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フランス・アルザス地方、これまで多くのお客様の旅行手配をしてきましたが、実は私自身行ったことがありません。いつか行ってみたいと思っていますが、自分自身で行くならこんな日程にしようかと考えています。折角行くのですから、アルザスのすぐ隣のドイツの黒い森にも足を延ばしてみようと思います。スムーズな交通機関、こだわりのホテル、評判のいいレストランを考慮して日程を作ってみました。実は、行ってみたい本当の理由は本場のリースリングワインを味わってみたいからなのですが・・・。
1日目 成田→アムステルダム→ストラスブール
日本11時頃発~アムステルダム15時頃着 乗り換え アムステルダム20時頃~ストラスブール22時頃着
*この日に一気にストラスブールへ行きたいので飛行機はKLMオランダ航空利用。
先ずはアルザス地方の中心地ストラスブールにて1泊。 ストラスブールまで来てしまえば翌日からの行動が楽になります。宿泊は<レジャン・プティット・フランス>*プティット・フランス内の最高のロケーション。外観はクラッシックですがインテリアはモダンで快適なホテルです。
2日目 ストラスブール→コルマール 小ヴェニスをクルーズにて運河めぐり
ストラスブールにはまた戻ってくる予定なので、この日は早速カラフルな可愛い町コルマールへ向かいます。ストラスブールから電車で30分。ホテルは「オステルリー・ル・マレシャル」。プティット・ヴェニーズの運河に沿って建つロケーション抜群のホテルです。木骨組のエレガントな建物、天蓋付きのベッドなど雰囲気も抜群です。
午後は小ヴェニスと呼ばれる町をクルーズにて運河巡りや、アルザス風の木骨組みの家々が建ち並ぶ旧市街散策をご自身の足で楽しみます。
夕食は勿論、運河に面したホテルのレストランにて。あらかじめ予約しておきましょう。名物のシュークルートは是非とも召し上がってください。
3日目 コルマール観光 ジブリの舞台となった「ブフィスタの家」訪問
一日中、ジブリ映画「ハウルの動く城」の帽子屋のモデルになったと言われる「ブフィスタの家」や旧税関、サン・マルタン参事会教会、ウンターリンデン美術館などゆっくり歩いて観光です。途中、おしゃれなカフェでアルザス地方名産の焼き菓子「クグロフ」を召し上がってみましょう。
4日目 コルマール→リクヴィル ブドウ畑の真珠と呼ばれる美しい村
タクシーでリクヴィルへ。主要時間は15分ですが交通手段が無いので、前日にはタクシーを予約しておいた方がいいでしょう。リクヴィルは「ブドウ畑の真珠」と呼ばれる可愛らしいワイン造りの村です。他にも小さな美しい村は多々ありますが、そこへは明日観光に出かけます。ホテルは町はずれの「ル・シュナンブール」です。町はずれと言っても中心まで歩いて5~6分です。ホテルの裏にはシュナンブール・ブドウ畑が広がりゆったりとした気分になります。チェックインした後は、フランスの美しい村に登録されている真珠のような村へ足を延ばしましょう。夕食は日本名「王の金庫」Caveau des ROISにて美味しいワインと共にフランス料理をお楽しみ下さい。
5日目 アルザスワイン街道巡り
朝から専用車にてワイン街道巡りです。現地在住のフランス政府公認ガイド・加藤淳子さんの案内でエギスアイム、カイゼルスブルグ、オー・クニクスブール城、リボーヴィレを観光し、ドイツの黒い森まで行きます。加藤さんは長年アルザスのガイドをされており、きっと耳寄りな話が聞けるにちがいありません。黒い森と言っても、魔法使いのお婆さんが出てくるような怖い森ではありません。「白雪姫」、「眠れる森の美女」、「シンデレラ」などグリム童話の多くの物語がこの森で生まれてきたのです。メルヘンの森なのです。針葉樹が密集する自然豊かな森で、遠くから見ると黒く見えることからそう呼ばれるようになりました。宿泊はバーデン街道沿いの町ゲンゲンバッハの「ホテル・レストラン・ゾンネ」です。
6日目 宝石のような町・ゲンゲンバッハ探索
評判の朝食をホテルで取った後は、「宝石のような町」とか「バーデン地方のニース」と称されているおとぎの町をゆっくり散策。町には木組みの建ち並び、お花の時期には町中に花があふれ、まるで絵葉書のような風景が見られます。市庁舎前のマルクト広場では日常的に市が開かれ、野菜や果物、はちみつなどが並んでいます。広場の前に延びるハウプト通りがメインストリート。ここから南ドイツらしいカラフルな建物を眺めながら散策していきましょう。
7日目 黒い森のバーデンワイン街道巡り
朝、専用車にて黒い森のバーデンワイン街道(ローマ時代から人が住み始めた古い歴史を持つ町・ハースラッハやバロック様式の建物で有名なオッヘンブルグ等)を観光 夕方、ストラスブールへ戻ります。
8日目 アルザス地方の中心・ストラスブール散策
アルザス地方と言ったら、代表する町は何といってもストラスブールです。「道の町」を意味するラテン語に由来して名付けられた名前通り、交通の要衝として栄えてきました。見どころはライン川の支流のイル川に囲まれた旧市街に集中しています。イル川の本流が4つに分かれる地帯はプティット・フランス(小さなフランス)と呼ばれる絶好の散歩道。狭い旧市街の中で圧倒的な存在感を見せているのがノートルダム大聖堂です。1015年から建設が始められ、1439年に現在の形になりました。ゲーテが「荘厳な神の木」に例えた西正面の壁や、からくり人形付きの天文時計、見事なステンドグラスも必見です。尖塔の高さは142m、66mの展望台からは昨日訪れた黒い森まで見渡せます。夕食はお泊りのレジャン・プティット・フランスのテラス席で。
9日目 ストラスブール→パリ 繊細でピュアなフランス料理
折角フランスに来たのですから、帰りはパリに寄っていきましょう。TGVで約2時間、快適な列車での移動です。ホテルはやはりオペラ座界隈が便利でしょうか。ルーブル美術館でもモンマルトルの丘でも見どころ満載の町です。
最後の夕食は濃い目の味のフランス料理ではなく、やはり恋しい日本料理と行きたいところですが、最後の食事を飾るにふさわしいフランス料理レストランがあるのです。2013年3月に日本人オーナーシェフの本城昴結稀(タカユキ)氏がオープンした「ES」は食材のナチュラルな美しさを主役にしたガストロノミー料理のレストランです。「ラストランス」や「カンテサンス」で経験を積み、食材にこだわり、生産者との話し合いの中から料理のイメージが浮かぶという。
繊細でピュアな絶品の料理をお楽しみください。
10日目 パリ→成田へ
帰りの飛行機は体にも時間的にも楽な直行便のエールフランス航空です。行きのオランダ航空とは提携していますので料金アップ無しで利用することが出来ます。心残りですがここでパリにさようならです。
パリ発午後~翌日本到着