世界には「一生に一度は行ってみたい!」と言われている多くの絶景スポットがあります。また、人類が築き上げた歴史的建築物などや大自然などの素晴らしい世界遺産の景色があります。そこで世界87か国を渡り歩いた私が、数ある中から20に絞ってオススメの絶景をご紹介したいと思います。是非お気に入りの絶景スポットを見つけて足を運んでみてはいかがでしょうか?【その2ではフランス、チリ、ベネズエラ、ミャンマー、ニュージーランドをご紹介します。】
モンサンミシェル(フランス)
モンサンミシェルは、今から1000年以上前にさかのぼる8世紀頃、岩山の上に初めてキリスト教の聖堂が建てられ、それ以来、建造・崩壊・修復を繰り返し、13世紀にはほぼ今の形になったと言われています。
モンサンミッシェルとは、「聖ミカエルの山」という意味。ある日、一人の司教の夢に大天使ミカエルが現れ、岩山に礼拝堂を建てるよう告げたという伝説が残っています。修道院の頂点(尖った屋根の先)には、黄金のミカエルの像が立ち、今も人々を見守っています。
イースター島(チリ)
ラパ・ヌイ国立公園は、チリの本土から太平洋へ西に約3,700km沖に浮かぶイースター島の国立公園です。ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されています。「ラパ・ヌイ」は先住民の言葉で「大きい島」という意味。モアイ像があることで有名です。
モアイは約900体が残っていますがその殆どは、16世紀から17世紀に起きた部族抗争で破壊されてしまいました。7世紀から1,000年にわたって作られたモアイ像は部族の長の姿を表したのだといわれています。
エンジェル・フォール(ベネズエラ)
ベネズエラ南東部、周辺5ヶ国にまたがる広大なギアナ高地の中心に位置し、地球最後の秘境といわれる公園です。 約65%がテーブルマウンテン(卓状台形)と呼ばれる独特の山地で占められています。
数あるテーブルマウンテンのなかでも、標高約2,560mのアウヤン・テプイ(先住民の言葉で悪魔の山)からは、落差979mもの世界最長の滝エンジェルフォールが落下。その高さゆえ、滝の水は途中で霧となって飛散してしまうため滝壺がありません。
パガン(ミャンマー)
バガンは、ミャンマー・マンダレー地方にある地名で、カンボジアのアンコールワット、インドネシアのボロブドゥールとともに、世界三大仏教遺跡のひとつと称され、イラワジ川中流域に大小さまざまな仏教遺跡が林立しています。バガンとは、広くこの遺跡群の存在する地域を指し、2019年には世界遺産にも指定されました。
ミャンマー屈指の仏教聖地であり、その一部の城壁に囲まれたオールドバガンは、考古学保護区に指定されています。パゴダや寺院のほとんどは11世紀~13世紀に建てられたもので、本来は漆喰により仕上げられた鮮やかな白色をしています。仏塔の数は、3000を超えるといわれています。
テカポ湖(ニュージーランド)
ニュージーランドを代表する絶景スポット、テカポ湖。ミルキーブルーの湖と湖畔に立つ小さな石造りの教会が作り出す景色はまるで絵画のような可愛らしさです。しかし、テカポの美しさは昼よりも夜に本領発揮!というのもテカポは「世界一星空が美しい」といわれているスターゲイジングスポットなのです。夜には信じられないような星空が広がり、運が良ければオーロラが見えることも。その圧巻の夜空を一目見ようと、世界中から観光客が訪れます。
また、テカポの街を美しく彩る花がルピナスです。11月から12月半ばにかけて咲き乱れるピンクや紫の花々が、青い湖や草木の緑と重なり、彩り豊かなグラデーションを生み出します。湖畔に建つ「善き羊飼いの教会」とともに見事な景観を作り上げ、観光客を魅了しています。