ベルギーの中心ブリュッセル。
ヨーロッパの首都ともいわれるブリュッセルは、現存する建築物の素晴らしさから「アール・ヌーヴォーの建築の聖地」と呼ばれています。
他にも、世界で最も美しい広場と称される「グラン・プラス」や、ヨーロッパ最古の高級ショッピングアーケード「ギャルリー・サンテュベール」、チョコレートにワッフル、ビール・・・と芸術と美食がぎゅっと詰まっています。
今回は、ベルギーが大好きな私が、ブリュッセルに行ったら是非立ち寄ってほしい、とっておきのグルメスポットをビールとともにご案内します!
シェ・レオン
グラン・プラスの裏通りを歩くと狭い通りにオープンテラスがひしめきあったエリアが現れます。ビールやワインを片手におしゃべりを楽しむ人々。ここはブリュッセルのレストラン街として有名な「イル・サクレエリア」です。その中でもひときわお客さんでにぎわっている一角が「シェ・レオン」。1893年創業の老舗ベルギー料理レストランです。
まずは、地元のブリュワリーでレストラン専用に作られたビールで乾杯!軽い味わいのブロンドビールで、ムール貝などのシーフードとよくあいます。おすすめは、看板メニューでもある「ムール・スペシャル!」。バケツのようなココットに山盛りに入ったムール貝とフリッツ、ビールがセットになっています。ムール貝は空いた殻をトング代わりにして、次の一つを食べるのがベルギー流。セロリと玉ねぎ、香草が効いた白ワイン風味のスープに、パンをつけて食べるのもたまりません!
エリア | ブリュッセル |
住所 | Rue des Bouchers 18 1000 Bruxelles |
電話番号 | 32-2-5140231 |
営業時間 | 11:30-23:00(平日)11:30-23:30(金・土) |
定休日 | 年中無休 |
予算 | 一人30€~ |
公式サイト | http://www.chezleon.be/en/ |
ビール醸造所「カンティヨン」
ベルギーに行ったら、ビール醸造所にも行ってみたいですよね。でも、辺鄙な場所にあることが多いのです。そんな中でもアクセス抜群なのが、ブリュッセル南駅から歩いて約10分のところにある「カンティヨン」です。住宅街の中の裏通りに入口があり、本当に醸造所があるの?!といった雰囲気です。思い切ってドアを開けてみると、中からはなんともいえない酵母の香りが漂っています。
ここでは、あまり聞きなれない「ランビックビール」を作っています。ランビックビールとは、野生酵母を利用した自然発酵ビールのことで、ベルギーの伝統的な製法を守って作られています。醸造所内の天井には無数の蜘蛛の巣が。長い歴史を感じさせます。見学後はティスティングタイムです。まずは一口目、ビールとは思えないその酸味に衝撃をうけます!酸味と味わい深さ。のどの渇きを潤すというよりゆっくり楽しみたくなるビールです。
エリア | ブリュッセル |
住所 | Brasserie Cantillon/Musee Bruxellois de la Gueuze rue Gheude 56 1070 Bruxelles |
電話番号 | 32-2-5214928 |
営業時間 | 10:00-17:00(月、火、木、金) |
定休日 | 上記以外 |
予算 | ティスティング付き1時間 7€ |
公式サイト | https://www.cantillon.be/ |
メゾン・アントワーヌ
フリッツ(フライドポテト)は、ベルギーが発祥って知っていましたか?まさに国民食ともいえるほど、街角、レストランといろいろなところで出会えます。そんななかでも、ニューヨークタイムズ紙で「世界中でもっともおいしい」と紹介されたお店がブリュッセルにあります。EU本部から歩いて10分ほど。広場の一角に行列が見えます!そこが「メゾン・アントワーヌ」です。
カリカリホクホクの二度揚げしたフリッツ。さすが専門店だけあって、トッピングソースは約30種類も!どれにするか迷ってしまいます。やや辛いものがお好きな方には「サムライソース」というピリ辛味もあります!周辺には、テイクアウト可能なビアカフェもあるので、青空の下、ビール片手に揚げたてのフリッツを食べるなんて最高ですよね!ブリュッセルっ子たちが並んでも食べたいこのフリッツ、是非、一度味わってみませんか?
エリア | ブリュッセル |
住所 | Place Jourdan 1 1040 Bruxelles |
電話番号 | 32-2-2305456 |
予算 | 3.6€~ |
公式サイト | http://www.maisonantoine.be/ |
絶品ベルギーチョコレートの食べ比べ
グラン・プラスから歩いて10分ほどでサブロン広場に出ます。ここには有名なベルギーチョコレートのお店が軒を連ねています。そこでチョコレートの食べ比べをしてみることにしました!お土産にはたくさん購入して帰るけれど、実際には自分は食べてないな。お店によって味は違うの?!なんて感じたことはありませんか?せっかく本場に来たのですから、チョコレートの食べ比べをしてみましょう。
トライしてみたお店は、日本でも高級チョコレートとして有名な「ピエール・マルコーニ」。1875年創業、王室御用達の「ノイハウス」。みなさまご存知の老舗「ゴディバ」。お手頃価格で庶民的な「レオニダス」。それぞれのお店でおすすめをいくつか買って、食べ比べをしてみました。個人的には「レオニダス」に軍配が!みなさんも是非、お気に入りの一軒を見つけてみてください。
エリア | ブリュッセル |
住所 | Place du Grand Sablon |
営業時間 | 各ショップによる |
定休日 | 各ショップによる |
予算 | 3€~ |
公式サイト | https://visit.brussels/en/place/Place-du-Grand-Sablon |
メール・デュ・ノール
最後は、珍しい魚屋さんが経営するシーフードバーのご案内です。グランプラスから歩いて15分ほどのところにあるサンカトリーヌ教会周辺には、かつて魚市場がありシーフードレストランが軒を連ねています。その中でも人気なのがスタンディングスタイルのシーフードバー、「メール・デュ・ノール」です。鮮度の良い魚を店員さんが目の前で調理してくれて、出来立てをいただくことができます。
おすすめは、6月になるとレストランのメニューに登場してくる「マーチェス」と呼ばれるニシンの幼魚。三枚におろしたニシンのしっぽを持って頭からガブリ。刻み玉ねぎと一緒に食べます。地元の人に混じって、旬の食材を食べる、この場所でしか味わえない体験こそ、旅の醍醐味ですよね!
エリア | ブリュッセル |
住所 | Rue Sainte-Catherinde 45,1000 Bruxelles |
営業時間 | 11:00-20:00 |
定休日 | 月曜日 |
予算 | 20€~ |
公式サイト | https://noordzeemerdunord.be/ |
まとめ
美食の街ブリュッセルは、コンパクトにまとまっているので、散歩しながらムール貝、ビール、フリッツと食べ歩きも楽しむことができます。グランプラスのカフェで、”世界で最も美しい広場”をのんびり眺めながら、ビールを一杯、なんて最高です!
また、ブリュッセル南駅からサブロンエリアの南までを結ぶマロル地区で行われている「ジュ・ド・バル広場の蚤の市」に足を運んでみるのはいかがでしょうか?
早朝から、正午にかけて開かれており、グルメツアーの箸休めには最適な運動になるかもしれません。
エリア | ブリュッセル |
住所 | Place du Jeu de Balle, Bruxelles |
電話番号 | (02)5113374 / |
営業時間 | 6~14時(月〜金曜日)6~15時(土・日曜・祝日) |
定休日 | 各出店店舗による |
予算 | 1個1€~ |
https://www.facebook.com/AmisDuVieuxMarche |