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シエラレオネってどんな国?【こんな国あります!!世界の秘境】

フリータウンの街中にあるコットンツリーの前を通る下校中の学生たち

ペンギン案内人2号は、記事一覧を見てもらったらわかりますが、今年こそコロナのせいで国内ばかり取材していますが、今年の3月までのメインは海外を周遊していました。今まで世界203か国を廻りましたが、とりわけアフリカが好き。大好きなサファリのできる国々はほぼ行き尽くしたので、2019年はもっぱら西アフリカの国々を訪問。未知なる国々がいっぱいですが、中でも「アフリカの最貧国」との悪名高きシエラレオネはユニーク。その名前も場所も恐らく皆さんには???なので、2019年4月に訪れた経験をもとに、どんな国かをご紹介いたしましょう。

シエラレオネってどんな国?

たくさんのチンパンジーと会える保護区もあります

西アフリカのシエラレオネは「アフリカの最貧国」とか「平均寿命が最も短い国」とかとっても不名誉な呼び方をされています。
貧困の原因の一つが1991年から10年もに及んだ内戦。そのきっかけはダイヤモンドで、紛争ダイヤモンドと呼ばれました。詳細は映画「ブラック・ダイヤモンド」で描かれています。ディカプリオ主演で話題になりました。シエラレオネに興味があったら見る価値あり。

フリータウンの鉄道博物館は見どころのひとつ

シエラレオネの首都はフリータウン。この町の空港は「世界で最も不便な空港」と私は名付けたのでした。その詳細はこの後の文章をご覧ください。とりあえずこの国を旅して最もインパクトのある出来事は空港から市内で起こりました。
最貧国なのにこの国には誇れることがありました。それはアフリカでモーリシャスとセイシェルに次いで3番目に治安がいいと言われている(らしい)こと。またエボラ出血熱は数年前に収束しているので、この心配はありません。
この後登場の愛らしいチンパンジーもこの国の見どころです。いろいろ問題はあっても自然も豊かなこの国は魅力に溢れていました。

シエラレオネのツアーはこちら

内戦もエボラも終結!!日常を取り戻したシエラレオネとパワフルな原色の国ガーナ 2国周遊☆未知なる西アフリカの国々を巡る!!
フリータウンの空港は世界で最も不便な空港という呼び名も高く、空港から街へ出るのにミニバスと30 分余りのフェリーを乗り継いで行きます。その混沌たるアクセスこそがアフリカを最も肌で感じる印象に残る体験かも?!
西アフリカの辺境の国へ 2国周遊☆シエラレオネ&ガンビア☆チンパンジー保護区や世界遺産の島も訪問
クンタ・キンテ島は、かつてジェームス要塞があったことからジェームス島と呼ばれていました。また、首都バンジュール発着のクルーズを利用した観光が一般的です。時にイルカと遭遇する大西洋のクルーズとともにお楽しみください。
秘境中の秘境の国 西アフリカ3国周遊☆シエラレオネ・ギニア・ガーナ☆チンパンジー保護区やジャンベ演奏鑑賞も!!
カラフルでギニア独特の色柄の素敵な生地屋さんで好みの布をゲット。好きなデザインでドレスを縫ってもらうことも可能です。思い出の一品が手に入ることでしょう。
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シエラレオネへの行き方

空港から船で町へ着いたらちょっとボロイ桟橋を渡ります

シエラレオネへ行く場合、日本から直接、首都のフリータウンに入りたい場合は最も便利な便はイスタンブール経由のターキッシュエアラインズです。羽田からイスタンブールまで直行で、早朝に到着後は夕方まで時間が空きます。そのあと経由便などで10時間ほどかかるので、待ち時間も併せて合計25時間は覚悟です。秘境の国へ行くので仕方がないですが、道中イスタンブールで入国観光などのアレンジも可能です。フライト数が少ないので、計画する際は事前に要チェックです。

ホテルのスタッフは陽気で親切でした

シエラレオネはかつてイギリスから独立したので、てっきりロンドンからのフライトがあると思いましたが、現在は直行はなくヨーロッパからだとブリュッセルからの直行が飛んでいます。サベナベルギー航空で7時間弱。
他にもガーナのアクラからケニア航空が飛んでいたり、モロッコのカサブランカからもモロッコ航空が飛んでいたりして、経由地で滞在して2か国、3か国のミックスプランの計画も可能です。

シエラレオネのツアーは?

丘の上から見渡すフリータウンの町並

見所がそれほど多い国とは言えないので、この1国だけのツアーはありません。団体旅行などの西アフリカ周遊ツアーに組み込まれていたりしますが、行きたいところだけピックアップして個人旅行をする方が自由が効いて楽しめますね。かといって訳の分からない辺境の国なので、航空券だけ持ってふらりと行くのは危険です。アフリカ個人旅行に強い会社に相談すれば、ガーナとシエラレオネとかギニアやガンビアとのコンビネーションプランなど個人ベースで手配してくれます。

ホームスイーツブティックホテルはフリータウンの4つ星ホテル

モデルプランを作っている会社もあり、実際に行ったことのあるスタッフが親身に相談に乗ってくれるところがお薦めです。何といっても混沌とした秘境への旅。たくさんの情報をゲットできることが大切です。

シエラレオネの出入国は結構大変だ~!

かつてはイギリスの植民地でした

2019年4月現在、入国時にはいの一番にイエローカードのチェックでした。黄熱病は必須の国です。イミグレーションは入国カードなどなくシンプルかと思いきや、日本で取得したe-ビザとパスポートを提示すると、滞在先や目的、職業など細かく訊かれ、アメリカのように指紋も採られました。空港を出たところでたまたま以前サファリロッジで買った迷彩柄の帽子を被っていたら、兵士に呼び止められ「これは禁止だ!コンバットか?!」ときつく叱られたのです。特殊な国では迷彩柄も要注意!

入国さえしてしまえば、人懐こい子供たちとも会える!

出国は簡単かと思いきや、最後まで気が抜けないのがシエラレオネ。しつこく質問されて、どうやら賄賂を要求するために長引かせようとしているのでした。どこに泊まった?何をしている、どこ行った?などなど。指紋や顔写真を出国時まで撮るとは、なかなかしつこい国です。
あからさまにプレゼント!と言い出す係官もいたりして、さすがは辺境の最貧国と再認識したのでした。

フリータウンを世界一不便な空港に認定!!

シーコーチエクスプレスへようこそ。船内のサービスはよかった!

フリータウンは空港が海を挟んで陸続きで町の対岸にあり、陸路では5時間もかかるので、皆さん船で移動することになります。それも混沌たる空港から船乗り場までのミニバスに乗るのも船のチケット購入もひと苦労。いきなり味わうアフリカの世界!!
とはいえ、最速のヘリ利用はよく墜落するらしく(!)、1US$くらいでも乗れる安いボートも時々沈むらしいので(!!)、やはり多少高くても片道US$40ほどのフェリーがお薦め。

このフェリーに乗り込むまでがひと苦労!!乗ったらこっちのもん

私は出迎えスタッフを頼んでいたけれど、大混雑の空港内で会うこともできず、フェリーのチケットは出迎え係員を装った怪しげな人から購入させられる羽目に。あとでガイドさんに会って聞いたらちゃんとチケットは用意してくれていたので、慌てて払い戻しに行ってくれたのです。チップ欲しさに言い寄ってくる人もワンサカいて、バスに乗っても人の荷物が頭にぶつかったりして、わけのわからないままフェリーに乗り込んでホッと一息。これがシエラレオネだ!これぞアフリカの世界!そんな状況にほくそ笑んだ私でした。

フリータウンの町の見所は?

町中の大きな目印がこのコットンツリー

1991年から10年も続いた内戦による影響は大きく、貧しい国になってしまいましたが、今では平和な国に生まれ変わっています。奴隷貿易で開放された奴隷の居住地となった「フリータウン」のシンボル、樹齢500年のコットンツリーは必見。撮影スポットになっています。アフリカの歴史を知る一端となるはずです。かつての鉱山の積み出し用に使われていた鉄道の博物館や、活気に満ちた市場の観光もはずせません。

鉄道博物館にて

鉄道博物館はフリータウンで一番見ごたえのある観光名所と言えるでしょう。イギリス植民地時代からある蒸気機関車なども展示され、その運転席に乗って記念写真も撮らせてくれます。実際に鉱山にあって使われていた小さなトロッコに乗って動かしてみるのも楽しい体験です。

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いたずらチンパンジーに会いに行く

カクマガ・チンパンジー保護区のレンジャーさんの説明

シエラレオネに行くなら見逃せないのが、首都フリータウンの郊外、車で約45分のジャングルの中にある「タクガマ・チンパンジー保護区」です。広大な保護区内には100頭を超えるチンパンジーがより自然に近い形で保護されています。餌を与え、病気になったら治療もして育てるのに、なんと1頭につき年間1000$かかるのだそうです。

写真撮ってんじゃねーよ!これでもくらえーー!!といたずらチンパンジー

フェンス越しとはいえかなり近い距離で観察できるのは楽しい体験です。上の方から観察しつつ写真を撮っていると、突然土を固めたものが飛んできました。チンパンジーのいたずらです。見るとみるからにいたずらっ子のようなチンパンジーが狙いを定めています。あぶないあぶない。それにしても悪賢いチンパンジーにびっくりでした。(註:皆がいたずらチンパンジーではありません)

シエラレオネのツアーはこちら

内戦もエボラも終結!!日常を取り戻したシエラレオネとパワフルな原色の国ガーナ 2国周遊☆未知なる西アフリカの国々を巡る!!
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西アフリカの辺境の国へ 2国周遊☆シエラレオネ&ガンビア☆チンパンジー保護区や世界遺産の島も訪問
クンタ・キンテ島は、かつてジェームス要塞があったことからジェームス島と呼ばれていました。また、首都バンジュール発着のクルーズを利用した観光が一般的です。時にイルカと遭遇する大西洋のクルーズとともにお楽しみください。
秘境中の秘境の国 西アフリカ3国周遊☆シエラレオネ・ギニア・ガーナ☆チンパンジー保護区やジャンベ演奏鑑賞も!!
カラフルでギニア独特の色柄の素敵な生地屋さんで好みの布をゲット。好きなデザインでドレスを縫ってもらうことも可能です。思い出の一品が手に入ることでしょう。

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