目次
- 1 サマルカンドの基本情報
- 2 サマルカンドのお役立ち情報
- 3 サマルカンドの魅力
- 4 巨大市場チョルスーバザールは首都タシケントの台所
- 5 抑留日本兵が建設に携わったナヴォイ劇場
- 6 「映える」地下鉄!地下宮殿のようなタシケントメトロ
- 7 3メドレセが織りなすスペクタクル!レギスタン広場
- 8 ティムールが遺した巨大建築、ビビハニムモスク
- 9 シャーヒズィンダ廟群で延々続く青の霊廟に圧倒される
- 10 サマルカンドの英雄ティムールが眠るグル・アミール廟
- 11 シルクロード交易の面影を今に残すシヨブバザール
- 12 ブハラ旧市街の中心地ラビハウズは一休みにぴったり
- 13 ブハラの象徴!どこからも見える塔カラーンミナレット
- 14 歴代の王の居城アルク城でブハラの歴史を学ぶ
- 15 ブハラならではの交差点兼バザール、3つのタキ
- 16 ヒワを象徴する色鮮やかなミナレット、カルタ・ミノル
- 17 ヒワの街を一望!イスラム・ホジャ・ミナレット
- 18 まとめ
ウズベキスタンのサマルカンドに住んでおりました伊藤と申します(現在コロナ感染拡大の影響で一時帰国中です)。サマルカンドは以前行った旅行と今回の駐在とを含め、3度の滞在経験があります。インスタ映えする青の絶景が見られ、シルクロードのロマンあふれる街として定番の旅行先になりつつある都市ですが、写真だけでは伝わらない魅力が盛りだくさん!ここではまず知っておきたい必見の見どころ情報や穴場スポット、現地で体験したいユニークな文化を余すことなくご紹介します。
サマルカンドの基本情報
サマルカンドの気候
サマルカンドを含め、ウズベキスタンの気候は典型的な大陸気候です。夏と冬の寒暖差が大きいのが特徴で、そのため旅行に適したベストシーズンは春と秋になります。夏は気温が40度近くにまで上がる酷暑で、とにかく直射日光が厳しいため、帽子やサングラス、日焼け止めグッズは必須です。ただ極端に空気が乾燥しているため日陰に入れば涼しく感じ、数字から想像するほど不快ではありません。冬は氷点下まで気温が下がり、雪が降ることも。
サマルカンドへの行き方
サマルカンドへはウズベキスタンの首都タシケントへ航空便で向かい、陸路で入るのがメジャーなルートです。タシケントへは春から秋に限りウズベキスタン航空が成田から直行便を飛ばしています(週1~2便)。ソウル経由の大韓航空やアシアナ航空であればさらに本数が多く、便利です。タシケントからサマルカンドへは列車が便利で、最速のアフラシャブ号なら約2時間半の距離。バスや乗合タクシーもありますが、列車より遅く安全面でも劣ります。
サマルカンドのお役立ち情報
この街で食べたい料理がサマルカンドプロフ。炊き込みご飯プロフは、ウズベキスタンの日常食としても宴会や祭りの場でも人気で、地域により具材や味付けが異なりますが、この街の人々はサマルカンドプロフこそ一番と口を揃えます。もう一つの彼らの誇りがサマルカンドナン。ナンとはウズベク人の主食の平らなパンで、ナンの王様とも呼ばれるサマルカンドナンは厚みがあり硬くて重いのが特徴。またこの国はイスラム圏ながらお酒に寛容で、サマルカンドには国内最古のワイナリーがあり試飲も楽しめます。
サマルカンドの魅力
サマルカンドの歴史はとてつもなく古く、紀元前10世紀頃からオアシス都市として発展してきましたが、13世紀にモンゴル軍の攻撃を受けほぼ壊滅状態に。その後この街を見事に甦らせたのは、14世紀に生まれた英雄ティムールです。彼は広大な帝国を築き上げましたが、その都となったのがこのサマルカンド。ティムールが築いた巨大なビビハニム・モスクや、ティムール一族が葬られているグル・アミール廟とシャーヒズィンダ廟群は貴重な遺産です。
この街のシンボル、レギスタン広場が完成したのはティムールの死後。世界遺産にも登録されているこれらのイスラム建築は、鮮やかな青色ときめ細かなタイル装飾が印象的で、その美しさに惹きつけられること必至です。また観光客でにぎわう見どころ以外にも、路地裏へ入るとローカルモスクや教会、シナゴーグといった、地域住民にとって大切な信仰の場があります。ガイドブックにはあまり載っていませんが、ぜひのぞいてみたいもの。
シルクロード交易の面影を感じる賑やかなバザールも必見です。最も有名な市場シヨブバザールでは、みずみずしい野菜や果物、カラフルなドライフルーツ、そして民族衣装や美しい陶器など旅情溢れる品々が目に飛び込んできます。
また郊外の町ウルグットのバザールは、この国の伝統工芸で鮮やかな刺繍スザニのお店が多いことで有名。テーブルクロスやバッグなどの小物もあり、お土産に最適なお気に入りの一品が見つかること間違いなしです!
ここからは、具体的なエリアについてお話ししていきます!
巨大市場チョルスーバザールは首都タシケントの台所
ウズベキスタンの首都タシケントは、人口200万人を越える中央アジアで一番の大都会。古くから栄えた旧市街とロシア風の街並みが連なる新市街に分かれており、旧市街の中心にあるのが市内最大の市場チョルスーバザールです。バザールのシンボルである青いドームの中は食料品市場で、豪快なお肉や目にも鮮やかな惣菜、この国の名物ドライフルーツなどが売られています。
その外側はみずみずしい野菜や果物、ウズベク人の主食ナンなどのゾーンで、このあたりはまさにタシケント市民の台所という表現がぴったり。その周辺の迷路のような屋外市場には、服屋や雑貨屋、土産屋などが無数に軒を連ねています。ショッピングセンターも増えてきたタシケントですが、このような昔ながらの市場で買い物を楽しむ人々はまだまだ多く、いつも喧騒に包まれています。
住所 | CHORSU BAZAR,TASHKENT |
営業時間 | 早朝~17:00頃 |
休業日 | 月曜日(一部営業しているお店もあります) |
アクセス | 地下鉄チョルス―駅からすぐ |
備考 | 早朝はまだ空いてるお店も少ないので08:00以降がおすすめです。週末の午前中は混雑します。 |
抑留日本兵が建設に携わったナヴォイ劇場
日本人にはなかなかなじみのなさそうな国ウズベキスタンですが、日本とゆかりのある重要なスポットがナヴォイ劇場です。第2次大戦後、当時ソ連領だったウズベキスタンに抑留された日本人に強制労働で造らせた劇場で、街が壊滅状態になった1966年の大震災でもびくともしなかったほど頑丈なのだとか。
重厚なビザンチン様式の外観を眺めるだけでも十分楽しめますが、タイミングが合えばぜひ中に入ってオペラやバレエも鑑賞してみましょう。劇場名の由来になった2階ホールの詩人ナヴォイ像やウズベキスタン各地域のレリーフで飾られた休憩ロビーは一見の価値あり。なおチケットは高い席でも1000円以下で、他の国に比べて格安でオペラやバレエを観られるのも嬉しいところです。上演シーズンはおおむね9月から5月です。
住所 | Moustafa Kamoul Atatürk, 28 Bukhara Street, Tashkent 100029 Uzbekistan |
電話 | +998 71 233 90 81 |
アクセス | ムスタキリク・マイドニ駅から徒歩10分程。ティムール広場から徒歩5分程 |
公式サイト | https://gabt.uz/ |
備考 | 詳しい上演スケジュール&チケット代はHPよりご確認下さい。 |
「映える」地下鉄!地下宮殿のようなタシケントメトロ
社会主義風の味気ない街並みが多いタシケントですが、その地下には同じ街とは思えない絶景が広がっています。それが中央アジア初の地下鉄、タシケントメトロで、3路線29駅のほとんどが息を呑むほどの美しい内装なのです。各駅にはそれぞれ趣向が凝らされ、例えば宇宙飛行士を意味するコスモナウトラル駅(筆者の一番のお気に入り駅!)には宇宙らしい青々とした空間にガガーリンなどの肖像画が飾られ、綿花労働者の意味のパフタコール駅には美しい綿花の絵が描かれています。
最も見ごたえがあるといわれているのが、見るからに宮殿のようなアルシェール・ナヴォイ駅。改札近くには駅名の由来になっている詩人ナヴォイの肖像レリーフもあります。乗車料金は均一で20円ほどなので、時間の許す限り地下鉄に乗りまくってお好みの駅を見つけてみては?
3メドレセが織りなすスペクタクル!レギスタン広場
ウズベキスタンで一番の観光都市サマルカンド。その最大の見どころがレギスタン広場です。向かって左側からウルグベク・メドレセ、ティラカリ・メドレセ、シェルドル・メドレセの3つの神学校に囲まれた壮観な広場で、ティムール帝国時代からバザールやキャラバンサライ(隊商宿)として使われてきました。
現在は国内外の観光客でにぎわい、オンシーズンにはプロジェクションマッピングが催されることも!いずれのメドレセも見ごたえがありますが、ティラカリ・メドレセ内の金色に輝く内装とシェルドル・メドレセの入口アーチに描かれた小鹿を追うライオンのタイル装飾はぜひ注目したいポイント。また、この中で最も古く600年の歴史を持つウルグベク・メドレセ内には歴史建築の修復を代々担っているタイル工房があり、タイルの購入もできます。
住所 | Registon SQUARE,SAMARKAND |
電話 | +998 66 235 38 26 |
営業時間 | 09:00-19:00(冬季09:00-17:00) |
入場料 | 3万スム/撮影料:2万5000スム |
公式サイト | http://www.registon.uz/ |
ティムールが遺した巨大建築、ビビハニムモスク
ビビハニムモスクはサマルカンド市内のどこからでも目に付く巨大なモスク。入口のアーチや美しい青のドームは約40mもの高さがあります。ビビハニムとは英雄ティムールの王妃で、彼女のためにティムールが当時世界最大級だったこのモスクを造らせたのです。しかし完成後は度重なる地震などで廃墟となり、近年ユネスコの協力のもと修復されて現在に至ります。
内部には広い中庭を挟んで正面に大モスク、左右に小モスクが建ち、遠い昔に多くの礼拝者で賑わっていたことを思い起こさせます。また中庭の真ん中にはコーランを置くための大きな台があり、願い事を唱えながら3回周ると願いがかなうという言い伝えがあります。モスクの前の通りはレギスタン広場とシヨブバザールを結んでいる歩行者天国で、土産物屋が軒を連ねいつも観光客でにぎわっています。
住所 | Bibikhonim Str., Samarqand, ウズベキスタン |
電話 | +998 97 793 46 75 |
営業時間 | 08:00-18:00(冬季09:00-17:00) |
入場料 | 2万2000スム/撮影料:5000スム |
アクセス | レギスタン広場から徒歩15分程 |
シャーヒズィンダ廟群で延々続く青の霊廟に圧倒される
サマルカンドの代名詞的ワード「青の都」。ティムール一族や部下らの霊廟が建ち並ぶシャーヒズィンダ廟群は、その名にふさわしい見どころです。道に沿って11の廟が並び、その多くが青のタイルで装飾され、息を呑むほどの美しさ。それぞれ色合いや模様が異なるので、違いを楽しみながら見歩いてみましょう。中に入って内部の装飾を目に焼き付けることもお忘れなく。
道の突き当たりは3つの廟に囲まれ、その手前に最も古い廟クサム・イブン・アッバース廟への入口があります。ここに眠るアッバースはこの地にイスラム教を布教しに来た預言者で、ここでの礼拝中に異教徒に首をはねられるも、自分の首を抱えて井戸の中に消え永遠の命を得たという伝説があります。これにちなみ、この場所は「生きている王」を意味するシャーヒズィンダと名付けられました。
住所 | Shohizinda 69 |
電話 | +998 71 233 53 82 |
営業時間 | 09:00-19:00(冬季09:00-18:00) |
休み | なし |
入場料 | 1万5000スム/撮影料:5000スム |
アクセス | ビビハニムモスク近く |
サマルカンドの英雄ティムールが眠るグル・アミール廟
サマルカンドを世界に誇る華麗な都に築き上げた偉人、ティムールが眠っているグル・アミール廟。英雄の霊廟だけあって、サマルカンドのイスラム建築の中でもその美しさは際立っています。青色に輝くドームで守られた廟内はまばゆい金色で、中央に黒緑色のティムールの墓石が置かれています。ティムールの孫であった治世者ウルグベクを始め、ティムール一族や彼の教師もここに葬られています。実際の亡骸はこの地下3mのところに置かれています。
1941年に学術調査のためソ連の研究者によって彼らの墓が開けられた際、ティムールの棺の裏側に、私の墓を暴いたとき最も大きな災いが起こると記されていたといわれています。そしてその予言を証明するかのように、この出来事のわずか3日後にソ連が甚大な被害を被った第二次世界大戦が始まったのでした。
住所 | 1/4, Universitetskiy Boulevard Бўстонсарой кўчаси, Samarqand, ウズベキスタン |
電話 | 2342887 |
営業時間 | 09:00-19:00(冬季09:00-17:00) |
休み | 無し |
入場料 | 2万2000スム/撮影料:5000スム |
アクセス | レギスタン広場から徒歩20分程 |
シルクロード交易の面影を今に残すシヨブバザール
スーパーマーケットなども増えてきたウズベキスタンですが、シルクロードの国らしいバザール(市場)もまだまだ現役。シヨブバザールはサマルカンドを代表するバザールで、観光地に近く旅行者でも行きやすい立地にあります。ビビハニムモスク横の入口から入ると、まず目に付くのが日本では見られないようなお菓子やドライフルーツ、そして名物のサマルカンドナン。階段を下りると、目にも鮮やかな野菜や果物がずらりと売られています。夏に行けばみずみずしいメロンやスイカがたくさん見られるはずです。
このほかお惣菜やスパイス、そして服やお土産などとにかくどんな物でも揃うこのバザール。隅から隅まで見てまわっても飽きることがありません。敷地内にはチャイハナ(食堂)もあるので、ここでローカル料理の食事を楽しむのもいいですね。
住所 | Siab Bazaar STR.,SAMARKAND |
営業時間 | 早朝~17:00頃 |
定休日 | 月曜日 |
アクセス | ビビハニムモスクから徒歩2~3分 |
備考 | 観光地化されてるのでふっかけられないよう値段交渉には気を付けましょう。 |
ブハラ旧市街の中心地ラビハウズは一休みにぴったり
サマルカンドと同じく世界遺産に登録されているオアシス都市ブハラは、中世さながらの土壁の旧市街が広がる魅力ある街。その旧市街の中心にあるのが、ラビハウズという名の池です。池の周りは石段になっており、観光客や現地の人々の休憩スポットになっています。また地元で人気の神学者ホジャ・ナスレッディンやラクダの像があり、記念写真スポットにもなっています。
ラビハウズの東側にあるのが17世紀の神学校ナディール・ディヴァンベギ・メドレセで、もともとキャラバンサライとして建てられたものの当時の王が神学校と勘違いし、そのままメドレセとして使われたという言い伝えがあります。北側にあるのはクカルダシュ・メドレセで、フジュラ(学生用の部屋)は土産屋や歴史的偉人を紹介する展示スペースとして使われています。
ブハラの象徴!どこからも見える塔カラーンミナレット
46mもの高さを誇るカラーンミナレットは、ブハラのシンボルになっている塔。12世紀に建てられたとされ、この街がイスラム世界の中心として栄えたときは、この塔を目印に数多くの学者や商人たちがブハラを目指しました。またたった150年ほど前までは、死刑囚をこの塔の上から投げ落とす処刑場としての役割も担っていました。
今はブハラで一番の見どころとして、いつも観光客でにぎわっています。塔が光っているように凝らされた夜のライトアップも見逃せません。かつては頂上まで登ることができましたが、残念ながら現在は登頂不可。隣接する広大なモスク、カラーンモスクも訪れたい見どころで、特に中庭を囲む美しい回廊は人気の撮影スポットです。
住所 | 9 Khakikat Str., Buxoro, ウズベキスタン |
備考 | 内部に入ることはできません。 |
歴代の王の居城アルク城でブハラの歴史を学ぶ
アルク城は少なくとも7世紀には王の宮殿として建てられていたといわれ、千年以上もの間ブハラの街を見守ってきた城塞です。モンゴル軍が襲来したときには、多くの住民がこの城に立てこもって戦ったといわれています。ソ連軍に滅ぼされたブハラ・ハン国の歴代の王もここを居城にしていました。
王たちは圧制を敷いていたとされ、城内に入ってすぐ監獄を再現したスペースがあります。また城の前の広場でも公開処刑を行っていたといわれています。広い城内は博物館のようになっており、当時の王や市民の生活の様子を紹介しているほか、衣装や装飾品、陶器など貴重な品が展示されています。この国の動植物やアラル海の環境問題に関する展示もあり、ブハラはもちろんウズベキスタン全体について学ぶことができます。
住所 | Afrosiab St, Bukhara, ウズベキスタン |
電話 | +998 65 224 17 29 |
営業時間 | 08:00-19:00(冬季10:00-18:00) |
休館日 | 展示は水曜日休館 |
入場料 | 1万5000スム/撮影料:5000スム |
ブハラならではの交差点兼バザール、3つのタキ
迷路のような旧市街をさまよい歩くのが楽しいブハラですが、街歩きの目印になるのがタキと呼ばれる場所。交差点を丸屋根で覆ったバザールで、現在は土産物屋が集まっています。かつて宝石商市場であったタキ・ザルガロン、帽子市場だったタキ・テルパクフルシャン、そして両替屋があったタキ・サラフォンの3つのタキがあり、最も大きいのがラビハウズ近くのタキ・サラフォン。
コウノトリの形をしたはさみやナイフ、木工細工、民族楽器などの伝統工芸品がそれぞれのタキで売られているのでぜひチェックしてみましょう。また3つのタキを南北に貫くハキカット通りは、カフェやクラフトショップなどが並ぶにぎやかな道で、旅行者が必ず一度は訪れる通りです。
住所 | Mekhtar Anbar Str., Buxoro, ウズベキスタン |
アクセス | カラーンミナレットより徒歩約10分 |
ヒワを象徴する色鮮やかなミナレット、カルタ・ミノル
ブハラのカラーンミナレットとは対照的に、途中でスパッと切れているような形状の鮮やかな青い塔がヒワのシンボル、カルタ・ミノル。西門からイチャン・カラに入ってすぐ右手にあり、細やかなタイル装飾が印象的です。もともと80mを超える巨大な塔を作る計画だったものの、当時の王の死や資金不足により未完成に終わりました。
日中は土産を売る露店でにぎわい、夜も美しいライトアップを眺めるため観光客の姿が絶えません。また隣接しているヒワ最大の神学校、ムハンマド・アミン・ハン・メドレセもカルタ・ミナル同様19世紀半ばに建てられた重要な歴史建造物で、現在はホテルになっています。
住所 | 99H5+846, Xiva, ウズベキスタン |
営業時間 | 08:30-19:00(冬季09:00-日没1時間前) |
入場料 | イチャカラン共通入場券:15万スム、子供7万5000スム |
アクセス | ヒワ駅からイチャン・カラ西門まで徒歩30分程 |
ヒワの街を一望!イスラム・ホジャ・ミナレット
イスラム・ホジャ・ミナレットは1910年に完成した高さ51mもの塔で、ヒワでは一番高いミナレットです。ヒワ最後の王に仕えた大臣イスラム・ホジャの命で建てられ、青と白のタイルで帯状に装飾されています。118段の階段を登りきるとミナレットの頂上へ出ることができ、「博物館都市」の異名を持つヒワのイチャン・カラ全体を見渡せるのはもちろん、遠く砂漠地帯まで見通すことができます。このヒワの街が、砂漠に囲まれたオアシス都市であるということが実感できるでしょう。
またミナレットに付属しているイスラム・ホジャ・メドレセはミナレットと同時に建てられた、小ぢんまりとした神学校です。カーペットや陶器などの伝統工芸が展示されており、こちらも興味深い見どころです。
住所 | 99G6+J2Q, Xiva, ウズベキスタン |
営業時間 | 08:30-19:00(冬季09:00-日没1時間前) |
入場料 | イチャカラン共通入場券:15万スム、子供7万5000スム |
アクセス | ヒワ駅からイチャン・カラ西門まで徒歩30分程 |
まとめ
首都のタシケント、青の都サマルカンド、ブハラの旧市街はシルクロードの雰囲気が色濃く残り、砂漠の城塞都市ヒワ、ウズベキスタン観光には欠かせない場所ばかり。旅行先としてまだメジャーな国とはいえませんがだからこそ渡航先として周りに自慢できる国がウズベキスタンです!