目次
- 1 【羽田空港の様子】人はどれくらい?お店の営業状況は?
- 2 【日本出国手続き】チェックインでの書類確認は?
- 3 【機内の様子】機内食は?利用者数は?
- 4 【乗り継ぎ】イスタンブール空港の様子
- 5 【エジプト入国】入国時に必要な手続きは?
- 6 【カイロ観光】観光地の状況は?
- 7 【カイロの飲食店】ツアー中のレストランから、街中のカフェまで。
- 8 【ホテルの様子】スタッフの感染対策は?
- 9 【寝台列車】カイロ~ルクソールの移動
- 10 【ルクソール観光】スフィンクス参道3キロ歩いてみた
- 11 【エジプト国内線】ルクソール~カイロ間
- 12 【PCR検査】エジプト・カイロで受験する方法
- 13 【エジプト出国】日本帰国に向けて
- 14 【トルコ入国】乗り継ぎ間に合わず…。
- 15 【イスタンブール観光】コロナ前との違いは?
- 16 【トルコ出国】いよいよ帰国へ
- 17 【日本帰国】空港での流れ、隔離施設まで
- 18 【ホテル隔離】隔離中のホテルでの過ごし方
- 19 【ホテル隔離終了】入国後7日目までは自宅待機
- 20 まとめ
2022年1月19日~29日、エジプト・トルコ出張に行きました。出発前、コロナに感染しないか、書類不備で出入国拒否されないかなど、コロナ禍での出張に正直ほんの少し不安はありました。しかし、約2年ぶりに海外に行けることへのワクワクドキドキが強く勝っていて、心待ちにしていた出張でした。
無事帰国して思うことは、今現在でも、必要最低限の対策・準備をすれば問題なく海外旅行ができるということです。今回訪れたエジプト・トルコは、どちらも日本帰国時に政府指定の宿泊施設にて3日間の隔離が必要でしたが、自主隔離期間は短縮されつつあります。今後、この隔離期間がなくなり、気兼ねなく海外旅行に行ける日が早く来てほしいと真に願います。
【羽田空港の様子】人はどれくらい?お店の営業状況は?
今回私が利用した便は、22:55羽田発のトルコ航空。コロナ禍での空港の様子を見るため早めに向かい、18:30ほどに羽田に着きました。
出発ロビーはガラガラです。17:00以降営業しているお店は少なく、コンビニ、両替所、ファストフード、居酒屋(レフトランフロア)くらいしか開いていません。
お店によっては、1月は週3~4日間完全に閉店している場所もありました。
出国後エリアは免税品店が営業しておらず、フードコート内の3店舗と、ドラッグストアが開いているだけでした。
時間が余っていたため、カードラウンジの様子も見ることに。特定のクレジットカードを持っていると無料で使えるラウンジです。コーヒーや紅茶、ジュースなどのドリンクがいただけます。提供内容はコロナ前と変わりなく、有料のお酒も問題なく注文できる様子でした。
1時間ほど滞在して、利用者は私含め3人ほど。やはり少ないですね。
エジプトのツアーはこちら
【日本出国手続き】チェックインでの書類確認は?
コロナ禍での海外渡航でまず第一の関門ともいえる、チェックイン手続き。書類不備があると搭乗拒否されてしまいます。必要な書類を改めて確認し、チェックインカウンターに並びました。
私の前に並んでいた人たちは、一人あたり15分ほどチェックインに時間がかかっている様子。やはり書類確認に時間がかかるのか、と少し不安になりながら順番を待ちます。
2022年1月時点で、エジプト入国に必要とされていた書類は以下の3つです。
①QRコード付き陰性証明書
②エジプト政府指定の健康申告書
③エジプト滞在中に有効な海外旅行保険
②はどこで配られ、いつ提出するのか情報が曖昧だったため、自分でも用意しておきました。③に関しては、詳細記入欄が②にあり、そこに保険の上限金額を書いて、保険証書とともに用意しておきました。
いざ私が手続きをしてみると、所要時間はなんと約5分。求められた書類は陰性証明書orワクチン接種証明で、陰性証明書を見せて何の問題もなく発券完了。エジプトではワクチン接種証明書は使えないと聞いていたため確認したところ、どちらかあれば問題ないとのこと。紛らわしい…。
ちなみに、②に関してはイスタンブール~カイロ間の機内で配られました。用意していた書類とはフォーマットが異なり、保険の詳細を記入する欄がありません。その後も保険に関して確認されることは一切ありませんでした。
全体を通して言えることは、事前に得た情報とは異なる点がいくつかあるということ。ワクチン接種証明書と陰性証明書に関しては、たとえ片方の書類のみで良いとされていても、余裕があれば両方用意しておくと安心かもしれません。
【機内の様子】機内食は?利用者数は?
まずは羽田~イスタンブールの機内について。
搭乗者数はかなり少なく、2割程度です。私の席は前後左右誰もいなかったため、3席を1人で使うことができました。
お楽しみの一つである、機内食。現在はドリンクも含め、通常通りの提供です。1年前はお酒やホットドリンクがなく、袋に入った軽食のみだったそうです。今回は何の問題なく美味しい食事を楽しむことができました。
マスクは食事時以外は着用必須でした。乗務員の方はもちろん全員付けていましたし、外している乗客には注意する様子も見られました。その他の感染対策については、トイレにアルコール消毒の設置や、アルコールティッシュ、マスクが用意されていました。
次に、イスタンブール~カイロの機内の様子です。
羽田~イスタンブール間とは異なり、搭乗率は約9割とほぼ満席でした。トルコ~エジプト間では、コロナ関係なく多くの人が行き来しているようです。
マスクは着用必須とのアナウンスはありましたが、それほど強制されている様子はなく、外している人が多く見られました。マスクをせず大声で話す人もいて、普段マスク生活が徹底されている日本では考えられない風景でした。
到着1時間前くらいになると、エジプト入国カードと前述したエジプト政府指定の申告書が配られました。
【乗り継ぎ】イスタンブール空港の様子
順番が前後してしまいましたが、お次はイスタンブールの空港の様子についてです。
トルコは乗り継ぎだけの場合、必要な書類はありません。飛行機から降りて、International Transferの案内に従って進み、セキュリティチェック、国際線出発ロビー、搭乗ゲートへという流れは通常通りでした。ただ、カイロ行きの搭乗ゲートでは、エジプト入国に必要な陰性証明書の提示を求められました。
2019年に新しくできたイスタンブール空港。とてつもなく広い空港内のお店は、免税品店やカフェ、フードコート、ラウンジなど、すべて営業していました。利用者数も多く、コロナ禍を感じさせないほどには賑わっていました。
感染対策は、日本の空港同様徹底されている様子でした。消毒やソーシャルディスタンスのマークが設置されていたり、フードコートでは利用後の席をスタッフが消毒していたり・・・。マスクの着用も必須です。
【エジプト入国】入国時に必要な手続きは?
カイロ国際空港には予定通りの8:35に到着しました。飛行機を降り、空港ターミナルを進んでいきます。降りてすぐに簡易的な手荷物検査場があり、パスポートや陰性証明書の提示も求められました。
現地アシスタントの方は、ビザを取得する銀行の手前で、私の名前が書かれたプレートを持って待機して下さっていました。コロナ禍でも関係なく、空港内にアシスタント・ガイドの方が入ることは可能だそうです。
ビザに関しては、25ドル(3,867円)を支払うだけで簡単に取得できます。シール状になっているため、パスポートに貼り、入国審査にてそのページを提示します。
無事入国が済み、空港の到着ロビーに出ました。カフェやお店は通常通り営業していました。ソーシャルディスタンスやマスク着用のマークが設置されており、空港スタッフはほぼ全員マスクを着用していました。
空港の外に出て、ドライバーさんとも合流し、空港を出発したのが9:10頃でした。到着から約30分しかかからず、かなりスムーズでした。しかし、最近は1時間以上かかることが通常だそう。時間や便によって大幅に違いが出るのかと思われます。
エジプトのツアーはこちら
【カイロ観光】観光地の状況は?
コロナ禍でもエジプト観光は楽しめるのか?と疑問はありましたが、結論を言うと、思う存分、むしろ期待以上に満喫できました。
観光施設やモスク、カフェ、お土産ショップなどは基本的に全て通常営業しています。感染対策としては、ソーシャルディスタンスやマスク着用のマークが設置されている程度です。徹底されている様子はなく、観光客だけでなく、施設のスタッフですらマスクをしていない人が多い印象でした。また、入場時の陰性証明書やワクチン接種証明書の確認や、入場制限などもありませんでした。
周囲の人がコロナをそれほど意識していない様子をみると、自分自身も対策がゆるくなってしまいます…。感染してしまっては元も子もないと、マスク着用、手洗いうがいなどの徹底を意識して観光しました。
カイロで訪れた観光地は主に、ギザの三大ピラミッド、考古学博物館、ハンハリーリ市場、コプト教会、ムハンマドアリモスクなどです。
考古学博物館に関しては、新たに開設が予定されている大エジプト博物館に展示物が移動されているため、通常より物寂しい様子です。しかし、ツタンカーメンの黄金のマスクや玉座、厨子などはまだ展示されており、それだけでも見応えはありました。散策が楽しいハンハリーリ市場は地元民や観光客で賑わい、情緒あふれる市場の様子を味わえました。
【カイロの飲食店】ツアー中のレストランから、街中のカフェまで。
飲食店の感染対策もソーシャルディスタンスのマーク設置くらいで、ほとんど意識はされていません。ツアー中に利用したレストランはビュッフェスタイルが多かったですが、日本のようにマスク、手袋の着用指示はなく、利用客は制限なしにビュッフェを楽しめる状態でした。席数や人数制限も特になく、ツアー団体が利用するレストランでは、コロナ前を感じさせるくらい混雑した様子も見られました。
街中を散策した際には、地元民に人気のあるレストランやカフェにも立ち寄りました。エジプト人は夜型の人が大半だそうで、日が暮れるとダウンタウンなど繁華街はかなり賑わいます。コロナ禍の現在でも変わりなく、エジプトの国民食・コシャリやケバブのお店、甘いお菓子の並ぶパティスリーなどの店頭では、若い人を中心にかなりの行列ができていました。
エジプトの料理は野菜を中心としたヘルシーなものが多く、日本人の口にもよく合います。ビュッフェでは、前菜にキュウリやトマト、オリーブのサラダや、ヒヨコ豆やヨーグルトを使ったペースト類、メインに蒸し野菜や肉、魚のグリルなどが並び、バランスよく栄養の取れるラインナップです。
【ホテルの様子】スタッフの感染対策は?
ホテルに関しても、観光施設やレストラン同様、コロナ対策としての厳しい制限はありません。ただし、エレベーターには消毒が設置されていたり、部屋にマスクが用意されていたりと、他の施設と比べると感染対策を意識している様子でした。
特に対策が徹底されていると感じたホテルは、ホテル視察で立ち寄ったホリデイ・イン。ホテルスタッフがワクチン接種済を表すバッチをつけている、併設のジムにあるマシーンは1台ごとに使用禁止になっているなど、利用客が安心できる環境作りがされていました。
カイロ1泊目に利用したホテルは、ピラミッド・パーク・ホテル。ホテルの目の前には大エジプト博物館があり、ピラミッドも見ることができます。客室は広く、バスタブ付きのバスルームにはアメニティやドライヤーも完備。シャワーの温度調節も問題なくできました。
さらにもう一つ、アラカン・ピラミッズ・ホテルにも宿泊しました。こちらはピラミッドから車で20分ほどの距離で、バルコニーからピラミッドを見ることができます。また、周囲にはスーパーやカフェ、レストラン、銀行などがあり、立地の面でとても便利でした。
【寝台列車】カイロ~ルクソールの移動
カイロからルクソールまでは、寝台列車で移動しました。出発駅であるギザ駅までの送迎と、乗車までのアシスタントの方の案内があるため、迷うことなく安心です。
出発予定時刻より1時間ほど遅れて列車がギザ駅に到着。この程度の遅延は日常茶飯事だそうです。改めて日本の公共交通機関の時間の正確さをありがたく思います。
駅に入る際や列車利用にあたってのコロナ制限・対策は、特に見受けられませんでした。検温やマスクの着用指示、書類の確認等もありません。利用者は多く、観光客用の部屋は全て埋まっているようでした。
寝台列車は2段ベッドで、乗車時には1段目は座席の状態でした。夕食が済んだ後に、スタッフの方が1段目もベッドに変えてくれます。
客室内には水道があり、共用トイレに行かずとも手洗いや歯磨きができます。コンセントもあり、充電に関しても問題ありません。鍵は2重でかけられるため、セキュリティに関しても安心できました。ただし、シャワーはないため、気になる人はウェットティッシュや水のいらないシャンプーなどを用意しておくと役立つでしょう。
朝になり、ルクソール到着2時間ほど前にスタッフが起こしに来てくれます。その後朝食が配られ、到着間近になって荷物を廊下に出して準備するよう指示されました。
ルクソールのアシスタントの方は、プラットホームで待機していました。到着は予定より2時間ほど遅れましたが、無事合流し、駅の外に出てツアー専用車に乗り込みました。
【ルクソール観光】スフィンクス参道3キロ歩いてみた
ルクソールもカイロと変わらず、感染対策は緩めです。人が多く賑やかなカイロとは異なり、ルクソールは落ち着いた雰囲気の街。欧米からの観光客が戻ってきているとはいえ、コロナ前と比べると街中や観光地はかなり空いています。人が少ない分、密にならないからかマスクをしている人はカイロより少ないと感じました。
ルクソールといえば、2021年11月に長年の修復工事を終え、パレードが行われたスフィンクス参道。カルナック神殿とルクソール神殿を結ぶ約3㎞の道で、エジプト新王国時代の景色が蘇っています。せっかくルクソールに来たなら!と全部歩いてみることにしました。
スフィンクス参道とはいえ、参道の途中はただ台座が並んでいるのみ。日陰のない道は、炎天下の夏には絶対歩けない…。
エジプトのツアーはこちら
【エジプト国内線】ルクソール~カイロ間
ルクソールからカイロへ戻る際には、エジプト航空の国内線を利用しました。早朝5:30発の便に乗るため、4:00にホテルを出発し、4:15にルクソール空港に到着しました。朝早いこともあり、人はまばらです。
ルクソール空港では、コロナ対策のためか航空券がないと空港内に入れません。そのため、アシスタントの方とは入口でお別れでした。
その他の対策に関してはカイロ空港同様、ソーシャルディスタンス、消毒の設置がある以外、特別通常と違うことはありませんでした。チェックインや荷物検査などの流れも特別な点はなく、スムーズに済みました。
定刻通りに出発・到着し、カイロのアシスタントさんは荷物受け取りの場所で待っていて下さいました。その後、通常通りの流れで空港を出て、ホテルへと向かいました。
【PCR検査】エジプト・カイロで受験する方法
日本帰国には、エジプト出国72時間前以内に受験したPCR検査の陰性証明書が必要です。また、厚生労働省指定のフォーマットがあり、対応しているとされるエジプト国内の検査機関は下記サイトで確認できます。
https://www.eg.emb-japan.go.jp/itpr_ja/r_covid19.html#PCR
今回私はAl Mokhatabar Labにて受験。費用はクレジット支払いで900エジプトポンドです。午前中の受験で結果判明は当日夜。午後の受験だと判明は翌日午前。結果がわかるまでおよそ半日かかるようです。結果自体はメールで送られてきます。
検査の所要時間は、受付含め10分ほど。受付ではパスポートを提出し、日本のフォーマットに記入してもらうよう伝えます。その後の検査は鼻の奥に綿棒を入れて拭い液を取る方法でした。あっという間に検査が終わり、すぐ帰宅できます。混雑していない時期であれば予約も必要ないそうで、とても簡単に受けられる状況でした。
検査結果はメールで送られてきますが、紙媒体の陰性証明書は直接検査場へ取りに行く必要があります。受け取る際に、必ず正しく記入されているか再度確認しましょう。
【エジプト出国】日本帰国に向けて
日本帰国において、カイロのチェックインカウンターで求められたのは以下2つです。
①陰性証明書の提示
②厚生労働省の質問票への記入 https://arqs-qa.followup.mhlw.go.jp/#/
②に関しては、日本に帰国してからの記入でも基本的には問題ありません。ただし、事前に記入しておけば帰国後スムーズに動けるため、あらかじめ入力しておくと良いでしょう。QRコードが発行されるので、スクリーンショットをとる必要があります。
カイロから羽田までは、往路同様イスタンブール乗り継ぎ便を利用します。乗客数はやはり多く、ほぼ満席の状態でした。国籍としては、欧米はもちろん、中国や韓国などのアジア人も多く見られました。
【トルコ入国】乗り継ぎ間に合わず…。
イスタンブール乗り継ぎにてトラブル発生。カイロ~イスタンブール間が遅れ、乗り継ぎが間に合わず、急遽1日だけトルコに入国することとなりました。
トルコに入国するには、入国72時間前以内の陰性証明書か、ワクチン接種証明書が必要です。また、入国72時間前以内にトルコ政府指定の入国フォームに入力し、QRコードのスクリーンショットを取っておく必要があるとされています。
入国フォーム:https://register.health.gov.tr/
イスタンブール到着後、一度国際線出発ロビー内に入っていた私。入国が確定して慌てて入国フォームに登録します。その後、パスポートコントロールを出て、空港の外へという流れでしたが、結局コロナ対策関係の確認をされることはありませんでした。せっかく急いで登録したのに。
もし、カイロにいた時点でトルコ入国予定だったら、チェックインカウンターで登録フォームの提示を求められていたかもしれません。どちらにしろ、念のためできるだけの準備をしておいて損はないでしょう。
【イスタンブール観光】コロナ前との違いは?
イスタンブールには学生時代、個人旅行で行ったことがありました。多くの旅行者で賑わっていた当時と、コロナ禍の現在、イスタンブールの様子がどう変わったのか、非常に気になっていました。
イスタンブールはエジプトよりもマスクや消毒の徹底がされている印象です。観光施設のスタッフや、公式ガイドの方々など、皆マスクを着用しています。ただし、入場時にワクチン接種証明書の提示を求められたり、入場制限を行っていたりということはなく、エジプト同様、気兼ねなく観光を楽しめる状況でした。
公共交通機関や博物館を利用する際、トルコ人は提示が必要らしいHESコード。個人を識別するためのコードで、外国人に対しても求められる可能性があるそう。念のため取得して、QRコードのスクリーンショットを撮りましたが、結局求められることはありませんでした。万が一を考えて準備しておくと安心ですが、必須というわけではないようです。
適度に感染対策がされている様子のイスタンブール。外国人旅行者も多く、観光地では活気を感じられます。コロナ前と比べると全体的に寂しい様子ではありますが、コロナありきの観光に力を入れている様子でした。
トルコのツアーはこちら
【トルコ出国】いよいよ帰国へ
ハプニングもあり、予定より長くなった出張もついに終盤。イスタンブール~羽田間の便に乗るため、出発3時間前に空港に向かいました。
私は既に航空券を持っていましたが、念のためチェックインカウンターへ行って、そのチケットが問題なく使えるか確認します。この時点で陰性証明書の確認等はありませんでした。
その後、パスポートコントロール、手荷物検査という通常の流れで国際線出発ロビーに入ります。カフェや免税品店はすべて営業しているため、出発時刻まで余った時間を過ごすのに困りませんでした。
出発1時間前に、搭乗ゲートへ。搭乗開始前に、パスポートと陰性証明書を確認する列ができていました。陰性証明書は搭乗時に再度提示を求められ、厳しく確認している様子でした。
今回陰性証明書に不備があった方がいたようで、搭乗を拒否されていました。搭乗ゲートまで来て拒否されるなんて悲劇、絶対に避けたいですね。
【日本帰国】空港での流れ、隔離施設まで
羽田空港に到着後、通常とは逆方向に案内されます。何か所かに分かれて、書類やアプリ登録確認、抗原検査が行われました。
全体の流れとしては、以下の通りです。
①質問票入力済みか確認→入力していない場合、説明受け入力
➁書類確認
・陰性証明書
・機内で配られた誓約書
・健康カード→滞在歴、健康状態記入
※強制隔離期間あり→腕に目印のタグをつけます。
④抗原定量検査→検査キットへ唾液採取
⑤アプリ登録・設定確認
→MySOS(位置情報、健康状態確認アプリ)
⑥メールアドレス登録→メールが届くかテスト
⑦MySOS使用方法説明
⑧質問票QRコード読み取り→パスポート、搭乗券も提示し、内容確認
⑨検査結果出るまで待機→宿泊施設登録票記入
検体を採取してから結果が判明するまでは、およそ1時間でした。
検査結果が無事陰性とわかると、その後はグループでまとまって案内されます。
検疫所ではCovid-19指定地域滞在歴、3日間ホテル隔離指示の書類提示が求められました。
入国、荷物受け取り、税関などでの確認項目は通常通りで、特別変化はありません。ようやく空港の外に出て、隔離3日間を過ごすホテルへと向かうバスに乗りました。バスにて初めて宿泊施設の場所を知らされます。今回は羽田空港から片道30分ほどにあるホテルでした。
【ホテル隔離】隔離中のホテルでの過ごし方
ホテルに着くと、滞在中の注意点を説明されます。部屋にたどり着いたのは帰国してからおよそ3時間後です。帰国が遅い時間だと辛いですね。
客室には水、アメニティ、タオル類は3日間分が用意されています。足りなくなった場合はフロントに連絡すれば持ってきてくれるようです。
食事は8:00、12:00、18:00の3回。お弁当が部屋の前に用意されます。冷たいのが少々難点ですが、それでも美味しくいただける内容でした。また、ウーバーイーツなど宅配も可能だそうです。
毎朝8:00ごろ検温し、その他体調に関してアプリを通して報告します。それに加えて、MySOSアプリでランダムな時間に位置情報確認のAIによる電話があり、自分の顔を背景をビデオに30秒写す必要がありました。
広いバスタブや、大きいテレビ、デスクワークに適した机と椅子も備えられた部屋で、快適な3日間を過ごせました。どんなホテルになるかは運もあるかと思いますが、3日間閉じこもっていても何の問題もないほど、快適に過ごせる環境でした。
【ホテル隔離終了】入国後7日目までは自宅待機
3日目に朝6:00、配られた検査キットに唾液を採取し、取りに来た看護師に渡します。結果が分かったのは14:00。電話にて結果を知らされ、その30分後には荷物を持って専用の受付に来るように言われました。結果判明から外に出るまで時間がないため、あらかじめ荷物はまとめておくよう指示がありました。
3日過ごした部屋に別れを告げ、バスにて羽田空港に戻ります。空港に着いた時点で解散で、その後は公共交通機関を使わずに家に帰らなければなりません。私は家族に迎えにきてもらいました。
入国後7日目までは自宅で待機です。この間もMySOSによる現在地確認の電話と、健康状態の確認の入力がありました。私は家族と暮らす家で過ごしたため、食品の買い出しの必要もなくずっと家に閉じこもっていました。
自宅待機はあくまで自主的なものですが、万が一を考え、周囲の人に迷惑をかけないためにも外出しない方がいいですね。
まとめ
エジプトでもトルコでも、日本人はいつになったら旅行に来てくれるの?とたくさんの人に聞かれました。どちらの国も入国や観光での制限は少なく、帰国のためのPCR検査なども案外簡単に受験できます。コロナ禍での海外旅行へのハードルは、想像以上に高くなさそうです。
日本帰国後の隔離が一番の問題と思いますが、隔離期間は段々と短縮されています。2022年こそ海外旅行に行けると期待して、旅行の計画を立ててみてはいかがでしょうか?