目次
ネパールと言えば、エベレストに代表されるヒマラヤ連峰を目指し、アルピニストやトレッカーをはじめ多くの旅行者が首都カトマンズを訪れます。カトマンズの主要観光地であるダルバール広場、スワヤンブナート、ボダナートなどの世界遺産は、常に観光客や参拝客で賑わっています。2015年に起きたネパール地震の爪痕が未だに残るものの、街行く人々は笑顔で明るくエネルギッシュに暮らしています。2016年に訪問した際の個人的なネパールベスト10を2つの記事でご紹介いたします。
面積 | 147,500 km² |
人口 | 2861万 (2019年) |
首都 | カトマンズ |
言語 | ネパール語。観光地では英語も通じます。 |
宗教 | ヒンドゥー教、仏教、イスラム教 |
通過・両替 | 通貨単位はルピー、補助通貨はパイサ。(ただしパイサはほとんど流通していない)ホテルや 土産屋では米ドルがそのまま使える場合もあります。ネパールルピーは自国以外で再両替が出来ず、 また再両替には両替時のレシートが必要です。レシートをくれない場合も多いため、必ずもらうようにしましょう。 再両替はレシートに記載された金額の15%までしか出来ないため両替しすぎに注意です。 |
時差 | 日本との時差は-3時間15分 (日本が正午のとき、ネパールは08:45) |
アンナプルナ山域の絶景ホテル「タサン・ビレッジ」
ジョムソン街道上のラルジュンから山道を上った先のナウリコット村に、山上ロッジ「タサン・ビレッジ」があります。ヒマラヤを代表するダウラギリ(8167m)の雄姿と氷河を正面に、背後にはニルギリ(7061m)がそびえる最高のロケーションです。眼下には川が流れ、畑も広がる見晴らしのよさ。大自然の中での開放感がたまりません。
ロッジ内には暖炉やこたつもあり、ヒマラヤの山中とは思えないほど快適に過ごせます。新鮮な野菜やソバ粉など、この土地の食材を使った日本食も実に美味しいです。満点の星空や日の出の時には、ロッジの屋上から黄金に輝くダウラギリの絶景を眺めることが出来ます。
英語表記 | LODGE THASANG VILLAGE |
住所 | Bhurjunkot -2 Kobang VDC ,Mustang, Nepal |
標高 | 約2,700m |
公式サイト | https://lodgethasangvillage.com/ |
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ショコンレイクなどのハイキングも楽しむ
自然農場型リゾート「はなのいえ」
目の前にマチャプチャレ(6993m)とアンナプルナ(8091m)がそびえる素晴らしい展望のマウンテンリゾートが「はなのいえ」です。ヒマラヤを満喫できるロッジでは、有機無農薬農法によって栽培された食材で作られた美味しい日本食を堪能できます。
静かでゆったりとくつろげる環境の中で、蜜蝋のロウソク作りをしたり、家畜の乳搾りや乳製品作り、農作業などを体験するも楽しいものです。また近隣の村を散策し民家を訪問したり、周辺の山々でのハイキングなど自分好みのプランで過ごせます。また大きな五右衛門風呂も、「はなのいえ」の名物の一つです。山々を眺めながら五右衛門に入り、ポカポカと体も温まれば気分は最高です。
英語表記 | HANA NO IE |
標高 | 約1,400m |
公式サイト | http://hananoie-nepal.com/ja/ |
湖畔の街「ポカラ」
カトマンズに次いで観光客が訪れる人気都市がポカラです。外国人観光客だけでなく、ネパールの人々にとっても人気の旅先の一つとなっています。ポカラを訪れる観光客の7割は、国内からのネパール人なのだとか。
さすが人気都市だけあって、中心地のレイクサイドには多くのホテル、レストラン、土産物屋が軒を連ね、旅行を快適に楽しめます。
また、カトマンズの喧騒に少し疲れてしまったという方は、静かなフェワ湖畔でのんびりしたり、ボートに乗って山々の風景を楽しむような過ごし方がオススメです。
ポカラでは2時間ほどで気軽に楽しめるハイキングコースもあり、是非この機会に挑戦してみましょう。
なお、カトマンズから国内線を利用してポカラへ向かう場合は、右側の座席を確保する事をオススメします!季節や天候が良ければ、間近で美しいヒマラヤを拝むことが可能です。
標高 | 約1,400m |
人口 | 26.5万 (2011年) |
面積 | 464.24 km2 |
世界遺産の美の都「パタン」
パタンはカトマンズの郊外、南に車で約30分ほどに位置しています。「パタン」は、サンスクリット語では「Lalitpur(ラリトプル)」、ネワール語では「Yala(イェラ)」と呼ばれいずれも「美の都」を意味します。世界遺産のダルバール広場には、旧王宮をはじめいくつもの寺院が並んでいましたが、地震で甚大な被害を受けてしまいました。歴史的な建築物が、一刻も早く修復されることを願います。
生き神と信じられているカトマンズのクマリは有名ですが、ここパタンにも存在しています。クマリの館を訪れると直接クマリに対面する事ができます。まずはお祈りをし、寄付をすると額にオームのご朱印を頂戴します。カトマンズではNGの写真撮影も、パタンでは許可されています。幸運をもたらすとされるクマリに、面会できる貴重な体験です。
人口 | 22.67万 (2011年) |
面積 | 37.4 km² |
ネワール族の古都「バクタプル」
15~18世紀のネワール文化とともに発展を遂げたバグタプル(バドガオン)は、古き良き文化を凝縮したような街並みが世界遺産に登録されています。カトマンズからナガールコットへの道中、東に12キロに位置しています。バドガオンとは「信仰の町」を意味しており、ニャタポラ寺院、ダッタトラヤ寺院、旧王宮など、かつて都だった華やかな時代を彷彿とさせる建築物が見どころです。
旧王宮や寺院が並ぶダルバール広場、トゥマディー広場、最も古い町並みが残るタチュパル広場、これら3つの広場を繋ぐ路地は、一度歩いたら忘れられないほど印象的です。
人口 | 8.173万 (2011年) |
面積 | 16.89 km² |
ネパールと言えばエベレストに代表されるヒマラヤ連峰を目指し、アルピニストやトレッカーをはじめ多くの旅行者が首都カトマンズを訪れます。カトマンズの主要観光地であるダルバール広場、スワヤンブナート、ボダナートなどの世界遺産は、常に観光客や参拝客で賑わっています。2015年に起きたネパール地震の爪痕が未だに残るものの、街行く人々は笑顔で明るくエネルギッシュに暮らしています。2016年に訪問した際の個人的なネパールベスト10を2つの記事でご紹介いたします。
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ヒマラヤ山脈が間近に見える国内線
旅行者がエベレストを眺めることが出来るイベントの一つに、カトマンズから参加可能なマウンテンフライトのオプショナルツアーが人気です。
しかし、時間がない、料金が高い…、そんな方にはカトマンズからポカラなどへの国内線がおすすめです。30分間の空の旅の中で、エベレストこそ見えないものの、天候さえ良ければ、窓から美しいヒマラヤ山脈を臨めます。間近に見えるヒマラヤの景色は圧巻の一言です。ポカラへのフライトは右側の座席を、カトマンズへのフライトは左側の座席を確保したいものです。空港でのチェックインの際は、忘れずにリクエストしてみましょう。
少し心配な国内線も天候が良ければ、揺れも少なく心配が嘘のように楽しめます。飛行機の窓にキズがあり、写真では上手く写らないため、是非実際に乗ってみることをお勧めします!
タサン・ビレッジからの日帰りトレッキング
タサンビレッジ滞在中に、ぜひ日帰りハイキングで行ってみたいのが、ショコンレイクという標高2727mの山上湖。無理の無いように休憩をしながら歩いて往復約5時間の行程です。まずはロッジから坂道を下りてトレッキングルートの始まりの地点へ。その後、吊り橋を渡って坂道を登っていきます。山々を眺めながらのハイキングは大自然の風景を満喫できます。
ショコンレイク湖の鏡のような湖面に映るニルギリ峰はまさに絶景。標高約2000mの中を歩く道のりは決して楽ではありませんが、目の前にアンラプルナ、ダウラギリ、ニルギリ峰を眺めながらのハイキングは、最高に気分が良いです!疲れて帰った後のお風呂も格別です。
カトマンズ市内の必見スポット
標高 | 1,400m |
人口 | 144.2万 (2020年) |
面積 | 49.45 km² |
街の中心地から車で10分程の丘の上に建てられたネパール最古の仏教寺院スワヤンブナートは、カトマンズのシンボルで世界遺産にも登録されています。観光客だけでなく地元の人々も礼拝に訪れます。寺院の中心にある独特な目が描かれたストゥーパは有名で、目玉寺などとも呼ばれ必見です。
シヴァ神を祀るヒンドゥー教寺院パシュパティナートは、ヒンドゥー教徒がお祈りをする寺の役割とともに、火葬場としての役割があります。ヒンドゥー教徒の方が亡くなると、ここで火葬が執り行われます。寺院のすぐそばには聖なるバグマティ川が流れ、火葬後の灰は、この川へと流されていきます。写真撮影も可能ですが、実際には目を向けて良いのか迷うほどです。またサドゥーと呼ばれる特徴的な衣装を纏った修行僧と一緒に記念撮影も良いでしょう。チップが必須なので、要注意。
首都カトマンズのタメル地区
カトマンズには、タイのカオサン通りに並んでバックパッカーの聖地として知られるタメル地区があります。バンコク同様にホテルやレストラン、旅行会社、土産物屋、両替商などが軒を連ね、アジアや欧米からのツーリストで夜遅くまで賑わっています。旅行中のハイキング装備や必要な物は、タメル地区で揃えるのが良いでしょう。
旅行の楽しみの一つであるショッピングでも、仏像、タンカ(仏画)、チベタンボール・マニ車(チベット仏教の法具)といったネパールらしいお土産を見つけることができます。時間があればサリーやパンジャビードレスをオーダーし、町を歩いてみるのも楽しいでしょう。
素晴らしい風景が広がるガーレ村
最後は番外編として、次回ネパールに行くなら必ず訪問したい場所を紹介したいと思います。
西ヒマラヤ山脈を見渡す、素晴らしい風景が広がるガーレ村。ここではグルン族が自給自足で今なお伝統的な生活のまま暮らしています。カトマンズより西へ約200キロ、天候が良ければ道中アンナプルナ連峰やマナスルの峰々を拝むこともできます。
村に着いたら、伝統的なダンスで歓迎してくれます。一般家庭にホームステイをしつつ、家畜の世話や農作業、水汲み、乳搾り、バター作り、村の学校訪問などは刺激的で驚きと感動に溢れた経験になるはずです。日常の生活を忘れ、村人と一緒に仕事をし、村で採れた野菜や肉を食べる。一生忘れることのできない思い出が作れそうです。
まとめ
ネパール旅行に訪れた際のベストスポットを中心に今回はピックアップさせて頂いております。バックパッカーだけでなく多くの観光客がヒマラヤ山脈の大自然やネパールに魅了されています。そしてネパールの人達は、日本人の旅行者が大好きで日本人が訪れてくれることを待っています。
ネパール旅行を検討の際は、ツアーアレンジにも強い弊社までご相談ください。
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