世界には「一生に一度は行ってみたい!」と言われている多くの絶景スポットがあります。また、人類が築き上げた歴史的建築物などや大自然などの素晴らしい世界遺産の景色があります。そこで世界87か国を渡り歩いた私が、数ある中から20に絞ってオススメの絶景をご紹介したいと思います。是非お気に入りの絶景スポットを見つけて足を運んでみてはいかがでしょうか?【その3ではギリシャ、アメリカ、インド、アルゼンチン、オーストラリアをご紹介します。】
サントリーニ(ギリシャ)
サントリーニ島は{一生に一度は訪れたい島」として世界中から注目されているリゾート地です。真っ青なエーゲ海と真っ白な壁が素晴らしい景観美を生み出し、写真映えするスポットが多数存在します。
また、世界一夕日が美しい場所としても有名です。特に、サントリーニ島を象徴する白い壁に青いドーム屋根の教会はハネムーナーにもおすすめ。この教会は、イアという街にあり、多くの観光客がこのブルードームが2つ並ぶ景色を求めてやってきます。朝・夕暮れ時など時間によって様々な表情を見せてくれるので、ついつい何度も訪れたくなる絶景ポイントです。
アンテロープキャニオン(アメリカ)
アンテロープキャニオンは、アメリカ・アリゾナ州のペイジ近郊にある奇妙な造形をした砂岩に囲まれた渓谷です。キャニオンの上流に降る雨がもたらす鉄砲水と風が、砂丘が固まって出来た砂岩を長い年月をかけて狭く深く削り出すことでつくられました。
アンテロープ・キャニオンは2つの岩層から成り、個々にアッパー・アンテロープ・キャニオンとロウワー・アンテロープ・キャニオンと名づけられています。ちなみにアンテロープキャニオンは、アメリカ合衆国最大のネイティブアメリカンの自治区内に位置します。この地域を治めるナバホ族にとってアンテロープキャニオンは聖域。足を踏み入れる際は敬意を持つ事が礼儀になっています。
タージマハル(インド)
タージ・マハルは、インド北部アーグラにある、総大理石の墓廟です。ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが、1631年に死去した愛妃ムムターズ・マハルのため巨額の建設費用をつぎ込んで建設されました。インド・イスラーム文化の代表的建築です。
タージマハルの見どころは、外観・内装・彫刻・文字の模様までが、計算し尽くされた左右対称である点です。建設には世界中からイスラム建築家や工芸家が呼び寄せられたそうで、門・墓廟・尖塔から壁の模様まで「天上の楽園をもしのぐ」と言われるほどの優美さです。昼間の白く輝くタージ・マハルはもちろん美しいのですが、時間帯によってさまざまな色に変化していくタージ・マハルもまた一見の価値があります。
ペリトモレノ氷河(アルゼンチン)
ペリト・モレノ氷河は南米大陸最南端、パタゴニア地方の大自然を代表する大氷河で、自然の世界遺産に指定されています。1年に2kmにわたる氷河が崩落し続ける、まさに「生きている」氷河。気の遠くなるような年月を経てやって来た氷河の最前部の壁面は、透明なブルーのギザギザが素晴らしい造形美を見せてくれます。深い亀裂が入っている部分の内部は深いブルーで、吸い込まれそうなほど魅惑的です。
近年では地球温暖化の影響で地球上の氷河が毎年小さくなっている中、ペリト・モレノ氷河は現在も成長と崩壊を繰り返し、ほぼ大きさを変えていません。
エアーズロック(オーストラリア)
オーストラリアで一番有名な岩、いえ、もしかすると全世界で一番有名かもしれない岩、「エアーズロック」。世界遺産にも登録されているこの大きな岩は、オーストラリアの先住民族であるアボリジニの聖地として知られています。エアーズロックの一番の魅力、それはやはり他の岩とは比較できないほどの「大きさ」でしょう。地上からの高さが348mで、周囲の距離はおよそ9kmにも及ぶ圧倒的な巨大さです。
しかし、不思議なことに、エアーズロックは世界で2番目に大きな岩だというのです。エアーズロックよりも大きい岩の名前はマウント・オーガスタス。エアーズロックと同じ、オーストラリアの中に存在します。その大きさはエアーズロックの2.5倍ほどというから驚きです。しかし、そんなに有名じゃないですよね。ツウな方はぜひマウント・オーガスタスも訪れてみてください。