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1989年にビルマから国名が変わり、現在の国名となったミャンマー。昔涙ながらに鑑賞した「ビルマの竪琴」の映画や、非暴力民主化運動を牽引し、ノーベル平和賞を受賞されたアウンサンスー・チー氏、ミャンマーと日本人のハーフという事でも知られる大人気女性アイドルグループの乃木坂の齋藤 飛鳥さん等。私達はミャンマーについて世代毎に知識はあるものの、魅力的な観光国でもあることをご存知でしょうか?インスタ映えする場所が沢山!!女子旅としての目的地としてもお勧めの国、ミャンマーをご紹介させていただきます。
ミャンマーの基本情報
正式国名 | ミャンマー連邦共和国 |
場所 | インドシナ半島にあり、インド、バングラデシュ、中国、ラオス、タイと国境を接する東南アジアの国 |
首都 | ネーピードー(ヤンゴンの北約320キロ。2006年10月にヤンゴンより移都) |
最大の都市 | ヤンゴン |
面積 | 約67万8,500km2(日本の約1.8倍) |
人口 | 5,404万人(統計2019年) |
通貨 | ミャンマーチャット |
宗教 | 国民の85%が仏教徒(主に南方上座部仏教)他にキリスト教、イスラム教等 |
民族構成 | 多民族国家。人口の6割をビルマ族が占め、ほかにカレン族、カチン族、カヤー族、ラカイン族、チン族、モン族、シャン族、 北東部に中国系のコーカン族などの少数民族がおり、独自の言語を持つ民族も多い |
言語 | ビルマ語(公用語)ホテルやレストランでは英語が通じます |
落ちそうで落ちないパワースポット チャイティーヨーパゴダ
見た目のインパクトはミャンマー1!!落ちそうで落ちない不思議な岩のあるチャイティーヨー・パゴダは、絶対に行くいくべき、と太鼓判を押せる大パワー・スポットです。残念ながら女性は岩に手を触れる事が出来ないのですが、キラキラと金色に輝く黄金の巨大な岩はインスタ映えスポットであることに間違いありません。ヤンゴンからは日帰りでも行くことは可能ですが、是非1泊してライトアップされた景色も写真に納めるをお勧めします。
チャイティーヨー・パゴダは山の上にある為、麓の村からはトラックバスに乗り約片道45分程度で向かいます。乗り合いのトラックの荷台に座席があり、ギュウギュウとみんなで乗るのがなんとも面白く、まるで遊園地の乗り物のよう。坂道カーブは楽しくてついつい笑顔が溢れます。移動時間もまた旅の思い出の1つです。
住所 | Kyaikhtiyoe Pagoda, Kyaikhtiyoe, Thaton District, Mon State |
休館日 | 年中無休。乗り合いバスは06:00-18:00まで |
入域料 | 10,000チャット(2日間有効) |
アクセス | ヤンゴン(Yangon)からバスで4時間~4時間30分、山麓の村キンプン(Kimpun)下車。そこからトラックで山頂まで約60分 |
備考 | 肌を露出した服装は避けること。ノースリーブ禁止。ズボンやスカートはくるぶしまで隠れるものを着用。 土足禁止。カメラ持込可。ビデオ持込可。女性は立ち入れない場所があるので表記に従う。 |
秘境?静寂の中圧巻の仏塔数は必見!!カック―遺跡
インレー湖から片道車で約2時間。ミャンマーで一番辺境を感じられる観光地ナンバー1といっても過言でないカック―遺跡は、2478塔もの仏塔数が圧巻です。遺跡の手前に池があるので、逆さ富士ならぬ逆さカック―遺跡は他にない映える写真が撮影できること間違いありません。風が吹くと仏塔の上の鈴の音がチリンチリンとまるで大きな風鈴の世界にいるようです。
カック―遺跡の観光には少数民族パオ族のガイドさんの同行が必要です。遺跡に向かう途中にパオ族の民家に立ち寄ったり、村を散策する事でパオ族の暮らしを垣間見ることもできます。遺跡の歴史を知り、パオ族の生活を知る事でより興味が深まります。ガイドブックに無い場所への寄り道も旅の醍醐味ではないでしょうか。
アクセス | インレー湖のあるヘイホーからタウンジー経由で約2時間 |
備考 | カック―の見学には少数民族パオ族の組織PNOのガイドが同行しなければいけません。 車、ガイド手配、入域の手続きを含めて旅行会社に相談の上ツアーでの参加が便利です。 |
絶対に行きたい圧巻の仏教遺跡群 バガン(パガン)
世界三大仏教遺跡の1つでもあるバガン遺跡は、ミャンマー屈指の仏教遺跡の聖地です。イラワジ河中流の平野に約40キロにもわたり広がる遺跡群は是非とも2泊はしたい場所です。仏塔のデザインが時代により変化しているので形の違いや、仏像の顔の違いをじっくりみるのもオススメ。またナン・ミン・タワーから眺める緑と遺跡の仏塔の幻想的な眺めが圧巻です。プチ贅沢で秋から春にかけての乾季にはバルーンツアーも人気なのでトライしてみてはいかがでしょうか?
3,000塔以上の遺跡が樹立しているバガン遺跡での移動はとても広いので、馬車移動がおすすめです。馬車に揺られての遺跡巡りは姫気分を楽しめます。親切な運転手さんがお勧めの寺院をピックアップしてくれるので穴場スポットを案内してくれる可能性も…。自分好みの推しの遺跡をみつけてみて下さい。
営業時間 | 寺院により異なります。(要確認) |
アクセス | ヤンゴンからバガン・ニャウンウー空港まで国内線フライトで約1時間、城壁に囲まれたオールドバガンまで約5キロ(20分程度) |
公式サイト | https://whc.unesco.org/en/list/1588/ |
備考 | バガンに入る際には入域料が必要です。詳細は取り扱いのある旅行会社にご相談下さい。 |
バガン(パガン)のサンセットにうっとり!!
遺跡巡りをしてアクティブに動いた後は、少しのグレードアップでホテルのプールから贅沢にサンセットを楽しむのがおすすめです。1日の終わりにオレンジ色に輝く夕日を眺めると太陽エネルギーを全身に受けられるような気分になります。夕日が沈んだ後はホテル内のスパでエステやマッサージをして、ワンピース着替えて、ちょっとオシャレをして、遺跡リゾートライフが楽しめるのもバガンの魅力の1つです。
住所 | Bagan Archeological Zone, Old Bagan Mandalay Division, Myanmar |
電話 | 95-(0)9-9644-60048 |
公式サイト | http://www.thiripyitsaya-resort.com/en |
ホテル内マップ | http://www.thiripyitsaya-resort.com/jp/lists/villa |
ルームタイプ | 時期によりお部屋の料金は異なります。 |
より遺跡の幻想的な風景を楽しむには、イラワジ河でのサンセットクルーズはいかがでしょうか?水上から眺めるバガンの遺跡はとても幻想的です。時間によってさまざまな表情をみせる美しい眺めは忘れられない事でしょう。またミャンマー国内にはマンダレーにてマンダレーヒルからの夕日も有名です。周遊をして夕日の見比べもおすすめです。
カモメと遊ぶ!?神秘の湖インレー湖をボートで周遊
インレー湖はミャンマーの中部、シャン高原に位置る淡水湖で、湖には少数民族のインダー族(インター族)が暮らし今も水上で生活を続けています。小舟に乗っての湖上観光は、まるでジャングルクルーズのよう。浮草の間の細い水路を巡ったり、水上生活者の生活を覗いたり、水上寺院のファウンドーウーパゴダを見学したり、真っ青な空に映えるカモメ達に餌をあげたり、首長族と撮影できるお土産物屋さんに立ち寄りをしたり、と盛りだくさんです。観光地らしくない、その素朴さがまた魅力の1つです。
インダー族の巧みに片足を上げて独特の漕法は「あっ!危ない」とつい声を出してしまいそうです。抜群のバランスで巧みに船を操る姿はまるでリアルやじろべえの様で癒されます。
アクセス | ヤンゴンから国内線でへーホー空港まで所要約1時間~1時間半。 ヘーホー空港から湖畔のニャウンシュヘタウンまでは約車で45分 |
備考 | インレー湖エリアに入る際には入域料が必要です。 詳細は取り扱いのある旅行会社にご相談下さい。 |
日本人に親しみやすい味付けのミャンマー料理
ミャンマーの主食はお米です。その為味付けを含め、日本人に合う料理です。ヒンと呼ばれるミャンマー風カレーは具の種類も豊富でご飯がどんどん進みます。その他にもお茶の葉、マンゴーやナスなどふんだんに野菜をつかったトウッ(サラダ)、スナック感覚のアチョ(揚げ物)等 おかずの種類はテーブルに乗り切らないほどです。豆もよく食べるのでスープにいれたり、女子向けの身体やお肌にも優しい食べ物が沢山あります。
ミャンマー料理を知るには是非マーケットに足を運ぶことをおすすめします。みたこともない野菜や果物、スパイス等々、ザ・アジアの台所を感じられることは間違いありません。人々の活気とアジアの暑さがよりスパイシーな料理を沢山食べたい!と思わせてくれます。
営業時間 | 7:00-16:00(個人商店が多い為お店により営業時間は異なります) |
休館日 | 新月と満月の日 |
アクセス | バガン・ニャウンウー空港から車で約15分 |
備考 | ミャンマー国内には沢山のマーケットがあります。ローカルマーケット見学希望の際には旅行会社にご相談下さい。 |
ミャンマー最大の聖地 シュエダゴォン・パゴダ(シュエダゴォン・パヤー)
聖なるという言葉の意味を持つシュエダゴォン・パゴダは一目見た途端その大きさと金色の強さに惹きつけられてしまいます。風水でも金色は金運アップだけではなく新しい挑戦を後押しし、チャンスを引き寄せて成功に導く効果もあるといわれています。良い気が仏塔の周りを渦を巻くように感じられ黄金パワーを得られることでしょう。
仏教では必ず右回りに回廊を回ります。これは尊敬する釈迦に対して、常に清浄である右半身を向け続けて回るところから由来しています。境内には願いをかなえてくれるナッ神の像、子宝に恵まれるといわれる像など拝観ポイントが沢山あり、国内外から沢山の人々がお参りにやってきます。
エリア | ヤンゴン |
住所 | 1 Shwedagon Pagoda Rd. Dagon Township, Yangon |
営業時間 | 04:00-22:00 |
休館日 | なし |
アクセス | ヤンゴン国際空港から車で約1時間、ヤンゴン中心部から車で約20分 |
公式サイト | http://www.shwedagonpagoda.com/ |
備考 | 肌を露出した服装は避けること。ノースリーブ、半ズボンは禁止。ズボンやスカートはくるぶしまで隠れるものを着用。 土足禁止。カメラ持込可。ビデオ持込可。 |
目指せ小顔美人天然100%のお化粧「タナカ」
タナカはミャンマーの天然の化粧品で、ミャンマーではクリーム色のおしろいのようなタナカをおでこや頬、鼻、腕などに塗っている姿をよく目にします。これはタナカの木の樹皮部分をすりおろして作られたもので、主に日焼けを防いだり、保湿、殺菌、肌荒れの予防などの効果もあるそうです。またおしゃれの1つでもあるので、くるくると渦巻や、お花や蝶など器用に描いている若い女性もいらしてミャンマー人ならではのお化粧がかわいらしいです。
ミャンマーでは若い女性だけではなく、小さな子供たちもタナカを塗っているのをみかけます。おしゃれとはまた違って少し雑に塗られた顔もまた可愛らしくてついつい話しかけたくなります。ミャンマー人はとても親切な人が多く外国人にも優しく微笑んでくれるので、子供の笑顔に心がほっこりします。
女子も触れるゴールデンロック ノアラボー・パヤー(パゴダ)
チャイティーヨーにあるゴールデンロックは男性しか触ることができないのですが、ヤンゴンから車で約6時間のミャンマー南西部に位置するモウラミャイン郊外に女性も触れる事ができるもう1つのゴールデンロック、ノアラボー・パヤーがあります。神聖なる岩に金箔を貼り、お祈りをすればパワーを得られることは間違いありません。
不思議な形の2つのゴールデンロック。チャイティーヨーパゴダとノアラボー・パヤーはブッタの毛髪の力によってバランスが保たれていると信じられております。ノアラボ・パヤーは縦に細長く、岩が3段に重なっているので形がより女性的な姿を感じます。
エリア | モウラミャミン郊外 |
アクセス | ヤンゴンからモウラミャインの街まで車で約6時間。モウミャインの町から麓まで車で約40分、麓からさらに専用トラックで約30分。 |
備考 | 雨季はトラックが不定期。その他の時期も午前中は営業、午後は麓からのトラックの運行が運休の場合があるので、 取り扱いのある旅行会社にご相談下さい。 |
知りたい!ミャンマーの占星術 八曜日
八曜日はミャンマーで古くから使われている暦でビルマ歴にちなんで1週間を8つに分けて考える伝統的な暦です。ミャンマーでは赤ちゃんの名前も生まれた曜日で名前を付けるので、ミャンマー人は名前を聞いただけでその人が何曜日生まれかわかります。また、生まれた曜日によってその人の基本的な性格・人生・他人との相性など八曜日の占いを使用して様々な事がわかるといわれております。
住所 | South of 45th Rd.,Corner of 84th and 46th Sts.Chanmyathazi Township,Mandalay |
営業時間 | 04:00-22:00 |
休館日 | なし |
入場料 | 5,000チャット |
アクセス | ヤンゴンから飛行機でマンダレー迄約1時間~1時間半。マンダレー空港から車で約5分。 |
備考 | マンダレーに入るには入域料が必要です。詳細は取り扱いのある旅行会社にご相談下さい。 肌を露出した服装は避けること。ノースリーブ禁止。ズボンやスカートはくるぶしまで隠れるものを着用。 土足禁止。カメラ・ビデオ撮影料各1,000チャット。 |
ミャンマー寺院の境内には必ずそれぞれの方角に八曜日の祠が立っていて、自分が生まれた曜日のコーナーでお祈りを行うのが習わしとなっています。とても信心深く祈りをささげる人々の姿をみて、お祈りを行うとこちらまで心が洗われる気持ちになります。
まとめ
いかがでしたか?実際ミャンマーに訪れてみると、ガイドブックでは知る事が出来なかった、生活をする人々の息づかいや、生き方、素直さなど素朴なミャンマーの魅力の虜になりました。政治的な背景から少し身構えてしまう部分もあるかもしれませんが、是非ミャンマーに生きる人々、素晴らしい観光資源、変わろうとするミャンマーの今を体感しにミャンマーを訪ねてみていただけたらと思います。