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香港の女子旅おすすめ情報

香港の街角にて

香港の街角にて

香港と聞いて皆さんはなにを思い出すでしょうか?ブルース・リーの名言Be Water(水になれ)から倣って水革命と言われる2019年-2020年香港民主化デモが日本でも報道されましたが、2020年6月30日に香港国家安全維持法が施行され、現在はデモの参加者は99.9%減とも言われています。古くはアヘン戦争、そして150年間イギリスの統治下にとなる南京条約、香港返還、SARSと沢山の苦難の中でも観光大国として成功し続けたことは、魅力ある香港だからかこそです。気づくといつも香港の事を考えている、キャセイパシフィック航空のパーカーを着てしまうほど香港好きな私が、お勧めの香港をご紹介します。

こっそり教えたい香港夜景とっておきの楽しみ方

ハーバーグランドカオルーンホテルからの香港島の眺め

ハーバーグランドカオルーンホテルからの香港島の眺め

香港の夜景と言えばビクトリアピークからの百万ドルの夜景が有名ですが、私が実際に何度も香港に足を運んでみて見つけたお気に入り夜景スポットが2つあります。
1つ目は九龍半島側と香港島を結ぶスターフェリーから見る夜景です。スターフェリーには2路線あり、観光でよく利用するのは尖沙咀~中環間なのですが、もう1つ尖沙咀~湾仔間を結ぶ路線があります。是非この湾仔路線に乗船してみて下さい!片道わずか平日で3.2香港ドル(日本円で約50円/土日祝日は1ドルup)約7分間の船旅はビクトリアハーバーを横切るように運行し、香港島側の夜景を独り占めしたかのような大パノラマを満喫できます。

香港島へのフェリーからの夜景

香港島へのフェリーからの夜景

2つ目は香港島側の尖沙咀プロムナードです。プロムナードは2階デッキになっていますが、さらに旧インターコンティネンタルホテル側(2021年現在リージェントホテルに改装中)に進むと、アベニュー・オブ・スターズと呼ばれる遊歩道があり、海辺の遊歩道を散策しながら香港島の夜景鑑賞を楽しめます。なお、夜景を鑑賞する場合はオフィスに光がより多く灯っている平日の19:00-20:00頃が一番のお勧めです。

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2階建てトラムぶらり旅

シャウケイワンの 人ごみを走るトラム

シャウケイワンの 人ごみを走るトラム

香港らしい乗り物といえば2階建ての路面電車(トラム)があります。2階建てのトラムは世界でも珍しく、現在はイギリスのブラックプール市とエジプトのアレキサンドリア市の3カ所のみで、アジアでは香港だけという珍しい乗り物です。台風の多い香港では風の影響も受けやすいと思われるのですが、香港島をゆっくりと走るトラムはレトロで風情溢れるまるでアトラクションのような乗り物です。そして運賃は2.6ドル(日本円で約40円)と激安です。

何処となく日本の古い市電にも似ているトラムの車内

何処となく日本の古い市電にも似ているトラムの車内

2019年に公開された長澤まさみさん主演の人気シリーズ「コンフィデンスマンJP-ロマンス編」の中でも、詐欺師のダー子(長澤さん)とジェシー(三浦春馬さん)が話しながら歩くシーンに登場する北角のマーケット「春秧街(チョンヨンガイ)」では市場すれすれに2階建てトラムが走り抜けるシーンがあり、映画ロケ地巡りとしても人気があります。トラムは見て楽しい!乗車して楽しい!と2度楽しめるのがまた魅力です。

香港最大級の飲茶の名店「名都酒樓」

ワゴン式飲茶 名都酒樓

ワゴン式飲茶 名都酒樓

香港と言えば飲茶。飲茶は中国広東省、香港、マカオを中心に行われている習慣で中国茶を飲みながら点心を食べる事です。香港ならではの飲茶の楽しみ方として是非トライしてほしいのは、ワゴン式飲茶のある店です。売れ残るとロスが出来る事もあり最近では香港でも少なくなりつつあるワゴン式飲茶ですが、オーダーシートに記入して頼む方法よりも自分の食べたい物をよりイメージしやすく、且つ、ワクワク感が得られます。

レストラン映月樓(セレナーデ)点心

レストラン映月樓(セレナーデ)点心

私のお勧めのお店は日本の横浜中華街にある高級中華レストラン「聘珍楼」の系列店でもある名都酒樓です。場所は香港島の金鐘駅から徒歩約1分。1,200人以上を収容する大型店舗だからこそできるワゴンサービス。香港には他にも沢山高級ホテルの飲茶や、1926年創業の蓮香楼などもありますが、私自身全部試した上で、香港感が感じられてかつ日本人に利用しやすいという点で名都酒樓をお勧めしたいと思います。

優雅にアフタヌーンティ?ローカルスイーツ食べ歩き?

シェラトン香港 アフタヌーンティー(要予約)

シェラトン香港 アフタヌーンティー(要予約)

長くイギリスの植民地であった歴史的背景もあり、香港には英国式アフタヌーンティを楽しめるカフェが沢山あります。代表的な場所は、1928年創業の名門ホテル、ペニンシュラのザ・ロビーレストランのアフタヌーンティです。お値段398ドルに10%のサービス税がかかるので約日本円で6,500円となかなかのお値段ですが、是非一度はお試しいただきたいです。(ちなみに日本のペニンシュラでアフタヌーンティをするより少しだけリーズナブルです)

エッグタルトをパクリ

エッグタルトをパクリ

都心部の喧騒を離れ、映画「慕情」のロケ地としても知られる、ペニンシュラ系列のレストラン 「ベランダ」 のアフタヌーンティもオススメ。4★ホテルならマルコポーロホテル「Cucina」や、ロイヤルパシフィックホテルの「カフェオンザパーク」、ICON「GREEN」などもオススメです。
そしてアフタヌーンティに負けないくらい忘れてはいけないのはローカルスイーツです。マンゴープリン・牛乳プリン・エッグタルト・たっぷりバターが美味しいパイナップルパン・ベビーカステラのようなガイダンジャイ等、食べ歩きなら旺角から油麻地エリアにかけて沢山のお店が集まっています。どれを食べるか甘い悩みは尽きません。

映画の舞台にもなったモンスター・マンション

モンスターマンション

モンスターマンション

映画「トランスフォーマー」など数々の映画の舞台にもなったモンスター・マンション。香港島のメトロ太古駅より徒歩約6分ほど5つの建物が、上から見るとE字型に連なっており、まるでテトリスのように細く長い建物に整然と並んだ窓がなんとも言えないフォトジェニックな場所で、写真撮影スポットとして人気があります。この辺りは香港でも下町の雰囲気があるエリアなので、香港ベーカリーやスーパーマーケットなどB級グルメ店を探しながら町散策も楽しめます。

香港集合住宅(Quarry Bay)

香港集合住宅(Quarry Bay)

モンスターマンション以外にもネイザン・ロードに面して建つ「重慶マンション」。世界最長といわれる長さ800mのヒルサイド・エスカレーター」。尖沙咀駅の東にある百貨店「永安百貨」等香港には映画のロケ地が沢山あります。写真撮影をする際には朝の人の通りがまだ少ない時間にするなど生活をしている人に迷惑がかからないように配慮して撮影するよう心がけて下さい。

ラマ島で海鮮三昧

シーフードレストラン<ラマ島>

シーフードレストラン<ラマ島>

香港には、500 ㎡以上の島が263もあり、その中にある有人島で香港島の南西に位置する南丫島(ラマ島)はフェリーで25分、人口が1万人ほどののんびりとした島です。都会の喧騒から離れてラマ島に住みながら香港島のオフィスに通うという、最近日本でも流行りの郊外暮らしのように、香港人の移住地区としても注目を集めています。

香港ではシーフードにトライしたい

香港ではシーフードにトライしたい

船着き場の近くには海鮮レストランが沢山並び、生簀に入った大きな海老やカニなど新鮮な魚介類をその場で調理して食べる事が出来ます。ラマ島は船で行けるのでシーフードで有名な九龍半島の新海エリアの鯉魚門や西貢よりも個人旅行者には行きやすいと思います。島内にはハイキングコースロードもあり、途中海水浴場を横目にゆっくり自然を感じながら、1時間半から2時間程度約7キロのお散歩も。終着点にも船乗り場があるので帰りも安心です。

元紡績工場The Millsで最新香港トレンドをチェック

以前は警察宿舎だった おしゃれスポットPMQ

以前は警察宿舎だった おしゃれスポットPMQ

香港は日本がSuicaを導入する前からソニーの開発したタッチ決済の原点FeliCaを使用したIC乗車券八達通(オクトパス)を取り入れるなど、いち早く世界のトレンドを知ることが出来る国です。
今では日本でもお洒落なレストランでもよく見かける、液体窒素を使い、マイナス196度で瞬間冷凍する「分子調理」。実は日本で流行る10年も前から、香港の元朗という町に分子料理レストランがあったというのは驚きでした。

ハリウッドstのストリートアート

ハリウッドstのストリートアート

メトロの終点荃灣から徒歩約15分(荃灣から無料の循環バスあり)にある「The Mills」は、かつての紡績工場をファッションやビジネス、アートを中心としたオシャレな商業施設として、2018年にオープンしました。日本人の照明デザイナー田中康一氏による、建物に記憶された空気を引き立たせるような照明空間の実現を念頭に設計を進められた、今注目のスポットです。古きを残して新しい物を作る香港らしさを感じる事が出来るでしょう。

世界最長の海上橋!港珠澳大橋

波の形が素敵な港珠澳大橋の香港側バスターミナル

波の形が素敵な港珠澳大橋の香港側バスターミナル

2018年10月24日に香港とマカオ、珠海を結ぶ港珠澳大橋(こうじゅおうおおはし)が開通しました。これまで香港空港からマカオまではフェリー移動で、乗り継ぎも合わせて1時間以上も要していましたが、橋の開通によってフェリー移動よりも30分以上、時間が短縮されたのです。総延長42キロの香港/マカオ間を、着工からたったの9年で完成させたのには中国の凄さを感じます。そしてバスの料金も平日は片道66香港ドル約1,000円(休日は5ドルアップ)はフェリーの約3分の1の値段です。

海の上をスイスイとたった30分でマカオへ移動です

海の上をスイスイとたった30分でマカオへ移動です

この橋の完成により、香港から世界遺産のマカオにより簡単に行けるように行けるようになったのは勿論のことですが、私がその良さを声を大きくしてお伝えしたいのが、橋の上から見る景色です。海の上に長く長く続く橋、海の色、空の青さ、香港の山々の自然。高層ビル群だけではない香港の自然の魅力と、新しい橋を渡る事への気持ちの高揚感がなんとも言えません。橋のシャトルバスは24時間運行しているのでマカオでディナー後に香港に戻るのも全く問題ありません。旅のプランがより充実する事間違いナシでしょう。

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最後に…香港の旅の魅力

これぞ香港情緒あふれるスターフェリー

これぞ香港情緒あふれるスターフェリー

「2020年世界生計費調査(Cost of Living Survey)都市ランキング」で2年連続最も物価の高い都市となった香港。それでも、本格中華料理・市内交通・ショッピング・観光と日本と比較すると驚くほどお得感があり、近くて、安くて、本当は安心な香港です。いつ行ってもやっぱり凄いな香港と思う新しい気づきが沢山あります。香港でいち早くトレンドをみつけて、SNSで発信をすればもしかしたらインフルエンサーになれるかもしれません。古きを守りながら新しい事を発信し続ける事ができる香港は、全ての女性に(男性も!)訪問してもらいたい場所です。

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