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コロナ後のベトナムへの入国・出国、町の状況は?

すっかり元の生活を取り戻したハノイ旧市街

すっかり元の生活を取り戻したハノイ旧市街

コロナが渡航をストップさせてから約2年半。いつでも行けるのが当たり前だったアジアが鎖国状態となりアジア好きとしては行けなくてため息をつく毎日でしたが、ようやく2022年、規制緩和が進み、アジアへの渡航が再開されました。中でもベトナムはいち早く入国規制を撤廃、コロナ前と変わらず15日まではVISAなし渡航が可能となりました。(2022年7月現在)

■日本出国とベトナム入国

ベトナム航空のチェックインカウンター

ベトナム航空のチェックインカウンター

成田空港でのチェックインはスムーズ。特に必要な書類もないのですぐに搭乗券を発券してもらえます。出国審査も空いているのでスムーズに終わりました。ハノイに到着後も入国審査では何も聞かれず即スタンプが押され入国。コロナで止まっていた事を忘れてしまうほどあっけなく出入国が完了。

静かな搭乗口までの動く歩道/成田空港第1ターミナル

静かな搭乗口までの動く歩道/成田空港第1ターミナル

成田空港第1ターミナルの朝便はまだ少ないのか空いていました。免税店もいくつかはクローズしたままですが、いくつかは開いていてお土産などは購入出来ます。今、ベトナム人女子の間では日本の日焼け止め「ANESSA(アネッサ)」が人気。こちらももちろん免税です。

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■ハノイ旧市街を歩いてみる

旧市街カウゴー通り/行きかうバイク

旧市街カウゴー通り/行きかうバイク

ハノイの観光の中心は旧市街。コロナ禍は店も閉まり閑散としていましたが、既に息を吹き替えしていました。ブンチャーの肉を焼く匂い、花を売る人、行き交うバイク、以前の活気を取り戻し賑やかでした。元々バイク社会のベトナムではマスク着用が日常でしたので今でも約8割が着用している感じです。

外国人に人気の線路沿いの風景

外国人に人気の線路沿いの風景

旧市街を歩く観光客はほぼ欧米人。日本人はほとんど見かけませんでした。観光客相手の価格が少し高めの上品なお店はクローズしているお店が多かったです。今後再開するかは未定です。反対にレストランは少し価格の高めのオシャレなお店でもベトナム人も利用する事が多く、ほとんど再開しているようでした。人気のお店は予約が必須です。

■ハノイ近郊バチャン村へ行ってみる

ローカルバスも冷房が効いていて快適

ローカルバスも冷房が効いていて快適

ハノイ近郊にある陶器の村バチャンへこちらは20年ぶりに訪れました。今回は路線バスを利用です。ロンビエンバスターミナルから74Aのバス7,000ドン(40円)。時刻表もないのでひたすら待ちますがバスは冷房も効いて悪くありません。乗車して席に座り、発車後切符売りのお兄さんがやってきますので支払います。席がなくなると立つことになりますが、立つ位置までそのお兄さんが指示していました笑

どれも欲しくなるバチャン焼きの食器達

どれも欲しくなるバチャン焼きの食器達

約30分でバチャン村に到着。バス停のすぐ近くに陶器屋さんの集まった市場があります。村の中にはいくつか個人店がありますが、市場で選ぶのも種類も豊富ですしお勧めです。村は歩いて回っても1時間もあれば周れる範囲、買い物と合わせて2時間もあれば十分です。バスは予定では20分間隔との事ですが、予想通り1時間に1本位の間隔で運行、ロンビエンへ戻りました。

■ベトナムで最初に世界遺産に登録された古都フエ

観光客の定番「王宮」/午門より

観光客の定番「王宮」/午門より

ハノイから飛行機で1時間と少し、古都フエも訪問しました。町はハノイやホーチミンに比べるととても小さく道幅も広いのでいくらか落ち着いて見えます。この町では既に8割の人がマスクをしていません。元々感染者が少ないのか、ホテルのスタッフでも半分がマスクをしていません。7月のフエはベトナム人観光客で賑わいますが、この観光客も半分はマスクをしていませんでした。フエの町はもうウィズコロナに移っているようです。

VR体験!(オプション)/60,000ドンで楽しめます

VR体験!(オプション)/60,000ドンで楽しめます

ベトナム最後の王朝グエン朝の都が置かれたフエには皇帝の居住していた王宮が残り、観光のメインとなっています。古き良き時代を彷彿させる美しい建築物を残し、タイムスリップした気分にも。王宮はかなり広いので午前中いっぱいかけてゆっくり見て回るのがおすすめです。また、VR施設も新しく造られ、こちらでは王宮を飛ぶ体験が可能です。(少し酔いますが)
フエも20年ぶりに訪れましたが王宮はかなり充実した観光地となっていました。

■大都会ホーチミン コロナは既に風邪

オシャレなカフェが増えているホーチミン

オシャレなカフェが増えているホーチミン

ホーチミンでは皆さん基本的にマスクはしています。ただ、コロナへの意識については多くの人が既に風邪と思う様になったという事です。デパートなどではマスクが必須のところもありますが、市場や食堂ではマスクはマストではありません。ベンタン市場では呼び込みの声が戻ってきていました。

 ホーチミンさんが見守る今の大都会ホーチミン

ホーチミンさんが見守る今の大都会ホーチミン

観光客の集まる人気ストリート、ドンコイ通りはお店がほとんど閉店してしまい、シャッターが下りている店舗が多くみられました。高島屋やヴィンコムセンターなどは健在で、ベトナム人含め沢山の人が買い物を楽しんでいました。また、チョロンエリアはすっかり昔の賑やかさを取り戻し、ビンタイ市場も活気に溢れています。
レストランなどもコロナ以前の様に人気レストランは予約必須ですし、友人達との食事を楽しむ姿が多く見られました。

 

■チョロン(チャイナタウン)エリアを歩いてみる

活気を取り戻したチョロンのビンタイ市場

活気を取り戻したチョロンのビンタイ市場

チョロンと呼ばれるチャイナタウン。このエリアの中心はビンタイ市場です。ビンタイ市場は卸売りがメインとなるので1個、2個の買い物には不向き。それでも品数がかなり豊富で見ているだけでも楽しい市場です。ちょっと気になる物があったら少量で買えるかまずはお店の人に聞いてみて。冷たくあしらわれるかもしれませんがそこは気にせずに。またビンタイ市場の回りにもカゴバックの問屋みたいなお店もあり、いろいろ目移りしちゃいます。

渦巻先行で日本のコロナ終息を祈願/天后宮

渦巻先行で日本のコロナ終息を祈願/天后宮

このエリアにある航海安全の守り神が祀られている天后寺では願い事を書いた渦巻線香から煙と灰がたなびく様が美しく人気のスポットです。また、この寺に近くにあるチャータム教会は優しいイエローで可愛らしい教会ですが、ここは1963年ベトナム戦争下、南ベトナム大統領が解放軍に無条件降伏をした場所として知られています。

■帰国のためのPCR検査を受けに行く

ホーチミンに数軒ある「Diag」PCR検査場

ホーチミンに数軒ある「Diag」PCR検査場

日本に帰国するためにはPCR検査の陰性証明が必要です。出国の72時間以内であればいつ受検するのも自由ですが、早目に安心したいところ。私は今回出国日の前々日約55時間前にクリニックへ行きました。
訪れたのはホーチミンにいくつも店舗を構える「diag」。中央郵便局のすぐ傍の店舗へ予約なしで行ってみました。入り口に行くと案内係のお兄さんが「Covid?」と聞いてくれたので、そうだと言うと記入用紙と番号を渡してくれました。記入して待つよう言われ、10分位で番号が呼ばれ、受付します。ここで55万ドンを現金で払い、受検です。結果は13時間後、真夜中だから翌朝来いと言われ終了です。

PCR検査結果/店舗でピックアップ&ダウンロードも可能

PCR検査結果/店舗でピックアップ&ダウンロードも可能

結果はWEBサイトから番号を入力する事によってダウンロードすることも可能です。ファストトラックの為にMY SOSを登録しますが、その際にこのダウンロードした書類を入れればOKです。ただ、航空会社のチェックインの際に結果を紙で見せますので、いずれにせよ紙の結果も取りに行った方がいいでしょう。

■ベトナム出国と日本帰国

機内の様子 意外と乗客多め

機内の様子 意外と乗客多め

帰国日、2時間半前に空港に到着しましたが、ベトナム航空のチェックインには既に長蛇の列。こんなに混んでるの?と思いましたが、どうやら日本乗継でニューヨークやロンドンへ行くベトナム人も多く、空いてはいないようです。また、それぞれの国への入国規制がある為、日本が目的地の旅客にはPCR陰性証明を求めていました。

ベトナム人は荷物が多く確認に時間がかかっていたり、先に出発するインチョン行きの客を割り込ませるなど、なかなか進まない列・・・。やっときた私の番でも問題なく搭乗券を出してもらい、出国審査も少し並びましたがスムーズ、搭乗時間30分前には免税店をぶらぶら出来る位でした。

到着前の朝食 寝不足からの麺料理w

到着前の朝食 寝不足からの麺料理w

日本への入国は「MY SOS」がブルーだった為全て優先通過。ポイントで確認はあったもののチェックも早く、スムーズに入国審査まで進みました。
到着6時間前までに登録を済まし、ブルー表示がゲットできていれば日本入国は簡単です。

 

■ベトナム行くなら「べトナム航空」利用で!

追い風だったからか定刻より1時間も早く到着した往路便

追い風だったからか定刻より1時間も早く到着した往路便

今回ベトナムまでの往復で利用させていただいたのは「ベトナム航空」。コロナにより完全にストップしていましたが徐々に回復し、2020年7月現在ホーチミン、ハノイに直行便が週3~4のペースで飛んでいます。年内にはダナンへの直行便も復活との予定もありますので、久しぶりの海外旅行先として候補にしたい国の一つです。機内ではコロナ前と変わらぬサービスがあり、ホットミール、アルコール全て提供がありました。豊富なエンターテイメントも備えフライト時間が飽きることはありません。

アルコール度高めなウエットティッシュが配布されました

アルコール度高めなウエットティッシュが配布されました

乗客は日本人の観光客は少ないですがビジネスの方がちらほら、その他8割はベトナム人という割合で、ガラガラではないですが空いてはいるのでゆったり出来ました。機内では皆きちんとマスクもきちんとつけ、気のせいかおしゃべりも少なく静かだった様です。ベトナムでは今海外に行けない代わりに国内旅行が盛んで、国内線は満席状態。ベトナム人も飛行機を使用して旅行する時代になりました。ベトナム航空も国内線が各都市を無数に繋いでいますので2都市周遊、3都市周遊の旅もおすすめです。

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■まとめ

食が楽しいベトナム!バイン・クオンも絶品(35,000ドン)

食が楽しいベトナム!バイン・クオンも絶品(35,000ドン)

行く前は3年ぶりの海外旅行~と少し緊張していましたが、いざ到着してみると何も変わらず、コロナを忘れてしまうほどいつもの旅行客になっていました。唯一違うのは帰国のためのPCR検査を受けなければならない事。旅行中に時間を作って検査場に行かなければならないのと、結果を待つ間の精神的ストレスがやっかいです。万が一「陽性」になってしまったら現地の旅行会社に連絡し、様々な手続きに協力してもらってください。

ベトナムはすっかりコロナ明けしていますが、日本への帰国が待っていますので陰性証明が必要なうちは感染予防対策をしっかりしながら旅をしましょう!

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