことも。セイシェルに来たのならこのビーチは外せません。
奇岩に隠された美しいビーチの楽園≪ラ・ディーグ島≫
プララン島からフェリーで約15分の距離にあるラ・ディーグ島は長さ5キロ、幅3.5キロの小さな島。島内は徒歩または自転車やオックス・カートと呼ばれる牛車での移動となります。ホテルやレストランは島の西側に数軒あるのみで、長閑な雰囲気。この島で行くべきはアンス・スース・ダルジャン。透明度が高く美しいビーチに入り組んだ岩は恋人岩とも呼ばれ、プライベート感を出してくれます。
ラ・ディーク島でおすすめしたいリゾートが「ル・ドメーヌ・ドゥ・ロランジェリー リゾート&スパ」。島一番のデラックスリゾートでスタイリッシュな雰囲気のプールからは一日中美しい海が見渡せます。お部屋は緑溢れるガーデンヴィラや山の斜面を利用したヴィラデシャルムなど自然の中でゆったり過ごせる造り。欧米人は長期滞在をする人も多いのも頷けます。
サンゴ礁が堆積してできた鳥とカメの楽園≪バード島≫
マヘ島から100キロ、小型機で約30分のところにあるサンゴ礁そのものの島バード島。この島には春~夏の終わりにかけ、約200万羽のアジサシ等の鳥が群れをなしてやってきます。透明度の高いセイシェルのビーチはどこも美しいのですが、人のいない離島となれば、やはり格段に美しさが増します。バード島には「バード・アイランド・ロッジ」というホテルが1軒しかないため、周囲のビーチは宿泊者だけのプライベートビーチとなり美しが際立ちます。
バード島は人より鳥の数が圧倒的に多く、人は鳥達の生活を邪魔してはいけません。ホテルには電話もテレビもインターネットもありません。文明的な灯りさえも鳥達には邪魔もの、夜はきっちりカーテンを閉じ、外に灯りが漏れないようにします。鳥の世界を尊重している島なのです。