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ノルウェー観光・フィヨルド周遊ナットシェルの女子旅

ノルウェー観光・フィヨルド周遊ナットシェルの女子旅

美味しい食事に洗練された建物…北欧と聞くとそんなきらびやかでオシャレな雰囲気を想像してしまうのは私だけではないはず。
もちろん首都であるオスロも立ち寄りたい場所ではありますが、せっかくノルウェーに訪れるのなら、自然が生み出した美しい入り江「フィヨルド」の観光もお勧めです。ただ、列車やバス、船を乗り継いで行くことに不安を感じる方も多いはず。
この記事では実際にフィヨルド観光をしてみた感想と、気になるその内容についてご紹介していきたいと思います。

フィヨルド周遊の旅・ナットシェルとは?

オスロ中央駅の外観

オスロ中央駅の外観

そもそもフィヨルドとは、ノルウェー語で「入り江」を意味する言葉。1万年以上も前に氷河の浸食作用によって生まれた峡湾のことで、特にノルウェーやスウェーデンのものが有名です。複雑に入り組んだフィヨルドは驚くほど神秘的で、そのスケールの大きさに圧倒されることでしょう。

フロム鉄道の終点、フロム駅

フロム鉄道の終点、フロム駅

フィヨルド周遊の旅は、観光船や列車、バスの周遊チケットで巡ります。それが「ナットシェル」です。チケットは事前に購入するのですが、どの町でどのくらい時間を取るのか、どの町を始点にするのか好きに決められるので、巡り方は何通りも考えられます。
今回私は「1日目:オスロ→ミュルダール→フロム」、「2日目:フロム→グドヴァンゲン→ヴォス→ベルゲン」のスケジュールで参加しました。

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ナットシェル 乗り換えは難しくないの?

朝8時前のオスロ駅。観光客でいっぱいです。

朝8時前のオスロ駅。観光客でいっぱいです。

「乗り換えはスムーズにできるのか」「乗り場が分からなかったらどうしよう」
おそらくこのナットシェルに参加する人の多くが気になる問題だと思います。私は渡航経験こそありますが英語はあまり得意ではないので、そんな不安を抱えての参加となりましたが、結論から言ってしまうと「まったく問題なかった」です!
それでは、それぞれどんな流れで乗車・乗船するのか、順番に解説していきます。

オスロからミュルダール ベルゲン鉄道

オスロ中央駅の様子。路線も多くないので意外と簡単。

オスロ中央駅の様子。路線も多くないので意外と簡単。

まずはベルゲン鉄道でミュルダールへ向かいます。この区間が意外と長く、所要は約5時間。1日目の目的地がミュルダールからさらに列車で1時間ほど行った村フロムだったので、フロム到着がお昼過ぎになるように、朝8時半頃の列車を選択しました。

当日乗り場が分からなかったら困ると思い早めに向かいましたが、乗り方はいたって簡単で、電光掲示板でホームの番号を確認して向かうだけ。改札もなく、乗車後に車内検札があるのみです。駅自体もそこまで大きくなく、構造も複雑ではないので迷うことはありませんでした。東京駅の方が100倍は難しいかもしれません。

ホームの場所も一目でわかる!

ホームの場所も一目でわかる!

フィヨルド周遊の旅は基本的には自由席になりますが、このベルゲン鉄道だけ全席指定。新幹線のような快適さで車内は清潔感があります。5時間の長い移動ですが、コンセントもあるので充電も問題ありません。
ミュルダールは途中駅なので、寝過ごさないように気をつけましょう。

ミュルダール→フロム フロム鉄道

フロム鉄道の車内。赤くてなんだかメルヘンな雰囲気

フロム鉄道の車内。赤くてなんだかメルヘンな雰囲気

さて次はベルゲン鉄道からフロム鉄道に乗り換えます。ミュルダールは小さな駅で、降りたホームの向かい側に次の列車がスタンバイしています。この駅で降りる人の大半はフロム鉄道へ乗り換えなので、人の流れに従って乗車します。
今回ミュルダールでの待ち時間は20分。実はオスロ→ミュルダールが15分ほど遅延したため上手く乗り継げるか不安でしたが、ベルゲン鉄道の到着を待ってくれたのか余裕で乗り継ぐことができました。

滝の前でフォトストップ!

滝の前でフォトストップ!

先程のベルゲン鉄道からは打って変わり、フロム鉄道は木目調の車内と赤い椅子が可愛いらしい列車です。自由席のため早い者勝ちになりますが、できれば窓側の席を確保したいところ。大きな窓からは雄大なフィヨルドの景色が楽しめます。

途中、列車がフォトストップのため滝の前で一時停車。水しぶきがかかるような距離に盛り上がっていると、どこからともなく音楽が。音のするほうへ目を向けてみると赤いドレスを着た女性が崖の上で踊っています。なんでも北欧の民話に出てくる妖精に扮しているらしく、これもフロム鉄道のサービスの一環なのだとか。すごいサービス精神です。

フィヨルドの村・フロムとは?

フィヨルドののどかな村・フロム

フィヨルドののどかな村・フロム

フロム鉄道の終点であり、フィヨルドクルーズの最終目的地でもあるフロム。フィヨルドの山間にひっそりと佇む小さな村で、青々とした山と穏やかな湖面が広がります。特に晴れると息を呑むような絶景で、「こんなところまで来たんだ…」と感動せずにはいられません。

数少ないフロムのホテル「Fretheim Hotel」

数少ないフロムのホテル「Fretheim Hotel」

クルーズ船も停泊するような観光地ですが、レストランやホテルは数えるほどしかなく、ほとんどの人は数時間だけ滞在して帰っていきます。
ただフロムを目一杯楽しむのなら、少なくとも3時間以上の滞在または宿泊がおすすめ。今回は出発の半年ほど前から準備を進めていたので、数少ないフロムのホテルも無事に確保することができました。

フロムには目玉となる観光スポットはありません。たしかに3時間もあれば村をすべて見て回ることもできるでしょう。ではなぜ宿泊する意味があるのか、それには2つの理由があります。

晴れると息を吞むような絶景!

晴れると息を吞むような絶景!

まず1つは天気です。山あいにあるフロムは晴天率が低く、天気がコロコロと変わる場所。当然滞在時間が短ければその分「晴れたフロム」を見られる可能性は低くなります。実際私が訪れた時も天気予報ではずっと曇りのち雨で、晴天のフロムは半ば諦めていました。しかし一夜明け、部屋で出発の準備をしていると、なんと雲間から朝陽が!たった30分ほどの出来事でしたが、大慌てで外へ写真を撮りに行き、実際にこの目でフロムの絶景を拝むこともできました。

ホテルの大きな窓からフロムの景色を楽しむ

ホテルの大きな窓からフロムの景色を楽しむ

そして2つめは人の少なさです。日中はクルーズ船の観光客が港にあふれているのですが、観光客が帰った後はフロム本来の静けさを取り戻します。特に夏は日が長く、夜10時になっても空が明るいので、ゆっくりと散歩をするのに最適なのです。
レストランからの帰り道、ほろ酔い気分で、肺いっぱいに澄んだ空気を吸い込むあの気持ちよさ。とても得難い体験になりました。

フロム→グドヴァンゲン

船に乗ってグドヴァンゲンへGO!

船に乗ってグドヴァンゲンへGO!

フロムからグドヴァンゲンは船で移動になります。どの船に乗るのかと心配していましたが、出航の数十分前にはすでに長い列ができていて、すぐにどれに乗るかわかりました。船はクルーズ船よりは小さいですが、それでも数百人は乗れそうなサイズ。2~3階建てになっていて、大きな窓に加えデッキも広々しています。

船内は明るくて快適。携帯の充電もできます

船内は明るくて快適。携帯の充電もできます

最初は気合を入れてデッキでスタンバイしていましたが、寒くなって断念。気温はそこまで低くないのですが意外と風を切って進むため風が冷たく感じます。私は6月の中旬に訪れてセーターも着ていましたが、それでも足りず冬用コートを着用。フィヨルドクルーズに参加する場合は厚めの上着が必須かもしれません。
残念ながらクルーズ中は曇っていたのですが、それでも峡谷の景色や滝の景色は美しく、晴れていればもっと素晴らしかったことでしょう。

グドヴァンゲン→ヴォス

バスの乗り継ぎも簡単

バスの乗り継ぎも簡単

さて次はヴォスという町に移動します。高級ミネラルウォーター「VOSS」の生まれた土地で、ベルゲン鉄道の走る町でもあります。
この区間はバスでの移動ですが、グドヴァンゲンの港に着くとなんと10台以上のバスが!最初はうろうろしていましたが、すぐに「VOSS」と大きく書かれたバスを発見。運転手さんにもVOSS行きのバスであることを確認して乗り込みます。

大きな窓から雄大な自然を楽しむ

大きな窓から雄大な自然を楽しむ

高速バスのような出で立ちですが、通常のバスとは異なり窓が大きくパノラマバスといった印象で、途中トイレ休憩も兼ねて展望スポットに案内もしてくれます。列車や船とはまた違った角度から切り立った崖を見ることができて、文字通りフィヨルドをとことん味わっているような気分になります。

ヴォス→ベルゲン

清潔感のあるベルゲン鉄道。自分の座席も簡単に発見

清潔感のあるベルゲン鉄道。自分の座席も簡単に発見

ヴォスに到着すれば、あとは最終目的地であるベルゲンへ移動するのみ。最初ベルゲンからミュルダールに向かうときに乗ったベルゲン鉄道に再び乗車します。駅はいたってシンプルでまず迷うことはなさそうです。駅にはケーブルカーの乗り場も併設されていたので、時間に余裕のある人は訪れてみても良いかもしれません。

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ナットシェルに乗ってみた感想

フロム鉄道からの景色は最高!

フロム鉄道からの景色は最高!

ナットシェルは決して安いチケットではありませんが、これだけ色々なものに乗車・乗船できることを考えると十二分に価値のあるものだと感じました。特にフロム鉄道は内装の可愛らしさもさることながら、窓からの景色が飛びぬけて良く、フィヨルド周遊の旅の目玉イベントになっています。できればフロムでも1泊できるとよいですが、このフロム鉄道に乗るだけでもフィヨルドの雰囲気を味わうことは出来そうです。夏はピークシーズンで予約が取りづらいこともあるので、早めに計画して予約するのがお勧め。もしフロムに泊まってみたいなら、先にホテルとナットシェルの予約をしてから出発日を定めたほうが良いでしょう。

フロムで買ったシナモンロール。ランチ代わりに列車で。

フロムで買ったシナモンロール。ランチ代わりに列車で。

今回私は大きなスーツケースを引きずって移動していましたが、ナットシェルに参加する人向けに、宿泊予定ホテルに荷物を届けてくれるという便利なサービスもあります。事前にオンラインで申請するシステムで、オスロとベルゲン間しか届けてもらえませんが、そういったサービスも活用できれば身軽に参加できるので検討してみてくださいね。

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