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東ヨーロッパに位置するチェコの首都、プラハ。ヨーロッパの中でも観光地として人気のある町のひとつです。おとぎ話の国に登場しそうな存在感抜群のお城や可愛らしい旧市街の街並み、美味しいビールや郷土料理も魅力的!ヨーロッパというと物価も高いのでは?なんて思いがちですが、実はチェコはコスパが良いのも嬉しいポイント!学生旅行や女子旅にもぴったりなプラハのおすすめポイントをご紹介いたします。次の旅先はチェコがいいかも!と思ってしまうかもしれませんよ♪
正式名 | プラハ |
場所 | チェコ共和国の首都であり、同国最大の都市。中央ヨーロッパ有数の世界都市 |
面積 | プラハの面積は約496km²ほどで、おおよそ東京の5分の1ほどの面積です。 |
人口 | 約130万人 |
世界遺産 | 「プラハ歴史地区」 1992年世界文化遺産登録 |
言語 | チェコ語(公用語)ホテルやレストランでは英語が通じます |
行き方 | 日本から直行便はなく、ヨーロッパの都市で乗り継ぎが必要。 所要時間(乗り継ぎ時間を含めて) 最短で13から4時間程度、 乗り継ぎ時間に余裕をみる場合で16時間から25時間程度。 |
プラハ訪問によく利用する航空会社 | ターキッシュエアラインズ、エミレーツ航空、KLMオランダ航空、エールフランス航空 |
通貨・両替 | 通貨単位はチェココルナ。両替は空港はもちろんのこと、市内にも両替所があります。 クレジットカードは広く利用可能です。 |
絵本の中の世界のような旧市街は散策だけでも楽しいから
プラハの旧市街にはあらゆる時代のさまざまな建築様式の建物が並んでいるため、素敵な街並みを眺めるだけでも美しさに心を奪われてしまうほど素晴らしい場所です。旧市街広場は観光の拠点になっており、観光案内所で情報収集をしてから行動するのもおすすめです。カフェやレストラン、お土産屋さんなどお店も多数あるのも嬉しいですね。
エリア | プラハ歴史地区(旧市街内) |
住所 | Staroměstské nám., 110 00 Josefov, Czech |
公式サイト | https://www.prague.eu/qf/cs/ramjet/objekt/mista/183 |
場所 | ヴァーツラフ広場とカレル橋の間の旧市街の中心にあり、観光の起点となる旧市街広場に面しています |
備考 | 夜はライトアップされて暖かなオレンジ色の明かりが広場を照らします。毎年12月にはクリスマスマーケットも開かれます |
ここで注目したいのは、旧市庁舎の天文時計。数世紀にかけて改築や増築を重ねてできた個性的な旧市庁舎ですが、ここの南側に天文時計が設置されています。文字盤が2つあり、星と時を告げる「プラネタリウム」と、農村の四季の作業を描いて暦を意味する「カレンダリウム」にわかれています。毎時ちょうどに仕掛け時計が動くので多くの観光客が押し寄せますが、これは必見ですね!
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カレル橋ではロマンチックな雰囲気も楽しめるから
エリア | プラハ歴史地区(旧市街内) |
住所 | Staromestske namesti 1, Prague 110 00 |
公式サイト | https://www.prague.eu/en/object/places/188/old-town-hall-with-astronomical-clock-staromestska-radnice-s-orlojem |
営業時間 | 月11.00 – 21.00/火~日09.00 – 21.00 注:季節により営業時間に変更有 |
定休日 | なし |
入場料 | 250コルナ |
アクセス | ヴァーツラフ広場とカレル橋の間の旧市街の中心にあり、観光の起点となる旧市街広場に面しています |
プラハの中心を流れるヴルタヴァ(モルダウ)川の、マラー・ストラナ地区と旧市街地区を結ぶプラハの象徴ともいえるのがこの「カレル橋」です。カレル橋の歴史は深く、1357年にカレル4世により着工され、約60年もの時間をかけて完成したそうです。全長約520m、幅約10mの橋の上には合計30体もの聖人像がずらりと並びます。
また、夜になると雰囲気が変わり、一気にロマンチックになるのもカレル橋の魅力。川の流れとともに反射した光がきらきらと輝くのを眺めて、プラハで過ごした1日を振り返りながらのんびりと夜の散歩を楽しむのも素敵ですよ。
エリア | マラー・ストラナ地区と旧市街地区を結ぶ |
住所 | Karluv most, 110 00 Praha 1, |
公式サイト | https://www.prague.eu/en/object/places/93/charles-bridge-karluv-most?back=1 |
場所 | 地下鉄A線スタロムニェスツカー(Staromestska)駅から徒歩5分、 またはマロストランスカー(Malostranska)駅から徒歩10分 |
備考 | 橋のたもとには両側に塔があり、旧市街側の橋塔 オールドタウン ブリッジタワー、 マラー・ストラナ側の橋塔 レッサータウン ブリッジタワー共に上る事ができます(有料:150コルナ) |
プラハ城と聖ヴィート大聖堂で美しい歴史に触れることができるから
旧市街からカレル橋を渡り、マナー・ストラナ地区へと向かうとプラハ城が見えてきます。トラムなどを利用すれば旧市街からも簡単にアクセスが可能です。入場料は城内のどこのエリアを見たいかによって料金が異なるので事前に調べてから行くとスムーズにチケットを購入できますよ。教会や美術館、可愛らしいおもちゃの博物館、庭園、黄金路地の雑貨店など、見どころ満載なので十分に時間を作って訪れてくださいね!
一番の見どころは何といっても聖ヴィート大聖堂。930年にロマネスク様式として造られましたが、最終的にはゴシック様式で20世紀に完成したそうです。高い天井はアーチ状になっており、壁には美しく大きなステンドグラスが並びます。チェコを代表する芸術家ミュシャ(ムハ)の作品も見逃せないポイントのひとつなので必ず訪れましょう!
エリア | マラー・ストラナ地区 |
住所 | Prazsky Hrad, 11908 Prague |
公式サイト | https://web.archive.org/web/20150210105516/http://www.hrad.cz/en/prazsky_hrad/navsteva_hradu.shtml |
営業時間 (敷地) |
4月~10月:5:00-24:00/11月~3月:6:00-23:00 注:敷地内の施設により開館時間は異なります |
定休日 | なし |
料金 | セットチケットが3種あり、最も見学できる場所が多いAタイプのもので350コルナ |
場所 | 地下鉄(A線) マロストランスカー(MALOSTRANSKA)駅から450m、徒歩 8分。 |
備考 | プラハ城の敷地の中に【 聖ヴィート大聖堂・旧王宮・聖イジ―教会・黄金小道・プラハ城についての展示・ダリポルカ・ロジュンベルク宮殿等】があります |
美しすぎる図書室 ストラホフ修道院があるから
フラドチャニ区のペトシーンの丘の近くにある「ストラホフ修道院」。旧市街からはトラムでのアクセスが可能です。プレモントレ会の修道院ですが、現在は民族文学博物館になっており、聖書や図鑑の展示、海洋生物の標本が多数置いてあります。美しい図書室は「哲学の間」と「神学の間」の2つにわかれていますが、どちらの図書室も中に入ることはできないため、入口から中を覗くことしかできません。
「哲学の間」の天井にはキリスト教の歴史をテーマにした「人類の精神史」というフレスコ画が描かれており、神秘的な雰囲気を漂わせます。「神学の間」の半円になった天井には、美しいフレスコ画のほかに繊細な彫刻も施されており、哲学の間とはまた違う魅力に引き込まれてしまうでしょう。
このストラホフ修道院では古くから自家製ビールを作っており、なんと醸造所とビアホールが近くにあります。ビール好きにはたまりませんね!
エリア | マラー・ストラナ地区 |
住所 | Strahovske nadvori 1/132 |
公式サイト | https://www.strahovskyklaster.cz/en/strahov-library |
営業時間 | 9~12時、13~17時 (12~13時はお昼休み)*ギャラリーは16時まで |
定休日 | なし、ただしイースターサンデー、12/24、12/25は休業 |
料金 | 150コルネ(図書館のみ。ギャラリーも見学する場合は280コルネ |
場所 | プラハ城正門から徒歩10分 |
備考 | カメラ持ち込み料別途50コロナ(フラッシュ不可) |
美味しい本格ビールを抜群のコスパで楽しめるから
チェコといえばビールを連想される人も多いのではないでしょうか。日本でも主流なピルスナービールの発祥は、実はチェコなのです。そしてチェコの国民ひとりあたりのビール消費量はなんと世界一だということはご存知でしたか?ビールが大好きで陽気な人々が集まるホスポダ(ビアホール)もたくさんあります。
本格的で美味しい本場のビールが安く飲める、言わばビール天国のチェコ!チェコビールの銘柄は400以上と種類がとっても豊富。ガイドブックにビールの紹介が載っていることも多いので、ちょっと調べてからお店に行ってみると楽しいかもしれません。王道銘柄からエリア限定のクラフトビールなど色々試してお気に入りを味を探してみましょう。
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素敵なカフェで絶品スイーツを食べられるから
カフェ文化が根強く残るのはウィーンでは?と思う人も多いでしょう。チェコはかつてオーストリア・ハンガリー帝国の支配下にあったこともあり、18,19世紀のプラハではウィーンのようなカフェ文化が根付いているのです。今でも当時の雰囲気が漂うレトロでコロニアルなカフェから、モダンでスタイリッシュなカフェまで多数あるのも嬉しいですね。でももし立ち寄るなら、せっかくなので歴史ある豪華絢爛な内装のカフェに行って、優雅なひとときを過ごすのも良いかもしれません。
観光客に定番のスイーツといえば、「トゥルデルニーク」という屋台グルメ。筒状になったパンのようなスイーツで、砂糖やシナモンをまぶして炭火で焼いてあります。香りがよく程よい甘さなのでペロっと食べ終わってしまいます。お店によってはアイスクリームを添えるアレンジも!写真映えもしてテンションが上がりますね。
チェコの巨匠、ミュシャ(ムハ)の作品を見られるから
19世紀にフランスで活躍した画家でありデザイナーのミュシャ(ムハ)は、ブルノ近郊の町で生まれたチェコ人です。草花をアレンジした模様や曲線を多用したアールヌーヴォー様式と女性像を組み合わせた作品は大変美しく、今でも多くの人を魅了し続けています。
エリア | 新市街 |
住所 | Kaunicky palac, Panska 7, 110 00 Praha |
公式サイト | https://www.mucha.cz/en/ |
営業時間 | 10:00~18:00 |
定休日 | 無休 |
料金 | 260コロナ |
場所 | 地下鉄A・B線ムーステク駅(Mustek)下車徒歩5分 |
プラハ市民会館の「市長の間」では、天井にスラヴ民族を見守る大きな鷲が絵が荒れているのを見ることができます。細部に至るまで植物を多用した美しい装飾は、まさにミュシャらしいと言える作品。また、ミュシャ美術館では、ミュシャの家族によって保管された100点ほどの作品を鑑賞することができます。時代を越えて愛されるミュシャという芸術家が生涯を通じて生み出した多彩な魅力を、是非自分の目で見て感じ取ってみてください。
チェコ文化であるマリオネット劇場があるから
エリア | プラハ歴史地区 |
住所 | nam. Republiky 5, 111 21 Praha 1-Stare Mesto |
公式サイト | http://www.obecnidum.cz/en/ |
営業時間 | 10:00~20:00 |
定休日 | 無休 |
料金 | 300コロナ(ガイドツアー) |
場所 | 地下鉄B線ナームニェスティー・レプブリキ駅(namesti Republiky)下車徒歩1分 |
備考 | カメラ持ち込み料別途55コロナ |
チェコといえばマリオネットが有名なのをご存知でしょうか。プラハの町ではチェコに根付く芸術鑑賞ができることも大きな魅力です。劇場や季節によって上演日や時間がことなるため事前によく調べてから訪れましょう。また、劇場によってそれぞれ特色が異なり、人形が違ったり上演内容も異なるので、プラハで数日滞在するのであれば、複数の上演を見比べるのも面白いかもしれません。
操り人形が伝統的なスタイルですが、今では人形と役者が一緒に演技するものや、ブラックライトや映像による演出を組み合わせるパフォーマンスもあり、進化し続けているそうです。
本格的なマリオネットを鑑賞したい場合は、国立マリオネット劇場がおすすめ。上演内容のストーリーと登場人物をあらかじめ把握していけばマリオネットをさらに楽しめるはずです!
エリア | プラハ歴史地区 |
住所 | Zatecka 98/1, Praha 1 |
公式サイト | https://mozart.cz/ |
場所 | 地下鉄A線のスタロムニェスツカ駅(Staromestska)下車徒歩3分 |
備考 | 公演日は公式HP又は現地インフォメーションデスク等で確認要 |
可愛すぎるチェコ雑貨と素敵なお土産探しが楽しいから
おとぎ話に出てきそうな世界観が素敵なチェコですが、お土産にぴったりなかわいいアイテムもたくさんあります。ちょっと大人な物を好む場合はボヘミアングラスはいかがでしょうか。チェコの伝統であるガラス産業。5~6世紀から始まったと言われ、17世紀に宝石彫刻の技術をグラスに応用したことで美しいボヘミアングラスが誕生したそうです。ここでしか手に入らない魅惑の一品を自分へのご褒美にいかがでしょうか。
他にも、世界的にも大変高い評価を集めるチェコの絵本もおすすめです。可愛らしく優しいタッチのイラストが多いので、ついつい手に取りたくなってしまうはず。そして、チェコアニメの「もぐらのクルテル」も人気のキャラクター。お茶目で憎めない表情が何とも愛らしい!是非お気に入りのクルテルグッズを探してみてくださいね。
チェスキークロムロフにも行くことができるから
プラハへ行くなら、ついでに訪れたいのがチェスキークロムロフ。プラハからはバスで片道3時間ほどの距離です。旧市街全体が世界遺産に登録されており、中世を思わせる世界観の街は歩くだけで思わず気分が上がってしまいます。半日あれば町全体を周りきれてしまうほど小ぢんまりとしていますが、まず訪れておきたいのがチェスキークロムロフ城。城の領主が変わるごとに増改築されたので、ゴシック、ルネッサンス、バロック様式が混在したなんともユニークな複合建築。城の塔からは、美しいチェスキークロムロフの街を見下ろすことができます。
この街にもビール醸造所とビアホールがあるので、チェスキークロムロフでも美味しいビールが飲めるのです。おすすめは1泊して昼間はのんびり街散策、夜は美味しいビールで喉を潤すプラン。想像するだけでチェコが恋しくなりますね。
エリア | チェコ南部、南ボヘミア地方に位置。ヴルタヴァ川が町を囲むように流れる。 |
プラハからの行き方 | プラハから列車、バスで片道約3時間 (列車の駅は少しタウンから離れているのでバスの方が街の中心地に到着ので便利) |
公式サイト | https://www.ckrumlov.info/en/cesky-krumlov/ |
世界遺産 | 「チェスキー・クルムロフ歴史地区」 1992年世界文化遺産登録 |
備考 | 「世界で一番美しい街」とも言われるチェスキークロムロフ1泊が是非オススメ |
まとめ
プラハ歴史地区・マラ―ストラナ地区を観光して、ホスポダ(ビアホール)でチェコビールを楽しみ、アールヌーヴォー様式のカフェで優雅な気分になり、チェコの伝統的なお菓子「トゥルデルニーク」を片手に食べ歩き。
ミュシャ(ムハ)の芸術に触れて、マリオネット劇を鑑賞、チェスキークロムロフにも足を延ばして、思い出に絵本やボヘミアングラス、もぐらのクルテルグッズを購入してと旅の予定を考えるだけでワクワクします。物価も安く、見どころが本当に多いのでプラハに行くときは是非滞在日数をちょっと多めにされることをおすすめいたします。