マッターホルンを最高の地点から、一番迫力ある美しい姿で眺められる・・・。時間を追うごとにその姿は刻々と変わります。昼間は青空のもと、雪をかぶったピラミッドのような姿がパノラミックで、夕暮れ時と朝陽に輝く時間は赤く染まって神秘的。それも自分の部屋からいつでも好きな時に堪能できるホテル。それは標高2222mに位置するリッフェルアルプにあるホテル、その名も「リッフェルアルプリゾート2222m」です。
一般的なツアーだと、ツェルマットの町のホテルに滞在して、日帰りで登山電車に乗ってマッターホルンを観光します。その場合終点のゴルナーグラードは観光しますが、ゴルナーグラードは標高3135ⅿと高すぎて、その地点からだとマッターホルンが他の山並みに交じって目立ちません。宿泊するツェルマットはマッターホルンは遠くに見上げる位置で、迫力に欠けるのです。ちょうどいい、目の前にドカーンとマッターホルンが聳える場所が、リッフェルベルクと、このリッフェルアルプなのです。そして私の一押しホテルはこちらリッフェルアルプの方です。
登山電車がリッフェルアルプの駅に到着すると、このホテルのゲスト専用の可愛いお出迎えが待っています。それが赤いトラムです。世界一標高の高いところを走るトラムとのことですが、駅からホテルまでは3分ほど。遊園地のトラムみたいでしたが、これもご愛敬。
このホテルはほとんどの部屋が山側の部屋、すなわちマッターホルンが見えます。でもできるだけ迫力ある姿の見える部屋を選ぶのが大切です。いつでも山の雄姿を独占する気分を味わえるから。
ホテルのスパには屋内温水プールと、屋外の温水プールがあって、屋外の方はマッターホルンを眺めながらのひと泳ぎができる、なんとも贅沢なプール!!泳いでいると、目隠しはあるものの、すぐそばをハイキングで通り過ぎる旅行者が歩いていました。
あと気に入ったのがルームサービスで頼んだクラブサンドイッチ。細長く積み上げてあって、楊枝付きの旗に2222mと書いてあって、可愛いものでした。
ホテルのレストランは3つあって、高級ダイニングやイタリア料理、スイス料理などがあります。私は到着後すぐに食べた屋外テラスのイタリアンが美味しくてお気に入りでした。
このホテルを拠点にしたらハイキングはらくらく楽しめます。私はリッフェルアルプ駅の反対側からスネガの道しるべを頼りに、なんとなく散歩気分で歩きました。いつも後ろを振り返るとマッターホルンが見えるというハイキング。そして途中からは岩や石の多い細道になってきて、マッターホルンが前に見えるようになりました。ちょっぴり本格的なハイキング気分。そしてスネガのロープウェイ乗り場が見えた時は達成感もばっちり。ロープウェイでツェルマットの町に降りてランチを楽しみ、また登山電車でホテルへ戻ったのでした。
いろんな楽しみが待っているこのホテルは、私にとってスイスで指折りのお気に入りホテルとなったことは言うまでもありません。
ホテル名 | リッフェルアルプリゾート2222ⅿ(Riffelalp Resort 2222 m) |
住所 | Riffelalp ,3920 Zermatt, Switzerland |
TEL | 41 27 966 05 55 |
部屋数 | 66室 |
予算 | 2名/1室利用の場合 1部屋 約380スイスフラン ~(朝食あり) |
設備(スパ、プールなど) | 温水プール、スパあり |