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「今回の夏はどこに行こうか。とりあえず休みの合う日で予定しよう。」そんな家族との話し合いで日程から決めた旅ですが、「5日間しかない」のでアジア行きとなり、「まだ皆が行ったことのない町がいい」、という事でビエンチャンに決まりました。とは言え、ビエンチャンで何をするのかは事前には決める事なく、まあ、川があるから川沿いでビールを飲むか、とだけ決めて出発しました。
★1日目 ビエンチャンに3泊は長すぎる?
アジアの旅ではよくお世話になっているベトナム航空、今回もベトナム乗り継ぎでビエンチャンへと向かいました。フライト時間はホーチミンまで約6時間、ホーチミンからプノンペン経由で約3時間。意外に時間がかかります。それでも初ビエンチャン、何が見れるのか期待が高まります。到着はもう夜なので町歩きは明日から。さて、ビエンチャンには何がある?3泊もするけどすることあるの?
ビエンチャンの空港は首都の空港とは思えぬコンパクトサイズ。荷物をピックアップして外に出ると目の前にタクシーカウンターがあるので、ここで市内までの定額料金(7ドル)を払います。両替も同じく出てすぐカウンターがあるのでここで両替を済ますと楽です。(10,000円=1,310,000kip)10,000kip≒77円(2023年9月)空港から中心部のホテルまではタクシーで約10分ほど。日中には市内まで循環しているバスがあり、1人40,000kipですが、ホテルの場所を理解出来ていないと、暑い中歩く羽目になるのでご注意を!
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★2日目 市内の必見どころを見に行く
「何もない首都」と言われるビエンチャンですが、一応見ておくべき場所がいくつかあります。到着翌日はこの必見どころを見に行く予定にし、急ぎの旅ではないのでゆっくり起床、朝食を食べながらスケジュールを立てます。詰め込みも疲れるので時間があったら5カ所なければ減らす、と適当に予定し、移動にはラオスで必須の配車アプリ「Loca」を使うことに。炎天下を長時間歩く事もなく、交渉も不要で安心なタクシーで、まずはホテルから一番遠いタート・ルアンを目指しました。
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タート・ルアンは、仏塔の中に仏陀の骨が納められている黄金に輝く、ビエンチャンのシンボルです。拝観料は30,000kip、仏塔の中には入れませんが、回路には歴史が書かれた絵や当時の仏像などが展示され見応えがあります。よく写真では見る仏塔でしたが、輝かしい金色と大きさを目の前にすると、やはりシンボルに相応しいと思わされます。
★2日目 市内必見どころ <続き>
タート・ルアンからはのんびり歩いて、ビエンチャンの凱旋門パトゥーサイへ。徒歩のいいところは途中にあるスーパーや、何気ない公園などにも立ち寄れるところ。今回もスーパーでアイスを買って食べ歩きしながら向かいました。パトゥーサイは、パリの凱旋門を模して1967年に建てられた戦没者慰霊塔です。門上部の彫刻、内部の天井の鮮やかな絵などなかなか見応えがあります。あいにく、コロナ後再開していないのかテラスに上がることは出来ませんでした。ちなみに、ガイドブックなどでよく見る、パトゥーサイ前のヤシの木もありませんでした。
あと中心部で見ておきたいお寺が3か所あります。1つはワット・シーサケート。市内中心部にある16世紀からの建物が残る寺院です。ここでは回廊の小さな穴に並ぶ沢山の仏像達に注目、一体一体に人々の思いが籠っているいると思うと信仰の篤さを感じます。
次にお向かいにあるワット・ホーパケオへ。ここはかつてエメラルド仏が安置されていた寺院でしたが、18世紀からのシャム(タイ)の侵入時に持ち去られてしまったとか。寺院も再建されたものなので何ら感動要素がないのですが、綺麗に保たれている庭園など、喧騒から離れたい時にゆっくり出来る休憩所的な寺院です。
そしてもう1つは、パワースポットとして人気のワット・シームアン。どれも驚く事のないそれなりのお寺ではありますが、人も少なく混んでないし、何もないと言われるビエンチャンに何だかあっているお寺です。
★3日目 近郊ターゴーンでリバークルーズ
市内の見どころを1日で回ってしまった後は、近郊に行ってみるしかない! タラート・サオ・バスターミナルから23番バスを利用して、約50分の近郊にあるターゴーン村に行ってみました。(バス代1人一律10,000kip。一応エアコン付き)終点でバスを降りると、目の前にはメコン川支流ナムグム川が見えます。川にかかる古そうな鉄橋を渡って右に入ると、フローティングレストラン「Loa Derm Som Ngum」があります。
ここで体験したいのはフローティングボートでランチ。乗船前にメニューを見て飲み物と料理を注文、20人位乗れるボートを私達3人で貸切です。ボート上で料理をつくるのではなく、出来上がった料理を運んでかた出航となります。コロナ前は人気でとても混んでたようですが、今回は待つ事なく乗れました。(1時間270,000kip/boat)メコン川支流をビールを飲みながらゆったりクルーズ。ここでラオスでやろうとしていた川沿いでビール達成しました。ちなみに、復路のバスは時刻表もない為、丁度来たトゥクトゥクに値段交渉して帰りました。(250,000kip/car)
★3日目 夜はナイトマーケット!
アジアの夜は賑やか。ビエンチャンの中心に近いメコン川沿いの堤防には、涼しくなり始める夕方から夕陽を見に観光客だけでなく、地元の人々が集まってきます。昼間は何もない川沿いの広場に、一斉に露店がオープンしナイトマーケットに早変わり。食べ物、洋服、時計、ごちゃごちゃと並べられ、見てるだけで楽しめます。ちょっとおかしな日本語のTシャツもお土産にいかがでしょうか(笑)
堤防エリアには子供達が楽しめる遊園地があったり、フードコートがあったり賑やかなので夜でも安全です。
そして、せっかく夜に外に出たならば、ライトアップされたパトゥーサイも見ておきましょう。パリのシャンゼリゼ通りの様に、ラーンサーン通りに出れば通りの先に輝くその姿が見られます。そして、その輝きとは反対に中心部エリアにあるタートル・ダムは、ライトもなく暗闇にひっそりと建つ様に威厳を感じました。ここも夜にちょっと立寄ってみてください。
★4日目 出発までショッピング
ビエンチャン最終日、飛行機は夜発でしたので市内でショッピング。お土産探しに便利なラーンサーン通りのマーケット「 タラート・サオ」に行って見る事にしました。ここはいわゆるアジアのマーケットビルで、洋服(ブランドなんちゃって)や工芸品、乾物、民族衣装、貴金属など、などいろいろなものが所狭しと売られています。ここで買うべきものはあまりないですが、ザ、ラオス土産的なものもあるので、ばら撒き土産などにはいいかもしれません。
最近この タラート・サオの2ブロック程離れたところに、近代的なショッピングセンターが建設されました。コロナがあったせいか、まだ店舗はまばらで、完全にオープンはしていませんでしたが、1階にはスターバックスも入り、多少の賑わいを見せていました。地下階にはちょっといい目のスーパーマーケットも入り、私はこちらでお土産をゲット。どこの国でもスーパーは面白いものです。きっと数年後はこちらのショッピングセンターの方が活気を持っていくんだろうなと、他のアジアの国々と同じ様な道が見えました。少し寂しい気もしますが発展していく為にはしょうがないですね。
まとめ
「ビエンチャンは何もないから1泊で十分」と聞いていましたが、とんでもない。今回かなり充実したビエンチャンだったなぁという感想です。観光の合間に「アマゾン・カフェ」でお茶したり、マッサージに行ったり、ホテルのプールで泳いだりもしながら無理のないスケジュールで充実した3泊を過ごす事が出来ました。今回行ったマッサージ店は「White Rose」。なんと一人100,000kip(約800円)/60分でマッサージが受けられました。
ビエンチャンは「食」でも飽きさせません。もち米が主食のラオス料理はタイ料理同様、基本ちょい辛。そこがアジアン好きにはたまりません。もちろん辛くない料理もありますのでご安心を。ビエンチャンにはラオス料理だけでなく、美味しいクロワッサンがあるお店や、フランスやイタリア産のワインも飲めるお店もあります。今回ランチでは「Café Vanille」では、美味しいクロワッサンがいただけ、夜には「タートル・ダム・ワイン・ハウス」でスパークリングワインも楽しめました。ヴィエンチャンは何もする事がない町とのウワサでしたが「決してそんな事はありません」でした。のんびり旅が好きな方におすすめの町です。