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ワクワクとドキドキでいっぱいの海外旅行の前夜。荷造りは完璧だと思っていたのに、出発してから「あっ、忘れた!」と気づくこと、誰しも経験があるのではないでしょうか…。
今回は海外旅行であるとさらに役立つ、持ち物リストの紹介をします。
尚、冒頭でお伝えしている「必ず必要な持ち物編」を除いては、全てが必須ではありません。ご自身の経験やプランに合わせてご準備してください。
海外旅行に必ず必要な持ち物編
まずは、季節や国を問わず海外旅行において、必ず必要になる持ち物を挙げていきます。これだけは何があっても忘れないでくださいね。
パスポート
パスポートがないことには、海外旅行が始まりません。有効期限には十分注意して、余裕を持って準備しておきましょう。
また、更新や新規取得については、混雑状況等によっても時間が前後する可能性がありますので注意してください。
航空券(eチケット)の控え
近年はチケットレスサービスとして、eチケットによって電子的に座席予約情報が管理されています。控えはメール等で送られてくることが多いですが、印刷しておくと安心できるため用意しておきましょう。
海外旅行保険保険証
海外で大きな怪我や病気にかかってしまった場合、医療費が高額になってしまうことも少なくありません。
最近ではクレジットカードの付帯保険を利用する方も多いのですが、それだけでは不十分なケースも多くあります。
あらかじめ、海外旅行保険に加入しておくと安心です。
ビザ(VISA・査証)
日本人は、原則190か国以上の国や地域へビザ無しでの渡航が認められています。
ただし、以下の33か国への渡航にはビザの取得が必要になりますので、確認しておきましょう。
ロシア、北朝鮮、アルジェリア、アンゴラ、ブルキナファソ、ブルンジ、カメルーン、チャド、中央アフリカ、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、コートジボアール、赤道ギニア、エリトリア、ガンビア、ガーナ、リビア、マリ、ニジェール、ナイジェリア、シエラレオネ、南スーダン、イラク、シリア、サウジアラビア、イエメン、キューバ、ナウル、アフガニスタン、ブータン、トルクメニスタン、パキスタン、リベリア
※アライバルビザ(空港や海港到着後に取得可能なビザ)にて入国可能な国は含みません。
※2023年10月1日より、ブラジル渡航の際はビザの取得が必要です。
(引用:ESTA Online Center)
パスポート・各種証明証の写し(コピー)
重要度が高い書類は、原本だけでなくコピーして持っておくことをおすすめいたします。また、機内で記入が必要な書類等はスマートフォン等で撮影しておいても良いですね。
日程表
パッケージツアー等を利用する場合は、持っておくと良いでしょう。
こちらも、スマートフォン等で撮影しておくと便利です。
日本円の現金
空港までの交通費や両替・雑費等のために、最低限の日本円は持っておきましょう。
旅行先の通貨
各国の主要通貨は日本で両替ができるので、事前に用意をしておくと良いでしょう。
現地で両替を行う場合は、「必要な時に両替できなかった…」とならないように、両替所の営業時間や休日を確認しておきましょう。
クレジットカード
海外では、ホテルのチェックイン時にデポジットとしてクレジットカードの提示を求められる場合が多くあります。
また、サインレスの場合が多いので、普段暗証番号を使用しない方は、確認しておきましょう。
証明写真(4.5cm×3.5cm)を数枚
証明写真はマストとは言い切れないのですが、万が一トラブルや盗難・紛失等があった際に、パスポートを再発行するために必要になります。
荷物としてかさばるわけでもないので、持っていて損はないでしょう。
自宅の鍵
トラブルがあって、延泊が必要になることも…。
ご家族とお住まいの方は、必ずしも日程通りに帰れないことも考慮して、自宅の鍵を持っておくと良いでしょう。
荷物・カバン編
スーツケース
大きなリュック1つで…と旅慣れたバッグパッカーの様なスタイルも憧れますが、現実的な海外旅行にはスーツケースを持っていくべきです。仮に手荷物が少ないタイプの方だとしても、帰りのお土産など旅先で増えたものを収納する面でもあった方が便利です。
また、ハワイなどアメリカにいく場合は「TSAロック」のスーツケースを用意しておきましょう。アメリカでは同時多発テロ以降、手荷物検査のセキュリティが厳しくなっており、TSAロック以外のロックは壊してでも中身の確認をされてしまうことがあります。
TSAロックはアメリカ運輸保安局が認可している仕組みで、空港の職員はマスターキーを持っているため、中身の確認をして鍵をかけて戻してもらえることが多いです。
スーツケースの必須機能ではありませんが、知っていて損はないでしょう。
観光用のバッグ・財布
日本に比べて、海外ではスリやひったくりが多く発生します。特に観光地では人が多く、油断していると無意識のうちに財布がなくなっていることも…。
街に出る際に使用するバッグは、ファスナーや蓋がついていて、カバンの口がしっかり閉まるバッグを持っていきましょう。
また、バッグや財布をはじめ、身につけるものはブランドものを極力避けておきましょう。お金を持っていると思われて、悪い意味で目立ってしまう恐れがあります。
エコバッグ
海外では、入るお店によって有料無料関係なく、買い物袋がないケースもあります。また、有料の袋に抵抗がある場合は、必ず持っておきましょう。
日用品周りの持ち物編
ハンカチ・タオル
海外旅行に限らない持ち物ですが、汗を拭いたり手を拭いたりと、使用頻度が高くなるため、必ず多めに持っていきましょう。
特にタオルは、お土産や手荷物の割れ物などを荷造りする際にも活用できます。
ウエットティッシュ
日本のように、レストランや飛行機でおしぼり・ウエットティッシュが出てこないケースが多くあります。
ハンカチなどと同様に、持っていて何かと役立つシーンが多いため、用意しておきましょう。
ポケットティッシュ
ポケットティッシュも上記2つと同様で、持っていて困ることはないでしょう。食事のシーンやお手洗いにいく際など、持っている方が何かと安心できるでしょう。
歯磨きグッズ
歯ブラシや歯磨き粉は、ホテルに備え付けがないケースが多いです。必ず持参すべき持ち物といっても過言ではないでしょう。
トラベルセットなどの用意があると安心です。
化粧品
化粧品を機内に持ち込む場合は、液体が100mlを超えて入る容器やスプレーは持ち込めないので、注意してください。
メイク落としシートなどの場合は、機内持ち込みの制限がないのでおすすめです。
生理用品
旅行先によっては、現地ですぐ買えるかわからないため、念の為持っておくと安心できるでしょう。
常備薬・医療品
常備薬・医療品はピルケース等を活用して小分けにして持っていきましょう。
海外旅行は、トラブルがあって延泊するケースが往々にしてあるため、普段より多めに持っていくと安心です。
ただし、旅行先によっては転売目的と疑われてしまうこともあるため、節度を守った量にしてください。また、病院処方の薬については各国の大使館やウェブサイトでルールを確認しておくと安心です。
ボディソープ・シャンプー
ホテルによっては備え付けがない場面があります。また、自分の使用しているアイテムにこだわりがあったり、現地のものが肌に合うか心配な場合は、普段使っているものを持っていく方が安心できます。
日焼け止め
トレッキングや高地に行かれる場合など、夏場以外でも持っていた方が良い場面もあるため、ご自身のプランに合わせて用意してください。
眼鏡・コンタクトレンズ(保存液・洗浄液)
常用されている場合は、忘れずに持っていきましょう。
コンタクトレンズの保存液や洗浄液を機内に持ち込む場合は、「液体」なので注意してください。
電子機器をはじめとした持ち物編
携帯電話・スマートフォン
現在では、海外でも利用できるプランがあったり、世界中で使用できるマップアプリがあったりと、携帯電話がなくてはならない時代になりました。
また、困った際に翻訳したり情報を調べたりと、とにかく持っていて損はないでしょう。
スマートウォッチや腕時計
歩きスマホばかりになってしまうと。、スリや置き引きなどのリスクがありますので、スマートウォッチや腕時計があると良いでしょう。スマートウォッチの場合は、充電器なども忘れずに。
電源変換アダプター
国を跨いで旅行する場合や、旅行の頻度が高い場合は複数の形に対応できるマルチタイプのものを用意しましょう。
持ち物によってパソコンやカメラなど、充電が必要なシーンが複数ある場合が多いので、アダプターも複数持っておくと便利でしょう。
モバイルバッテリー
日本よりもスマートフォンを使用するシーンが多くなりがちですので、モバイルバッテリーは持っておいた方が良いでしょう。
ただし、モバイルバッテリーはあくまでも機内持ち込みのみになるため、スーツケースに入れないことや個数制限なども確認しておきましょう。
高電圧対応タップ(タコ足)
複数人で旅行にいくと電源が足りなくなるケースがよくあります。ただ、海外の場合は電圧が異なるケースがあるため、事前に確認しておきましょう。
Wi-Fiルーター・海外SIM
旅行先のエリアなどによって左右されますが、カフェやホテル以外での通信環境を考えると、通信機器を持っていた方が良いでしょう。
粉の洗濯洗剤
普段の生活ではなかなか使う機会が少なくなってきた粉の洗濯洗剤。ただ、宿泊先の部屋等でちょっと洗濯をする際に非常に便利な持ち物です。
旅にはトラブルがつきものです。外で不意に汚れてしまったり、「ちょこっとだけ洗濯できれば…」といった際に活躍してくれます。
機内に持ち込む持ち物編
マスク
機内は何かと乾燥しやすいため、保湿や風邪の予防に持っておくと良いでしょう。
筆記用具
記入が必要な書類において、機内でも記入可能なものがあるので、持っておいて損はないでしょう。
アイマスクやネックピロー
長時間のフライトになる場合は、快眠・安眠グッズとして持っておくと便利です。ネックピローなどは空気式であれば、荷物としてもかさばりません。
スリッパ
機内で、靴を脱いでゆっくりしたい場合や、現地のホテルに備え付けられていない場合もあるため、何かと持っておくと便利です。
機内用の防寒着
機内ではしっかり空調が効いているため「ちょっと寒すぎる…」といった場面も少なくありません。
航空会社によってはブランケットの貸し出しがあるものの、薄手のパーカーをはじめ、大きめなショールやストールなどを一緒に持ち込んでおくと、安心です。
ガイドブック
機内では備え付けの機器で音楽や映画を楽しむことができますが、長時間のフライトとなれば少し飽きてきたり疲れてしまいます。
ガイドブックを1冊入れておけば、少し画面を離れてリラックスできますし現地の予習にもなります。ガイドブックによっては、入国カードの書き方などの案内もあるため、何かと便利な持ち物です。
衣類の持ち物編
履き慣れた靴
履き慣れた靴を用意して、新しく買った靴などは避けましょう。
旅行先によっては、歩き慣れない場所や舗装されていない道路も多くあるため、疲れにくい靴を用意しておきましょう。
下着・靴下・着替え
旅行日数に合わせて用意しておきましょう。
荷物を減らしたい方は、現地のファストファッションを利用して用意するなども楽しいかもしれません。
ジャケットやフォーマルウェア類
ドレスコードが設けられたレストランや、フォーマルな装いが必要な場所に訪れる際は、使い慣れたアイテムを用意しておきましょう。
いざとなれば、現地で用意することも可能ですが、微妙なサイズ感やイメージに合うものが用意できないことも十分あり得ますので、自前のものがあると安心です。
上着(アウター)
旅行先の気候を考慮して用意しましょう。
「外は暑いけれど、お店に入ると空調が強すぎて寒い・寒暖差がすごい」といったケースはよくあるので、暑い季節でも羽織れるパーカーなどを1枚もっておくと安心です。
雨具
旅行先や時期に関係なく、レインコートや折り畳み傘など、急な天候の変化に対応できる用意があると安心です。
パジャマやルームウェア(部屋着)
ホテルには備え付けのルームウェアがないことも多いため、かさばらない程度のもので、リラックスできる服装を用意しておくと便利です。
夏にあると良い持ち物編
サングラス
夏場の日差しや紫外線を考慮すると、マストなアイテムです。
サンダル
いざとなれば、ホテルでの室内ばきとして使うこともできますし、1セット持っていると便利です。
水着
流行りのサウナや、プール・海などに立ち寄る場合は、水着も忘れないようにしましょう。
虫除けスプレー
旅行先によりますが、持っていると便利なアイテムです。
スプレーの場合、機内に持ち込むことができないため、預け入れ荷物に入れておきましょう。
日焼け止め
日焼け止めはスプレータイプなのか、液体なのかで持ち込み方に制限が生じますので注意しましょう。
冬にあると良い持ち物編
防寒具
旅行先の気候や時期をしっかり考慮して用意しましょう。
使い捨てカイロ
使い捨てカイロはマストとは言えないものの、「持っていて良かった」というシーンが多くあります。
何気なく忍ばせておくと、便利でしょう。
旅行のプロが教える何気なく役立つ持ち物編
ここからは、旅慣れた人が感じる「地味に便利」な持ち物を紹介します。
S字フック
S字フックは、足元が濡れている・汚れている屋外や、どこか出先でちょっとした場所に荷物をかけておくことができる便利アイテムです。
かさばらないので、カバンに忍ばせておくと、ちょっとした時に役立ちます。
クリアファイル
クリアファイルは、必要書類や、パンフレットなどの保存や取り出しに便利です。
必要な時に、サッと取り出せて中身も整理しやすいので、1つ持っておくと便利です。
ジップロック
ジップロックを多めに持っておくと、化粧品や衣類の圧縮にも使えますし、機内持ち込みのアイテムが増えても問題ありません。
持ち物を整理して快適な海外旅行を!
旅を重ねていくうちに、必要かそうでないか?の整理はついてくるでしょう。
ぜひ、自身のスタイルに合った持ち物テンプレを作って、快適な旅行を!
こちらの記事では、海外旅行に必要ない持ち物を紹介していますので、合わせてご覧ください。
【不要なアイテム】実は海外旅行にいらない持ち物をご紹介!
参考サイト・リンク
外務省/海外安全ホームページ