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ひと昔前は海外といえば団体旅行がメインで、添乗員さんにおんぶに抱っこだった旅行スタイルも、ネット環境やあらゆる情報が整備されてきた現代では、個人旅行に重きを置く人が増えてきています。その中でも20~30代女性の海外旅行者数は同年代の男性に比べて2倍以上伸びているんです。思い立った時にフラッと行ける、周りを気にせず自由気ままに過ごせる、一人旅にはそんなメリットがあります。一人女子旅も珍しくなくなった今、日頃頑張っている私にご褒美をあげませんか?!女子が一人でも楽しめる海外渡航先7選をご紹介いたします。
グルメ、ショッピング、スパ 女子力高まるホーチミン
ホーチミンは日本からの直行便が毎日飛んでいて、治安も良く、グルメ、ショッピング、スパと女子が楽しめるコンテンツ盛りだくさんのこの街。ベトナム最大の経済の拠点だけあって、昼夜を問わず活気に溢れています。高層ビルやおしゃれなカフェ、ベトナム雑貨屋さんなどに目を引かれる一方、屋台やナイトマーケットなど古くから続く街並みの面影もノスタルジックです。ベンタン市場など活気あふれるマーケットを歩けば、かわいいアジアン雑貨やベトナムコーヒー、南国のフルーツなどに目移りしてしまします。また、野菜がたっぷり入ったバインミーと呼ばれるサンドイッチや定番のフォーなど安くておいしい名物もたくさん!ベトナムの伝統衣装アオザイを着て、街を散策すれば、フォトジェニックな風景に出会えるでしょう。
ホーチミンに来たら外せないのが、自然豊かなメコンデルタツアーと充実したスパ体験です。遥かチベットを源に発するメコン川が流れ流れて海に注ぎ込む、最後の場所がメコンデルタなのです。緑にあふれた豊饒な大地ではみずみずしいフルーツが実り、ホーチミン街中では見られないベトナムの自然に触れる事ができます。編み笠を被った船頭が手漕ぎボートを漕ぎ、両脇のジャングルを眺めながら進むクルーズは、まさにリアルジャングルクルーズです!1日ツアーに参加して疲れた体をスパで癒すのはいかがでしょうか。ホーチミンには一軒家スタイルのラグジュアリーなスパから、何度でも通いたくなってしまうプチプラでお手軽な庶民派スパまで勢揃い。日本ではなかなかできない贅沢も、ここでは値段を気にせず楽しめてしまうのが嬉しいですね。
国 | ベトナム |
気候 | 平均気温26℃で、年間を通して気温差は25~30℃と少ない。 雨の少ない乾季の11~4月がベストシーズン。 |
通貨 | 通貨単位はベトナム・ドン(VND) |
アクセス | 日本から直行便で約6時間 |
大自然や動物を満喫するならケアンズがお勧め!
日本と時差わずか1時間、南半球にあり季節が真逆のオーストラリア・ケアンズは言わずと知れたグレートバリアリーフへの玄関口であり、世界遺産の熱帯雨林キュランダや、世界遺産モスマン渓谷など、大自然に触れる事の出来るアクティブ系女子にお勧めのデスティネーションです。オーストラリア固有種としておなじみのコアラや、カンガルー、ワラビーなどに触れ合える動物園も大人気です。意外にもケアンズはコンパクトで徒歩で観光できるのも嬉しいところ。大型のショッピングセンター「ケアンズ・セントラル」や、だれでも無料で利用できるエスプラネードラグーンと呼ばれる4,800㎡の人工プールなど楽しみもたくさん!
世界遺産のグレートバリアリーフに浮かぶグリーン島は、白砂のビーチと遠浅の海、周りをサンゴ礁に囲まれ熱帯魚が溢れる、シュノーケリングをするには最適の島です。ケアンズから船に乗り、1時間ほどで冴えるような青の世界があなたを待っています!ここではアクティビティーも大充実!体験ダイビングやパラセイリング、グラスボトムボートで船上から水中を観察することもできちゃいます。島内には日本人のスタッフもいて、ダイビングも安心。ビーチでのんびり過ごすも良し、アクティブに過ごすも良し、青く透明な世界で日常の疲れも癒されることでしょう。
国 | オーストラリア |
気候 | 平均気温26℃で、年間を通して気温差は25~30℃と少ない。 雨の少ない乾季の11~4月がベストシーズン。 |
通貨 | 通貨単位はベトナム・ドン(VND) |
アクセス | 日本から直行便で約6時間 |
ビール大好き女子にはたまらない町、プラハ
私は日本でもよく一人で居酒屋に行きますが、一人飲みウェルカム!な女子に是非お勧めしたいのがチェコの首都、プラハです。意外かもしれませんが、国民一人当たりの年間ビール消費量は25年連続で世界一のこの国。チェコビールの銘柄はなんと400超もあり、コーラよりも安い値段でビールが飲める、ビール好きには堪らない街なのです。プラハのホスポダと呼ばれるビアホールでビアジョッキ片手に食べる名物のカツレツは最高に美味しいのです!
もちろん、観光も素晴らしい!赤レンガ色の屋根が特徴的な中世の古い建物が並ぶプラハは、街全体が世界遺産に登録されています。街中をゆったりと流れるモルダウ川。そして名物のカレル橋にはどこからともなく路上アーティストの奏でる音楽が流れ、目の前に堂々とした風情のプラハ城がそびえます。プラハで見られる建築物は、ロマネスク様式からゴシック、ルネサンス、バロック様式といった重厚なものから近代のキュービズム様式のものまでバラエティに富んでいます。旧市庁舎には仕掛け時計で有名な天文時計があり、毎時ちょうどにはたくさんの観光客が仕掛けを眺めに集まってきます。ため息が出るほど美しくロマンティックな街は、まさに女子一人旅にはうってつけでしょう。
国 | チェコ |
気候 | 四季がはっきりした大陸性気候で、年間を通して寒暖差が大きいのが特徴。 あたたかく湿度の低い春(4~5月)や秋(9~11月)がベストシーズン。 |
通貨 | 通貨単位はチェココルナ |
アクセス | 日本からヨーロッパや中東の都市を乗り継いで、約13時間 |
モロッコに憧れる女子急増中!トキメキのマラケシュ旅
アフリカや中東と聞くとハードルが高く思われますが、そんなイメージを覆すくらいモロッコは治安が良く、女性一人旅でもお勧めのスポットです。最近ではモロッカン雑貨が日本でも非常に人気で、モロッコに憧れを抱く女性は多くいます。初めてモロッコに行くならやっぱりマラケシュは外せません。まるで迷路のようなスーク(市場)には、カラフルなバブーシュや綺麗なミントティーグラス、エスニックなランプなど可愛い雑貨のパラダイス!映画Sex and the City2のロケ地として使われただけあって、どこもかしこも絵になります。そして、町を歩けばたくさんの猫ちゃん!あの動物写真家岩合光照さんも訪れた猫の街でもあるのです。
夕方頃になると町の中心ジャマ・エル・フナ広場にはヘビ使い、アクロバット、猿回しなど何でもありの大道芸人たち。夜にはたくさんの屋台が並び美味しそうな香りと熱気に包まれます。まさに365日お祭り騒ぎのフナ広場!喧騒に疲れたら、広場の二階にあるカフェへ。可愛いグラスに入ったミントティーで一息つきながら、広場の狂騒を眺めるのもオツな気分です。
せっかくマラケシュまで来たらリヤドに泊まるのも良いでしょう。リヤドとはモロッコの古い邸宅を改装した宿です。路地裏の小さな扉を開けて進むと、目の前に広がるのは麗しいイスラムの世界。“秘密の隠れ家”という言葉がぴったりです。リヤドに泊まってハマムを体験してみるのはいかがでしょうか。
国 | モロッコ |
気候 | 比較的温暖な地中海性気候。 四季があり、比較的過ごしやすい春(3~5月)と秋(9~11月)がベストシーズン。 |
通貨 | 通貨単位はディラハム(DH)、補助通貨はサンチーム(C) |
アクセス | 日本からドバイなど中東乗り継ぎで約17時間 |
ジブリの世界観!アドリア海の真珠、ドブロヴニクへ
子供の頃、いや、大人になっても何度も見返したジブリの名作「魔女の宅急便」のモデルにもなったといわれる街、ドブロヴニク。アドリア海の真珠とも例えられるこの美しい街は、クロアチア随一の人気スポットです。ドブロヴニクの旧市街はその周りを高く重厚な城壁で囲まれています。全長2㎞の城壁は遊歩道として整備されていて、散策にはもってこい。城壁からは旧市街を一望でき、アドリア海の青とオレンジの瓦屋根の美しい対比が一望できます。旧市街全体を写真に収めたいのであれば、スルジ山のロープウェイやパニェ・ビーチがお勧め!
旧市街のメイン通りにはレストランや土産物屋が並び、いつでも観光客で賑わっています。ここに来たら、アドリア海で獲れた美味しいシーフードは外せません!ムール貝の酒蒸し、カキ、手長エビのグリル、タコのマリネなどが旅人の胃袋を満たしてくれます。新鮮な魚介類と一緒に白ワインを楽しんでみたりして・・・。旧市街レストランのテラスで味わうクロアチア料理はまた格別です。
旧市街には宮殿や教会、要塞の見所が凝縮されていますが、1日もあれば十分に見て周る事ができます。残りの滞在ではゆっくりとショッピングを楽しんだり、ビーチでのんびり過ごしたりとドブロヴニクを満喫したいものです。
国 | クロアチア |
気候 | ドブロヴニクのあるアドリア海沿岸のエリアは地中海性気候で、冬は降雨量が多く、 夏は乾燥し日差しが強いことが特徴。春から夏にかけてがベストシーズン。 |
通貨 | 通貨単位はクロアチア・クーナ |
アクセス | 日本か中東やヨーロッパの都市で乗り継ぎ、約16時間 |
北欧デザインが好きなら、断然ヘルシンキがおすすめ!
オシャレ感度の高い女子にはやっぱりフィンランドのヘルシンキがお勧めです。世界的な人気を誇るマリメッコや、IKEA、日本にもテーマパークができたばかりのムーミン、テーブルウェアブランドのアラビア、イッタラなど、フィンランド生まれのブランド・キャラクターは日本でももうお馴染みの物ばかり。そんな洗練されたデザインで有名なフィンランドですが、ヘルシンキのフィンランド建築博物館・デザイン博物館の周辺にはDESIGN DISTRICT HELSINKI とかかれた黒色の丸いロゴ入りステッカーをショーウィンドウやドアに張ったお店をお見かけます。これはデザイン地区協会によってフィンランドデザイン発信地として認定されたショップです。定番の人気ブランドショップだけではなく、こういった北欧デザイン最先端のエリアも要チェックですね。
ショッピングに夢中になって市内観光がおろそかになってはいけません。ヘルシンキにはさすがデザイン最先端の街!と唸らずにはいられない必見のスポット目白押しです。外観からしてこれが教会?!と誰もが驚くテンペリアウキオ教会(岩の教会)とカンピ礼拝堂(木の教会)。そして近代美術専門のヘルシンキ現代美術館(キアズマ)などモダンな建築、アートに触れながらも、ヘルシンキのシンボル的存在、白亜のヘルシンキ大聖堂や、ロシア正教ウスペンスキー寺院といった重厚な建築物に歴史を感じる事ができます。時間が許せば、フェリーに乗って対岸の国、エストニアの首都タリンに日帰り旅行してみるのも面白いでしょう。
国 | フィンランド |
気候 | 年間平均気温は年間平均気温は約5℃。 ベストシーズンである夏(6~8月)は湿度が低く、平均気温15℃の中、爽やかな気候で観光が可能。 |
通貨 | 通貨単位はユーロ |
アクセス | 日本から直行便で約10.5時間 |
女子旅の要素が詰まった国スリランカの首都コロンボ
あまり日本人には馴染みがないかもしれませんが、実はスリランカは女性ウケするコンテンツが盛りだくさんの国なのです。見所は地方に点在していて8日間ほどのツアーでぐるっと一周するのが一般的ですが、あまり休みが取れない場合には、首都コロンボに宿泊して近郊に足を伸ばすプランがお勧めです。
コロンボはここ数年新進気鋭のアーティストやヨーロッパテイストを取り入れたハイセンスなショップが急増中!スリランカらしい象さんモチーフのグッズやカラフルな布製品、セイロンティーなど買い物に明け暮れたり、おしゃれなカフェ巡りをしたり、スパイシーなカレーを食べたり、本場のアーユルヴェーダでリラックスしたりと、時間がいくらあっても足りないくらいです。また、占い大国と呼ばれるスリランカに来たら、占星術で本格的な占いに挑戦してみるのもいいですね。
コロンボから日帰りでアクセスが可能な2大お勧めスポット。一つ目はスリランカ旅行のハイライトと言っても過言ではないシギリヤロックです。緑が続く風景の中に突然姿を現す切り立った岩山。この地上200mの頂上にあるのは1500年も昔の宮殿跡です。まさに空中宮殿の名にふさわしい、スリランカ随一の絶景が待ち受けています。
そしてもう一つが、スリランカで最もスリランカらしい町と呼ばれる古都キャンディです。町の中央に位置する仏歯寺はブッダの歯が祀られていて、スリランカ人にとってだけでなく、世界中の仏教徒にとっても意味深い大切なお寺。是非、1日3回行われる、プージャ(礼拝)の時間に合わせて訪問してみてください。
また、ローカルな雰囲気漂うキャンディマーケットも必見です。南国ならではのフルーツやスパイス、伝統衣装サリーなど多種多様なものが売られ、地元民のお買い物の様子を見ているだけでも楽しめます。
国 | スリランカ |
気候 | 平均気温30℃前後で、年間を通してあまり温度差のない熱帯性気候。 コロンボ・ゴールなどの南西部では4~6、10~11月が雨季、ベストシーズンは12~3月。 |
通貨 | 通貨単位はスリランカルピー(LKR) |
アクセス | 日本から直行便で約9時間半 |
まとめ
女子が一人でも楽しめる海外渡航先7選をご紹介しました。思い立ったらフラッと行ける一人旅。あなたならどこへ行ってみたいですか?