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絵本から飛び出したような可愛らしい街並み。ワッフルやチョコレートなどのスイーツはもちろん酒通も唸るクラフトビールまで。ベルギーのよいところは小さな街に、女性の乙女心をくすぐるようなモノがギュッと詰まっているところです。しかも日本からは全日空の直行便が定期運行。近隣のパリやアムステルダム、ロンドンからでも特急列車で数時間でアクセスできます。街歩きが楽しくなるベルギーのブリュッセルとブルージュに気軽に出かけてみませんか?
やっぱり外せないグラン・プラス
ベルギーで最も知られる観光名所と言っても過言ではないでしょう。「レ・ミゼラブル」の著者であるフランスの詩人ヴィクトル・ユーゴーが「世界で最も美しい広場」と賞賛した広場です。グラン・プラスが現在のような華やかで美しい広場になったのは実は18世紀に入ってからと言われています。
大同盟戦争中の1695年、フランス軍によりこの広場の建物は石造りの市庁舎を除く大半が破壊されてしまいました。そこで当時の裕福な商人達が、石造りの豪華な装飾を施した建物(ギルドハウス)を広場を取り囲むように建設したのが現在のグラン・プラスの始まりです。グラン・プラスはブリュッセル中央駅から徒歩数分、最も賑やかな場所にあるため、ベルギーに訪れた旅行者でグラン・プラスに立ち寄らない人はいないのではないでしょうか?
最高のベルギーワッフルを食べよう!
ベルギーと言えばワッフルを思い浮かぶ人も多いことでしょう。ワッフルは日本においても馴染みのあるお菓子になりましたよね。日本でベルギーワッフルと言えば、円形で表面が砂糖でコーティングされたカリッとした食感を想像されると思います。しかし本場のベルギーでは日本のようなワッフルをあまり見かけません。実は日本がベルギーワッフルとして売り出しているのはベルギー東部のリエージュ発祥の「リエージュワッフル」なのです。
ブルージュやブリュッセルでは「ブリュッセルワッフル」と呼ばれているタイプをよくに目にします。ブリュッセルワッフルは四角や長方形のふんわりした柔らかな食感。生地に味はついていないため、生クリームやフルーツ、チョコレートをトッピングしていただきます。出来立ての熱々のうちに食べるのが一番美味しい食べ方です。
ベルギーっ子の台所 イロ・サクレ地区
グルメの国ベルギーでは美味しいレストランがたくさんあります。フランス語圏のワロン地方にはフランスにも負けない素晴らしいレストランが多いのですが、こちらでは観光に便利で定評のあるレストランをご紹介しましょう。
グラン・プラスにもほど近い、イロ・サクレ地区は狭い路地ながら両脇にレストランがびっしりと並ぶ、まさに「食い倒れ横丁」です。
中でも「シェ・レオン」はガイドブックにもよく掲載される定番中の定番レストラン。日本人のお客にも慣れているので、気兼ねなく入れるのも良いですね。もちろん味は文句なしです。
本場のベルギービールを楽しみたいなら「デリリウム」がおすすめです。なんとデリリウムでは2400種類ものビールの中からお好きな銘柄をチョイスできます。そのメニューの豊富さからギネスにも認定されたというこのビアカフェはブリュッセルで最も知られたバーとも言えるでしょう。
ベルギーで訪れたいショコラトリー
ヨーロッパのお土産と言えばチョコレートが定番ですよね。中でもベルギーのチョコレートは有名ブランドのゴディバのように日本のチョコレートより味わい深いものが多いと思いませんか。
なぜチョコレートはヨーロッパが中心であり、その中でもベルギーのブランドが良く知られているのでしょうか?
カカオの産地であるコートジボワールやガーナなどのアフリカの国はフランスやイギリスの植民地でした。そのためフランスやイギリスでは上質なカカオを使ったチョコレートが宮廷内や上流階級の間で楽しまれていました。ベルギーでは豊かなカカオを産地にもつ植民地はありませんでしたが、近隣の国からカカオを輸入することができましたので、風味の違うカカオをブレンドして味わい豊かなチョコレートを作り上げることができたのです。
ベルギーを訪れたなら中世ヨーロッパの貴族を魅了してきた老舗のチョコレート食べ比べを楽しんでください。
絵本から飛び出したような街並み ブルージュの歴史地区
ブルージュは首都であるブリュッセルから列車で1時間ほどにある世界遺産に指定された中世の街並みが残る都市です。ブルージュはかつてイギリスや北欧諸国との交易の窓口になったとして13世紀にはハンザ同盟の在外商館が置かれるなど、金融と貿易の一大拠点へと発展しました。
しかし15世紀、ブルージュの貿易港としての役割は突如終わりを迎えることとなります。入江に土砂が埋まり、大型船舶に運航に支障をきたしたのです。海上交通が閉ざされた事で、ブルージュは繁栄の歴史から一転、人々に忘れ去られた街となったのです。
再び脚光を浴びるのは19世紀以降、まるで絵に描いたような中世の街がそのまま残る魅力的な観光都市として世界中の人々に知られることとなったのです。
面積 | 138.40 km2 |
アクセス | 首都ブリュッセルから乗り換えなしのIC(快速列車)の場合、約1時間。 ブルージュ駅から旧市街へは徒歩で15分程度。最寄りの国際空港はブリュッセル空港。 |
民族 | フラマン系が多数。 |
言語 | 主にオランダ語が使われている。 |
ブルージュ歴史地区にあるビール醸造所ドゥハルブマーン
ベルギーに来たなら本場ベルギービールの醸造所を覗いてみたいと思う方は多いはず。ベルギーの素晴らしい点は、美味しいビール醸造所が都市部にもある点です。日本でも訪れたいと思っても場所的に遠いことやせっかく車で向かっても出来立てのビールが飲めなければ残念ですよね。今回は観光の際でも気軽に訪れることができるブルージュのビール醸造所・ドゥハルブマーンをご紹介します。
ベルギーに来たなら本場ベルギービールの醸造所を覗いてみたいと思う方は多いはず。ベルギーの素晴らしい点は、美味しいビール醸造所が都市部にもある点です。日本でも訪れたいと思っても場所的に遠いことやせっかく車で向かっても出来立てのビールが飲めなければ残念ですよね。今回は観光の際でも気軽に訪れることができるブルージュのビール醸造所・ドゥハルブマーンをご紹介します。
穴場のフォトジェニックスポット 聖ヤンハイス風車
風車と言えばお隣のオランダが有名ですが、ここベルギーのブルージュにも知られざる風車があります。1770年に造られた聖ヤンハイス風車です。過去には30基もの風車がこの運河沿いにあったそうですが、現在は数基残るのみとなっています。
天気の良い日は、ブルージュで自転車を借りて運河沿いをサイクリングしてはいかがでしょうか?絵葉書になりそうなフォトジェニックな景色の連続ですよ。
ちなみに聖ヤンハイス風車の中は見学が可能です。ガイドブックでは紹介されることが少ないためブルージュの旧市街とはまた違った雰囲気でのんびりくつろげる場所です。
まとめ
今回は、ベルギー旅行の際には外せないブリュッセルとブルージュの人気スポットについて紹介いたしました。
ベルギーにはフランドル地方のアントワープやゲント、さらにはワロン地方のナミュールやデュルビュイなどまだまだ魅力的な街がたくさんあります。
あなたも自分だけのお気に入りのスポットを見てはいかが・・・?