韓流ドラマ「愛の不時着」はコロナ禍の中で大人気を博したドラマですが、スイスでの撮影シーンが印象的です。ドラマそのものは2020年の作品ですが、未だにスイスの現地ロケ地を回る人が多く、今回私も訪問してみることにしました。作品では様々なシーンがありますが、このドラマの大切なシーンである湖の桟橋と、吊り橋を見てきました。
イゼルトヴァルト 湖畔の桟橋でピアノを弾くシーンです
スイスの湖の桟橋でピアノを弾く主人公リ・ジョンヒョク。このシーンを初めて見たとき、私はスイスのブリエンツ湖に違いないと思いましたが、予想したとおりでした。ブリエンツ湖のイゼルトヴァルトという村こそが、あのシーンの舞台なのです。人口わずか400人の小さく可愛い村はいかにもスイスの湖畔の村という雰囲気です。 ここへのアクセスはインターラーケンオスト駅からバスか船の便があります。 ユン・セリがたどったように、船に乗ってアクセスするのがおススメです。
湖畔の桟橋は今や大人気。コリアンやアジア系の女性などがかなり増えてきています。地元にお金が落ちることのない観光客の増加は迷惑な面もあるようです。それで地元民は桟橋の入場料として5フランをかけることにしました。地元にも潤うような観光こそがサステナビリティ時代の旅だと思います。それはさておき、湖の色は変わりやすいですが、天気が良ければエメラルドグリーンの美しい湖が広がります。ドラマの舞台でなかったとしても、美しく訪れる価値ある景色だと思いました。
施設名 | イゼルトヴァルト |
エリア | スイス |
入場料 | 桟橋に入るのは入場料がかかります。 |
アクセス | インターラーケンオスト駅からバスまたは船を利用 |
シグリスヴィル 高さ182mの大吊り橋
桟橋のシーンと同じくらいに印象的なのが吊り橋のシーンです。リ・ジョンヒョクとユン・セリが初めて出会うのがこのシグリスヴィルにあるパノラマ・ブリュッケの吊り橋の上でした。長さ340m高さ182ⅿの吊り橋からはスイスらしい山のパノラマとトゥーン湖は素晴らしい体験ができます。こちらの吊り橋に行くのも拠点はインターラーケンの町です。インターラーケン・オスト駅からGUNTEN乗り換えでシグリスヴィルまで行き下車すればすぐの場所にあります。
シグリスヴィルにあるパノラマ・ブリュッケの吊り橋は思った以上に高い吊り橋です。白っぽい金属製の橋なので、それほど怖くないかと私は思いましたが、高所恐怖症の人には厳しいかも。橋の上でぶるぶる震えているユン・セリの気持ちがわかるように、しゃがみこんで記念写真を撮ってみたいものです。このシーンのあと、ドラマは急に草原の展望台の風景に変わりますが、これはグリンデルワルトのハイキングコース、フィルストです。ここへはインターラーケン・オスト駅から列車でグリンデルワルトへ、その後、ロープウェイの乗ってフィルストに着くという離れた場所なのですが、ドラマでは橋の近くに草原があるように映されています。
施設名 | シグリスヴィルにあるパノラマ・ブリュッケの吊り橋 |
営業時間 | 橋を渡るのに入場料がかかります。 |
休館日 | インターラーケンオスト駅からバスを利用。途中乗り換えあり。 |
ここもドラマのロケ地 クライネシャイデック
このあと、愛の不時着のロケ地巡りは終了し、グリンデルワルトで軽いハイキングを楽しみました。グリンデルワルトから新しくできたロープウェイで標高2320mのアイガーグレッチャーへ。迫力ある山の景色はまさに絶景と呼ぶにふさわしいでしょう。ロープウェイ駅近くでハートマークの看板があったのでこれと一緒に記念撮影。何でこんな看板があるのかな?
ハイキングでクライネシャイデックに到着します。ここまでの道はアイガー、メンヒ、ユングフラウなどの3山が織りなす景色が最高です。ここクライネシャイデックにも謎のハートマークの看板が・・・・。よく見ると「CRASH LANDING ON YOU」の文字が。激しく燃える愛なのか? なぜそれがスイスと関係があるのかな?などと思ったりしていると、その下にリ・ジョンヒョクとユン・セリの写真も発見。そうなんです。愛の不時着の英語のタイトルは「CRASH LANDING ON YOU」。アイガーグレッチャーもクライネシャイデックもドラマのロケ地だったのでした。初めて知りました・・・・。
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定番のサンモリッツ・ツェルマット・グリンデルワルトにも滞在。観光客が少ない穴場スポット、朝日や夕陽に照らされるユングフラウ3山を満喫!