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スイス氷河特急の始発駅サンモリッツ。ここに宿泊し、ここから氷河特急に乗ってツェルマットへ抜けるのはスイス旅行のゴールデンルートです。
しかし、よくお客様から質問があります。せっかくサンモリッツに滞在するけれど。どこか見どころはありますか?
あるのです。あるのです。たくさんあるのです。行くところはたくさんあって3泊してもいいくらいです。スキーだけが全てではありません。夏も大いに楽しめるのです。代表的な見どころをここで紹介してみたいと思います。
一番のオススメはディアヴォレッツァ展望台
ディアヴォレッツァ展望台は、ベルニナアルプスと氷河を間近に見ることができる標高2985mの展望台です。
ディアヴォレッツァ展望台の特徴はベルニナアルプスのピッツ・パリュ3899m、ピッツ・ベルニナ4048m、ピッツ・モルテラッチなどの名峰がワイドに楽しめるのです。迫力ある風景に感動します。また、グリンデルワルドやツェルマットなどの大観光地と異なり、それほど混まないのも魅力です。
山頂にある「ベルグハウス・ディアヴォレッツァ」は、山上にあるとは思えないほど、メニューも豊富で人気のレストラン。アルプスの絶景と澄み切った空気の中での食事は最高です。
ディアヴォレッツァ展望台へはサンモリッツから鉄道で約40分ベルニナ・ディアヴォレッツァへ。そこからロープウェイで10分で到着します。観光だけなら半日の行程で周遊できます。
施設名 | ディアヴォレッツァ展望台 |
公式サイト | https://www.myswitzerland.com/ja/experiences/diavolezza/ |
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ベルニナ特急に乗車にも乗りたいけれど、特急でなくてもいい?
ディアヴォレッツァ展望台と並んで行ってみたいのがベルニナ特急の乗車です。スイスでは氷河特急と並んで乗ってみたいのがベルニナ特急です。迫力があり氷河を間近に見られるベルニナ特急は氷河特急以上ともいわれています。
ベルニナ特急が氷河特急と違う一番大きな点はベルニナ特急に乗らなくても普通電車でも車窓風景が楽しめることです。特急列車だけでなく、普通電車も走っているので座席が取れる取れないで心配する必要はありません。
全線乗らなくてもサンモリッツ駅からアルプ・グリュム駅までの往復だけで一番景色のいいところを通過するので、短時間で鉄道の旅を満喫できるのです。
サンモリッツから標高2103mのアルプ・グリュム駅までは列車で1時間。その間が氷河、アルプス、湖の絶景が続きます。アルプ・グリュム駅で途中下車し、戻ります。この駅は断崖絶壁の上にあり、バリュ氷河の大迫力が楽しめます。ここから1駅戻ったオスピツィオ・ベルニナまでは3時間のハイキングコースになっています。
ハイキングをしない場合、先程のベルニナ・ディアヴォレッツァ駅まで戻り、ディアヴォレッツァ展望台にロープウェイで登るのが、ちょうど1日観光にはピッタリです。
ハイキング&グルメ 天国という名前のイタリアンレストラン
せっかくサンモリッツに来たので、大自然とグルメを両方楽しめる場所をお教えしましょう。「パラディッソ(天国)」という山のイタリアンがおすすめなのです。
標高2181m山上にあるレストランで、しかもハイキングをしないと到達しない場所にありながら、優雅な一流のイタリアンが楽しめるのです。
日本だったら、山の上では簡素な食事しかできないのに、サンモリッツはさすがに違います。テラスのテーブルからはサンモリッツ湖と、アルプスの眺望が楽しめる最高のロケーションです。美味しい料理と一流のサービス、本当に幸せな気分にさせてくれるレストランです。
とはいえ、ランチなのでパスタ1品しか頼まなくても大丈夫です。もちろん山の上なのでドレスコードも心配ありません。
行き方はサンモリッツのバートからロープウェイで標高2130mのシグナールへ。バートはサンモリッツの町の中心からバスの便があります。歩いても30分くらいです。シグナールから「パラディッソ」レストランまでがハイキングです。サンモリッツ湖を眼下に高山植物も咲き乱れる気持ちいい広い道で少し登りがありますが、快適です。
帰りはまた同じシグナールから帰ってもいいですが、シグナールを超えて、チャンタレッラ駅まで1時間ほどハイキングするのがいいでしょう。アルプスらしい放牧の風景が楽しめるし、この駅からピッツ・ネイルの展望台までケーブルカーとロープウェイを乗り継いで行けるのが楽しみです。この路線のケーブルカーはサンモリッツの町の中心に降りますので、下車してから交通も便利です。
ハイキング&グルメなんて、日本ではできない体験です。
施設名 | パラディッソ マウンテンクラブ&レストラン |
住所 | Via Engiadina 3, 7500 St. Moritz, Switzerland |
TEL | 41818334002 |
公式サイト | https://summer.paradiso-stmoritz.com/ |
スイスの秘境ソーリオ村
サンモリッツから南西方向にはイン川の源流部となります。このあたりはオーバーエンガディン地方と呼ばれ、穏やかな風景が続き、点在する村々もゆったりとした時間が流れています。
観光客は少なく、スイス人のホスピタリティに触れる絶好の場所なのです。
その中でも一番オススメなのがソーリオ村です。サンモリッツからマローヤ峠を超えて、出現する、イタリア国境の近くの秘境の村です。
18世紀の姿そのままの姿を残しているソーリオ。かつて作家新田次郎が感動し、セガンティーニの代表作のモデルになったといわれる村なのです。
展望台から見渡す村の風景はとびきりの美しさです。昔のスイスの景色はこういう景色だったのでしょうか? 村の中の石畳をそぞろ歩いたり、花の咲く野原を歩いたりして村の散策を楽しみます。
ここではあまり時間に追われないで、村のハイキングをしたり、村で絵を書いたり、のんびり過ごすのが一番なのかもしれません。
観光客の姿はまばらです。静けさだけが広がる村なのです。
ソーリオ村へはサンモリッツからポストバスで1時間半。少し遠いですが、観光客が溢れるスイスではなく、素朴な村の暮らしを知りたい人には最適な場所だと思います。
施設名 | ソーリオ |
アクセス | サンモリッツからポストバスで1時間30分ほど |
まとめ
いかがでしたか? サンモリッツにも魅力ある場所がたくさんあるでしょう?
サンモリッツのシーズンは冬のスキーシーズン。冬こそ大賑わいの季節です。反面、夏のシーズンはそれほど混み合いません。
氷河特急の始発駅として知られていますが、周辺の観光も楽しい町なので、2泊以上滞在したいものです。
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