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中国旅行・3大パンダ基地!本場のボランティア体験

日本の動物園ではちょっと物足りない、なんてことも?四川のパンダ基地であれば可愛らしいパンダ達の姿を思う存分鑑賞することができますよ!

中国といえばパンダの生息地として世界的に有名ですが、その中でも最大規模を誇るのが四川省にある4カ所のパンダ基地!パンダ基地とはパンダの飼育や保護を目的とした文化施設のことで成都・雅安・都江堰・臥龍に点在しています。

パンダ好きにとって夢のような観光スポット、四川省のパンダ基地の中でも今回は3つの施設に訪問しましたので、それぞれの特徴や違いについて詳しくご紹介させて頂きます。

成都パンダ繁殖研究基地

各国から多くのファンが集まる、成都パンダ繁殖研究基地は世界最高峰のパンダの聖地。

各国から多くのファンが集まる、成都パンダ繁殖研究基地は世界最高峰のパンダの聖地。

まず最初にご紹介するのは成都の中心部からタクシーで約40分程度の場所にある『成都パンダ繁殖研究基地』です。成都パンダ繁殖研究基地のパンダの飼育数は、244頭以上と中国の中でもトップクラス!

上野動物園で大人気だった“シャンシャン”が四川へ帰国したように、世界各地の動物園にいるパンダは中国からレンタルされているのですが、こちらの基地から送り出されていることがほとんどです。

同施設の中でも、特に人気なのがパンダ界のスーパーアイドルとして有名な『花花(ファーファー)』です。花花の展示室の前は、その愛くるしい姿をひと目見ようと長蛇の列をなしており、2時間待つことも珍しくないんだとか。

ただし、長時間並んだとしても見れるかどうかはその時の運次第…!パンダは基本的に1~2時間食べては眠るの繰り返しで、暑いのが苦手なため、日差しが強くなる午後には姿を現さなくことも多いそうです。

朝早くであれば活発的に動き回っている傾向にありますので、花花に会える可能性を少しでも高めたいと言う方は朝7時半の開園と同時に入場するのがおすすめです。

レッサーパンダは、手で届きそうなくらいの近い距離感で見られるのが魅力的。

レッサーパンダは、手で届きそうなくらいの近い距離感で見られるのが魅力的。

成都パンダ基地には、レッサーパンダのエリアもあります。通路と飼育エリアを隔てる金網にはところどころに穴が開いているので、運が良ければあなたのすぐ目の前まで近づいてきてくれるかもしれません。

また、成都パンダ繁殖研究基地に入場するには、中国のメッセージアプリ”WeChat”から同施設の公式サイトにアクセスし、電子チケットを購入する必要があります。

現在は入場ゲートのチケット販売窓口は撤去されていて、オンライン上で事前に購入しておかなければ入場することができませんので十分ご注意ください。

成都パンダ繁殖研究基地
住所 1375 Xiongmao Avenue, Chenghua, Chengdu
営業時間 7:30~18:00

ロゴ

雅安碧峰峡パンダ基地

シャンシャンの餌作りもできる!パンダボランティアで特別な体験をしてみませんか?

シャンシャンの餌作りもできる!パンダボランティアで特別な体験をしてみませんか?

成都のパンダ基地はアクセスが便利な好立地ということも相まって、連日多くの人々で賑わっており、混雑状況によっては立ち止まるのは3分以内等とまるでアイドルの握手会のように時間制限が設けられるケースも。

できるだけのんびりとパンダを鑑賞したい!と言う方におすすめなのが2003年にオープンした雅安碧峰峡パンダ基地です。成都より人が少なく、パンダの飼育ブースもごく自然に近い環境が整っていることが特徴的です。

一般客としての見学の他にも、ボランティアに参加することが可能で、宿舎の清掃や餌の準備などの作業を通じてパンダの日常生活をより身近に感じることができます。

また、雅安碧峰峡パンダ基地は上野動物園で生まれ育ったシャンシャンがいるということも大きな魅力の一つです!直接触れることはできませんが、上野動物園時代よりも非常に近い距離感でシャンシャンの現在の様子をゆっくりと眺めることができますよ。

お昼は社員食堂でランチタイム。

お昼は社員食堂でランチタイム。

パンダボランティアに参加すれば、社員食堂で提供されているランチビュッフェを楽しむことが可能です。本場で作られた四川料理はどのメニューも絶品で、パンダ達の可愛らしい姿を思い浮かべながら充実したお昼休みを過ごすことができました

ちなみに一般入場する場合はランチビュッフェを利用することができず、園内にはその他のレストランやフードコートなどがありませんので、手軽に食べられるパンやスナック菓子などの食糧を予め用意しておくことをおすすめします。

紙粘土を使ったパンダのアート体験なども有り。自宅に飾って家族と思い出を共有しましょう。

紙粘土を使ったパンダのアート体験なども有り。自宅に飾って家族と思い出を共有しましょう。

ボランティアのスケジュール後半には、紙粘土を使ったアート体験が実施されています。パンダボランティアには12歳から参加することができますので、ご家族みんなで楽しめる内容になっているのは嬉しいものですね。

最後はCCRCGPからパンダ保護に貢献したお礼として修了書が発行されます。

最後はCCRCGPからパンダ保護に貢献したお礼として修了書が発行されます。

パンダボランティアに参加するには事前予約が必要です。人数制限がありますので、参加希望者の方は早めに予約や各種手続きを進めることをおすすめします。

<雅安碧峰峡パンダ基地のボランティアスケジュール>
09:00 入場&作業着に着替え
09:30 竹割り(エサづくり)/約15分
09:45 園内を自由見学
11:00 ケーキ(エサ)づくり/約30分
11:30 社員食堂でランチ
12:30 パンダのドキュメンタリー映画/約45分
13:15 糞の調査/約15分
13:30 粘土で記念品づくり
14:00 終了

雅安碧峰峡パンダ基地
住所 Bifeng Gorges Scenic Resort, Yucheng District, Ya’an 625000, China
営業時間 8:30~15:30

臥龍中華大熊猫苑(臥龍パンダ基地)

パンダ様はグルメ!竹の外側を上手に外しながら、中の柔らかい部分をじっくりと味わっていました。

パンダ様はグルメ!竹の外側を上手に外しながら、中の柔らかい部分をじっくりと味わっていました。

臥龍パンダ基地は、世界で最も古くから存在するパンダ保護区!

2008年の四川省の大地震の影響で多くのパンダは雅安など別のパンダ基地に避難していましたが、元の場所から約20km離れた耿達鎮に、『臥龍中華大熊猫苑』として2016年に5月11日に晴れてリニューアルオープンを果たしました。

そのため、三大基地の中でもパンダの遊び場や食事スペースなども、比較的新しい設備が揃っているのが特徴的です。

一つ一つの動きが、ぬいぐるみのようで愛らしい

一つ一つの動きが、ぬいぐるみのようで愛らしい

臥龍パンダ基地はパンダの数が約80頭と、成都についで2番目に多い施設!アメリカのスミソニアン動物園から帰国したスターパンダ、小奇跡(シャオチージー)もこちらで暮らしています。

成都から車で約2時間ほどと少々不便な場所にあるためか、我々スタッフが訪れていた日も全体的に観光客が少ない印象を受けました。

ノンストレス&快適な状態で沢山のパンダをゆっくりと見学したい方、なおかつ余裕のあるスケジューリングを組んでいる方におすすめの基地です。

 オーストリアからのカップルと一緒にパンダのケーキ作り。トウモロコシや卵、大豆粉などを使っています。

オーストリアからのカップルと一緒にパンダのケーキ作り。トウモロコシや卵、大豆粉などを使っています。

臥龍パンダ基地でも約5時間程度のパンダボランティアを体験することができます。

プログラム内容はエサ作りや園内の見学、お掃除、社員食堂にてランチ(お弁当)など、基本的には雅安碧峰峡パンダ基地と同じですが、こちらではエサやりの様子を近くで見れるという点が非常に魅力的です。ただし、写真や動画の撮影はNGとなっているのでご注意ください。

臥龍中国パンダ保護研究センターにて認定証を受け取りました!

臥龍中国パンダ保護研究センターにて認定証を受け取りました!

エサやりの見学やケーキ作りなどの作業を終えた後は、最後にドキュメンタリーを1時間程度観賞してボランティア体験終了となります。

また、雅安にあったプログラムのうち糞の調査がないことや、竹割りの本数が少なかったりと、どちらかというと臥龍パンダ基地のボランティアは観光客向けの内容になっていることが特徴的です。

それぞれのパンダボランティアの良い点、悪い点を比較しながらより好みの施設にて、世界中の人々が愛してやまないパンダ達の保護活動に携わってみてはいかがでしょうか?

<臥龍中華大熊猫苑のボランティアスケジュール>
09:00 入場&ポロシャツに着替え
09:30 各自パンダ見学
10:00 竹割り&エサやりの見学/約30分
10:30 移動しながら園内を見学
12:00 社員食堂でランチ
12:30 ケーキ作り
13:00 ドキュメンタリーを鑑賞/約60分
14:00 終了

臥龍中華大熊猫苑
住所 Dujiangyan, Chengdu, Sichuan, China
営業時間 9:00~17:00

ロゴ

中国の国宝、パンダと過ごす特別な宿泊体験を

2024年現在、ボランティアでこのように観光客がエサやりすることはできません。

2024年現在、ボランティアでこのように観光客がエサやりすることはできません。

本記事では、中国三大パンダ基地についてご紹介させて頂きました!

雅安や臥龍で行われているパンダボランティアは日本では体験できない非常に魅力的なプログラムですが、1つ注意点としては、2024年5月の時点ではコロナ前に行われていたパンダの抱っこや餌やり体験については今のところまだ中止となっています。

昔の情報と比べるとパンダに直接触れられる機会がないため、少し残念に感じてしまうかもしれませんが、日本では考えられないくらい沢山のパンダ達に会えることができる他、比較的空いている施設もありますので、タイミングが良ければあのスーパーアイドル、シャンシャンの撮影タイムを独り占めなんてことも。

パンダファンの方は、四川まではるばる来た甲斐があった!とご満足いただけるかと思います。

世界遺産として登録されている、都江堰の二王廟

世界遺産として登録されている、都江堰の二王廟

また、ファイブスタークラブでは今回ピックアップした施設以外にも、都江堰のパンダ基地のツアー等もご案内しております。

都江堰のパンダ基地は成都市内から約1時間とアクセスが便利な点が特徴的で、パンダの個体数は約40頭と四川省のパンダ基地の中では最も少ないのですが、こちらもパンダボランティアには定評があります。

各施設のツアーでは、送迎からガイドの手配、宿泊施設やパンダボランティアの事前予約なども承っていますので、より快適な状態で旅をお楽しみ頂けます。

是非あなたもこの機会に、パンダの楽園・四川省にて癒しのひとときを過ごしてみませんか?

【中国のパンダに会えるおすすめツアーはこちら】

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