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セーヌ川を中心に観光スポットが数多く点在する、花と芸術の都パリ。ファッションの最先端としても誰もが憧れる街です。見所が盛りだくさん過ぎて、どこに行こう?何を食べよう?と迷ってしまうこともしばしば。
そんな中、ラッキーなことに私は現地のパリっ子と仲良くなって、オススメの場所をいくつか伝授してもらいました!今回は、皆がよく知る定番スポットだけでなく、団体ツアーでは普通行かないようなマニアックな観光スポットも含めて、10個ご紹介したいと思います!
フランスの基本情報
正式名称 | フランス共和国 Republique Francaise |
首都 | パリ Paris |
宗教 | カトリックが約62%、イスラムが約6%、プロテスタントが約2%、ユダヤ教が約1% |
言語 | フランス語 |
通貨 | ユーロ (€) |
時差 | -8時間(サマータイム中は-7時間)日本が3日15時のとき、フランスは3日7時 |
フランス語のあいさつ
こんにちは | Bonjour(ボンジュール) |
ありがとう | Merci.(メルスィ) |
さようなら | Au revoir.(オ ルヴォワール) |
ごめんなさい | Excusez-moi(エクスキューゼ モワ) |
フランスの気候
フランスにも四季があり、おおむね温暖な気候です。
中でもパリは、夏は短く快適で、一部曇り。
冬は非常に寒く、風が強くほぼ曇りです。 1 年を通して、気温は 2°Cから 25°Cに変化しますが、-4°C 未満または 31°C を超えることは滅多にありません。
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パリの象徴。鉄の貴婦人、エッフェル塔。
パリといえば、真っ先にイメージするのが世界遺産に登録されているエッフェル塔。もともと鉄骨の塔を建てるのは、パリの景観を損なうと、建設反対の声が上がっており、建設後も取り壊す予定でした。しかし、利用価値が見直され、現在ではパリを代表する観光スポットとしてその存在感を示しています。エッフェル塔の中に入る前に、まずは遠くから写真を撮りたいですよね!遠目から写真を撮るなら、トロカデロ庭園やジャン・ド・マルス庭園がオススメです!時間に余裕があれば、色んな角度から異なる表情のエッフェル塔を撮ってみるのもいいですね!
塔の上からは、セーヌ川とパリの街が一体となった素晴らしい景色を見ることができます!昼間ももちろん綺麗ですが、個人的には街全体がライトアップされているかのような景色を味わえる夜がオススメです!
エリア | パリ |
住所 | Champ de Mars, 5 Av. Anatole France, 75007 Paris, フランス |
電話 | +33892701239 |
営業時間 | 09:30-22:30 |
入場料 | 2階行きチケット:成人16.7€ 青年(12~24歳)8.4€ 子供(4~11歳)4.2€ 4歳以下無料 最上階行きチケット:成人26.1€ 青年(12~24歳)13.1€ 子供(4~11歳)6.6€ 4歳以下無料 |
アクセス | 最寄り駅は「トロカデロ駅」「ビラケム駅」「エコロール・ミリテール駅」で、 これらの駅から徒歩で行けます。地下鉄でアクセスする場合は、「ビラケム駅」から行くのがお勧めです。 |
公式サイト | https://www.toureiffel.paris/jp |
備考 | 営業時間はシーズンや世界の情勢によって変わります |
有名絵画「モナ・リザ」を見よう!ルーブル美術館。
世界で最も来場者の多い美術館である、ルーブル美術館。その外観の美しさに、外では時間をかけて写真を撮る人も少なくありません。しかし、外観の撮影にばかり時間をかけてはいられません。なぜなら、ルーブル美術館は、中に入ってからが大変なのです。その作品の多さと中の広さ故に、正直作品全てを一つ一つじっくり見るとなれば、1日2日ではとても足りません。また、迷路のような中の構造に迷ってしまいます。そこでオススメなのは、館内の見取り図を入手し、あらかじめ見たい作品を調べてから、効率よく館内を回ることです。
館内は、テーマ別にそのコレクションが展示されています。「モナ・リザ」を始め、「ミロのヴィーナス」、フランス革命を主題とした「民衆を率いる自由の女神」など、学校の教科書で見かける作品がゴロゴロあり、終止興奮しっぱなしでした!お目当ての作品や気になる作品だけじっくり見て、残りの作品は目を通す程度にしておけば、1日でほぼ全ての作品を見れるでしょう!
映画「オペラ座の怪人」の舞台。オペラ座。
エリア | パリ |
住所 | Rue de Rivoli, 75001 Paris, フランス |
電話 | +33140205050 |
営業時間 | 09:00-18:00 |
休館日 | 火曜日、1/1(祝)、5/1(祝)、12/25(祝) |
アクセス | 地下鉄1番線、7番線で最寄り駅の Palais-Royal/Musée du Louvre (パレ・ロワイヤル/ミュゼ・デュ・ルーヴル)に行き、駅で降りてから徒歩。 |
公式サイト | https://www.louvre.fr/en/visit |
備考 | 「モナ・リザ」などほぼすべての作品は、写真撮影可能です。 ただし、フラッシュの利用は禁止されています。 |
もともと水気が多く、巨大建造物を造るには不向きな場所でしたが、地下に貯水槽を作ることで見事にオペラ座を造りあげたシャルル・ガルニエ。この巨大な人口の湖が、のちにオペラ座の怪人の物語の源となった訳です。オペラ座の怪人が実在したかはさておき、実際に何度か事故が起きている少し謎めいたこのオペラ座では、現在もオペラやバレエの公演が行われており、公演のない日は見学も可能です。
内装は正に豪華絢爛!公演を見なくても、大階段や、マルク・シャガールの描いた天井画の「夢の花束」、観客が休憩するための豪華な空間のグラン・フォワイエなど、見所は満載です!劇場内も、豪華なシャンデリアや赤と金のコントラストの美しい観客席など、見ていると建設当時はきっとお金持ちがこの客席を埋め尽くしていたのだろうなーと想像してしまいます。
エリア | パリ |
住所 | Pl. de l’Opéra, 75009 Paris, フランス |
電話 | +33171252423 |
営業時間 | 10:00-16:30(7月中旬~9月中旬は18時まで) |
入場料 | 大人14€(特別日12€) 12~25歳10€(特別日8€) 12歳未満無料 |
休館日 | 1/1(祝)、5/1(祝)、12/25(祝) |
アクセス | メトロ3号、7、8番線で最寄り駅のオペラ駅に行き、駅から徒歩3分。 |
公式サイト | https://www.operadeparis.fr/ |
備考 | オペラ座の見学は、開館日であっても劇の公演準備が優先されるため見学ができない場合があります。 見学が可能な日は、国立オペラ公式サイトより事前に確認ができます。 |
印象派の名画の宝庫!オルセー美術館。
ルーブル美術館に劣らず、パリを代表するこの美術館は、駅の建築をそのまま美術館に取り入れており、あの有名なゴッホやゴーギャンなどの印象派たちの傑作が展示されています。こちらもルーブル美術館ほどではないですが、作品が多いので、フロアガイドを入手の上、半日は時間をかけて回るのが良いでしょう。
館内には、ゴッホの「自画像」や「ローヌ川の星月夜」、ゴーギャンの「タヒチの女」、モネの「日傘の女」など、数多くの名画が展示されており、世界史を勉強していた方なら思わず「おー!」と言ってしまうでしょう!絵画のみならず、通路の途中にも見事な彫刻作品があるので、そちらも必見です!ツアーではなく、個人でゆっくり時間をかけて美術館を回り、その作品の意味をじっくり考察しながら見るのも面白いですね!
エリア | パリ |
住所 | 1 Rue de la Légion d’Honneur, 75007 Paris, フランス |
電話 | +33140494814 |
営業時間 | 火~日曜 9:30~18:00(木曜は21:45まで) |
入場料 | 大人14€ 割引11€:EU圏国籍者以外の18~25歳、 火・水・金・土・日16:30以降の入場、木曜18時以降の入場。 |
休館日 | 月曜日 1/1(祝)、5/1(祝)、12/25(祝) |
アクセス | メトロ12番線で最寄り駅のソルフェリ―ノ駅で下車後、徒歩で3分。 |
公式サイト | https://www.musee-orsay.fr/fr |
備考 | パリミュージアムパスでの優先入場が可能。 |
シテ島に佇む美の体現。ノートルダム大聖堂。
シテ島にあるノートルダム大聖堂は、世界遺産に登録されており、パリに来たなら絶対に外せない観光スポットです。朝と夜と、それぞれに違う表情を見せるその姿は、中世の文化や精神を正に体現したものと言えるでしょう。外観の美しさに劣らず、内部の様子も気品に溢れています。入り口から内部を一周できるようになっており、絵画、ステンドグラス、彫刻や天井などの織り成す静観かつ厳かな光景は、思わず息をのむ美しさです。入り口から奥に伸びる、身廊の先にある主祭場のピエタ像の姿を椅子に座って礼拝した時は、心身の汚れが落ちたような心地になりました。
また、大聖堂を登った塔では、ディズニー映画でも見られるガーゴイルの姿も見ることができ、パリの景色のパノマラも最高です。残念ながら現在は、火災のため修復中ですが、以前となるべく近い姿での再建となる予定なので、完成したら是非訪れてみて下さい。
エリア | パリ |
住所 | 6 Parvis Notre-Dame – Pl. Jean-Paul II, 75004 Paris, フランス |
電話 | +33142345610 |
営業時間 | 8:00-18:45(土日は19:15まで) |
入場料 | 基本無料 大聖堂の塔(屋上)10€ クリプト(地下遺跡)5€ |
休館日 | 無休 |
アクセス | メトロ4号線Citéシテ駅から徒歩5,6分 RER A・B線 Saint Michel Notre-Dameサン・ミシェル=ノートルダム駅から徒歩3分 |
公式サイト | https://www.notredamedeparis.fr/ |
備考 | 塔へ入る場合は予約が必須です。ノートルダム大聖堂の北側、塔の入口付近に時間予約券を発券する発券機があります。 |
パリ一番のステンドグラス。サントシャペル教会。
パリ最古の美しいステンドグラスのあるこちらの教会は、シテ島内にあるので、ノートルダム大聖堂を見た後にそのまま歩いて行くことができます。1階の礼拝堂を歩いて奥に行くと、サントシャペル教会建設を命じたルイ9世の像があります。
そして、2階に上がると、王家の礼拝堂があり、創世記からキリスト復活までの聖書の物語が描かれた16枚の美しいステンドグラスが目の前に広がります。実際にその空間を見ると、まるで現世とは思えない幻想的な光景に心を奪われてしまい、聖書の世界で、自分も登場人物になったかのような気持ちになります。教会後方に、それぞれのステンドグラスが、聖書のどの場面を描いているかの説明が書かれた資料があるので、そちらを読みながらステンドグラスを見るとより理解が深まります。日本語版もあるので安心です!
エリア | パリ |
住所 | 10 Bd du Palais, 75001 Paris, フランス |
電話 | +33153406080 |
営業時間 | 【1月2日〜3月31日】9時〜17時 【4月1日〜9月30日】9時〜19時 【10月1日〜12月31日】9時〜17時 |
入場料 | 大人11.5 €17 €(コンボチケット※) ※コンボチケットは、サントシャペルとコンシェルジュリーの入場がセットになったチケットです。 コンシェルジュリーはサント・シャペルと同じ敷地内にある別の施設で、 マリーアントワネットが収監されていた牢獄がある事で有名なスポットです。 |
休館日 | 1月1日、5月1日、12月25日 |
アクセス | 最寄り駅は、メトロ4番線のCité駅 メトロ4番線、RER B、C線のSaint-Michel Notre-Dame駅の2つあります。 どちらも降りてから徒歩数分で行けます。 |
公式サイト | http://www.sainte-chapelle.fr/en/ |
備考 | パリ・ミュージアムパスを持っていれば入場が無料です。 |
世界最大規模の地下の共同墓地、カタコンブ。
パリの地下には、市内全域に広がる世界最大規模の共同墓地が存在します。18世紀のパリは、死者の数に対して墓地の用意が間に合わず、行き場のない大量の遺体によって、非常に不衛生な環境となっていました。そのため、使われなくなった採石場に全ての骨を移し、現在の巨大な死者の帝国が出来上がったのです。中には、無名人から著名人まで、600万体以上の骨が積み上げられており、全長500kmのうち見学できるのは1.7kmまでとなっています。
入り口から地下に約20mほど降りて行くと、そこはまさに異世界。中の空気は冷んやりとしていて、ただひたすら無数の骨の通路を歩いていきます。骨や彫刻された文字は不気味ではありますが、どこか畏敬の念を抱くような場所でした。華やかイメージとは異なるダークなパリの一面を見るのも、その歴史を深く知るいい機会になるはずです。
エリア | パリ |
住所 | 1 Av. du Colonel Henri Rol-Tanguy, 75014 Paris, フランス |
電話 | +33143224763 |
営業時間 | 9:45〜20:30(最終入場は19:30) |
入場料 | €14(オンライン購入の優先入場チケットは€29) |
休館日 | 月曜日 |
アクセス | 地下鉄4・6号線またはRER B線 |
公式サイト | https://www.catacombes.paris.fr/# |
備考 | 予約なしで行くと行列覚悟で並ばないと行けないことがあります。 カタコンブ・ド・パリの公式サイトで、どの曜日のどの時間帯がどれくらいの混雑割合になるかを事前に確認しておきましょう。 |
パリの下町を散策!モンマルトル。
モンマルトルは、サクレ・クール寺院を除けば他に特に目立つものはありませんが、芸術家たちの歴史や下町情緒を味わうことができ、散策にぴったりの街です。サクレ・クール寺院に行くまでの下町では、「アメリ」に登場したお洒落なカフェや、美味しそうなパン屋さんが多く建ち並んでおり、人気の少ない路地裏なども、どこか懐かしさを覚えます。また、ジュ・テームの壁などの街角アートが至る所に見られ、芸術の芽が宿ったラフォーレのようなイメージを抱きました。
そして、下町を抜けて長い階段を上っていくと、白く気品溢れるサクレクール寺院の姿が見えてきます。寺院の美しさもさながら、この寺院から見るパリの風景は、エッフェル塔から見る景色とはまた一味異なり、非常に趣深く、心が温まりました。寺院の側で、スタンド・バイ・ミーをなぜか歌っていた男性が印象的でした…。
エリア | パリ |
住所 | 35 Rue du Chevalier de la Barre, 75018 Paris, フランス |
電話 | +33153418900 |
営業時間 | 毎日 6:00~22:30 |
入場料 | 無料 |
休館日 | なし |
アクセス | メトロ2番線 Anvers 駅、メトロ12番線 Abbesses 駅、ケーブル線 Funiculaire Gare Haute 駅 |
公式サイト | http://www.sacre-coeur-montmartre.com/ |
備考 | 寺院内天井ドーム見学 5~9月 8:30~20:00 毎日 10~4月 9:00~17:00 毎日 |
アンティーク好き必見!クリニヤンクール蚤の市。
パリに3つある蚤の市の中でも最も規模の大きいクリニヤンクール。パリの観光地は日曜定休が多い中、基本週末営業の蚤の市は、そんな日の観光にうってつけの場所!クリニヤンクールは、約3000店以上の店があり、一見ガラクタのような物から高級品まで、家具、洋服、雑貨、美術品、レコードなど、ありとあらゆる商品が並べられています!いくつかの地区に分かれていて、地区ごとに商品の特徴が異なるので、欲しいものが決まっているなら、事前にどの地区にあるか調べるといいですね。
しかし、ブラブラしながら商品を見ているだけでも全然飽きません!まるで宝探しをしているような気分になります!もし欲しい物が見つかったら、お店の人に挨拶し、常識の範囲内で値切り交渉をしてみましょう!買う商品の数が多いほど値切りしやすくなります!
エリア | パリ |
住所 | 138 Av. Michelet, 93400 Saint-Ouen, フランス |
営業時間 | 7:00-19:30(土・日・月) |
入場料 | 無料 |
休館日 | 火曜日、水曜日、木曜日、金曜日 |
アクセス | 最寄り駅:メトロ13号線Garibaldiガリバルディ駅、 メトロ4号線Porte de Clignancourtポルトゥ・ドゥ・クリニャンクール駅 |
公式サイト | http://www.paris-flea-market.com/ |
備考 | 営業時間よりも早く閉める店もあるので、早めに行くのをオススメします。 |
パリの隠れたグルメ、ファラフェルを食べよう!
パリのマレ地区を歩いていると、一際行列が目立つお店、ラス・ドュ・ファラフェルの姿が。このお店では、イスラエル発祥のB級料理、ファラフェルを食べることができます。
ファラフェルとは、小さな丸いコロッケと野菜を、ピタパンというもちもちのパンと一緒に食べるサンドイッチです。ファラフェルのお店はいくつもありますが、このお店はその中でも1番人気です!
こちらはボリュームの割に野菜多めなので、簡単にペロリと食べることができます!また、テイクアウトとイートインで並ぶ列が異なるので、並ぶ時は注意しましょう。ファラフェルを食べながら、パリ市民になった気持ちでマレ地区を練り歩くのもいい思い出になります!
まとめ
いかがだったでしょうか?パリの魅力はもちろん今回ご紹介したもの以外にもたくさんあります。しかし、パリが初心者の方がいましたら、是非今回私が紹介した場所に足を運んでみて下さい。後悔はさせません!旅の途中でパリに慣れ、余裕が出てきたら、現地のパリっ子に話しかけて面白い場所を教えてもらってみて下さい!
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