世界には「一生に一度は行ってみたい!」と言われている多くの絶景スポットがあります。また、人類が築き上げた歴史的建築物などや大自然などの素晴らしい世界遺産の景色があります。そこで世界87か国を渡り歩いた私が、数ある中から20に絞ってオススメの絶景をご紹介したいと思います。是非お気に入りの絶景スポットを見つけて足を運んでみてはいかがでしょうか?【その1ではペルー、エジプト、ボリビア、カンボジア、トルコをご紹介します。】
マチュピチュ(ペルー)
一度は行ってみたい世界遺産ランキングで常に上位をキープする「マチュピチュ」。
マチュピチュは南米ペルーのアンデス山脈、標高約2,450mの尾根に位置する古代インカ帝国の遺跡です。山裾から遺跡の存在が確認できないことから、「空中都市」「インカの失われた都市」などと呼ばれます。
何故このような高地の断崖絶壁に、要塞都市が建築されたのか?かつてインカ帝国がスペインの侵略から財宝を守るために建設した都市、という説や、最後の砦であったという説があります。しかし、アンデス文明は文字を持たないため、裏付けとなる資料が残っておらず、その理由は未だ明確になっていません。きっと、このミステリアスさこそが人気の秘訣なのでしょう。
ギザのピラミッド(エジプト)
一度は行ってみたい世界遺産ランキングで常に上位をキープする「メンフィスとその墓地遺跡」は古代エジプト文明の象徴的存在です。エジプトの首都カイロ近郊、ナイル川西岸にあるメンフィスのピラミッド地帯には古代エジプト古王国時代の王たちが作った巨大な建造物が並びます。
王国の都だったメンフィス周辺のギザからダハシュールにかけて約30のピラミッドやその他の建造物が点在していてその景色は圧巻です。
ウユニ塩湖(ボリビア)
ウユニ塩湖の標高は、約3,700mと富士山頂上と同じくらいの高地にあります。南北約100km、東西約250km、面積が約12,000k㎡を誇る世界最大の塩湖です。アンデス山脈の急激な隆起による形成過程の中で、この地に大量の海水が残されました。
塩湖全体の高低差がわずか50cm以内という「世界で最も平らな場所」であるウユニ塩湖では、降った雨が流れることなく大地に薄く膜を張り、空を湖面に映し出す「天空の鏡」と呼ばれる神秘的な絶景が現れます。
アンコールワット(カンボジア)
一度は行ってみたい世界遺産ランキングで常に上位をキープする「アンコールワット」。カンボジア北西部に広がる熱帯雨林に囲まれた「アンコール遺跡群」は12世紀前半、アンコール朝のスールヤヴァルマン2世が建設を開始したアンコール・ワットや1181年に王位に就いたジャヤヴァルマン7世が着工したアンコール・トムに代表される都市遺跡です。
中でも最大のアンコールワットの他にもタ・プローム、バンテアイ・スレイ、プリア・コー、象のテラス、ロリュオス遺跡、ベンメリアなど見所たくさんです。
カッパドキア(トルコ)
「ギョレメ国立公園およびカッパドキアの岩石遺跡群」として、世界遺産の中でも少数の複合遺産として登録されています。カッパドキアには迫害を逃れたキリスト教徒が生活をしており、洞窟教会や地下都市を作り上げました。美しい絶景でだけでなく、人間が作り上げた生活の風景も楽しむことができるのが、カッパドキアの魅力です。
これらの地域は、何百万年という時の流れの中で、風変わりな地形へと変化しました。”妖精の煙突”、地下何メートルもの深さに広がっている都市や教会などのすべてが、この世のものとは思えない現実離れした雰囲気に包まれています。