日本人観光客が一番多いお隣の国、台湾。東京から約4時間弱で行けてしまう台湾はとにかく「食」が楽しめる国として女子旅、ファミリー旅に大人気です。そんな台湾は2020年コロナの封じ込めに世界で最も成功している”台湾モデル”として対策が称賛されました。過去のSARSに学んで感染症が広まった際の専門センターを設けていたため初期対策が迅速にできたこと、厚生労働大臣による感染予防アプリの開発などが功を奏しました。2022年も感染を上手く抑え、いち早く収束を迎えて欲しいものです。海外からの入国についても徐々にですが、扉が開いてきました。ここでは台湾の入国の際の条件を紹介していきます。
参考:外務省海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_008.html#ad-image-0
台湾:いつから海外旅行に行ける?(10/19現在)
少しづつですが台湾に旅行に行ける日が近づいてきました。
2022年9月29日より日本を含む査証免除停止中の11カ国についても 査証免除措置を全面的に再開されました。これにより観光目的での入国も可能になりました。
さらに2022年10月13日より台湾への入国条件が緩和され、下記が必要となります。
①隔離検疫は廃止。ただし7日間の自主防疫(隔離)
・自主防疫期間中はホテル等で1人1室で滞在
・隔離場所へは公共交通機関の利用は可能
②台湾入国後の検査あり
・入国時に配布される検査キットで入国当日または入国1日目に検査を行う。
*新型コロナワクチン接種証明書=不要
*PCR検査陰性証明書⇒不要
この緩和により限定的だった日本と台湾を結ぶ空の便が一挙に増便され、北は新千歳(札幌)から東京、大阪はもちろん名古屋、福岡、沖縄などの日本の地方都市からも台湾への旅行が可能になりました。
国内での感染もかなりの落ち着きを見せ、行動緩和も進んできた台湾ですが、その対応の厳しさ、早さ故といったところでしょうか。
このまま政府や関係各所の適切な対応が続けば、以前のように賑わいが戻るのももう少し!といったところでしょう。
【海外安全情報(感染症危険情報)】
台湾は2022年10月19日より、日本の外務省から【レベル1:十分注意してください】が発令されました。台湾への旅行は可能です。
台湾ではマスク着用が義務化されているとは言え、台湾への旅行の際には引き続き基本的な感染対策(マスク着用を心がける、石けんによる手洗いや手指消毒用アルコールによる消毒などを行い、できる限り混雑した場所を避ける、人との距離を空けるなど)を行い、感染しない、うつさないことを心がけて行動しましょう。
ただし乗り継ぎや周遊は注意!
台湾の適切且つ迅速な対応は知られたところですが、旅行では入国以外にも注意が必要です。 乗継ぎや周遊の場合が良い例です。出国地や経由地によっては、乗継ぎすら受け入れられない場合もあります。 滞在する国および乗継ぎ地に至るまで、予約前には入念な下調べが必要です。
台湾の防疫体制の強化により停止されていたり、乗り継ぎにコロナ検査陰性証明書の提示が必要だったりした台湾での乗継ですが、2022年8月より乗り継ぎ条件が緩和され下記にて乗り継ぎ可能になりました。
①香港、マカオを除く中国本土との往来 は 引き続き禁止 。香港 、 マカオ への乗り継ぎは可能です 。
②台湾での乗り継ぎにPCR検査陰性証明書は不要です。
※最終目的地で提示が必要となる場合がありますので、必ず事前にご確認ください。
③出発エリア内で食事や買い物が可能です。
台湾以遠への乗継便も増えてきていてヨーロッパなどにも行けるようになりました。
台湾は日本をはじめとする近隣諸国の感染状況によっても規制が強化されますので、渡航の際は充分に注意が必要です。
台湾から日本へ帰国後の規制について
台湾への旅行後についても忘れてはいけません。
2022年9月07日よりワクチン3回の接種証明書があれば、台湾出国前(=出発時刻前)72時間以内の検査、陰性証明書の提示が不要に!
さらに2022年10月11日より、日本入国前に滞在した国に関わらず、すべての国からの日本入国に際して下記の書類の取得、手続きが必要になります。
①検査証明書の提出=ワクチン3回接種者は不要!
・台湾出国前72時間以内に実施した検査のもの
・医療機関又は検査機関により発行されたもの
・厚生労働省が指定する有効な検体採取方法、検査方法のもの
・検査証明書は厚生労働省の所定フォーマットを使用、又は条件を満たす任意フォーマットの使用も可
(必須項目=1.氏名、2.生年月日、3.検査法、4.採取検体、5.検体採取日時、6.検査結果、7.医療機関名、8.交付年月日)
*台湾での検査機関は公益財団法人日本台湾交流協会ホームページ内の下記URLを参照ください。https://www.koryu.or.jp/news/?itemid=2279&dispmid=5287
②質問票Webの事前登録
・到着前(自宅・空港・機内等)に滞在歴や健康状態、連絡先を入力しQRコードを取得
・QRコードを検疫官に提示
※日本入国時の水際対策をご自身でも確認をお願いします。 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00209.html
※ファストトラックは現在、成田、羽田、中部、関西、福岡空港にて利用可能となりました。ファストトラックとは、入国者居所確認アプリ「MySOS」に各提出書類を事前に登録しておくことで、一部検疫手続きを簡素化できるシステムです。
詳細はhttps://www.hco.mhlw.go.jp/fasttrack/をご参照ください。便利なアプリの利用でスマートに旅を楽しみたいですね!”
2022年10月11日より日本帰国時の水際対策措置が変更になりました。
従来は日本入国前に滞在した国における流行状況、日本への流入状況などのリスク評価などを考慮し、国・地域を「赤」・「黄」・「青」の3つに区分していましたが、撤廃され「すべての国」からとなりました。
新型コロナワクチンの3回接種の有無、日本入国前に滞在した国に関わらず、下記が適用されます。
1.入国時(到着空港)の検査=なし
2.入国後の待機=なし
※公共交通機関の利用制限はありません。
ただし新型コロナウイルスへの感染が疑われる症状がある帰国者・入国者を除きます。
台湾入国時の隔離、待機条件が緩和され、日本入国の際は空港での検査なし、ファストトラックを使えば時間短縮。日本帰国後の待機もなくなりました。さらに2022年9月7日よりコロナワクチン3回接種者のみ日本帰国前の検査が不要など条件付きではありますが、日本入国時水際措置が大幅に緩和され、海外旅行できる環境が戻りつつあるのは嬉しいですね。
2022年、台湾旅行を計画するなら今!
2、3泊のショートステイで1つの街に特化して旅するも良し、1週間ほど滞在して北から南まで網羅するも良し。
台湾はなんと言っても日本から近く、手軽に行けるので週末旅やゴールデンウィークの旅行に非常に人気です。物価も日本の6〜7割ほどで、グルメもショッピングも移動も安く楽しめるのが魅力です。
そのため、予約をするなら、周りの人が旅行を計画しだす前にスタートダッシュを切るのがポイントです。
しかし、気になるところはキャンセル料。そんな人にオススメしたいのが、旅行会社を通した予約です。
募集型企画旅行(パッケージツアー)または受注型企画なら、旅行出発日から遡って30日前(ピーク期は40日前)まではキャンセル料は一切かかりません。
コロナウィルスの感染状況が日々変動する、不安定な今だからこそ、これは本当にありがたいですね!!
また、パッケージツアーであっても、旅行会社によっては細かな要望も受け入れてくれるので、そのような会社に依頼するのがこれからの旅の新しい定番となるのではないでしょうか。