スウェーデンのラップランド地方、北極圏にあるキルナは天候が比較的安定していることから極夜となる冬には高い確率でオーロラを見ることができます。街の中心地から少し離れたキャンプリパンホテルは街の明かりがほとんど届かない森に囲まれており、オーロラ鑑賞には絶好のホテルです。
キルナの基本情報
キルナの気候
キルナは亜寒帯湿潤気候に区分されます。夏は6月頃から8月頃までと短く白夜となるので真夜中に太陽を見ることができます。10月頃から4月頃までが冬で極夜となります。平均最低気温はマイナスになりますが極端な低温ではありません。フリースやセーターを重ね着し、帽子、手袋、耳あて、携帯カイロ、厚底の靴などを装備するなどの防寒対策は必要です。冬は雪が比較的頻繁に降りますが天気が良けれ高い確率でオーロラが見られることで世界中から多くの観光客が訪れます。
キルナの基本情報への行き方
キルナの空港まで日本からの直行便はありません。スウェーデンの首都ストックホルムまでは直行便がありますのでストックホルムまで行って乗り継ぐのが一般的です。空港からホテルまではシャトルバスもありますがタクシーの方が便利かもしれません。預けた荷物を受け取るターンテーブルのすぐ近くにあるフリーの電話で呼んだらすぐに来てくれます。ホテルのある市内までは15分くらいです。”
キルナのお役立ち情報
スウェーデンはカード社会なので現金はほぼ不要です。タクシーやレストラン、オプショナルツアーまですべてカードが使えるのでとても便利です。オーロラ鑑賞がメインと言われるキルナですがスノーモービル、スキー、アイスフィッシング、犬ぞりツアーなどラップランドの大自然を肌に感じることができる数多くのアクテビティが揃っています。またキルナの東にあるアイスホテルは氷で出来たとてもユニークなホテル。部屋ごとにコンセプトが異なることと氷が溶けるため、毎年その姿が変わるのが特徴です。
北極圏の街 キルナでオーロラ鑑賞
キャンプリパンホテルは全室コテージタイプで、部屋の扉を開けてすぐにオーロラが見られます。ホテルの敷地内にあるオーロラ観測ポイントは明かりが全くないので撮影に最適です。また、寒い中でオーロラが現れるのを待つことが辛い人のためにロビーに待合室もあります。さらに露天風呂に入りながらオーロラが楽しめるスパも併設されるなどオーロラ鑑賞をするなら絶対にお勧めしたくなるホテルです。
極夜の時期の日照時間は3時間ほどです。朝10時に陽が昇ったと思ったら13時にはあっけなく沈みます。つまり夜が長い分オーロラに遭遇する時間が増えます。マニュアル撮影が可能なカメラ、広角レンズ、そして三脚と予備のバッテリーを用意してホテルのロビーで待機します。食事中でもオーロラが出るとスタッフが親切に知らせてくれますので見逃すことはないでしょう。撮影で冷え切ったカメラを暖かい部屋の中に持込むとレンズが結露してしまうので要注意です。ビニール袋でカメラを密封し、室内に持ち込んだらカメラとレンズの温度が上るまでビニール袋から出さないように気をつけてください。
オーロラ鑑賞はホテルからだけでなく、山奥の犬ぞりツアーに参加すれば満点の星空とセットで楽しむことができるかもしれません。8頭の犬に引きずられ闇夜を疾走する体験は感動的です。キルナの北、車で1時間半くらいのところにはアビスコのオーロラスカイステーションという世界一オーロラ観測に適していると言われるスポットもありますので、より確実にオーロラに遭遇したい方は足を延ばしてみてはいかがでしょうか。