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リワ砂漠の砂漠サファリ
UAE(アラブ首長国連邦)に本格的な砂漠があります。ドバイというと、日帰りの4WD砂漠サファリや近郊の砂漠のホテルがあることでも知られています。お手軽な砂漠ツアーや近郊の砂漠ホテルはドバイの旅のハイライトの１つ。しかし、今回紹介するのはそうしたお手軽な砂漠ではありません。
ここでご案内するのは、アラビア半島のど真ん中にある本格的な砂漠、リワ砂漠です。この場所こそ、ドバイやアブダビを旅する人にぜひとも行ってほしい秘境の砂漠なのです。
リワ砂漠はどこにあるの？
リワ砂漠の砂漠サファリ
リワ砂漠はUAE(アラブ首長国連邦)にあります。アラビア半島のど真ん中、サウジアラビアとの国境近くの砂漠です。ドバイから４時間、アブダビから２時間もかかる辺境の地ですが、360度どこを見ても砂の世界。果てしない壮大な砂漠が広がります。
所要時間はかかりますが、快適な舗装道路が続くので砂漠のドライブは苦にはなりません。
リワ砂漠の砂漠サファリ
ドバイの砂漠とリワ砂漠の大きな違いは、砂漠の広大さと砂丘の高低差です。ドバイの一般的な砂漠ツアーで行くような砂漠は、市街地から1時間程度の距離で、周囲を見渡すと夜でも市街の灯りが見えたり、飛行機が砂漠の上空を通りその音もよく聞こえたりします。また高低差は比較的小さい砂丘です。お手軽に砂漠を体験できるのがウリなのです。
一方、リワ砂漠はどこまでも果てしなく広がる砂丘群。高低差が大きく、上から下までは30mから50ｍの高さの砂丘がたくさんあります。なんと、そこを自分の足で駆け降りることもできます!それはまるで空を飛んでいるかのようです。砂丘(デューン)のきめ細かい美しさも全く違います。
つまり、リワ砂漠は遠くまで行かないといけない砂漠ですが、わざわざ行く価値のある砂漠なのです。
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宮殿高級ホテルリゾート
まるで宮殿ホテルのようなたたずまい
まさに秘境という言葉がふさわしいリワ砂漠。しかし驚くことに、そんな辺境の地にまるで宮殿ホテルのような豪華ホテルがあるのです。それがアナンタラ・カスール・アルサラブ・デザート・リゾートです。
タイ発のラグジュアリーリゾートチェーン、アナンタラ。さすがアナンタラと言えるでしょう。高級感は半端ではありません。建築はアラビア文化を再現したつくりになっており、まさに絵に描いたようなアラビアンナイトの世界です。窓からは果てしなく続く砂丘を日常風景として眺められます。一歩中へ入ると、まるでアラブの王様になったかのような気分に浸ることができるはずです。
砂漠と一体化できるインフィニティ・プール
アナンタラ・カスール・アルサラブ・デザート・リゾートの優れた点は豪華さだけではありません。何よりいいのは砂漠の近さです。ホテルの建物のすぐそばに広大な砂漠がある、こんなロケーションは世界でも数少ないと思います。
インフィニティで砂漠と一体化できるステキなプールがあるのもいいですね。プールも一つだけあるのではなく、いくつもあります。ホテルの敷地を探訪するだけでも小１時間はかかるという敷地の広さがすごすぎます。
| 施設名 | アナンタラ・カスール・アルサラブ・デザート・リゾート／Qasr Al Sarab Desert Resort by Anantara |
| 公式サイト | https://www.anantara.com/ja/qasr-al-sarab-abu-dhabi |
ホテルの部屋はどう？
305号室のお部屋
私が今回泊まったのは305号室、デラックスバルコニールームというカテゴリーです。一番安いカテゴリーの次に高いカテゴリーです。45平米。プライベートバルコニー付き。目の前に広がる砂丘と、ムードあふれる宮殿のような要塞のホテル棟がマッチしています。夕陽の時はちょうど真っ赤な太陽が砂漠に沈む光景を眺められました。
反対に午前中はバルコニーは暑すぎずちょうどいい感じ。小鳥のさえずりを聞きながら、さわやかな気分です。
３０５号室。バルコニーからの夕陽
305号室。バスルームはシャワー独立。とても大きなバスタブです。海外で大きなバスタブを見ると、嬉しいというよりも、このバスタブを満たすだけのお湯がちゃんと出るか心配になります。実際どんなに高級ホテルでも途中でお湯の供給がストップすることもよくあるのです。しかし、ここでは杞憂に終わりました。お湯は溢れるほどに出て砂漠の王様気分のバスタイムでした。
リワ砂漠の砂漠サファリ
リワ砂漠の砂漠サファリ砂漠サファリ
リワ砂漠での最高のアクティビティが砂漠サファリです。ホテルでのアクティビティデスクでは「DUNE BASHING」(デューン バッシング)というネーミングになっています。砂漠サファリは夕方16時から18時くらいまでの2時間ツアー。4WDで砂漠サファリをしたあと、サンセットスポットでのワイン、ソフトドリンクなどを楽しみます。
4WDのタイヤは空気を抜いてぺしゃんこに。そして砂漠のど真ん中をビュンビュンカーブしながら走り抜けるのです。砂を一杯かぶって窓の外が一瞬見えなくなります。窓を開けていたら大変なことになっていました。
高さ３０ｍから50mの砂丘の上から一気に4WDが滑り落ちるのが最大のアドベンチャーです。そして標高の高い砂丘の頂上のエッジをグングン走り抜けるのもスリル満点です。本当にジェットコースターみたいな気分です。
サンセットスポットにて夕陽を鑑賞します
サンセットタイムになったら夕陽のポイントへ。何とそこにはマットレスや絨毯が敷いてあり、バスケットにいろいろな物が用意されています。白ワイン、ジュース、そしてマカデミアナッツ、くるみといちごのジャム、デーツ、チーズなど。
アラビアンなポットには紅茶やアラビアンコーヒーも用意されて万全のサービス。
砂漠に沈む真っ赤な夕陽を眺めながら頂くワインとチーズとナッツ類。最高の気分は夕陽が沈んだあとの時間です。ピンク色に染まった空と一面の砂の世界はとても感動的でした。
ラクダ、ファルコン、そしてオリックス
ラクダ
別のアクティビティでは砂漠の動物たちとのふれあいも。EZBA TOURというツアーで、所要1時間半です。ラクダファームで、ラクダの餌やりもできるのです。草をあげると喜んで近づいてくれます。お腹に赤ちゃんがいるラクダも多いようです。
アラビア半島に多いファルコン(はやぶさ)。実は暑さには弱いので、飼育されているのはエアコンが効いた部屋です。何と贅沢! 目隠しされていて止まり木に、じっとしています。腕に乗せて記念撮影できました。
ファルコンはエアコンの効いた部屋で飼われています
特別にオリックスのファームにつれていってもらいました。オリックスはケニアなどのサバンナにいる大型の草食動物ですが、日中の気温が40℃を超える高温かつ乾燥した環境でも生存することができるのです。
オリックスは高温に耐える能力を獲得することによって、体温維持のために使用する水分量を減らし、高温かつ水分が極端に少ない乾燥地でも生息できるようになったそうなのです。つまり、砂漠地帯のアラビア半島に最適の動物なのですね。
まとめ
オリックスと砂丘
いかがでしょうか？ アラビア半島のリワ砂漠。ゲートウェイのドバイはテーマパーク化し、大観光地になっていますが、ここリワ砂漠まで来ると、まるで辺境の地、秘境の地のような雰囲気です。とはいえ、アラビアの宮殿のような高級ホテルがあるので、快適で素晴らしい滞在が約束されます。
ドバイの旅行の際には、そのうち1泊か2泊をこの秘境の砂漠の豪華ホテルに泊まりたいものです。
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