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ラモジフィルムシティはインドで絶大な人気を誇る大きな映画の楽園
ハイデラバード郊外に位置するフィルムシティがラモジです。アミューズメントパークのように園内を周遊バスなどで見て回る1日ツアーに参加してみました。
スタジオツアーは赤いノンエアコンバスで風を切って移動します。私が購入したチケットはラモジ・スターエクスペリエンスというグレードアップのチケットで、エアコンバスが利用できました。夏の酷暑のシーズンはこちらのバスでないとかなりきついそうです。
しかもこのチケットならランチレストランのバッフェを食べられるクーポン券、各種のショーや入場券なども込みなので快適です。ランチのバッフェは、サラダやカレーがいろいろあって、結構美味しいカレーやダルなどを楽しめました。
一番人気の映画「バーフバリ」のセットに向かいます。巨大な馬のセットなど見覚えのあるシーンの舞台が目の前に広がり、大興奮。セットの前に立って記念撮影。臨場感あふれるショットが撮れるのです。
「スピリット・オブ・ラモジ」は必見!華やかなショーやアクロバットショーまで
ラモジフィルムシティに行くなら、映画のセット巡りのほかに見逃せないが各種のショーです。アクションやスタントショー、マジックショーも面白いけれど、ラモジの集大成ともいえる豪華なショーこそが、この「スピリット・オブ・ラモジ」なのです。
単なる華やかなダンスショーだけではなく、アクロバティックなショーやサーカスのような空中ブランコショーまであって、20分ほどのショータイムはバラエティに富んでいて飽きることがありません。
私の後ろの座席にインド各地からやってきたらしき若い女の子のグループが座っていました。彼女たちの推しのダンサーやアクションスターが現れると、キャーキャーと叫びまくっているのも面白いのです!
今回は時間がなくてマジックショーやスタントショーは見損ねたのが残念でした。
できればあらかじめ時間を合わせて、予定を立てて見に行くのがお薦め!
施設名 | ラモジフィルムシティ/Ramoji Film City |
住所 | Hyderabad, Telangana, 501512 |
TEL | +91 76598 76598 |
公式サイト | https://www.ramojifilmcity.com/ |
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ハイデラバードに行くならイラニチャイ飲んでここのパンを食べよう!
今回、ハイデラバード名物として見つけてお気に入りになったもの、それがイラニチャイ。それはイランの紅茶というもので、インドで絶大な人気を誇っているのです。紅茶王国インドの人が自分の国の紅茶でないイランの紅茶をこれほど好むとは。私も試しに飲んでみました。ホテルでも作ってくれましたが、美味しいのなんの。
インドによくあるマサラチャイとは全く違います。スパイスは入れず2時間近く蒸らして、練乳のようにこってりしたミルクを入れてまろやかで香りの高い飛び切り美味しいチャイが生まれるのです。もう一度飲んで病みつきになりました。
ハイデラバードの旧市街でひと際人々が集まっているのが「ニムラーカフェ&ベーカリー」。店から溢れ出した人々が外のテーブルでも飲み食いしています。早朝から深夜まで数千人もの客が押し寄せる大賑わいのカフェベーカリーです。立ち食いが基本で、焼き立てのパンやビスケットと特製イラニチャイを頂きます。オーブンから出されたところの熱々のオスマニアビスケットはサクサク。クロワッサンのようで全く異なるユニークな形のデニッシュも絶品。
あまりの美味しさに毎朝通いたくなりました!東京に出店ができたらきっと流行るでしょう!!
施設名 | ニムラーカフェ&ベーカリー/Nimrah Cafe and Bakery |
住所 | Beside Macca Masjid, Charminar,, Hyderabad, India, 500 002 |
TEL | +91 98480 89343 |
公式サイト | https://www.facebook.com/people/Nimrah-Cafe-Bakery/100069228393392/?sk=about |
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ハイデラバードの宮殿ホテル タージ・ファラクヌマパレスは本物の宮殿!
宮殿ホテルと言えば、ジャイプール、ジョドプール、ジャイサルメールなどのラジャスタン地方にのみあるものと思い込んでいた私。ところがここハイデラバードにもTAJグループの本格的な宮殿ホテルがありました。その名は「タージ・ファラクヌマパレス ハイデラバード」。
宮殿ホテルというよりも、もはや本物の宮殿に泊まっているみたいな体験だったのです。
白亜の門のアーチをくぐり中へ入ると、そこには馬車が私たちを出迎えてくれました。芝生の緑も美しい自然豊かな丘の上にあるため、ゆったりした環境の中で格式ある建物が素晴らしいムードを醸し出しています。すべてが優雅のひとこと!!
パカパカ・・・・馬車で敷地内を走り、宿泊棟に到着。スタッフの皆さんの恭しい出迎えセレモニーが待っていました。なんと上から深紅のバラの花びらが降ってくるではないですか!!スタッフが2階の窓から花びらを撒いてくれていたのです。すごい演出は続きます。
歓迎の儀式と白い花のブレスレットを渡され、早速チェックイン。シャンパーニュのグラスを運んできてくれました。おでこには、幸せになれる第3の目ビンディを付けてくれました。何もかも予想を超えた宮殿ホテルのサービスに夢心地のままパレスルームの一室へと誘われます。
至れり尽くせりのサービスとはこの宮殿ホテルのこと
ガーデンルームと呼ばれる55平米の部屋はゆったり居心地のいいつくりです。白いアーチで仕切られた天井にはシーリングファンと美しい照明。インテリアやリネンのセンスの良さが光ります。
もともと宮殿だった建物を10年ほど前にTAJホテルに貸し出したそう。レストランはもちろんインド料理も充実しているし、イタリアンのお店では本格的なパスタも色々。
スタッフは皆ゲストに常に寄り添いお世話してくれます。それは時にはしつこく感じる人もいるかもしれないけれど、とことん気を配りサービスしようとするスタッフの姿勢の表れです。
今や普通のホテルでは絶対に味わえないサービスかもしれません。宮殿の王様や王女様になった気分を味わえるのです。だから普通の宮殿ホテルとは確実に一線を画した、まさに本物の宮殿に泊まるような体験に他なりません。
朝食にドーサ(南インドでよく食べる、コメと豆のペーストを発酵させて薄くカリッと焼くクレープ状のパン)を頼んだところ、なんと5種類の具材を変えて食べ比べしてみてくださいと出してくれたこと。そして嬉しかったのが、本格的イラニチャイを作る機械が設置されていて、朝から熱々のイラニチャイを小ぶりの陶器のカップに並々と注いで出してくれたこと。大好きなのでもちろんお代わりしました!
施設名 | タージ・ファラクヌマパレス ハイデラバード/Taj Falaknuma Palace, Hyderabad |
住所 | Engine Bowli, Falaknuma, Hyderabad, Telangana, 500053 |
TEL | +91 4066298585 |
公式サイト | https://www.tajhotels.com/en-in/hotels/taj-falaknuma-palace-hyderabad |
ハイデラバードの見どころのお話
意外に知られていないハイデラバードの名産品に、真珠があります。かつてはダイヤモンドが採れたこの地で、今は真珠の生産が多いそう。内陸の町なのに真珠というのも不思議です。
町の見どころの一つがゴールコンダフォート。予想以上にスケールが大きくて奥深く長い城塞が続きます。周りを取り囲む3㎞もの城塞は万里の長城のようと言われます。クトゥブ・シャーヒー朝の時代に建立され、後にムガール帝国に破壊され、廃墟となって残っています。山頂にあるお城を目指して門をくぐって昇っていきます。
もう一つの見どころに王たちの廟があります。クトゥブ・シャーヒー朝の7人の王たちの廟を中心に、いくつかのドーム屋根を持つ建物が点在しています。
ハイデラバードのシンボルと言われるのがチャール・ミナール。4つのミナレットを持つ56mの高さがある塔です。その塔を中心に広がる旧市街には、多くのモスリムが暮らしています。塔の前の通りに面して軒を連ねる露店。物売りがカラフルな綿菓子やおもちゃを持って押し寄せてきます。ここはこの町の喧騒を味わうには最高の場所なのです。
まとめ
ハイデラバードの見どころや魅力がわかっていただいたでしょうか?インドでも内陸部にあって他の町からも遠い場所に位置することから、アクセスはもっぱら国内線のフライト利用です。でもこの大都会には様々な魅力があり、ラモジフィルムシティができてからは、わざわざそれを見学しに行く観光客も増えています。ありきたりのインド旅行に飽きたら、そしてインド映画が好きなあなたも、今度のインド旅にハイデラバードを加えてみては?このすごい宮殿ホテルもお薦めです。