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海外旅行に行ったら観光だけでなく、現地のスイーツも楽しみたいですよね。私が現地で食べた中で、おすすめのスイーツを6つご紹介します。
観光のついでに食べるのもよいですし、スイーツ目的で発祥の地や有名店に立ち寄る予定を立てれば、旅の楽しみが増えますよ。
ヨーロッパのスイーツは洋菓子として日本人にも馴染みがありますが、他のエリアのスイーツはあまり日本で見かける機会はないので、旅先でトライすればきっと新しい味に出会うことができるでしょう。
クロアチアの「クレムシュニテ」
クレムシュニテは薄いサクサクのパイ生地でクリームを挟んだスイーツです。
ミルフィーユの、クリーム増量版というと想像しやすいでしょうか?カスタードクリームがたっぷり入っていて、ボリューム満点なのです!
クロアチアでは各地で食べられますが、首都ザグレブの近くにある、サモボルという町が本場とされています。
サモボルでは「U PROLAZU」(ウ・プロラズ)というお店が有名で、ここのクレムシュニテはひと際ふわふわ食感なのだそうです。50年以上も前の秘密のレシピを今も受け継いでいるのだとか。
私はサモボルまで行く時間が取れなかったのですが、他の町のものでも充分すぎるくらいふわふわサクサクで、あっという間に食べてしまいました。
甘すぎないので、特別スイーツ好きでなくてもペロッと食べられる美味しさですよ。
店名 | U PROLAZU(ウ・プロラズ) |
住所 | Trg Kralja Tomislava 5, Samobor 10430, Croatia |
営業時間 | 毎日7:00~23:00 |
ポルトガルの「エッグタルト」
エッグタルトというとマカオのものを思い浮かべる人も多いかもしれませんが、実はエッグタルトの発祥の地はポルトガル。昔ポルトガル領だった影響で、ポルトガルのエッグタルトがマカオにも定着したという訳です。
本場ポルトガルでは、エッグタルトは「パステル・デ・ナタ」と呼ばれ、国民的なお菓子として親しまれています。パリッとしたパイ生地と、中の濃厚なカスタードクリームがたまらない!
リスボンからほど近いベレンという町にあるお店「Pastéis de Belém」(パステイス・デ・ベレン)が有名で、元祖エッグタルトの味を今も守り続けています。ポルトガルでエッグタルトが最も美味しいお店とも言われていて、いつでも行列ができているという人気ぶりです。イートインスペースで焼きたてを食べることもできますよ。
店名 | Pastéis de Belém(パステイス・デ・ベレン) |
住所 | Rua de Belém nº 84 a 92, 1300 – 085 Lisboa Portugal |
営業時間 | 毎日8:00~20:00(12/24、12/25、12/31、1/1は19:00まで) |
HP | https://pasteisdebelem.pt/ |
オーストリアの「ザッハトルテ」
チョコレートケーキの王様と呼ばれるザッハトルテ。有名なのはザッハーとデーメルの2店舗ですが、ウィーンに行けば本場で両方のザッハトルテの食べ比べをすることができます。
①ザッハー
ザッハトルテで有名な老舗ホテルです。格調高い雰囲気に包まれたホテル内のカフェで今もザッハトルテを頂けます。
ザッハーのザッハトルテにはあんずのジャムがたっぷり。濃厚なチョコレートとあんずの酸味が楽しめます。
店名 | CAFÉ SACHER(カフェ ザッハー) |
住所 | Philharmonikerstraße 4, A-1010 Wien |
営業時間 | 毎日8:00~20:00 |
HP | https://www.sacher.com/de/restaurants/cafe-sacher-wien/ |
②デーメル
ザッハーとザッハトルテの「オリジナル」の称号を奪い合った老舗ケーキ店です。
ケーキやお菓子の種類が豊富で、ショーケースを眺めているだけでも楽しいですよ。
こちらの方があんずジャムが少なめでシンプルな味わい。デーメルのお菓子は日本でもデパートやオンラインショップで買うことができますよ!
店名 | DEMEL(デーメル) |
住所 | Kohlmarkt 14, 1010 Wien |
営業時間 | 毎日10:00~19:00 |
HP | https://www.demel.com/de |
チェコの「トゥルデルニーク」
プラハの街を歩いていると、美味しそうなコロネのような食べ物を持っている人を見かけます。
これはトゥルデルニークと呼ばれる中欧、東欧あたりの焼き菓子。プラハで大流行している食べ歩きスイーツなんです。
小麦粉の生地を筒状に巻いて炭火で焼き、表面に砂糖やシナモンをまぶしてあります。
パンのコロネのようにも見えますが、生地がさくさくで、結構食べ応えがあります。
中にチョコレートを塗ったり、アイスクリームをいれたりと色々なトッピングをしてくれるお店もありますよ。
手にもって食べやすい形状で、食べ歩きに大人気のおやつです。
プラハの旧市街にはたくさんのトゥルデルニークのお店があるので、街歩きをしていると甘い香りが漂ってきて、つい誘惑に負けて買ってしまうはず。
エジプトの「バスブーサ」
バスブーサはセモリナ粉のケーキにシロップを染み込ませた甘ーいお菓子です。
「エジプトの」と書きましたが、「アラブ諸国の」と言った方が正確なのだと思います。
中東や北アフリカなどのあちこちで食べられているのですが、国によって呼び方が違うので、ここではひとまずエジプトのバスブーサということにしておきます。
エジプト人は比較的みんな甘いもの好きのようで、お菓子も全体的に甘さ強めです。
中でもバスブーサは甘いシロップをたっぷりかけてあるので、甘党には嬉しいスイーツです。病みつきになる甘さで、満足感もありますよ。甘ったるいくらいのスイーツが好き!という人には特におすすめです。
ペルーの「ピカロネス」
ペルーを訪れて初めて知ったのですが、ペルー人もエジプト人と同じくらい甘いもの好きのようです。様々なスイーツがありますが、中でもおすすめなのがピカロネスというドーナツです。
カモテというオレンジ色のサツマイモや、サパージョと呼ばれるカボチャに、小麦粉と卵の黄身などを混ぜ合わせて、油で揚げたお菓子です。香ばしく揚がったら、チャンカラと呼ばれる甘い蜜をたっぷりかけて完成です。
ペルーのスイーツというと「ススピロ・リメーニャ」というのが有名なのですが、キャラメルのようなクリームの上にメレンゲが乗ったもので、とにかく甘い。甘党の私でさえ、甘すぎるのでは?と思うくらいです。ペルー人はこの甘さを好んでペロッと食べてしまうというのだから驚きです。ピカロネスはそこまでではなく、ちょうどよい甘さで美味しいですよ。
まとめ
世界には様々なスイーツがありますね。
各地でご当地スイーツを試して、お気に入りの味を見つけてみてはいかがでしょうか?