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西にクロアチア、東にセルビアに挟まれた国、ボスニア・ヘルツェゴビナ。両隣の国がキリスト教を信仰している人々が多いのに対して、ボスニア・ヘルツェゴビナではイスラム教徒が多数派を占めています。
そのため街並みはイスラムの雰囲気が漂います。宗教が変われば、食べ物や風習、人々の衣服も異なり、同じ旧ユーゴでも周辺の国と全く異なるエキゾチックな街並みが特徴です。
この記事では、2022年5月初旬に訪れたボスニア・ヘルツェゴビナの空港や首都サラエボの様子をレポートします!
【ボスニアヘルツェゴビナへの入国】入国時に必要な手続きは?
サラエボ空港に到着。空港に入るとすぐにパスポートコントロールがありました。セルビアのベオグラード空港と比べてもかなり小規模な空港です。
※2022年6月現時点では、ボスニア・ヘルツェゴビナへの入国制限は解除されて証明書類は不要です。
入国管理官にはパスポートの他にワクチン接種証明書を求められたので、スマホアプリの画面を提示しました。最初「COVID TEST」と言われたので、陰性証明書が必要だったの!?と焦りましたがワクチン接種証明書で入国できたので一安心です。
【サラエボ空港】空港の様子は?市内への行き方は?
荷物を引き取って到着フロアへ。両替所やレンタカー店、通信会社のカウンターなどが並んでいます。
市内に行くには主に空港バスかタクシーの2通りです。時間が合えば空港バスも考えましたが、本数が少なく断念しました。仕方なくタクシーを利用しました。ちなみに空港バスの場合は旧市街付近まで運賃は5マルク(約350円)。
ドライバーに聞くと40マルク(約2800円)でしたが交渉して30マルク(約2100円)にしてもらいました。ガイドブックによると20マルク〜とありましたが、2022年5月現在ロシアによるウクライナ侵攻の影響によって、ガソリン代金が倍に跳ね上がっているとドライバーは嘆いていました。
サラエボ空港からバシチャルシアと呼ばれる旧市街は約20分。空港からの道すがらに美しい山々の景色を望むことができます。
【サラエボ観光】観光地の状況は?
サラエボの観光の中心地、バシチャルシアはたくさんの人々で賑わっています。マスクをしている人はほとんどゼロ。コロナを理由に閉店している店はありません。
とはいえ観光客はまだまだ少なく、欧米人やアジア人などの姿は見えません。翌日にモスタールまで案内してくれたドライバーに聞くと近隣諸国からの観光客は徐々に戻ってきたといいます。
ちなみに私の宿泊したホテルにはトルコから来た家族がチェックインしていました。イスラム圏からの旅行先として人気があるのかも知れません。
【サラエボの飲食店】レストランやカフェのコロナ対策は?
サラエボのレストランでは、テラス席でおしゃべりしながら食事やお茶を飲む光景が日常のものとして戻っていました。利用客や店員の人もノーマスクです。
私の訪れた旧市街(バシチャルシア)のレストランでは各テーブルに除菌ジェルが申し訳程度に置いてありました。
イスラムの人々はお酒を習慣的に飲みませんが、探せばビールなどのアルコール類を出すお店もたくさんあります。。
【サラエボのホテル】ASTRA OLD TOWN ホテルの感染対策は?
今回の宿泊は旧市街そばの4つ星ホテルAstra Garni Old Town。サラエボ観光に非常に便利なホテルです。
ロビーのデザインモダンで洗練されていますが、室内は年代を感じる造り。公式サイトでは4つ星をうたってはいますが、レベルとしては3つ星程度。とはいえ、冷蔵庫、ドライヤー、スリッパ、セーフティーボックス、無料のWIFIなど必要なものは一通り揃っているので、宿泊する分には特段問題はありません。
コロナウイルスの感染対策としては、ホテルフロントと朝食のレストランに除菌ジェルが置かれている程度。感染者数が減ってきており、危機的状況は過ぎたことへの表れとも読み取れそうです。
施設名 | Astra Old Town |
住所 | Kundurdžiluk 2, Sarajevo 71000 |
TEL | +387 33 475-100 |
公式サイト | https://www.notahoteli.com/astraoldtown |
【ボスニア・ヘルツェゴビナ出国】空港への行き方は?提出する書類は?
私のケースの場合、朝6時20分のザグレブ行きの飛行機に乗るために、朝3時過ぎにホテルからタクシーを呼んでもらいました。
ドライバーに30マルクで行けるか聞いたところ、それよりは安くなると思うと言っていました。早朝とあって道も空いていたので、20マルクで行くことができました。
空港は早朝の3時半とあって中にはまだ入れませんでした。4時10分前ごろに空港職員がやってきて空港の中に入れました。コーヒーショップの椅子で時間を潰します。
出発の2時間前を過ぎるとチェックインが始まっていたので、チェックイン。次なる目的地クロアチアに入国するには陰性証明書あるいはワクチン接種証明書などが必要なはずだが全くチェックされずにパスポートの提示だけで搭乗券を受け取った。当然、ボスニアの出国も何事もなくハンコを押されて終了。
なお日本に帰国の場合は2022年6月現在、出発72時間前に検査した陰性証明書が必要となりますのでご注意ください。