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湖水地方に足を踏みいれたならまずは電子機器をオフにしましょう。湖と緑が広がる景色に目を癒し、風の音を聞き、文豪が愛した土地を感じ、四季折々の草花の香りを堪能しながら可愛らしいカフェで紅茶、なんてひとときを過ごすのはいかがでしょうか?ここには何百年も変わらない自然があって時間がゆったりと流れます。かわいい羊たちがいます。また、ピーターラビットの舞台になった土地であり、作者のビアトリクス・ポターが愛した風景を味わうことができます。
正式国名 | グレート・ブリテンおよび北アイルランド連合王国 |
面積 | 24万4000平方km2 日本の約3分の2 |
人口 | 6370万人 |
民族構成 | イングランド人83%、スコットランド人8%,など。他にウェールズ人、アイルランド人や、 アフリカ、インド、カリブ海諸国からの移民も |
宗教 | 英国国教会などのキリスト教が72%、無宗教やイスラム教徒も |
言語 | 英語、スコットランド語、ウェールズ語、ゲール語など |
通貨 | 通貨単位はポンド(GBP) |
湖水地方の気候
湖水地方はイングランドとスコットランドの境界近く、つまりイギリスのちょうど真ん中あたりに位置し、その名の通り、大小多くの湖が織りなす美しい景色が広がるエリアです。天気の移り変わりが激しいのがイギリスの気候の特徴で、1日の中に四季があると言われるほど。重ね着や雨具は準備して損はありません。観光のベストシーズンは夏!湿度も低く、平均気温20℃以下なので過ごしやすく、また夏は21時頃まで明るいので時間を長く使えます。
湖水地方への行き方
ロンドンからであれば鉄道が便利です。所要時間は約3~4時間。ユーストン駅からオクセンホルム・レイク・ディストリクト駅で乗り換え、ウィンダミア駅で下車します。バス利用(約8時間)も可能です。最も近い空港はマンチェスター空港で、湖水地方までは鉄道で約2時間です。また、スコットランド側(エジンバラ)からもアクセスができます。長めの滞在が可能であれば、スコットランドから湖水地方を通ってロンドンへ、イギリス縦断の旅もおすすめです。
湖水地方のお役立ち情報
湖水地方とひとことで言っても景勝地はウィンダミア湖を中心に点在しており、バスやレンタカーが主な交通手段になります。また、イギリスへの旅行の場合の全旅程は1週間前後が一般的で、湖水地方に滞在できるのは1~2泊がほとんど。限られた時間の中でハイライトを効率良く巡りたいですよね。そこで有効活用したいのが湖水地方を周遊する日帰りツアー。湖を巡るツアーやピーターラビット縁の地を巡るツアーなど、目的にあったツアーを探してみるのもおすすめです。
テーマを決めて湖水地方を旅しよう
【自然を楽しむ】
湖水地方は広大なので、まずは湖やビュースポットなど行きたい場所をピックアップしましょう。ツアーであれば、北部の湖巡りで1日、中部の自然を楽しむコースで1日などが設定されていて湖クルーズが体験できるツアーもあります。また、1泊以上滞在ができるのであれば湖畔のホテル滞在も旅程に含めたいですね。広い土地にまるで別荘やコテージ、屋敷のような雰囲気のあるホテルが点在しています。ルートにあわせてホテルを決めると効率も良く回ることができます。
【ピーターラビットの世界に浸る】
湖水地方は絵本ピーターラビットのおはなしの舞台でもあります。ゆかりの地を巡るのであれば、ぜひ行きたいのが作者のビアトリクス・ポターが半生を過ごしたエリア、「ニア・ソーリー」。また、ホークスヘッドにはポターの原画などが展示されている「ビアトリクス・ポター・ギャラリー」やボウネスにはピーターラビットの世界を再現した博物館のようなアトラクション、「ワールド・オブ・ビアトリクス・ポター」などがあり、1日かけてピーターラビットの世界を満喫できます。
【番外編】
ウィンダミア(ボウネス)には丘の上から湖水地方の風景を見渡せるスポットがあります、オレスト・ヘッドです。オレスト・ヘッドは入口から約20分ほど緩やかな丘を登るハイキングコースです。約半日の自由時間で行くことができ、道のほとんどが歩きやすい砂利道となっているので、運動靴で大丈夫です。頂上から眺める緑豊かな景色には心が洗われるようです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ゆっくりと流れる時間、湖と周りを囲うような木々、そして爽やかな空気…現地の人々も多く訪れ休日をのんびりと過ごすカントリーサイドの代表格、湖水地方はイギリスに行ったらぜひ訪れて頂きたいエリアのひとつです。その魅力が少しでも伝わっていれば嬉しいです。