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東南アジア諸国の中で一番都会で、一番物価が高く、そして一番国土が小さい国シンガポール。マレー半島の先っぽの東京23区とほぼ同じサイズの国ですが経済活動は世界でもトップクラスです。地下鉄やバスがまんべんなく走り、初めて訪れても不自由なく遊びまわれるので、旅行初心者でも安心の国とも言えます。それじゃあ、つまらない~と旅行上級者は言うかもしれませんが、いやいやシンガポールの魅力を知ればきっとあなたもリピーターに!
マーライオンは絶対見ておこう【マリーナベイエリア】
今やシンガポールのシンボルともなっている「マリーナ・ベイ・サンズ」。マリーナエリアでひときわ目立つホテルの屋上57階にある「サンズ・スカイパーク(空中庭園)」は大都会の絶景を眺めるのに最適。同ホテルのインフィニティプールは宿泊者限定なので、泊まってこちらからその光景を楽しむのも贅沢な気分に浸れてオススメです。夜にはホテル隣のガーデンズ・バイ・ザ・ベイで光のショーも行われているので必見です!
マリーナ・ベイ・サンズのちょうど対岸に立つのが同じくシンガポールのシンボル「マーライオン」。そうです、上半身がライオン、下半身が魚の口から水を吹き出しているあの像です。このマーライオン、以前は「世界三大がっかり」という不名誉な事を言われていましたが、風水的にも場所がよくないと2002年に今の場所に移り、一転、人気者へと変わったのです。
ここも行くね!リゾートワールド【セントーサ島】
90年代は海岸以外何もないセントーサ島でしたが、21世紀になると新しいものがどんどん出来、今や世界中から観光客が集まる一大リゾート島となりました。本島からはケーブルカーやモノレールを利用し、数分で行くことが可能です。島内には「リゾート・ワールド・セントーサ」と呼ばれる巨大複合施設があり、ここには「ユニバーサル・スタジオ・シンガポール」を始め、水族館、ウォーターパーク、複数のホテルが集まり、子供から大人まで島内にいるだけで数日楽しめる島として人気です。
そんなセントーサ島ですが忘れてはならないのが、ここが第二次世界大戦中、イギリス軍が日本軍の攻撃に備え砦を造った場所であるということ。島の西部にある「シロソ砦」には、1942年のシンガポール攻防戦の様子が蝋人形を用いて生々しく再現されています。やはりアジア諸国に来たら戦禍で日本が占領した歴史がある事にも目を逸らさず、心してこの地で遊びたいたいものです。
ここはやっぱり行かないと!【ナイトサファリ】
シンガポールの「ナイトサファリ」は世界初の夜だけオープンする動物園です。夜になると活動する動物の自然の姿を見れると1994年開園時より人気が衰えることがありません。暗い小路を歩いてもいいし、園内を走るトラムを利用してもいいし、暗闇で目が光る沢山の動物と目が合うのが楽しい動物園です。ナイトショーでは可愛い小動物から巨大ヘビまで登場!動物好きには必見です。
ナイトサファリに隣接する「リバーサファリ」、「シンガポール動物園」は昼間限定。両方とも自然な形で動物と出会えるのでこちらもオススメです。「シンガポール動物園」では世界でも珍しいホワイトタイガーやオランウータンにも会えますし、海ではなく川をテーマにした水族館「リバーサファリ」では世界の川の生物を見ることが出来ます。都会なのにこれだけ珍しい動物に出会えるのもシンガポールならではです。
あれ?ここシンガポールだよね?【異国の街並み】
多民族国家であるシンガポールにはマレー民族、中国、インド、中近東などからも多くの移民が集まっています。その民族の数だけ宗教があり、イスラム教、仏教、キリスト教、ヒンドゥー教などが共存しています。そんな事もあり、シンガポールの各地域には異国に迷い込んだような街々が散らばっています。そのひとつ「チャイナタウン」は漢字の表記が溢れ、エネルギッシュな街。本格的な中華も味わえます。
また「リトル・インディア」は、サリー姿の女性が多く歩き、街を歩くだけでカレーの香りが漂う「ザ・インド」。ここではお洒落なヘナタトゥーを体験してみてはいかがでしょう?そしてもうひとつの異国街「アラブストリート」。金色に輝くドームのスルタン・モスクを中心にアラビアンなお店や屋台が並び、エキゾチックな雰囲気です。シンガポールに居ながら様々な異国文化が楽しめるなんて面白いですね。
女子旅のショッピングには【オーチャード&カトン】
女子旅の楽しみのひとつショッピング。シンガポールはお買い物天国でもあります!ショッピング街と言えば一流ブランド店や大型デパートの並ぶ「オーチャード通り」、ここはいわゆるシンガポールの「銀座」です。日系の高島屋や伊勢丹、人気ブランドからスーパーマーケットの入る大きなショッピングモールなど、世界中の観光客が集まる通りです。高級ホテルでのアフタヌーンティーを楽しむのも女子旅にはオススメです。
もうひとつ、女子の可愛い好きが刺激されるの場所が「カトン地区」。ここは中国系移民とマレー人夫婦の子孫が作り上げた「プラナカン文化」が色濃く残る地区です。カラフルな中国風の建物や、プラナカンの雑貨など、歩くだけでいろいろな可愛いに出会えます。MRT(地下鉄)を使ってショッピングの街をはしごしちゃいましょう!
チャレンジしたいB級グルメと言えば【ホーカーズ】
シンガポールでは国の都市化に向け、1960年代より屋台をまとめて収容する施設として「ホーカーズ」を立ち上げました。いわゆる屋台村のホーカーズは、朝はお粥、ランチには麺類やご飯もの、夜にはビールとサテーといったように、一日中いろいろな時間帯に低価格で食事を楽しめる、地元民に愛される場所なのです。
ホーカーズで食べられる料理と言えばチキンライスやラクサ、ホッケンミーなどのローカルフードから、プラナカン料理や中華料理、ちゃんとしたお店で食べると高いチリクラブまであり、種類は何十種類にも。しかもホーカーズによって人気なお店がそれぞれあるので、食に興味がある人はホーカーズの食べ歩きもいいかもしれません。