目次
南アフリカ、ケープタウンの郊外でワイルドフラワーを見られるのをご存じでしょうか?それは色とりどりの花々が一面に咲き誇り、まるでカラフルな巨大カーペットのような世界が、目の前に広がっているのです。それは人が植えた花壇などではなく、野生の花々ワイルドフラワーなのです。だから、これは天然のカラフルなカーペットとも言えます。今回ご紹介するのは、ケープタウンから近めのウエストコースト国立公園。ちょうどお花の時期にケープタウンへ行けることになった私は、初めてこの国立公園を訪れたのでした。ここの魅力、行き方など詳しくご案内したいと思います。
南アフリカはワイルドフラワーのパラダイス
南アフリカと言えば、アフリカ最南端の国として喜望峰観光や、クルーガー国立公園でのサファリなどが有名ですね。意外に知られていないのは、この国が花の楽園だということ。8月から9月の季節限定ですが、国の西部ではワイルドフラワーが咲き誇るのです。
有名なのがナマクワランドというエリアです。ケープタウンから3泊4日くらいで周遊するのが一般的で、最低でも2泊3日が必要です。
そんなに時間が取れない、でも花が見たいという人には、もうひとつウエストコースト国立公園がおすすめです。大西洋に面した国立公園で、白砂ビーチもあり、海に面して花々が咲き誇るのです。ケープタウンから日帰りも可能なので、この季節にケープタウンへ行って、フリータイムを1日作れば訪問可能なのです。私も日帰りで行きました。
南アフリカのツアーはこちら
ウエストコースト国立公園はどこにある?
ケープタウンのある南アフリカ西部には、「WESTERN CAPE NATIONAL PARKS」という国立公園群が7つほどあります。そのうちの一つは、ツアーでもよく知られる「テーブルマウンテン国立公園」です。そして今回ご紹介する「ウエストコースト国立公園」もその一つ。
ケープタウンから車で北西方向へ2時間余りで行ける距離なので、とっても便利です。日帰りで手軽に行けるのです。海に面した自然の豊かな場所にあって、緑にあふれた国立公園です。白砂ビーチもあるので夏には水泳も楽しめます。
いろんなユニークな動物や鳥にも出会えるので、花だけでなく動物を探して訪れる人も多いようです。
ナマクワランドと比べてアクセスがいい?
南アフリカでワイルドフラワーを見学するツアーと言えば、まず挙げられる有名なスポットは北ケープ州のナマクワランドです。こちらは広範囲にわたって様々なワイルドフラワーが咲き誇る壮大な見どころで、通常は観察の拠点の町スプリングボックに2泊してフラワーウォッチングをします。それだけ迫力があるのですが、1度の旅行でビクトリア滝を見て、喜望峰も見て、クルーガー国立公園でサファリもしてとなると、なかなかフラワーウォッチングにそれほど日数が取れない方も多いですね。
私もそんな一人でした。今回はケープタウンで3泊したものの、1日はワイナリー視察とペンギンビーチ観光、ダチョウの牧場観光で、残り1日のフリータイムに、ここウエストコースト国立公園を訪れることにしたのです。ちょうど花が満開に咲き誇る9月頭のベストシーズンでした。ケープタウンから日帰りです。実際に行ってみたら、国立公園内に泊まってゆっくり動物を探すことも楽しいだろうと思いましたが、ひとまず念願のカラフルな天然のカーペットを満喫出来て大満足の1日だったのです。
ウエストコースト国立公園の魅力とは?
国立公園は、大西洋に面した半島とラグーンからなり、半島の北部POSTBERG SECTIONでは、花の季節になると一面にオレンジや白、黄色に紫といった花々が咲き誇り、それらが混ざり合った風景は天然のカラフルなカーペットのよう。野生動物が見られることもあり、サファリ気分も味わえて楽しさも倍増です。
ウエストコースト国立公園で見られるワイルドフラワーの種類は多彩です。たとえばオレンジ色の花で中心部が黒いものはgousblomゴスブロム(ゴールデンフラワー)、黄色いデイジーで中心が黒いものはcape dandelion(ワタゲハナグルマ)、黄色で中心も黄色の花はセネシオ(シンコウサワギク)という名前です。紫色で中心が黄色のものはセルジオ・エレガンス、ピンクと白の可憐な花はbackbaai vygieボックベイヴェイヒ(リビングストンデージー)と呼ばれています。動物や鳥で言えば、黒と白のアンテロープはボーンテボック、cattle egret白いサギ、sacred ibis (アフリカクロトキ)cape spurfoul(ケープキジシャコ)などを見かけました。
まとめ
いかがでしょうか?花や動物が好きな方なら、8~9月にケープタウンへの旅行を計画する際に、ぜひ1日日程を延ばして、ここウエストコースト国立公園へも足を延ばしてみませんか?隠れたワイルドフラワーの魅力に、たっぷり触れて魅了されるはずです。