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旅行の楽しみの一つは、荷造りですよね。新しい場所での冒険に備えて、必要なものを一つ一つ選び出す過程はわくわくします。しかし、その反面、何を持っていくべきか、何を置いていくべきかで悩むことも多いはず。特に海外旅行の場合、言葉も文化も違う未知の地へ足を踏み入れるわけですから、できるだけ準備をしておきたいと思うのは自然なこと。
でも、実際には「持っていってよかった!」と思うアイテムはそう多くないもの。逆に、「これはいらなかったな」と後悔することの方が多いかもしれません。そこでこの記事では、海外旅行で絶対に持っていくべきではない、いわゆる「いらない持ち物」について深掘りしていきます。
「何を持っていくか」よりも、「何を持っていかないか」が重要な場合もあるんです。この記事を読んで、次の海外旅行がより快適で効率的なものになるよう、参考にしていただければ幸いです。
※あくまでもアイデアの一つです。必要だと思う場合は持っていきましょう。
「一応…」や「予備で…」の気持ちは捨てましょう
「初めての海外旅行だから…」「旅慣れしていないから…」という気持ちで、念の為に多くの備えを行う気持ちはわかります…。
しかし、大抵のものは、現地で購入することができますし、よほど高いアイテムを買わない限りは、大した出費にはなりません。
無くても困らないと感じるものは、距離を置いて持っていかない選択をすることも大切です。
【意外と】海外旅行にいらない持ち物
まずは、多くの場合なくても困らない持ち物を紹介していきます。
ヘアドライヤー
「ホテルにドライヤーがついていないかもしれない…」などの不安から、ヘアドライヤーを持っていく方も多くいらっしゃいます。
ただ、ほとんどのホテルではフロントに行けば貸してもらえるか、備え付けのものがあります。
ヘアドライヤーは重いし、荷物としてかさばりがちなアイテムです。どうしても諦めきれないこだわりが無い限りは、いらない持ち物になるでしょう。
食べ物や飲み物
慣れていない国へ行かれる場合などに多いケースが、「現地の食事が国合わないかもしれない…」と不安になって、食事を持っていくことがあります。
しかし、多くの場合は空港で水や当たり障りの無い食事を手に入れることができますし、街中に行けばスーパーやコンビニなどのお店もあります。
そもそも、「渡航する国によっては飲食物の持ち込みがNG」なんてこともあるため、事前に確認しておきましょう。
余分な洋服
洋服は、かさばる荷物の代名詞です。
ホテルのランドリーサービスを活用したり、【乾きやすい洋服を準備し(化繊が入ってる服)】自分で粉洗剤を持っていって洗濯したりと、せいぜい2〜3日分の洋服があれば十分です。
いざ、必要になっても、多くの場合は現地調達もできるため、洋服は必要最低限に絞っておきましょう。
余分なバスタオル
バスタオルも洋服と同じくかさばるため、あまり多く持っていく必要はないでしょう。ある程度慣れてくると、気持ち大きめなハンドタオル程度でも十分間に合います。
反対に、アウトドア用の化繊の速乾タオルを1枚持っていくと良いでしょう。普通のタオルより肌触りは劣りますが、すぐ乾く、かさばらないので、1枚持っていると便利です(帰国する際は、割れ物を包んだりもできます。)
余分な薬
持病のお薬や、常に普段から常用している薬を除いて、余計にあれこれ持っていく必要はありません。「お腹が痛くなったら…」「もし、頭痛が発生したら…」などと心配になる気持ちはわかりますが、持っていっても最低限の量にしましょう。
また、瓶ごと・箱ごと持っていってしまうと、転売目的を疑われるケースもあります。
本当に必要な薬だけをピルケースなどに入れて持っていくように心がけましょう。
必要以上のカバン
カバンもかさばる荷物です。
気分を変えるためにも、色々なカバンを持っていきたい気持ちはわかりますが、柔軟に使えるカバンを1つに絞りましょう。
追加で持っていく場合は、カバンのポケットに収納可能なコンパクトなカバンを選びましょう。
多額のお金(日本円および現金
近年は、キャッシュレス化の波もあり、多くの国でクレジットカードを使えるようになりました。
クレジットカードのブランドにもよりますが、多くの場合は、
・MasterCard
・VISA
・American Express
などであれば問題なく利用できるシーンが多いでしょう。
ガイドブック
多くの場合、情報を集める手段としてこのようにウェブサイトを見ることが多くなったため、ガイドブックもそこまで必要がなくなりました。
ただし、ガイドブックそのものが好きな方もいらっしゃるでしょうし、フライト中に長時間画面を見るのが苦手という方は持っていても良いですね。
ブランドアイテム
客観的な事実として、多くの国は日本よりも治安が悪いです。(殺人や暴漢といった極端な例を除く)
街中でブランド品が目立ってしまうと、観光客ということがわかりやすく、詐欺やスリに巻き込まれてしまうリスクが高まります。
観光客・旅行客をターゲットとした犯罪集団も多く存在していますので、できるだけ高価に見えるアイテムは避けた方が吉です。
変圧器
世の中に出回っている多くのアイテムは、広く世界で使えるように作られているものが多いです。特にパソコンやスマホなどの電子機器は電圧が合うように作られているものがほとんど…。
国産の電気シェーバーやアイロンなどは一部合わないものあるため、事前にチェックしておきましょう。
※変圧器はコンセントの変換プラグとは別ものです。差し込み口はどうしても違いがあるため、変換プラグは用意が必要になります。
セキュリティポーチ
セキュリティポーチも、海外旅行に慣れていれば不要です。
収納がたくさんついていて、一見安全に見えます。しかし、普段とは違うことをしてしまうことで、いざ必要な時や使う時にアタフタしてしまうケースが…。
また、「大事なものをどこに入れたかわからない」という本末転倒な事態にもなりかねません。
最低限の機能を満たしていれば、あとは慣れているスタイルで行動する方が一周回って安全です。
予備の靴
靴は、履き慣れた靴1つあれば基本的には十分事足ります。
例えば、予定の中でドレスなシーンがあったり、「サンダル」については仕方がありませんが、先ほどのカバンと同じで、結局余計に持っていっても使わないことがほとんどです。
シャンプー
「どうしてもこだわりのものがある!」といった場合は仕方ありませんが、基本的にはホテル備え付けのシャンプーを使いましょう。
ただ、ホテルによってはコンディショナーだけ無いなどのケースもたまにあるので、サイズの小さいものなどを用意しておくと良いかもしれません。
【理論上】本当に最低限の海外旅行に向けた持ち物
逆に、これだけあれば理論上は海外旅行ができるといった部分でお話をしてみます。
パスポート
パスポートはどうしても必要です。そもそも日本を出国するタイミングで必要になるので、避けては通れません。
以下は外務省によるパスポートの必要性と説明です。
言葉の異なる海外にあって、自分が何者であるか(国籍、氏名、年齢など)を具体的に証明できるほぼ唯一の手段と言うことができます。(また、パスポートには、日本国外務大臣の名前で「日本国民である本パスポートの所持人を通路故障なく旅行させ、同人に必要な保護扶助を与えられるよう、関係の諸官に要請する。」との、いわゆる”保護要請文”が記載されています。)
(出典:外務省「パスポートは世界で通用する“身分証明書”です」)
お金
「自分ではお金を使わない」などの目標を掲げるバックパッカーでも無い限り、お金はどうしても必要です。
前述した通り、クレジットカードだけでも十分戦えるとは思いますが、国やお店によっては現金しか使えないお店もあるため、今回は「お金」と記しています。
また、出国まで・帰国から帰宅までを考慮するとどうしてもお金が必要になるかなと思います。(空港まで自分の車で来る・知り合いの送迎などを除いて)
スマートフォン
航空券のQRコードや、予約確認には必要になるでしょう。
また、現地での調べ物や地図の確認だけでなく、支払いにも活用できるため、スマートフォンは強力なパートナーになります。
パスポートと、お金とスマホ…。
これだけあれば理論上は海外旅行が可能です。
もしかすると、すでにこれくらい軽装で旅行されている方もいらっしゃるかも…。
毎回旅行が終わったタイミングで持ち物の整理を
旅行から帰ってきたタイミングこそ、「何がいる・いらない」の判断をするにはバッチリです。
自分の好みやこだわりもあるため、正解はないものの、できるだけ荷物をダイエットできるように振り返ってみましょう。
荷物が少なくて困ることはありませんからね。
こちらの記事では、海外旅行に必要な持ち物について詳しく解説しています。
【2023年度版】海外旅行に必要な持ち物チェックリスト