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バルト海と北海に挟まれた半島と島々で成り立つ国デンマーク。首都コペンハーゲンと聞いて思い浮かべるのは「おしゃれな北欧デザインの町」、「童話作家アンデルセン」といったところでしょうか。まるで絵本の中から飛び出してきたようなメルヘンな街並みや、モダンな建築物が融合した風景に、誰しもが心躍ってしまうことでしょう。初めてデンマークに行く人必見のコペンハーゲンで楽しみたい場所ベスト5をご紹介いたします。
国名 | デンマーク(Denmark) |
首都 | コペンハーゲン |
言語 | デンマーク語(多くの国民が英語を話します) |
民族構成 | デンマーク人 |
宗教 | キリスト教(プロテスタント、ローマカトリック) |
時差 | 日本との時差は-8時間(サマータイム時-7時間) |
通貨 | クローネ(DKK) |
さすが童話の国!カラフルで可愛いニューハウン
コペンハーゲン観光と言ったら絶対に外せない場所は、ニューハウンです。ニューハウンとは“新しい港”を意味します。新しい、とはいってもこの港が作られたのは1670年代の遥か昔の事。当時世界中から船がやってきていたこの場所には、運河沿いに居酒屋やレストランが並びとても賑やかだったそうです。色鉛筆のような鮮やかで可愛らしい家屋は、当時の漁師が帰ってきたとき、自分の家がすぐわかるように色を塗ったのが始まりと言われています。時代と共に港としての役割は衰退していきましたが、現在はたくさんのレストランや土産物店が並び、コペンハーゲンいち、活気のある人気スポットとなっています。
誰しも子供のころに一度はお話しを聞いたことがあるであろう、デンマークを代表する童話作家アンデルセンもこの風景を愛し、3回もニューハウンに家を構えたそうです。ニューハウンの建物には番号が振られているのですが、18、20、67番の家には彼が住んでいたことを証明するプレートが飾られています。なかには1681年に建てられたお家(9番)も現存しているというから驚きです。かつての港からは現在、運河ツアーが発着しています。有名な人魚像やアメリエンボー宮殿などの見所を船から眺めるツアーもお勧めです!
1843年開園!市民から愛される遊園地、チボリ公園
コペンハーゲンの市民が愛してやまないテーマパーク、それはチボリ公園です。歴史は古く1843年に開園された、世界最古の遊園地の一つです。あのウォルトディズニーもディズニーランド創設の際に参考にし、アンデルセンも創作活動のために何度も足を運んだと言われています。まだまだ人種差別の根強かった当時にしては珍しく、「階級の差なく、誰もが楽しめる場所」をコンセプトとして造られました。
そんなチボリ公園はまさにメルヘンそのもの!童話の世界に入り込んだような可愛い世界観にウキウキ気分が止まりません。絶叫系の乗物から、お馴染みのメリーゴーランドといった、たくさんのアトラクションがありますが、魅力はそれだけではありません。四季折々のお花を楽しめるガーデンや、オープンテラスのレストラン、ステージショー、冬にはクリスマス市、夏には野外ライブなど大人も楽しいコンテンツが盛りだくさんです。1日中まったり過ごしていたくなること、間違いナシでしょう!
住所 | Vesterbrogade 3, 1630 København V |
電話番号 | +45 33 15 10 01 |
営業時間 | 月~木・日 11:00~22:00 金・土 11:00~24:00 |
入場料 | 月~金 135DKK 土・日 145DK |
公式URL | https://www.tivoligardens.com/ |
ぶらぶら散歩が楽しいストロイエ
コペンハーゲン市庁舎前からコンゲンスニュートーゥ(王様の新広場)まで続く1.2kmの道はコペンハーゲンいちの目抜き通り、ストロイエです。ヨーロッパ最長の歩行者天国として、いつでも地元民や外国人観光客で賑わっています。ここに来たら楽しみたいのはやはり、ショッピングやお食事でしょう!日本でもおなじみのロイヤルコペンハーゲンや、フライングタイガー、ブロック玩具のレゴ(レゴはデンマーク生まれです)、おしゃれ北欧雑貨が充実したデパートのイルムなど立ち寄ってみたいお店が目白押しです。
メイン通りから、ふと脇道に入ると中世ヨーロッパを彷彿とさせるような教会や歴史の深そうな建物が現れます。ショッピングバッグ片手に、重厚な街並みを眺め歩いていると、あっという間に歩行者天国を歩ききってしまうことでしょう。ストロイエ周辺にはレストランも多くありますが、デンマークに来たら是非挑戦してみたいのが、スモーブローといわれるオープンサンドです。いろいろな種類のスモーブローが並んで置かれ、好きなものを注文するスタイル。ちょっと小腹を満たすのにちょうどいいメニューですね。
住所 | Østergade 52 1001 København |
電話番号 | +45 3314 4002 |
営業時間 | 10:00~20:00 |
公式URL | https://illum.dk/en |
デイトリップでアンデルセンゆかりの地を巡る!
1805年、童話王アンデルセンはオーデンセという町の貧しい靴屋の子供として生まれました。夢想家で友達も少ない彼は、空想と芝居の世界に夢中。演劇の道を志し、14歳でコペンハーゲンへ上京するまでの少年時代をここで過ごしました。この町では童話の登場人物が銅像に姿を変えて佇んでいます。聖クヌート教会、アンデルセン公園など彼にまつわる見所は多数ありますが、なかでもアンデルセン博物館内にある彼の生家は必見。すべての物語はここから始まったのです。コペンハーゲンから電車で1時間半のオーデンセは日帰り旅行にピッタリですね。
アンデルセンファンならずとも、コペンハーゲンに来た観光客がこぞって見に行くもの、それがこの人魚像でしょう。中心部から少し離れたところにあり、アクセスがめちゃくちゃ悪いにもかかわらず、なぜ人々はこの像を見に行くのか・・・。それは「世界三大がっかり」の一つに数えられているからでしょうか。がっかりと言えど、世界三大の一つに数えられているなら見に行きたいと思うのが人間のサガってやつなのかもしれません。意外にも小さい人魚像と、それに群がるようにカメラを向ける観光客、そしてふいに襲ってくる徒労感・・・。なんともシュールで忘れがたい光景だったことは間違いありません。コペンハーゲン市庁横に、チボリ公園を見つめるようにひっそり佇むアンデルセン像も、忘れずに探してみてください。
コペンハーゲン発祥の地、クリスチャンボー城
周囲を運河に囲まれたスロッツホルメン島は、小さな島内に王立図書館、美術館、博物館など見所が凝縮されています。なかでも、クリスチャンボー城はまさにコペンハーゲンの歴史と言っても過言ではない、必見の観光スポットです。1167年にアブサロン大主教によって建設されました。その後何世紀にもわたり拡張を繰り返し、2度の火災による消失を経て、バロック様式、新古典主義様式、ネオ・バロック様式の3つの建築様式が共存する現在のお城となったのです。現在、お城は国会議事堂、最高裁判所、迎賓館などとして使用されています。市内一の高さを誇る塔からの景色は必見です。
城内はガイドツアーで見学することができます。豪華絢爛な内装にはため息の連続ですが、なかでも最も広いロイヤル・レセプション・ルームは圧巻!400人も収容できるというこの大広間は、長さ40m、幅10mもあり、ここでは女王主催の晩餐会や祝宴、国家の式典も行われるそうです。天井を見上げるとベネチアから取り寄せたという美しいシャンデリアが。コペンハーゲンの歴史が描かれたというタペストリーもまるで絵画のようで見ごたえ十分です。クリスチャンボー城はもともと王室の住まいでしたが、1794年の火災の際にアメリエンボー宮殿に王室が移されました。是非アメリエンボー宮殿とあわせて見学してみたいですね。
住所 | Prins Jørgens Gård 1 1218 Copenhagen |
電話番号 | +45 33 92 64 92 |
営業時間 | ロイヤル・レセプション・ルーム 7~8月 火~日 10:00~17:00 9~6月 火~日 10:00~16:00 |
入場料 | 95DKK ※施設によって営業時間、入場料は異なります。 |
公式URL | 95DKK ※施設によって営業時間、入場料は異なります。 |
まとめ
ここまで初めてのコペンハーゲン旅行では見逃せない観光地を紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
街歩きから観光、食事、ショッピングと時間がいくらあっても足りなさそうですね。ここで心惹かれたあなたはぜひ、実際の目で見て、耳で聞いて、北欧デンマークの可愛らしくモダンな街を堪能してみてください!