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アフリカの人気観光都市の一つケープタウン。市内や郊外に見どころがたくさんあります。喜望峰、テーブルマウンテン、ペンギンの海岸、ダチョウの牧場などなど。しかしこの町を観光する上で大きな注意事項があります。
アフリカの大都市は一般的に治安が悪いのです。スリ、かっぱらい、置き引きなどの類が多いのです。このコラムではそうしたトラブルから身を守るには、旅のスタイルを変えないといけません。ここではそうした話をしたいと思います。
市内の観光は歩いてはいけない。観光は車で!!
ケープタウンの市内観光は車を利用してください。歩いての観光は避けてください。特にダウンテウンエリアで歩くのはダメです。できればツアーで行くのがオススメです。観光ツアーで車を利用しながらドライバーガイドさんと一緒に周遊するのがベストです。
例えば、喜望峰やペンギンの海岸までガイドさんと車で行ったとしましょう。パーキングから目的地まで歩くのは基本的に問題ありません。そもそもこの観光地は郊外にあるため、そこまで心配する必要はないのです。
ただ、基本は車での移動。これを心がけてください。これがこのコラムの最大のテーマです。
ケープタウンの観光を楽しむベストは、下記のような方法が考えられます。
①申し込みをしたツアー会社で観光ツアーを頼む。
②申し込みしたツアー会社でプライベートツアーを頼む。
③オプショナルツアーのサイトで申し込む。
このうち、③のオプショナルツアーのサイトでの申し込みで注意しないといけないのは、催行人員に満たないため、オプショナルツアーが急遽催行しなくなることもあることに注意してください。しかも出発1週間前など間際になって通告されることもあります。催行人員に注意が必要でしょう。
エリア名 | ケープタウン |
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ダウンタウン地区で夜歩くのはもってのほかです
観光ツアーではなく自分で回りたいという人もいるかと思います。そんなときはどんな方法があるのでしょうか?
例えばこんな方法があります。市内でも目的地までタクシーで行き、帰りも時間を決めてそのタクシーに迎えにきてもらう、という方法なら問題はありません。ただし、安全なタクシーを選ぶため、ホテルで呼んでもらう方がいいです。
市内の世界遺産に指定されている、カーステンボッシュ植物園へタクシーで行ったとします。入場料を払って入るカーステンボシュ植物園の中は平和で、家族連れがピクニックもしているほどです。
ただ、一旦カーステンボッシュ植物園の外に出たら注意が必要です。安全なのはあくまで施設の内部にいるときだけと考えましょう。
とにかく、ケープタウンは歩いてぶらぶら観光するというのは避けてください。特に問題なのは、ダウンタウンエリアや郊外のタウンシップ(旧黒人居住区)や鉄道駅、バスターミナル周辺などです。
昼でもダウンタウンを歩くのをオススメしませんが、夜はケープタウン全域(一部例外あり)どこでも歩くことをオススメしません。
夜にダウンタウンを歩くなんてもってのほかです。そもそも南アフリカは停電が多く発生し、夜になると街中が暗くなってしまうことすらあるのです。
脅かしているわけではありません。実をいうと、ケープタウンは世界でも有数の治安の悪い町なのです。
安全に旅することが一番大切な事なので、くれぐれも油断しないようにしてください。
歩くならオススメはウォーターフロント地区です
ケープタウンが歩けないとなると、この町の魅力が半減してしまいそうですが、唯一安全な場所がウォーターフロント地区です。旧港を中心にした再開発エリアで19世紀の建物が再現され、ショッピングセンター、レストラン、ホテルなどが集中した一大スポットなのです。
ショッピングはお土産物から日用品、雑貨、食料品まで何でも揃っています。レストランは高級レストランからファストフードまで。名物のシーフード料理、ケープマレー料理、ヨーロッパ料理、カフェと選択肢が多いのも魅力です。
ウォーターフロント地区は、背後に迫るテーブルマウンテンと、楽しい港町の雰囲気が重なって、歩いているだけでも気持ちの良い場所です。ここは食べ歩きやショッピングに多くの時間を取りたいものです。
港からは、ハーバークルーズやサンセットクルーズの船も就航しています。また、かつてネルソン・マンデラさんが収容されていた刑務所があった、世界遺産のロベン島の定期船も、ここから出港しているので観光の拠点でもあるのです。
また、ツァイア近代アフリカ博物館もあり、最先端のアフリカンアートも楽しめます。ウォーターフロントはアートの発信地でもあるのです。
このように魅力いっぱいのウォーターフロント地区は、ケープタウン観光ではずすことはできません。各所に警備員が配置されセキュリティがしっかりしていて、歩いても安心安全なのが何より嬉しいところです。
エリア名 | ウォーターフロント |
ウォーターフロントで泊まるのがベストな選択
ウォーターフロントへは、泊まっているホテルからタクシーを呼んでもらって行くのが一般的ですが、いっそのことウォーターフロント地区で泊まるのもオススメです。それなら徒歩でショッピングセンターやレストランに行けるからです。
5つ星ホテルはザ・テーブルベイ、ケープグレイス、ザ・サイロホテル、ワン&オンリー ケープタウン、4つ星はザ・ポーツウッド、3つ星はビクトリアアルフレッドホテルなどのホテルがあります。
5つ星のホテルはいずれもアフリカを代表するラグジュアリーなホテルです。他を倹約してでも一度は泊まってみたいステキなホテルです。
4つ星、3つ星になると、リーズナブルな価格設定になりますが、他の市内のホテルに比べるとかなり割高です。
多少割高でも、ウォーターフロント地区のホテルを選んだ方がベストだと個人的には思います。夕食の選択肢が広がるし、このエリアのショッピングモールならば夜でも散歩できるし、その価値は大きいと思います。
ただ、ウォーターフロントという名前がついていても、ウォーターフロント地区から少し離れているホテルもあります。このエリアのホテルを選ぶ場合は、地図を見ながら注意して選んでください。
まとめ
いかがでしたか? ケープタウンでの食べ歩きやショッピングは、ウォーターフロント地区で決まりです。ケープタウンでの滞在もウォーターフロントを選びたいものです。