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イタリアはシチリア島のすぐ南に位置する、地中海に浮かぶ国、マルタ共和国。共用語としてマルタ語、英語が使われており、英語留学先として近年日本人にも人気の国となっています。では、なぜアメリカやイギリスといった王道の英語留学先ではなく、マルタに人気が集まっているのか。その5つの理由を、学生時代実際にマルタに語学留学した私がご紹介します。語学留学したいけれど、留学先に迷っている。そんな方はこの記事を読めば、マルタを選びたくなること間違いなしです。
マルタの基本情報
| 国名 | マルタ共和国 |
| 首都 | バレッタ（ヴァレッタ） |
| 人口 | 約40万人 |
| 公用語 | マルタ語、英語が主。イタリア語も使われます。 |
| 通貨 | ユーロ |
| 日本との時差 | ｰ8時間 |
マルタへの行き方
日本からの直行便はありません。
ヨーロッパ主要都市やドバイ、トルコなど中近東の都市で乗り継ぎ便を利用します。
所要時間はおよそ15～18時間。
マルタ留学の費用相場
1ヶ月あたり（日本円）
・往復航空券 8～25万
・語学学校費用 10～17万
繁忙期と閑散期で値段が異なり、観光シーズンでもある夏は高くなります。
・滞在費 ５～20万
ホームステイ、寮、アパートなど形態により異なります。
また、学費同様、夏は高くなる場所が多いです。
・食費 3～5万
1.日本と変わらないほど治安が良い
荷物から目を離して遊んでいる人もたくさんいる。
海外滞在中に一番気になるのが治安面。ヨーロッパでは特にスリが多発していて、ズボンのポケットに貴重品を入れる、荷物から目を離すなんてしないのが鉄則です。しかし、ある程度滞在が長くなってくると、うっかり油断してしまいがち。かくいう私も、ビーチに貴重品を置いたまま遊んでしまったり、財布をポケットにいれたままバスに乗ったりと、かなり気の緩んだ行動を何度もしてしまいました。
どんなお店でも笑顔で接客してくれる人が多い。
そんな行動を繰り返していたら確実に被害にあいそうなものですが、何の問題もなかったのがマルタなのです！私は運がよかっただけなのかもしれませんが、それでも日本と同じような感覚で過ごせるほどマルタの治安は良いと感じた留学生活でした。日本と同じ島国であるマルタでは、穏やかで優しい人が多いことも治安の良さに繋がっているのかもしれません。
2.留学費用、物価が安い
セントジュリアンのバーはハッピータイムがお得！
語学留学先を考えるうえで、治安面と同等に重要なのが留学にかかる費用です。人気の英語留学先であるアメリカやイギリスは、語学学校への費用だけでなく、生活面でもお金がかかってきます。そんな中、比較的安い値段で留学費用を抑えられ、しっかりとしたイギリス英語を学ぶことができる場所がマルタです。
マルタのシスクビールはレストランで飲んでも５€ほど。
ヨーロッパといえば物価が高いイメージがあるかもしれませんが、マルタは比較的物価の低い国です。例えば、ペットボトルの水2リットルが0.5€だったり、大きいピザやパンが１～２€で売られていたりします。外食は日本と比べると高いと感じるかもしれませんが、量がかなり多いのでコスパは抜群です。費用を抑えられる分、少しでも長期間留学できると考えると、マルタ留学するメリットは十分にあると思います。
3.安いバスでどこにでも行ける
バレッタ入り口にある噴水の近くにバスターミナルがある。
マルタの公共交通機関はバスのみ。日本の感覚ではバスだけなんて不便！となりますが、「路線バスの旅」が気軽にできてしまうのがマルタの魅力の一つでもあるのです。首都のバレッタには大きなバスターミナルがあり、時刻表通りにバスが出発していきます。場所によっては数十分遅れることもありますが、そこは唯一の交通機関。多くのバスが走っているので、長時間待たされることはほとんどありません。
本数が少ない場所もあるので、時刻表の確認が大切。
バス停で乗りたいバスが来た時は、手を挙げて運転手に停まってくれるよう伝えましょう。肝心な運賃は2時間有効のチケットが2€。時間内なら何度でも使えるので、捨てないように注意。留学中は21€の1週間チケットを買うと便利です。学校帰りでも行きたい場所に簡単に行けるバスを利用して、留学中にマルタ観光を思う存分楽しんでみてください。
4.お手軽ヨーロッパ旅行が可能
早朝に出発すればシチリア日帰り旅行もできてしまう！
マルタとイタリアのシチリア島はフェリーが運航しています。その距離はたったの８０ｋｍで、日帰り旅行ができてしまうほど近いのです！シチリア島だけでなく、ヨーロッパ各地への飛行機も多数飛んでいるマルタに留学すれば、週末や少し長い休暇を利用して、他のヨーロッパの国々を旅行することも可能です。
留学中にイタリアで本場ジェラートを食べることも！
格安のLCCを使えば飛行機代も安く抑えることができます。日本からヨーロッパまでの航空券はどれだけ安くても6万以上はしてくるものですが、マルタからなら1万円以内で行けてしまうこともあるのです。留学先の国のすぐ近くに、魅力的な国々がたくさんあるのなら行かないと損！空いた時間を利用して、気分転換にヨーロッパ周遊旅行をしてみてはいかがでしょうか。
5.美しい街並みに癒される
どこもかしこもマルタストーンというはちみつ色の石で統一されている。
はちみつ色のマルタストーンで統一された建物と、緑や青、赤といった極彩色で彩られた扉や窓。そしてなんといっても、青く広がる地中海。これぞヨーロッパのリゾート地と言える国で英語が学べるなんて、最高の留学になることは確実です。
セントジュリアンは海沿いにあるマルタ屈指の繁華街。
首都のバレッタや古都イムディーナは中世の趣がある街並みで、歩いているだけでワクワクします。繁華街のセントジュリアンやスリーマは、おしゃれなバーやカフェが並び、ショッピングするにはうってつけの場所です。また、少し移動すれば美しいビーチにたどり着けるので、授業の前後にあこがれの地中海を眺めてゆったりすることもできます。リゾート地ならではの美しい街並みの中で英語に触れていれば、勉強がはかどること間違いなしです。
まとめ
いかがでしたか？
語学留学をしたいと思っている方には、マルタは本当におすすめの国です。ご紹介した5つはもちろん、実際に体験するからこそわかるマルタの魅力が沢山あります。ぜひ、留学先にマルタを選んで、楽しい語学留学生活を送ってみてください。
