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せっかく旅行に行くなら、「良い旅行だった!」と思い返しても笑顔になれるような、そして「こんなところに行ったんだよ♪」と友達にも紹介できる場所のほうが旅行に行った甲斐があると感じますよね?!
今回は、100カ国以上旅してきた私、橋本が世界広しといえどもここに来れば「絶対素敵な写真がとれる!」というスポットをご紹介します。
カメラはスマホでも充分!さぁ異国情緒たっぷりな世界旅行へ出かけましょう!
入り組んだ街並みのどこでも美しいベネチア(イタリア)
まずご紹介したいのはベネチアです。イタリアは“写真映え”の宝庫のような国ですが、何と言ってハネムーンの旅行先としても定番のベネチアは外せません。
7世紀頃から存在したと言われるベネチアは、50を超える運河と177の島々からなります。ベネチアの街は要塞としての役割を担っていたため、まるで迷宮のように入り組んでいます。ガイドブックの地図を片手に歩いてもいいのですが、自分の位置がまずどこかがわからないので、ほとんどの地図は役に立ちません(笑)。でも迷いながらでもいいんです。なぜならすべての目に映る景色が絵画のように美しいから。
ベネチアの夜は一層ロマンティックになりますので、夜の街に繰り出さない理由はありません。高級レストランもいいですが、気の置けない友達同士なら「バーカロ」もおすすめ。バーカロとはベネチア独自の立ち飲み屋さんのことで、10ユーロでもたっぷりワインとおつまみを楽しめます。
またベネチア滞在中はベネチア本島だけでなくカラフルな街並みのブラーノ島へ訪問もお忘れなく!
オレンジ色の屋根が映えるドブロヴニク(クロアチア)
ドブロヴニクは「アドリア海の真珠」と讃えられるほどの美しさから、日本人旅行者の間で人気急上昇中の都市です。
その歴史は古く14~15世紀に絶頂を誇ったラグーサ共和国の中心都市でした。旧市街には当時の教会や建物が残り、その繁栄を物語っています。気品と壮麗さを持つ街並みは途切れることがなく広大なため、1日過ごしても飽きることがありません。
ドブロヴニクのお勧めの撮影ポイントは旧市街の背後にそびえるスルジ山です。ここからの旧市街のオレンジの屋根が一面に広がる様子が一望できます。行き方は旧市街の近くかケーブルカーが出ていますのでそちらが便利です。
太陽に照らされる午前中が撮影に最適な時間帯ですのでぜひ朝早く起きて訪れて見てください!
トリック写真でインスタ映えの定番、ウユニ塩湖(ボリビア)
「インスタ映え」を語るなら、このウユニ塩湖は外せません。10年前には知る人ぞ知るスポットでしたが、その神秘的な美しさから日本人観光客に大人気の場所となりました。
地平線の先まで遮るものがなにもないため、ウユニ塩湖では遊び心溢れるトリック写真の撮影にも最適ですが、やはりウユニ塩湖のハイライトと言えば星空のまたたく夜です。
夜のウユニ塩湖では星たちの明かりが水面に反射され、上空だけでなく、360°見渡す限りに星が散らばっているように見えるのです。さながら宇宙空間のような不思議な体験ができるのもウユニ塩湖ならではですね。
ちなみに日の出や日没時も非常にユニークな体験ができます。地上の太陽と水面の太陽、2つの太陽の光を浴びていると大自然のエネルギーをもらったような、そんな元気な気分になれます。
ボリビアは日本からは遠く離れた地球の裏側のような国ですが、ウユニ塩湖の光景を見たら疲れてなんて吹っ飛びました(笑)。一生の宝物になること間違いない必見の絶景です!
絵本の中のようなかわいい街並みブルージュ(ベルギー)
ベルギーの首都ブリュッセルから列車で1時間。ここに世界遺産の街・ブルージュがあります。
ブルージュはかつて織物工業で隆盛を極め、12世紀から14世紀にかけてハンザ同盟の交易都市としてヨーロッパ経済の中心的存在でした。しかし、15世紀に入るとブルージュと北海を結ぶ水路が流れ込む土砂により商船の運行ができなくなり、港の機能が失われ、ブルージュはまるで瞬間冷凍されたようにその後4世紀にわたって人々の記憶から忘れ去られることとなります。そんなブルージュが再度注目を浴びることとなったのは19世紀。ジョルジュ・ローデンバックのブルージュを舞台にした小説『死都ブリュージュ』の人気と当時の旅行ブームとが相まって欧州各地からの観光客でブルージュは再び賑わうことになりました。
ブルージュの街並みは極めて保存状態がよく中世そのままの、まるで絵本の中から出てきたようにかわいらしいのが特徴です。お店の看板、家の前にある自転車、街角のパン屋、石畳の続く道、レンガの屋根。ブルージュは1つ1つが絵になる街なので、カメラ片手に街を繰り出すとあっという間に時が過ぎます。
できれば宿泊して朝や夕刻など観光客が少ない時間帯を狙うのがベストですね。
神秘的な光が感じられるアンテロープキャニオン(アメリカ合衆国)
グランドキャニオンにモニュメントバレー、ヨセミテ国立公園。アメリカ西部を代表する大自然の絶景は数え切れないほどありますが、最も引き込まれる写真の撮影ができるのがこのアンテロープキャニオンです。
このアンテロープキャニオンは気の遠くなるような長い時間、砂丘が積み重なり固まってできた砂岩の亀裂に、雨水が入り込み鉄砲水となって岩を削り造り上げられました。内部には人間の力では到底創り出せない、美しくしなやかな曲線が織り成す幻想的な空間が広がり、そこにわずかな隙間から光が神秘的な瞬間を演出しています。
ちなみにアンテロープキャニオンには「アッパー」と「ロウワー」、そして「キャニオンX」という3箇所のトレイルがあり、それぞれに良さがあります。
「アッパー」は全長150mの短めのコースですが、よく絶景の写真集などで紹介されるビーム(空から光が差し空間を明るく照らす現象)は夏のお昼の時間帯にアッパーでよくみられる現象です。
それに対して「ロウワー」は全長400mに及ぶため距離が長い分、様々なアンテロープキャニオンの表情楽しめるのが特徴。
最後の「キャニオンX」は、近年になって入場が解禁されたこともあり、観光客が少なく写真が撮影しやすいのが利点です。ほかの2つのトレイルと比べて渓谷がとにかく深いためダイナミックな景観が楽しめます。
異国情緒あふれる迷宮都市マラケシュ(モロッコ)
1000年以上の歴史がある迷宮都市マラケシュ。このモロッコ中部の都市は、異国情緒に溢れ世界中の旅人を魅了してやみません。
街の中心はジャマエルフナ広場。広場では毎日がお祭りかのような騒ぎで、屋台が並び大道芸人や蛇使い、占い師など怪しい(?)人たちも見かけます。広場からは小さな路地がまるで毛細血管のように張り巡らされており、路地に入ってしまったら最後、現地の人に助けを求めなくては、もと居た場所には戻れません。なにしろメディナの建物はローズレッド一色に統一され、路地の両脇は高い壁に囲まれ、空を見上げても目印となるものが見えないのです。
外界が見えないからこそ、1000年もの歴史を持つマラケシュの街並みはいまも変わらず、路地を練り歩く商人とロバ、民族衣装をまとった地元の人達など、何気ない風景でも絵になるのです。
マラケシュに滞在するのであればリヤドに宿泊されることを強くおすすめします。リヤドとは個人の邸宅をホテルとして改築したもので、モロッコの雰囲気を存分に楽しめるのが特徴です。特にマラケシュのリヤドはデザインセンスが抜群の宿が多く存在しています。元々は個人のお家のため部屋数が少ないのと、個人ではかなり見つけづらいのが難点です。できれば個人旅行をアレンジしてくれる旅行社にリヤドまでの送り迎えも含めて依頼してください。でないと、いい大人でも必ず迷子になりますよ!
ノスタルジックな雰囲気たっぷりの九份(台湾)
お隣の国、台湾。日本から近いため週末でもサッと行けるのが台湾の魅力ですよね。
そんな台湾の定番の写真スポットと言えば、ここ九份。細い路地と階段、両脇にはお店が所狭しとならび、ぶら下がった赤提灯が雰囲気たっぷり。台湾の魅力がギュギュっと凝縮されたようなそんな場所です。
台北からのアクセスもよく車でわずか1時間ですので、何度も行きたくなるスポットです。
九份は今や外せない定番スポットですが、九份の近くには十分(シーフェン)という最近人気急上昇中のエリアがあることはご存じですか?
台湾の伝統的行事に「ランタン飛ばし」があります。旧正月の時期にご先祖のご加護を祈って灯をともしたランタンを夜空に飛ばす、感動的なイベントです。そんな「ランタン飛ばし」を十分では観光客が気軽に楽しめるのです。
ちなみに十分の商店街の中心には線路が走っており、店先から1mという至近距離で電車が走り抜けます。1時間に1本の運行でタイミングが合わないとみれませんが、なかなかスリリングな体験ができますよ(笑)。
青色のタイルが美しいウズベキスタン(サマルカンド)
シルクロードの中心・ウズベキスタン。世界の東西を結ぶ要所として栄えたウズベキスタンには15世紀から16世紀にかけて壮大なイスラム建築が数多く建築されました。
そんなウズベキスタンのハイライトともいえるのがサマルカンドです。ティムール朝時代には政治・経済・文化の中心としてサマルカンドは栄華を極めました。中国の陶磁器とペルシアの顔料の技術を融合させた鮮やかな青色タイルが映える街並みは、まさに「青の都」という名前がピッタリです。
素晴らしい建造物の宝庫であるサマルカンドにおいて、ナンバー1の撮影スポットがレギスタン広場です。
ウルグべグ・メドレセ、シェルドル・メドレセ、ティラカリ・メドレセの3つのメドレセ(神学校)からなるこの広場は調和のとれた見事な美しさを放っています。昼間訪れてもその素晴らしさは堪能できますが、ライトアップされた夜に訪れるのもまた格別です。夜間は内部の見学はできませんが、観光客がほとんどいないレギスタン広場を目の前にすると、まるで自分が壮大な歴史書の1ページのいるかのように思わせてくれます。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、美しい写真が取れる世界の観光地をご紹介いたしました!
スマホのカメラの性能は年々上がっているので、長く愛用している機種であればこの機会に買い替えてみるのもおすすめですよ。
綺麗な写真は良い思い出には必要不可欠です。近い将来、一生の宝物になるような撮影旅行に出かけましょう!