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「アドリア海の真珠」の異名をもつドブロヴニク、大自然の絶景が広がる世界遺産「プリトヴィッツェ湖群国立公園」を擁するクロアチアは、海外旅行先として人気急上昇中。クロアチアはアドリア海に面した、北はスロベニアとハンガリー、東はセルビアとボスニア、南はモンテネグロと国境を接した細長い国です。アドリア海の紺碧の青、そして沿岸に広がる中世の街並みが自慢です。
そんなクロアチアに、コロナが終息しつつある2022年5月に出かけてみました。
その様子をレポートいたします。
【クロアチア入国】入国時に必要な手続きは?
2022年5月時点で、クロアチアに入国するには陰性証明書、あるいはワクチン接種証明書などの提示が求められていました。また入国の際にENTER CROATIAというオンラインフォーマットでの登録を推奨されています。
※2022年6月現在、クロアチア入国のための入国制限は解除されて証明書類は不要です。
ただ、私が実際にクロアチアに入国すると、パスポートの提示のみで入国できました。ワクチン接種証明書はもちろんENTER CROTIAの登録完了画面も提示する機会もありませんでした。とはいえ、コロナの状況や入管職員によって対応が異なるかもしれませんので油断は禁物です。
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【ザグレブ空港】空港の様子は?市内への行き方は?
私が到着したのは朝7時とあって、ザグレブの巨大な空港が不釣り合いなほどがらんとしていました。ヨーロッパからの旅行者は徐々に戻ってきているそうですが、アジア人の旅行者は全くいませんでした。
飛行機の中はマスク着用が基本ですが、空港に到着すると皆マスクを外します。日本では当たり前の体温チェックや消毒液などはありません。
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空港から市内へは空港バス、市バス、タクシーの3つの方法があります。
3つの中で市バスが最も安く、タクシーが最も高額ですが楽に移動ができます。
私は空港バスがちょうど出る時間だったのでそちらに飛び乗りました。
料金はガイドブックに書かれているよりも高くなって2022年5月現在45クーナ(約800円)でした。
空港バスはザグレブのバスターミナルに到着します。そこから徒歩5分くらい歩き、6番のトラムに乗って旧市街近くのホテルを目指します。
【ザグレブ観光】観光地の状況は?
ザグレブの観光の中心となるイェラチッチ広場には沢山の旅行客で賑わっていました。
博物館も美術館も、現在はコロナ前と同じ状況に戻っており、人数制限や営業時間の短縮などは特におこなっていないそうです。
【レストランやカフェの状況は?】ザグレブの飲食店の様子
ザグレブの中心地のレストランやカフェは地元の人々や旅行客で大賑わいです。コロナが心配で自主的にお店を閉めているという様子は見られませんでした。
ただ旅行客の減少により、コロナ前と比べて早めに店仕舞いをしているカフェ、レストランは珍しくありません。
夜9時ごろになるとザグレブ中心部とはいえ、約半数のお店が片づけ中、またはすでに閉店していました。
入店前に、検温や消毒を行うお店というはほぼ見られず、一部の店舗に除菌ジェルが置かれている程度。すでにザグレブ市民にはコロナはすでに終わったものという共通の認識があるように感じ取られました。
【ドブロヴニクホテル】ホテルの様子は?感染対策は?
私が宿泊したのはザグレブの繁華街に程近い、ドブロヴニクホテル。なかなか検索に引っかからないホテルです。
場所はこれ以上ないロケーションで、イェラチッチ広場の真ん前に位置する4つ星ホテル。鏡張りの外観が印象的なので、遠くからでも目立ちます。
私がホテルに到着したのが朝9時だったため、当然お部屋には入れません。ただし通常14時のところを11時にチェックインできるようにしてもらえました。ありがたいです。11時まで荷物を預かってもらい観光に出かけました。
次に室内について。ミニバー、セーフティーボックス、無料のWIFI、ドライヤーなど完備。シングルルームのため若干狭いですが、清潔感と機能性を兼ね備えており、快適に過ごせました。
最後にホテルの感染対策ですが、レストランやカフェ同様、特筆すべきものは何もありません(汗)。朝食のバイキングもコロナ前と同じ状況に戻っているかのようです。
【クロアチア出国について】空港への行き方は?提出する書類は?
ザグレブ市内から空港への行き方は、到着時と同じように空港バス、市バス、タクシーの3つの方法があります。
お土産をたくさん購入された方は乗り換えが必要になるバスよりも、タクシーをホテルから呼ぶのが良いでしょう。
私の場合は、車をチャーターして、プリトヴィッツェ国立公園から空港へ向かいました。途中にラストケ村という湖畔に浮かぶ村にも立ち寄れるのでおすすめです。
ザグレブ空港にてオーストリア航空にチェックインし、ウィーン乗り継ぎでブルガリアを目指します。
出発するクロアチア、目的地であるブルガリアともシェンゲン協定加盟国ではないため、乗り継ぎ地のウィーンではオーストリアにて入国は必要ありません。そのためザグレブ空港ではチェックインの際に、証明書の提示は求められませんでした。
なお日本に帰国の場合は2022年6月現在、出発72時間前に検査した陰性証明書が必要となりますのでご注意ください。