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クロアチア旅行で観光すべき世界遺産7選!【ツアーも紹介】

プリトヴィツェ国立公園
世界遺産のトロギル。大聖堂の天井から聖人がひょっこり。

世界遺産のトロギル。大聖堂の天井から聖人がひょっこり。

クロアチアは日本でも人気が高まっている旅行先の一つ。港町のドブロヴニクやプリトヴィツェ国立公園が観光スポットとして有名ですね。実はこの2か所はどちらも世界遺産に登録されています。小さい国ながらも多数の世界遺産があり、最近では2017年に新たに登録されて、全部で10件もの登録があります。世界遺産には文化遺産と自然遺産がありますが、クロアチアには文化遺産が多め。歴史上、芸術上あるいは学術上顕著な普遍的価値を持つものが対象とされているので、観光地としての見応えも十分。旅のテーマとして世界遺産を巡ってみてはいかがですか?

ドブロヴニク旧市街

ルジャ広場やプラツァ通りはいつも観光客で賑わう。

ルジャ広場やプラツァ通りはいつも観光客で賑わう。

クロアチアの中でも、毎年数多くの観光客が訪れるのがドブロヴニクです。アドリア海に面した港町で、13世紀以降に地中海交易の拠点として栄え、1979年にドブロヴニク旧市街として世界文化遺産に登録されました。
しかし、内戦の際に街は壊滅状態に。一時期は危機にさらされている世界遺産として、「危機遺産」にも登録されるほどでした。
その後、市民の努力で街は再建され、今では「アドリア海の真珠」と呼ばれるほど、美しい街並みを取り戻しています。

城壁からの眺め。オレンジ色の屋根の向こうに青い海。

城壁からの眺め。オレンジ色の屋根の向こうに青い海。

海洋都市だった当時、周辺の勢力からドブロヴニクの街を守るために造られた堅牢な城壁は、現在は遊歩道となっています。城壁は旧市街をぐるっと囲んでいて、美しい街並みを見渡すことができるので、人気の観光スポットの一つですよ。

ドブロヴニク旧市街
エリア名 ドブロヴニク
アクセス方法 ザグレブから飛行機で約1時間、バスで約8~12時間
入場料 城塞の遊歩道:150kn
営業時間 城塞の遊歩道:夏8:00~19:30、冬9:00~15:00

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プリトヴィッツェ国立公園

湖を結ぶように滝が流れています。

湖を結ぶように滝が流れています。

次にご紹介する世界遺産はプリトヴィッツェ国立公園。こちらもクロアチア旅行で外せない観光地の一つです。
200平米近い広大な森の中に、エメラルドグリーンの湖がいくつも階段状に連なり、湖と湖の間には数えきれないほどたくさんの滝が流れて、幻想的な景色が広がっています。

園内は散策ルートや遊覧船が整備されています。

園内は散策ルートや遊覧船が整備されています。

この辺りは1億3500万年~6600万年前にできたカルスト地層で、石灰岩を通った水は浄化されて透明度が高く、透き通っています。さらに、ミネラルや有機物の濃度、日差しの角度などによってエメラルドグリーンやコバルトブルーなど色合いが変化して見えるのです。
神秘的な絶景から1979年に世界自然遺産に登録され、こちらも内戦で一時危機遺産に指定されましたが、現在ではクロアチア最大の観光スポットとなっています。

プリトヴィッツェ国立公園
エリア名 プリトヴィッツェ
アクセス方法 ザグレブからバスで約2時間~2時間半
入場料 4、5、10月は180kn、11~3月は80kn、6~9月は7:00~16:00(9月は15:00)入園の場合300kn、16:00(9月は15:00)以降入園の場合200kn
営業時間 4、5、10月は8:00~18:00、11~3月は9:00~15:00、6~9月は7:00~20:00
備考 営業時間は天候によっても変わるので、事前に公式サイトでご確認ください。
サイト http://www.diocletianspalace.org/

ディオクレティアヌス宮殿があるスプリット

ディオクレティアヌス宮殿の大聖堂

ディオクレティアヌス宮殿の大聖堂

スプリットは、ドブロヴニク旧市街やプリトヴィッツェ国立公園と共に、1979年にクロアチアで最初に登録された世界遺産の一つです。
クロアチアの首都ザグレブに次ぐ第2の都市で、アドリア海に面した港町。ドブロヴニクのように美しい街並みと、長い歴史があります。この街が世界遺産に登録されたのは、ディオクレティアヌス宮殿が残されているためです。

宮殿には、地上階と同じ造りの地下室もあります。

宮殿には、地上階と同じ造りの地下室もあります。

ディオクレティアヌスはキリスト教を迫害したことで知られるローマ皇帝で、晩年を過ごすためにスプリットに宮殿を建てたのです。ローマ帝国時代の歴史的建造物としての価値が認められ、世界遺産に登録されました。
その宮殿の基礎の上に増築して街を作ったため、宮殿跡地がそのまま旧市街になっています。古代と中世の建物が入り混じっているのも独特ですね。

ディオクレティアヌス宮殿
エリア名 スプリット
アクセス方法 ザグレブから飛行機で約1時間、電車・バスで約5~8時間
入場料 大聖堂+地下室+洗礼室の共通券:25kn
営業時間 大聖堂:月~土8:00~17:30、日12:30~17:30
サイト http://www.diocletianspalace.org/

古都トロギル

トロギルの見どころ、聖ロヴロ大聖堂

トロギルの見どころ、聖ロヴロ大聖堂

スプリットの近くにあるもう一つの世界遺産が古都トロギル(トロギール)です。アドリア海に浮かぶチオヴォ島と本土の間にある小さな島で、中世の世界にタイムスリップしたかのような町並みが人気です。
紀元前に古代ギリシャの植民都市として生まれ、敵の侵入を拒むべく水路で本土から隔てられ、堅牢な城壁が造られました。その後、時代毎に大国の影響を受け、古代ローマやヴェネツィア共和国の文化も残されています。本土から離れた要塞の島として、モンゴルやオスマン帝国の侵攻を免れたので、中世ヨーロッパの町並みが残されているのです。

聖ロヴロ大聖堂には守護聖人イヴァンの石棺が。

聖ロヴロ大聖堂には守護聖人イヴァンの石棺が。

観光の中心となるイヴァン・パヴァオ・ドゥルギ広場に行けば、1階はゴシック、2階はヴェネツィアン、3階はルネッサンスと階層ごとに異なる建築様式の聖ロヴロ大聖堂や、15世紀に建てられた時計塔、彫刻の美しい回廊など多様な様式の建築物に囲まれて、歴史の変遷を感じられますよ。

古都トロギル
エリア名 トロギル
アクセス方法 スプリットからバスで約30分
入場料 聖ロヴロ大聖堂:25kn
営業時間 聖ロヴロ大聖堂:夏期9:00~20:00、冬期9:00~17:00(いずれも日曜日は14:00~17:00)

ポレッチ歴史地区にあるエウフラシウス聖堂

ポレッチの町並み。

ポレッチの町並み。

ポレッチ歴史地区ってあまり聞き馴染みがないですよね。どこにあるのかというと、クロアチアの中でもイタリアに近いイストラ半島です。
紀元前にローマ人が街を作ったのが始まりで、3世紀には早くもキリスト教が伝わりました。世界遺産に登録されたエウフラシウス聖堂は4世紀に礼拝堂が造られ、6世紀にエウフラシウス司教が改修を行って、現在の姿になったとされています。

黄金のモザイク画。イエスを抱えた聖母マリアの姿が。

黄金のモザイク画。イエスを抱えた聖母マリアの姿が。

初期キリスト教の複合建築がそのまま保存されている貴重な聖堂として、1997年に世界文化遺産に登録されました。
中でも黄金のモザイク画が有名で、その美しさから世界一のビザンティン美術とまで言われています。東ローマ帝国の時代には、聖像禁止令で多くの教会が破壊されましたが、そんな中でエウフラシウス聖堂がモザイク画も含めて残っているのは奇跡的ですね。

エウフラシウス聖堂
エリア名 ポレッチ
アクセス方法 ザグレブからバスで約4~5時間
入場料 40kn
営業時間 4~6月、9~10月は9:00~18:00、7~8月は9:00~21:00、11~3月は9:00~16:00(土曜日のみ14:00まで)なお日曜・祝日は休業
サイト https://www.myporec.com/

シベニクの聖ヤコブ大聖堂

正面のドアには対になったライオンやアダムとイブの彫刻が施されています。

正面のドアには対になったライオンやアダムとイブの彫刻が施されています。

レンガや木の支柱を一切使わない石造建築の教会として世界最大の規模を誇ると言われているのがシベニクにある聖ヤコブ大聖堂です。1431年に建築が開始され、完成までに100年以上もかかっています。
当初はゴシック様式で造られていたのですが、市民からは評判が悪く、建築責任者が変わってルネッサンス様式に変更されました。その為、ゴシックとルネッサンスが融合した独特な造りになっています。

顔の彫刻がユニーク。市民の有力者がモデルなのだそう。

顔の彫刻がユニーク。市民の有力者がモデルなのだそう。

1990年代には紛争の被害に遭いましたが、修復の際にその建築技術の高さが再認識されました。歴史的建造物としての価値が認められ、2000年に世界文化遺産に登録されました。

シベニクの聖ヤコブ大聖堂
エリア名 シベニク
アクセス方法 ザグレブからバスで約4~7時間、スプリットからバスで約1時間半
入場料 20kn
営業時間 11~5月は月~土8:30~18:30、日12:00~18:30、6~10月は月~土9:30~19:00、日12:00~19:00
サイト https://www.sibenik-tourism.hr/lokacije/cathedral-of%20-st-james/1/en.html

最近登録された世界遺産

クロアチアのザダルも防衛施設群として登録されました。

クロアチアのザダルも防衛施設群として登録されました。

クロアチアで比較的新しく登録された世界遺産としては、2016年登録の「中世の墓碑ステチュツィの墓所群」と2017年登録の「15~17世紀におけるヴェネツィア共和国防衛施設群:スタート・ダ・テーラと西スタート・ダ・マル」があります。
ステチュツィの墓所群は、バルカン半島で7万点以上も発見された12~16世紀の巨大な墓碑。墓石には装飾的なモチーフや碑文などが刻まれていて、まだまだその謎は解明途中だそうです。広範囲に点在しているため、ボスニア・ヘルツェゴビナ、クロアチア、モンテネグロ、セルビアの4か国にまたがる世界遺産として登録されました。

防衛施設群の一つ、モンテネグロのコトルとの周遊も◎

防衛施設群の一つ、モンテネグロのコトルとの周遊も◎

もう一つのヴェネツィア共和国防衛施設群は、ヴェネツィア共和国が敵の海からの侵略に備えて造った城壁や城塞、地下トンネルなどの軍事防衛施設です。これらは火薬の登場による軍事技術と要塞設計に変革をもたらし、ヨーロッパの要塞建築の模範にされたと言われています。こちらも広範囲に点在し、イタリア・クロアチア・モンテネグロの3か国にまたがる世界遺産です。

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まとめ

観光の目玉となっている世界遺産も多いですが、小さな国にたくさんの世界遺産が集まっているので、世界遺産を巡ってみるのも良いですね。
特にスプリットやシベニク、トロギルなどのダルマチア地方には、いくつもの世界遺産が集まっています。クロアチア観光のハイライトとしてドブロヴニクを訪れたら、これらの世界遺産に足を延ばしてみるのがおすすめです。

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