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「海外旅行に行きたい」
このフレーズは「お腹が減った」と同じくらい私にとって自然な言葉です。
コロナウイルスの影響で海外旅行がしづらい状況が続いていますが、それも終息すれば以前のような賑わいに戻るでしょう。しかし日常に戻れば次いで発生するのが「休みがとれない」「友人と休みを合わせるのが難しい」という問題。2,3日じゃ国内くらいしか行けないと思われるかもしれませんが、そんなことはありません!
ここでは限られた時間でも十分に楽しめる2泊3日海外弾丸ツアーについてご紹介していきたいと思います。
小籠包だけじゃない!何度だって楽しめる台湾
ニューヨークタイムズ紙で「世界の人気レストラン10店」の1つにも選ばれた鼎泰豊(ディンタイフォン)。その小籠包を初めて台北で食べた時、こんなにも美味しい物があるのね!いくつでも食べたくなるとその味に感動しました。「食事が口に合う」これは旅をする上で非常に大切な事です。
距離も日本からとても近くフライト時間は片道約4時間。治安も良く女子旅で夜市に出かけても安心な上、公共交通機関も遅くまで動いているので、ギリギリまで夜の街を楽しむことが出来ます。台湾はまさに安・近・短の弾丸旅にピッタリの訪問国なのです。
台湾の人気料理は小籠包だけではありません。ふわふわ、ぷるぷる、しゅわしゅわ新感覚食感が楽しめる淡水名物台湾カステラ。サクサクの生地に厚切りのバターを挟んだ背徳のグルメ台湾メロンパン(台湾ではパイナップルパンと呼ばれています)。美容効果も期待できる木瓜牛奶(パパイヤミルク)に落花生ミルク。そしてうま味が凝縮されたスープが最高の、牛肉麺(にゅうろうめん)等本場の味を是非堪能してみましょう。旅行前に今の流行をリサーチして、まだ日本では珍しい台湾本場グルメに挑戦してみるのも、台湾旅行の醍醐味です!
上海ガニだけじゃない!江南水郷地帯へ 中国/上海
秋から冬にかけてのシーズンに食べる本場の上海ガニは最高です。なんと日本の4分の1ぐらいの値段で蟹を堪能できてしまうから驚きです。
上海と言うと今や数え切れないほどの高層ビルが建ち並ぶ大都会。しかし私が声を大にして言いたいのが「中国は田舎が良い」ということ。国土も広く歴史も長い中国。上海はその中でも日本からのフライト時間が3時間半という弾丸旅に適した場所なのです。
せっかく上海に訪れるならオススメしたいのが、上海から車で2時間ほど走ったところにある周庄(しゅうそう)という町。江南の水郷地帯の風景が今なお残るこの場所は、以前アメリカメディアが「世界で最も美しい町ベスト10」と紹介した地でもあります。
かつて水路を利用した運送業で栄えた周庄。町には明や清の時代の古い建物がそのまま残っており、どこかノスタルジックな雰囲気が漂います。運河にかかる石橋とそのそばに所狭しと建ち並ぶ伝統家屋はインスタ映えも抜群。きっと中国の新たな一面を知ることが出来るのではないでしょうか。
カジノだけじゃない!中国文化と西洋文化の融合マカオ
一昔前までマカオ旅行というと、カジノに興味のある男性グループの旅先として候補に挙げられるか、香港から日帰りで寄るというイメージが強かったかと思います。しかしここ数年のマカオの発展は目を見張るものがあり、その成長スピードはアジアナンバー1と言っても過言ではありません。良い意味でカジノマネーによって成長を続けているマカオ。まさにアジアのラスベガスとも言うべきこの場所は、実は女子旅にもぴったりなコスパの良い街で、高級ホテルにもリーズナブルな価格で泊まれてしまいます!
東京から飛行機で約5時間半の場所にあるマカオ。1999年にポルトガルから中国に返還されて早20年以上。2005年にはマカオ歴史地区が世界文化遺産に登録され、以降凄まじい勢いでマカオは観光開発が進められてきました。中国とポルトガルの文化が融合した他に類を見ない街並みが可愛らしく、街をそぞろ歩くだけでも楽しいこの国。大人気ポルトガルスイーツエッグタルトを食べながら、かつて漁業で栄えた港町を歩いても良し。豪華ホテルでプールやエステ、夜景を堪能する都市ならではの楽しみ方もオススメです。
だけじゃない!流行りで終わらせないシンガポール
世界最大のインフィニティプールで知られるシンガポールの高級ホテル、マリーナベイ・サンズを初めて知った時のインパクトは今でも忘れられません。イスラエル系カナダ人の建築家モシェ・サフディは船のデッキからこのデザインを着想。ビルの上に船を造ってしまうというトンデモ発想にはもう脱帽です。
でも、シンガポールの魅力はこれだけにとどまりません。大人も童心にかえって楽しめるナイトサファリ、まるで未来都市のようなガーデンズバイザベイ、異国情緒溢れるアラブストリートにインド人街、お洒落なクラークキー等訪れるべき場所が盛りだくさんです。
せっかくならシンガポールの南、中心街から約15分のセントーサ島にあるリゾートに泊まって、極上のシティ&リゾートバケーションを謳歌するのはいかがでしょうか。高級志向の方なら「シンガポール カペラ」がオススメ。リッツカールトンの創業者が最高級のサービスを実現させるために創り出したブランド「カペラ」は、ゆっくりと羽を休めるのに最適です。30エーカーもある広大な敷地には熱帯雨林の植物が生い茂り、その中に溶け込むようにしてヴィラが点在。まさにラグジュアリーな時間を楽しむことが出来ます。
また、シャングリ・ララサセントーサリゾート&スパは全室プライベートバルコニー付き。敷地内にはビーチや巨大プールもあり南国リゾートを満喫できます。都会だけじゃないシンガポールを是非体験してみては?
近いだけじゃない! ロシア/ウラジオストク
アジアは何処も行きつくしたという人でも、まだウラジオストクには行ったことが無い人も多いのではないでしょうか。ロシアは基本的にビザの取得が必要ですが、ウラジオストクのあるロシア極東沿海地方は、観光電子VISAが導入された為渡航の手続きが簡単な事と、日系の航空会社が直行便を就航した為、いま注目度がアップしています。
フライト時間は約2時間半。日本から最も近いヨーロッパというキャッチコピーが先行しがちなのですが、ウラジオストクはカラフルな教会や、コロニアルな建物など本当に美しい町並みが残ります。かつて20世紀前半には6000人近い日本人が住んでいたこともあり、日本とゆかりのあるスポットが街の至る所にあるのも特徴的です。ウラジオストクはヨーロッパの町並みの中に日本を感じる事ができる、なぜか懐かしい気持ちにさせてくれる場所なのです。
ウラジオストクへ行ったら是非街中にあるウラジオストク駅へ足を運んでみましょう。シベリア鉄道の終点を示すキロポストには9288㎞の文字が刻まれ、ロシアの広さを数字で感じられます。駅裏からは金角湾に係留する軍艦を眺める事もでき、童心に帰って社会科見学を楽しめます。